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11 嫉妬そして独占欲
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夜道を寂しく一人で歩いて家に向かう。
エイプリル先輩に職場で誘われた時、明らかにアレンの殺気を感じた。
しかし2晩も一緒にいると一人の夜が少し寂しくなる。
明日アレン怒ってないといいなあ…
家に帰ってシャワーを浴びる時も寝る時もそんな事が頭の中をぐるぐるしていた。
ー翌日ー
出勤すると既にアレンは制服に着替えてスタンバイしていた。
「おはようジェレミー、よく眠れた?」
僕もおはようを返すが何処かぎこちなくなってしまう。
そこへエイプリル先輩がやってきた。
「あっジェレミーくんおはよう!昨日の夜のデート本当に楽しかったわね!また遊びましょ!」
エイプリル先輩…こんなタイミングで勘違いされやすいセリフ…僕への修行か何かですか?
僕はアレンの方を見られなくてエイプリル先輩に相槌を打ちながらそそくさと退散した。
お仕事が終わり、今日もアレンに沢山教えて貰ったがミスが多くて迷惑かけてしまった。
申し訳なさから、早く帰ろうと思い急いで着替えて準備をする。
よし…準備できた早く帰らなきゃと立ち上がると背後からアレンが僕を呼ぶ。
「ジェレミーここに居たんだ」
ひゃあっ!!と声を上げて跳ね上がる。
別に僕やましい事がある訳じゃないのに。
「俺の事今日は避けてたでしょ、なんで?」
「僕そんな避けてなんて…!!!」
「そぉ?じゃあ俺の車に乗って」
「アレン…僕をどこに連れてくの…」
不安そうな表情で問う。
明らかにアレンは少し苛立ってる。
ここは大人しく従うしかないみたい。
先輩みんなに挨拶して職場を後にしアレンの車の助手席に乗る。
普段明るく話しかけてくるアレンが無言なのが怖い。
僕はシートベルトを両手で握りしめ終始下を向いていた。
「…ジェレミーついたよ」
「あの…アレンここって…」
どう見ても…ラブホテルだよね…
「ここならいくら叫ばれても通報されないと思って」
…アレンの不穏ワード。
洒落にならない、僕はアレンに向かってはははと笑うけれど足に力が入らなかった。
完全に怖気付いて身体が言う事聞かなくなっている。
本能でここはダメだと言っている。
恐怖する僕の腕を痛いくらいグイグイと引っ張って部屋まで連れ込まれてしまった。
僕を壁に追い込んで両手で逃げられなくされる。
そして乱暴に掻き乱すようなキスをしてきた。
んちゅっ…んぅっ…!!
はぁっ…あれんっ…やっ…助け……んんっ…
抵抗しようと身をよじるが恐怖で手足に力が入らなくなる。
「ジェレミー…エイプリルさんと何かした?」
眼光で圧をかけてくる。
「僕エイプリル先輩とは何も…!!!ただ誘われたから一緒にパフェを食べただけで…」
ギラリとアレンの目が光る。
アレンは僕の両肩を爪が食い込むような力でぎゅっと掴み押さえつけてくる。
「俺もまだジェレミーとデートしてないのに!!!」
「そんなっ!!痛いよアレン…離して……アレンは僕とデートしたかったの…?」
涙目で訴える。
「分かりきった質問するのは俺を試してるの?俺専用の奴隷なんだから勝手に主人を変えた罰を与えなきゃ。今日は泣き叫んで意識を失うまでお仕置きしてあげる」
ちょっと待って。
試す?お仕置き?色々考えることがぶっ飛び過ぎていないか。
ひょいと抱えられてベッドに連れて行かれる。
丁度お姫様抱っこのような形になったと思うと投げ捨てるようにベッド降ろされた。
エイプリル先輩に職場で誘われた時、明らかにアレンの殺気を感じた。
しかし2晩も一緒にいると一人の夜が少し寂しくなる。
明日アレン怒ってないといいなあ…
家に帰ってシャワーを浴びる時も寝る時もそんな事が頭の中をぐるぐるしていた。
ー翌日ー
出勤すると既にアレンは制服に着替えてスタンバイしていた。
「おはようジェレミー、よく眠れた?」
僕もおはようを返すが何処かぎこちなくなってしまう。
そこへエイプリル先輩がやってきた。
「あっジェレミーくんおはよう!昨日の夜のデート本当に楽しかったわね!また遊びましょ!」
エイプリル先輩…こんなタイミングで勘違いされやすいセリフ…僕への修行か何かですか?
僕はアレンの方を見られなくてエイプリル先輩に相槌を打ちながらそそくさと退散した。
お仕事が終わり、今日もアレンに沢山教えて貰ったがミスが多くて迷惑かけてしまった。
申し訳なさから、早く帰ろうと思い急いで着替えて準備をする。
よし…準備できた早く帰らなきゃと立ち上がると背後からアレンが僕を呼ぶ。
「ジェレミーここに居たんだ」
ひゃあっ!!と声を上げて跳ね上がる。
別に僕やましい事がある訳じゃないのに。
「俺の事今日は避けてたでしょ、なんで?」
「僕そんな避けてなんて…!!!」
「そぉ?じゃあ俺の車に乗って」
「アレン…僕をどこに連れてくの…」
不安そうな表情で問う。
明らかにアレンは少し苛立ってる。
ここは大人しく従うしかないみたい。
先輩みんなに挨拶して職場を後にしアレンの車の助手席に乗る。
普段明るく話しかけてくるアレンが無言なのが怖い。
僕はシートベルトを両手で握りしめ終始下を向いていた。
「…ジェレミーついたよ」
「あの…アレンここって…」
どう見ても…ラブホテルだよね…
「ここならいくら叫ばれても通報されないと思って」
…アレンの不穏ワード。
洒落にならない、僕はアレンに向かってはははと笑うけれど足に力が入らなかった。
完全に怖気付いて身体が言う事聞かなくなっている。
本能でここはダメだと言っている。
恐怖する僕の腕を痛いくらいグイグイと引っ張って部屋まで連れ込まれてしまった。
僕を壁に追い込んで両手で逃げられなくされる。
そして乱暴に掻き乱すようなキスをしてきた。
んちゅっ…んぅっ…!!
はぁっ…あれんっ…やっ…助け……んんっ…
抵抗しようと身をよじるが恐怖で手足に力が入らなくなる。
「ジェレミー…エイプリルさんと何かした?」
眼光で圧をかけてくる。
「僕エイプリル先輩とは何も…!!!ただ誘われたから一緒にパフェを食べただけで…」
ギラリとアレンの目が光る。
アレンは僕の両肩を爪が食い込むような力でぎゅっと掴み押さえつけてくる。
「俺もまだジェレミーとデートしてないのに!!!」
「そんなっ!!痛いよアレン…離して……アレンは僕とデートしたかったの…?」
涙目で訴える。
「分かりきった質問するのは俺を試してるの?俺専用の奴隷なんだから勝手に主人を変えた罰を与えなきゃ。今日は泣き叫んで意識を失うまでお仕置きしてあげる」
ちょっと待って。
試す?お仕置き?色々考えることがぶっ飛び過ぎていないか。
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丁度お姫様抱っこのような形になったと思うと投げ捨てるようにベッド降ろされた。
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