いのちうるはて、あかいすなはま。
近い未来、「いのち」は、売りに出されるようになっていた。それも、正式な政府のシステムとして。
市役所に勤務する「僕」は、日々その手続きに追われている。
病に伏している恋人。繰り返される「命の値段」についての問い。ふたつに板挟みになった「僕」は
苦悩し、精神をすり減らしていく。
彷徨の果て、「僕」が辿り着いたこたえとは――。
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読了しました。悲しいお話ですが、考えさせられるお話でもありました。主人公の思索がずっと私の頭のなかで余韻を残しています。
嬉しいです。明確な結論が出ない話にできたのは正解でした。
ディストピア近未来物と解釈しましたが、ユニークな設定と主人公の葛藤がひしひし伝わってくる内容ですね。役所の雰囲気が特に秀逸です。
ありがとうございます。役所に関しては想像ですが、伝わってよかったです。
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