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第1章
人生のドン底に落ちた俺
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今日は彼女と付き合って3年目になる記念日
なので、俺はサプライズで彼女の家に行く事にし
た。
俺の彼女は俺より3つ年上のおっとりし
た優しい性格で、いつもニコニコしていた。
彼女はまさに嫁になって欲しい人No.1と言える人だった。
俺は彼女がもう少しで30歳になってしまう前に、今日この記念日に彼女にプロポーズをしようと考えていて、俺のポケットの中には婚約指輪入っている。
俺はこの指輪のために必死に節約して、給料2ヶ月分が吹っ飛ぶくらいの値段のものを買ってきた。
そしてガチャっと彼女の家のドアを開ける
と、何故か男物の靴があった。
それを見た瞬間浮気という言葉が頭を横切ったが、彼女に限ってそんな最低なことはしないと自分に言い聞かせながら、部屋のドアを開けると、なんとそこには知らない男と仲良くテレビを見ている彼女の姿があった。
「・・・なぁ、誰そいつ?なんでイチャイチャ
してんの?」
「え!? な、なんでいるの?」
「なんでって・・・今日は俺達が付き合って3年目の記念日だから早く帰ってきたんだよ! だから上司にわざわざお願いして早く帰してもらったのに・・・なんで、なんで今日に限って浮気なんかしてるんだよ!」
「それは、その・・・」
「どうせ記念日なんて忘れてたんだろ!」
「違う! そんな事ない! 私は昴が1番大切だから!」
「ふざけるな!! てか、お前は誰だ!」
そう言って俺はドンドンと大きな足音をた
てながら詰め寄り、男の胸ぐらを勢いよく掴
んだ。
すると男は「誰だって、俺だって彼女と半年前から付き合ってる彼氏だよ。 まさか、3年間も付き合ってる人がいるなんて知らなかったんだ」
それを聞くと俺は半年間まんまと騙されていた俺と、必死になって別れないでくれと訴えてくる彼女に嫌気がさした。
そして男を掴んでいた手を離し、彼女にこう言った。
「もういいよ、2度と俺に連絡してくるな」
「え!? 考え直してくれないの?」
俺はその言葉に腹を立て殴ってやろうかと
思ったが、逆にそれだと俺の立場が悪くなるので、俺は怒りを抑えてこう言ってやった。
「俺はこの世で1番許せないことは浮気だから! じゃーな!!」
そう言って俺はドアをバンッと閉めて彼女の家を出た。
俺は心が空っぽになりただただボーッと道なりにそって歩いていると、いつの間になませ子供の時によく遊んでいた小学校の近くの公園まで来て
しまっていた。
俺はひとまずその公園のベンチに座り、これからのことを考えることにした。
「はぁー・・・俺の3年間を返してくれよあと、結婚指輪とかどうすんだよ。それに家族にも友達にも俺結婚するとか言っちゃったよ・・・」
そう独りで俺の人生に絶望していると、白いモフモフした子犬くらいの大きさの謎の毛玉みたいな生き物が、俺の膝の上に乗って来た。
俺は突然のことに驚き、「わっ!」と言ってしまった。
するとその生き物は俺の声に驚いたのか、俺の膝から降りてどこかへ走って行こうとしたので、俺は思わずその謎の生き物を追いかけてしまった。
そしてその生き物は公園の端にある小さな森に入
っていった。
俺もその生き物に興味津々だったので生き物について行くと、何故かいつもだったら直ぐに抜けるはずの森がどんどん大きく広がっているように見えた。
そしておかしいと思いながらもこの生き物が気になるし、そもそもここまで来ると一人でちゃんと帰るのか分からなかったので、俺はとりあえずこの生き物について行くという選択肢しか思いつかなかった。
なので、俺はサプライズで彼女の家に行く事にし
た。
俺の彼女は俺より3つ年上のおっとりし
た優しい性格で、いつもニコニコしていた。
彼女はまさに嫁になって欲しい人No.1と言える人だった。
俺は彼女がもう少しで30歳になってしまう前に、今日この記念日に彼女にプロポーズをしようと考えていて、俺のポケットの中には婚約指輪入っている。
俺はこの指輪のために必死に節約して、給料2ヶ月分が吹っ飛ぶくらいの値段のものを買ってきた。
そしてガチャっと彼女の家のドアを開ける
と、何故か男物の靴があった。
それを見た瞬間浮気という言葉が頭を横切ったが、彼女に限ってそんな最低なことはしないと自分に言い聞かせながら、部屋のドアを開けると、なんとそこには知らない男と仲良くテレビを見ている彼女の姿があった。
「・・・なぁ、誰そいつ?なんでイチャイチャ
してんの?」
「え!? な、なんでいるの?」
「なんでって・・・今日は俺達が付き合って3年目の記念日だから早く帰ってきたんだよ! だから上司にわざわざお願いして早く帰してもらったのに・・・なんで、なんで今日に限って浮気なんかしてるんだよ!」
「それは、その・・・」
「どうせ記念日なんて忘れてたんだろ!」
「違う! そんな事ない! 私は昴が1番大切だから!」
「ふざけるな!! てか、お前は誰だ!」
そう言って俺はドンドンと大きな足音をた
てながら詰め寄り、男の胸ぐらを勢いよく掴
んだ。
すると男は「誰だって、俺だって彼女と半年前から付き合ってる彼氏だよ。 まさか、3年間も付き合ってる人がいるなんて知らなかったんだ」
それを聞くと俺は半年間まんまと騙されていた俺と、必死になって別れないでくれと訴えてくる彼女に嫌気がさした。
そして男を掴んでいた手を離し、彼女にこう言った。
「もういいよ、2度と俺に連絡してくるな」
「え!? 考え直してくれないの?」
俺はその言葉に腹を立て殴ってやろうかと
思ったが、逆にそれだと俺の立場が悪くなるので、俺は怒りを抑えてこう言ってやった。
「俺はこの世で1番許せないことは浮気だから! じゃーな!!」
そう言って俺はドアをバンッと閉めて彼女の家を出た。
俺は心が空っぽになりただただボーッと道なりにそって歩いていると、いつの間になませ子供の時によく遊んでいた小学校の近くの公園まで来て
しまっていた。
俺はひとまずその公園のベンチに座り、これからのことを考えることにした。
「はぁー・・・俺の3年間を返してくれよあと、結婚指輪とかどうすんだよ。それに家族にも友達にも俺結婚するとか言っちゃったよ・・・」
そう独りで俺の人生に絶望していると、白いモフモフした子犬くらいの大きさの謎の毛玉みたいな生き物が、俺の膝の上に乗って来た。
俺は突然のことに驚き、「わっ!」と言ってしまった。
するとその生き物は俺の声に驚いたのか、俺の膝から降りてどこかへ走って行こうとしたので、俺は思わずその謎の生き物を追いかけてしまった。
そしてその生き物は公園の端にある小さな森に入
っていった。
俺もその生き物に興味津々だったので生き物について行くと、何故かいつもだったら直ぐに抜けるはずの森がどんどん大きく広がっているように見えた。
そしておかしいと思いながらもこの生き物が気になるし、そもそもここまで来ると一人でちゃんと帰るのか分からなかったので、俺はとりあえずこの生き物について行くという選択肢しか思いつかなかった。
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