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26話 沙也加の強行R17.999
しおりを挟む「おーい・・・・裕哉ー?・・・・寝てる、よね?」
「・・・・・」
呼びかけるも返事のない裕哉。
スヤスヤ気持ちよさそうに眠る裕哉の姿に、沙也加は普段自分がやられるように頬を摘まんでみた。
「・・・むにむに・・・」
「・・・・・・裕哉かわいいっ・・・!!」
摘まんで引っ張るも目を覚ます気配のない裕哉。
それどころか、変な顔の裕哉は可愛かった。
「・・・・えへへ・・・・裕哉寝ちゃった・・・」
「本当に効くんだ・・・睡眠薬・・・」
普段見れない無防備な裕哉の姿にニヤニヤが止まらない沙也加。
そんな沙也加の脳裏には、先ほど入れた白い錠剤が浮かんでいた。
ママに貰った睡眠導入剤。
本来は眠れない人に使う薬だけど、こうやって誰かを眠らせることもできる危険なものだった。
本当はダメだと思いながらも、ライバルが増える危機感と舞依と萌花への嫉妬心から、思い切って使ってみた。
結果、急な眠気に不振がる事も無く裕哉は眠っていた。
沙也加は普段よりも近めのお互いが触れ合う距離で裕哉の傍へ。
そして、眠る裕哉の頭を自身の太ももに乗せ、優しく頭を撫でる。
「カッコいいなぁ・・・裕哉は・・・・」
舞衣や萌花とは違って軽くじゃれ合うことしかできない自分。
それはそれで楽しいけど、やっぱりもっと恋人同士がするようなことをしたかった。
だから、ゲームとはいえ、この前は凄く幸せだった。
だけどそれは仮初のもの。
幸福感を感じていたが、それ以上に根底には嫉妬の感情があった。
頭だけでなく頬や首なんかも撫でてみる。
・・・・好きな人のすべてが魅力的だった。
「あはっ!やっぱり好きだなっ・・・すきっ・・・」
裕哉の頭を膝から降ろすと、頑張って自分のベッドへと移動させる。
そして、裕哉の横に寝転ぶと抱き枕の様に全身で抱きしめ、思う存分クンクンと匂いを嗅ぎ、顔を擦り付ける。
脳内麻薬がどばどばだった。
傍から見れば幼い男女が仲良く抱擁している光景。
しかし実態は、想い人に薬を飲ませて好き勝手に触れているだけ。
「・・・!!・・・沙也加をこんな風にした裕哉が、悪いんだからねっ・・・!」
再び湧き上がる嫉妬心。
目の前の手の届くところにいる、今回を逃せば一生手に入らないかもしれない無抵抗な想い人。
何かを決意した様子になると、沙也加は裕哉の服を脱がせ始めた。
「っ!!!!!!」
「ひ、裕哉って・・・・筋肉質なんだっ・・・・!!」
男の子に耐性がないため顔が赤くなる沙也加。
しかし、体が熱くなる感覚とともに、裕哉から目が離せなくなっていた。
「こ、こんな風になってるんだっ・・・・!!」
そして、全部脱がせたところで自分にはないものに驚愕する。
見るのは生まれて初めてだった。
数秒見つめた後、沙也加も服を脱ぎ始める。
すっぽんぽんでベッドに横になる2人。
お互いの素肌を触れ合いながら再び抱きしめあう。
「あったかい・・・・裕哉・・・」
「・・・・・」
自分よりも高い体温と安心する匂い。
そして胸に耳をあてれば聞こえてくる鼓動。
――ママや妹とは全然違う。
ずっとこのままで居たいと強く感じた。
だけど徐々に湧き上がる別の欲求。
沙也加はその衝動に身を任せ、前に裕哉達がしていたディープキスをするために舌を入れた。
「んっ・・・」
「んんん・・・」
「じゅる・・・じゅる・・・」
「んんっ・・・じゅる・・・」
頭がぼやけるような快感だった。
沙也加の頭にはもうすでに罪悪感などは無くなり、もっとしたい、裕哉を自分のものにしたい!という感情が溢れていた。
その時。
もしどうしても裕哉が欲しいと思ったならこれをして裕哉を落としなさい、とママに言われていたのを思い出す。
沙也加は手元のスマホでママから送られていたリンクを開く。
するとそこには――
「は、裸で身体をっ・・・・!!」
「こ、こんなことするの・・・?!恥ずかしいよっ・・・!!」
男女が裸で激しく声をあげながら上下に動く行為が映っていた。
――そう、セッ○スだ。しかも騎〇位。
沙也加が薬を盛るのも、そして裕哉への気持ちを抑えきれずに最終手段に出るのも、全ては沙也加ママの想定通りだった。
動画内の行為に顔を真っ赤にする沙也加。
恥ずかしすぎて自分にはできそうに思えなかった。
しかし、これは愛し合っている男女が行うもので、幸せな気分になるもの。そして、女が好きな男を落とすためのもの。
そうママが言っていた。
悩む沙也加。
もしやれば恥ずかしいし、最悪裕哉に拒絶されるかもしれない。そう思うと行動に移せなかった。
しかし、ここで逃げれば裕哉と結ばれる可能性は限りなく低く、一生裕哉達の幸せそうな光景を見続けることになる。
――沙也加は、羞恥心よりも裕哉を手に入れる方を選んだ。
「・・・ひ、裕哉っ・・・!!!裕哉・・・!!!」
「んん・・・・・・ん、え、はぁ?!・・・・・・さ、沙也加?!おま何してんの?!」
――裕哉は私のもの!誰にも譲らないんだからっ!
そう羞恥心を振り切った沙也加。
裕哉を仰向けにし裕哉の上に跨る。
そして、ようやく騎乗・・・・の瞬間に、裕哉が目を覚ました。
「裕哉っ!お願い!私は裕哉が好きなのっ!セッ○スしよっ!」
「さささ、沙也加?!自分が何言ってるかわかってる?!さすがに年齢を考えて?!・・・・そ、それに俺には舞依が・・・・」
沙也加が潤んだ顔で懇願する。
しかし、裕哉はこの状況に焦りながらもさすがにマズいと抵抗を試みる。
同級生とディープキスなんかして乱れた生活を送る裕哉だが、元成人済みの経験から超えてはいけないラインはしっかり理解していた。
ここまで行ったらごめんで済まない。
しかし裕哉の目の前にいるのは、沙也加と言う美少女。
しかもその子はすっぽんぽんであり、色々見えてしまっていて、さらには自分とセッ○スをしたくて涙目で懇願している。
――あそこが元気になるのは完全に不可抗力で、男子には回避のしようが無かった。
「ひ、裕哉のここがおっきくなったっ!これで――」
「さ、沙也加!?これは違くて、その――」
「「ブツン」」
「―――ひやぁぁああ!!!」
「―――あああああああああ!!!」
自然の摂理に逆らえず裕哉の裕哉がおっきした。
男なら誰しもが経験する不可抗力。しかし小学生女の沙也加にはわかるはずがなく。
ママからは男側の同意の合図として、アソコが大きくなると聞いていた。
なので当然沙也加は嬉しくなり、勢いよく腰を落とした。
「これで裕哉は私の・・・・えへへ・・・・」
「・・・・・・」
少し経って。
ベットには、少し痛いけど幸せ全開といった表情の沙也加が。
何かを妄想しているのか体を嬉しそうにくねらせていた。
対して、そんな沙也加の正面には、貫通しただけで終わったことへの物足りなさに「好き勝手に貪りたい」というオスとして湧き上がる衝動と、だけどこれ以上はまずいと自制しようとする裕哉がいた。
しかし目の前には、裕哉にとってはあまりにも魅力的な少女の生まれたままの姿が。
近くから感じる甘い匂いと、直接触れ合う肌から感じる温かさと女の子特有の柔らかさが自制心を破壊していく。
そして――
「えへっ・・・裕哉すきっ・・・幸せ」
「くっ・・もう限界だっ・・・さ、沙也加――」
「えへへ・・・・ひろ――――え、きゃっ!?」
――我慢できるはずがなかった。
裕哉は「こんなことをした沙也加が悪いんだからな」と責任転嫁して、沙也加に覆いかぶさるように押し倒した。
そこから1時間はひどいものだった。
解き放たれた獣により、なすすべもなく蹂躙される沙也加。
抵抗しようにも、押し倒されていることもあり逃れられなかった。
暴走した裕哉。
普段の落ち着きのある様子から一変していた。
「沙也加・・・沙也加・・・・!!」
「っ・・・裕哉っ・・・・!!」
そんな裕哉の様子に沙也加は・・・・・・・・めちゃくちゃ幸せを感じていた。
いままではアピールしても無残に失敗していたのに、こんなにガツガツ、必死になって求めてくれるんだ、と。
もちろん少し痛みと疲れを感じるが、それはこの満たされる幸福感に比べれば大したことは無かった。
「はぁ・・・・はぁ・・・・」
「・・・・・・どうしようこれ」
裕哉が理性を取り戻した頃。
ベッドの上は、描写するにはレーティングが高すぎる状況になっていた。
沙也加は、初めての経験に疲労で立つことが出来なかった。
そして裕哉は、スッキリとした身体とは裏腹に、今後発生する問題に頭を抱えた。
★★★
あとがき
舞依か萌花ではなく沙也加が!!!!!!!!!
最近の小学生は早いですねーおじさんには付いて行けない・・・
次回。
R17.999。
読了感謝です!
もしよければ☆☆☆をくれたら作者が喜びます!
また、コメント等もモチベーションが上がります!
今後ともよろしくお願いします!
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