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夜の公園、誰かが喘いでる
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今晩、僕は塾の居残りを喰らってしまった。
「おいおい、お前がそんなに成績が悪いなんて聞いてないぞ」
と教師は言った。
「一体どうしたんだ? 今まで一度だってこんなことはなかったじゃないか」
「すみません……」
「いや、謝ることはないよ。でもなあ、困ったなぁ。もうすぐ模試があるっていうのに……」
「…………」
「先生も色々と忙しいんだよ。ほら、これを見てくれ。この前の小テストの結果だ。見ての通りひどいだろう?」
そう言って彼は僕に答案用紙を見せた。
…ひどい。何も考えていなかったような答案だ。
「今日は居残りだな。」
「えっ……それは嫌です」
「一度くらい折れてみるんだ!」
といってこんな時間に…ちょっと近道して帰ろう。
夜中の公園というのは不思議な雰囲気がある。これは見てみないと分からない。
街灯が綺麗で、物静かで…ん?
「あっ!あぁぁんっ!もっとぉ……!」…………。
「うぅ~! ああぁん!」…………。
「うふっ……いいわぁ!そこぉ! 気持ちぃぃ!!」………………。
「●クッ!! ●ッちゃう!!!」
女性の喘ぎ声!?噓だろ!?しかもかなり激しい! まさか……
「はぁ……はぁ……●キます!」
マジで!?僕は急いで茂みの陰に隠れて様子を伺った。するとそこにはなんとも美しい女性が一人いたのだ。その美しさに一瞬で心を奪われた。
そしてそこにはもう一人、男性がいた。こっちは若めの男性だった。
二人は激しく絡み合い、とても妖艶な雰囲気に包まれていた。
女性の方が一方的に攻められているようにしか見えないのだが、それでも彼女は感じているようだった。
そしてとうとうその時が来たようだ。
「ひゃっ!●クゥー!!!」
ビクン!ビクビク! 彼女は体を痙攣させながら果ててしまった。
夜中の公園でこいつらは何をやってるんだ……。
「おい、何やってんだ?」
と後ろから声を掛けられた。振り向くと例の男が立っていた。
「えっと……あの……」
言葉が出なかった。ヤバい……
「へ、変な声が聞こえまして…」
「まさか…見たのか?」
「す、すいません…」
「頼む!秘密にしてくれ!これがバレると俺捕まるかもしれないから!」
「それで済むなら別にいいんすけど…」
「本当か!?ありがとう!」
正直僕にとっては衝撃的な女性の姿を見たことは咎められなかった。しかし、彼女の方はそうはいかなかった。
「あら、あなたたちまだ子供じゃない。何してたの?」
「そ、それは……」
さっきまであんなに乱れていたというのに、今はすっかり冷静になっていた。
でもところどころ露出していたり、若干汗ばんでいてちょっと妖艶だ。
「こいつ、見ちゃったらしいぞ…」
男が説明してくれた。
「へぇ~私の裸見たんだ。」
「すいませんすいませんすいません…」
「いや、ここでシてるのが悪いか…」
男は頭を掻いている。
「まあいいわ。誰にも言わなければね。」
「はい!言いません!」
僕は必死に誓った。
「じゃあもう行ってもいいよ。」
と言ってくれた。でも一つだけ気になることがあった。
「あなた方、話してみれば結構常識ありますよね?それなのになぜこんな夜の公園でヤってるんですか?」
と聞くと女性は少し微笑んでこう言った。
「だってここだと普通は誰も来ないし、お金もかからないしね♪」
「なるほど……」
正直納得はいっていない。
「じゃあバイバーイ」
そう言って僕たちは別れた。
僕もいつか恋人ができたら…って駄目だよ…
「おいおい、お前がそんなに成績が悪いなんて聞いてないぞ」
と教師は言った。
「一体どうしたんだ? 今まで一度だってこんなことはなかったじゃないか」
「すみません……」
「いや、謝ることはないよ。でもなあ、困ったなぁ。もうすぐ模試があるっていうのに……」
「…………」
「先生も色々と忙しいんだよ。ほら、これを見てくれ。この前の小テストの結果だ。見ての通りひどいだろう?」
そう言って彼は僕に答案用紙を見せた。
…ひどい。何も考えていなかったような答案だ。
「今日は居残りだな。」
「えっ……それは嫌です」
「一度くらい折れてみるんだ!」
といってこんな時間に…ちょっと近道して帰ろう。
夜中の公園というのは不思議な雰囲気がある。これは見てみないと分からない。
街灯が綺麗で、物静かで…ん?
「あっ!あぁぁんっ!もっとぉ……!」…………。
「うぅ~! ああぁん!」…………。
「うふっ……いいわぁ!そこぉ! 気持ちぃぃ!!」………………。
「●クッ!! ●ッちゃう!!!」
女性の喘ぎ声!?噓だろ!?しかもかなり激しい! まさか……
「はぁ……はぁ……●キます!」
マジで!?僕は急いで茂みの陰に隠れて様子を伺った。するとそこにはなんとも美しい女性が一人いたのだ。その美しさに一瞬で心を奪われた。
そしてそこにはもう一人、男性がいた。こっちは若めの男性だった。
二人は激しく絡み合い、とても妖艶な雰囲気に包まれていた。
女性の方が一方的に攻められているようにしか見えないのだが、それでも彼女は感じているようだった。
そしてとうとうその時が来たようだ。
「ひゃっ!●クゥー!!!」
ビクン!ビクビク! 彼女は体を痙攣させながら果ててしまった。
夜中の公園でこいつらは何をやってるんだ……。
「おい、何やってんだ?」
と後ろから声を掛けられた。振り向くと例の男が立っていた。
「えっと……あの……」
言葉が出なかった。ヤバい……
「へ、変な声が聞こえまして…」
「まさか…見たのか?」
「す、すいません…」
「頼む!秘密にしてくれ!これがバレると俺捕まるかもしれないから!」
「それで済むなら別にいいんすけど…」
「本当か!?ありがとう!」
正直僕にとっては衝撃的な女性の姿を見たことは咎められなかった。しかし、彼女の方はそうはいかなかった。
「あら、あなたたちまだ子供じゃない。何してたの?」
「そ、それは……」
さっきまであんなに乱れていたというのに、今はすっかり冷静になっていた。
でもところどころ露出していたり、若干汗ばんでいてちょっと妖艶だ。
「こいつ、見ちゃったらしいぞ…」
男が説明してくれた。
「へぇ~私の裸見たんだ。」
「すいませんすいませんすいません…」
「いや、ここでシてるのが悪いか…」
男は頭を掻いている。
「まあいいわ。誰にも言わなければね。」
「はい!言いません!」
僕は必死に誓った。
「じゃあもう行ってもいいよ。」
と言ってくれた。でも一つだけ気になることがあった。
「あなた方、話してみれば結構常識ありますよね?それなのになぜこんな夜の公園でヤってるんですか?」
と聞くと女性は少し微笑んでこう言った。
「だってここだと普通は誰も来ないし、お金もかからないしね♪」
「なるほど……」
正直納得はいっていない。
「じゃあバイバーイ」
そう言って僕たちは別れた。
僕もいつか恋人ができたら…って駄目だよ…
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