先に喘いだ方の負けだよ

先に喘いだ方の負けだよ

「ねえ、僕さ、花咲さんと、神楽さん、どっちも好きなんだよね。」『え？』
「だからさ、2人共彼女にしていいかな？」
『…………はぁ！？』
2人が同時に声を上げる。まあそうだよね。普通に考えておかしいもんね。でも本気なんだ。僕は本気でこの2人を彼女として側にいて欲しいと思っているんだよ？
『なっ何言ってるのよ！ふざけないで！』
「そっそうよ！冗談が過ぎます！」「ううん、本気。」
真剣な眼差しを向けて言うと2人は黙り込んでしまう。そして、少しの間を置いて口を開いたのは真菜ちゃんだった。
『あのさ、私はあんたのこと好きじゃないから、今日は帰っていい？』その言葉を聞いて、僕は少し悲しくなる。だって僕のことを好きだって言ってくれていたから。でもここで引き下がるわけにはいかない。
「ごめん、それは無理だ。」「なんでよ！私帰るわ！」
真菜ちゃんが立ち上がって帰ろうとする。
「帰らせないよ。」
「ひゃぁん！」
『ちょっと離しなさいよ！』
「嫌だよ。君達は僕のものになるんだ。」
僕はくすぐり始める。『きゃはははは！やめてぇ！もう許してぇ！』
「ダメ。これから一生ずっと一緒にいるんだから、もっと仲良くならないといけないだろ？」
『くぅぅ……ふぐっ……』
「あれれ？君も帰っちゃうのかな？花咲さん？」
『もう私はいいでしょ！帰らせて！や、やぁん！』「だめー。花咲さんにももっと気持ちよくなってもらうためにいっぱいくすぐらないとね？」
『ちょ、ちょっと待ってください！私帰ります！』
「ダメだよ？」僕は無表情のまま手を当てる。
『ひっ！ごめんなさぃ！謝りますから許してください！』
「ダメだよ。これは罰ゲームとかじゃないんなんだから。」
『いやああぁぁぁ！！！』こうして僕は2人の女の子を1日かけてたっぷり可愛がった。こんな幸せがあって良いのかと思ったけど、きっと神様がくれたプレゼントだと思うことにした。
それでも彼女たちは僕に屈したりしなかった。
「彼女になってよ～」
『嫌よ！』「お願いしますよ～」
息も切らして、汗だくになってなんだかエロい彼女たちは、まだ抵抗を続ける。
「じゃあさ、僕が今から二人をくすぐってあげるから、先に喘いだ方が僕の彼女になってよ。」『ふんっ！そんなことできるはずがないでしょう？』
『あなたがくすぐられる姿を見てあげますよ。』
「へぇ～自信満々じゃん。いいよ。それなら、まずは神楽さんからだね。」
僕はそう言いながら彼女の腋の下に刺激を加える。『あっ♡そこはぁ……』
彼女は一瞬喘ぎ声を出してしまうが、すぐに平静を取り戻す。
「どうしたの？感じちゃった？」
『ちっ違うわ！驚いただけ！うぅ…』次は真菜ちゃんの番だ。
『ひゃん！そこぉ……弱いんですぅ……ああんっ！』
「ほら、また声が出てるよ？ここが弱点なのかな？」
『んんっ♡ちがいますぅ……』
しかし、僕のくすぐりにも中々負けを認めない彼女たちだ。ここは一気に責め立てて認めさせるしかないようだ。僕は手を花咲さんのわき腹に移動させて、激しく動かしていく。
『きゃああぁ！！ダメぇ！あぁん♡おかしくなるぅうう！！』
ついに彼女が大きな声で喘いでしまった。これで終わりかと思いきや、次は真菜ちゃんにもやる。真菜ちゃんにはもっとくすぐったいところを攻める。
『あぁああ！！もう無理ですぅうう！！！やめてくださいぃいいいいいいいい！！！』
やはり真菜ちゃんも我慢できずに大きな声で叫んでしまう。
「どっちも彼女になっちゃうよぉ？」
『あぁっ！くっ！ま、まだよ…うぅっ』
『そうよ…誰が、あぁっ！あんたなんかに！ひぃっ！』
ぎりぎりで堪えているのか。なかなか強情だ。
「仕方ないな。こうなったらもっと強くやってやる！」
そう言って僕は更に細かく脇の下をくすぐる。
『きゃはははははは！！！むりぃいいいい！！やめてえええええ！！』『ひゃははは！！！もうだめええ！！いやぁぁ！！』
とうとう二人が限界を迎える。
『あはははは！わかった！認める！認めるからぁ！』
『ひゃははは！私はあなたの彼女にぃい！なります！』
ところがこれを先生に言いつけられて、僕の高校生活は終わりを告げたのだった。