狂った頭にメスを

ふわり

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4話目

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一人の女子が殺された。
「私が肝試ししようなんて言わなければ...」
「真水先輩?」
「私のせいだ!私が皆を誘わなかったらこんなことには...!」
「先輩!!落ち着いてください!」
私は先輩を落ち着かせた。
今、混乱して変な行動に出ると状況が悪化するってわかっていたからだ。
こうゆう時ほど落ち着いて、辺りを散策するべきだ。
「ひとまず、この部屋から出よう」
「うん、そうだね...」
私達は部屋から出てロビーに戻った。
「どうして彼女は殺されていたんだろ?」
「私達がいない間に誰かが...」
「でも、ここに俺ら以外...」
「いや、まだ調べられていない部屋もあるし、ここ部屋が多いけど鍵のかかった部屋もいくつかあったから」
「確かに、俺らが知らない方法で隠れている可能性だってある」
「本当に出られるのかな?」
皆の頭に不安がよぎった。
誰もが、恐怖を感じていた。
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