237 / 255
あ、あれ? 難易度設定間違ってない?
しおりを挟む
「いい加減、ちょろちょろと……うっとおしいんだよね。お前」
刀を構える洞爺に向けて、アークは機体の全重量を乗せた突撃を敢行する。
でたらめな推進力で突っ込んでくるそれを洞爺は刀で受けた。
「おも、い……」
もはや何度目かもわからない復活を遂げたアークの猛攻は激しかった。
今までのわめき散らして注意散漫な様子は微塵も無く、冷静に洞爺達の排除を優先させる。
その豹変ぶりは一気にパワーバランスをアークへと傾けた。
「ぐっ!!」
みしり、と音を立てて耐える腕に洞爺の表情がゆがむ。
そもそも洞爺の戦闘スタイルはその速度を生かしたヒット&ウェイ、真っ向から相手の攻撃を受けるのは極力避けるのが常だ。
それでも、洞爺には受ける理由があった。
「はあ……はあっ!」
その背に脂汗を浮かべ膝をつくフィヨルギュンが居る。
「く……お!」
少しづつ、洞爺の脚が崩れていく。
もはや子供がこねくり回した粘土細工の様にでたらめな人型となったニルヴァーナの全重量を、刀一つで受けていた。
「ほら、どうしたんだい? 僕の首を刎ねたように斬ればいいじゃないか」
声に交じる怒気はさらに洞爺への攻撃へと転化され、その圧力を増していく。
「ぬ、か……せ!!」
洞爺が全身に力を込めて、懸命に押し返そうとするがアリとゾウほどもある物理的な体格差。
さらにはニルヴァーナの全身に備えられているバーニアが煌々と噴射を続けていた。
「今行きます!」
ボロボロになったメイド服を破り捨て、漆黒の戦闘服だけとなったカタリナが疾走する。
「邪魔はさせないよ……終わりの大罪」
全身の至る所に突き出した砲身が一斉にカタリナへ向けられた。
次の瞬間には……
――ガララララ!!
でたらめに連射される弾丸が両腕を交差させたカタリナとその周辺に殺到する。
「ぐあっ!」
砕ける腕の骨、あばら、肩、脚、弾種も口径もまるで頓着せず放たれる銃撃の嵐は瞬く間にカタリナの全身を砕く。
それでもなお、カタリナは即座に再生をさせて健気に射線から逃れる様に迂回しながら接近を試みていた。
「まだか! フィン殿!!」
とうとう支えていた刀が悲鳴を上げ始めて、洞爺が焦るようにフィヨルギュンに問う。
「むり、いわないで……よ」
「くっ! 桜花殿!! 焔殿!!」
無理は承知で遠距離攻撃の手段を持つ二人に助けを求めた。
桜花は何とか大鎌で身体を支えて立ち上がり、焔に至っては砲撃の余波でアルマジロの上に叩きつけられてから反応がない。
その代わり。
「洞爺! スイッチ!」
アルマジロの接続を確立して体勢を整え直す為に、氷柱が落とされてからアルマジロに籠っていたエキドナが戦線に復帰する。
「助かった!」
エキドナの腕力ならば真っ向からでもなんとかなると思われた。
しかし、アークはそれを見逃さない。
「お前は特に気に入らない……」
ニルヴァーナのエンジンの一つを迷わず自爆させる。
すさまじい爆発がその機体をさらに前へと押し出す。
「があっ!!」
――ぴきっ…………かきんっ!
とうとう、洞爺の刀が折れた。
「洞爺っ!!」
何とかその背を支え、エキドナが全力でその機体の突進を止めにかかる。
しかし、出遅れた代償は大きく……とうとう受け止めきれなくなり地面を深くえぐりながら三人を吹き飛ばした。
「はは……ずいぶんと脆いじゃないか。さっきまでの威勢はどうしたんだい?」
油断なく周りを見渡すと一人足りない。
アークは落ち着いて全方位のレーダーを確認すると、丁度自分と重なる所に紅い点があった。
「上か……」
「ずいぶん勘が良うなったな!!」
刀を両手で構え、大上段で斬りかかる氷雨が吠える。
無理をしてジェミニが一人だけ真上まで運んだのだ。
――ガキィン!!
全力を込めた一撃は確かにニルヴァーナの装甲を穿つ、しかし……
「二番自爆」
その真横にあるエンジンが装甲を巻き込んで爆発、氷雨の身体を爆炎が呑み込んだ。
「!?」
ごきん、と肩が外れる嫌な音と共に全身を押しつぶすような衝撃が氷雨の身体を打ち上げる。
幸い息を吸っていなかったおかげで口内は焼けてないが、最悪肺まで炎が回ってしまうくらいにまとわりついた。
「水よ……」
なけなしの魔力でフィンが宙を舞う氷雨の身体を水の魔法で消火するが……着地までは何ともできず、そのまま地面に激突し……刀は少し離れた所に転がる。
完全なワンサイドゲーム、立場が逆転していた。
「ぎゃうぅぅ!!」
そこへジェミニが捨て身の体当たりをして、ようやくニルヴァーナの姿勢がほんの少し揺れる。
「なんだ、お前……あの時の飛竜か」
以外にも、アークはジェミニを覚えていた。
首を傾げて見逃すかどうか、一瞬迷う。
――『人間』ではない
「邪魔だ」
結局、手負いで装甲を裂く力も無いジェミニでは羽虫も同然。
数発、空いている機銃で追い払う程度でアークの意識は洞爺達へと戻る。
「これより掃討を開始する。一度、リセットが必要だ」
弥生に関わって以降、嚙み合わなかった自分の計画。
そろそろ遊びの範疇を越えてきた。
「お前たちさえいなければ……別に海の底にいる必要も無いしな」
ふらふらと何とか立ち上がる桜花、銃弾を浴びせ続けられ再生に手いっぱいのカタリナを見てアークは言う。
「よく、言うわね……今まで散々やられてたくせに」
桜花のその言葉にも、今のアークは何の感慨も浮かばない。
「遊んでいたんだ。間違えるなよ……せっかくの角を心臓の代替にしてその女を救ったせいで……僕の子供を産める身体を無駄にしやがって」
アークはそう言ってカタリナに視線を投げる。
全身の再生をしているせいか、カタリナは何の反応も示せず膝をつき息を荒げたままだ。
そこに容赦なく銃撃を続けるアーク、油断をしているとこの連中は何をしてくるかわからないので徹底する。
「あんたと? 冗談きついわ……」
「まあいいさ、確率的にいつかできるだろうしね。あの弥生ちゃんとキズナちゃんだっけ? しばらくは飼ってあげるよ」
そもそも、完全な機械と人体の融合体を作るのはアークの聖剣として唯一の目的。
その身をもって初めて人間を守るという崇高な役割を担う。
「そりゃ無理よ。ここであんたは殺す……絶対」
ここで、ようやく……アークが『微笑む』。
「勝利による救いなんて信じてるから……僕に殺されたんだ。君の両親はね」
だからこそ、桜花のスタンスだけはアークにとって信用が置ける。
「ぶっ殺す!」
大鎌を一振りし、鬼の形相で襲い掛かる桜花に対して……アークはあまりにも強大だった。
せめて誰かが回復する時間だけでもと願いを込める。
「ようやく、一人かな?」
アークはそんな桜花へ、いびつな右腕を叩きつけた。
刀を構える洞爺に向けて、アークは機体の全重量を乗せた突撃を敢行する。
でたらめな推進力で突っ込んでくるそれを洞爺は刀で受けた。
「おも、い……」
もはや何度目かもわからない復活を遂げたアークの猛攻は激しかった。
今までのわめき散らして注意散漫な様子は微塵も無く、冷静に洞爺達の排除を優先させる。
その豹変ぶりは一気にパワーバランスをアークへと傾けた。
「ぐっ!!」
みしり、と音を立てて耐える腕に洞爺の表情がゆがむ。
そもそも洞爺の戦闘スタイルはその速度を生かしたヒット&ウェイ、真っ向から相手の攻撃を受けるのは極力避けるのが常だ。
それでも、洞爺には受ける理由があった。
「はあ……はあっ!」
その背に脂汗を浮かべ膝をつくフィヨルギュンが居る。
「く……お!」
少しづつ、洞爺の脚が崩れていく。
もはや子供がこねくり回した粘土細工の様にでたらめな人型となったニルヴァーナの全重量を、刀一つで受けていた。
「ほら、どうしたんだい? 僕の首を刎ねたように斬ればいいじゃないか」
声に交じる怒気はさらに洞爺への攻撃へと転化され、その圧力を増していく。
「ぬ、か……せ!!」
洞爺が全身に力を込めて、懸命に押し返そうとするがアリとゾウほどもある物理的な体格差。
さらにはニルヴァーナの全身に備えられているバーニアが煌々と噴射を続けていた。
「今行きます!」
ボロボロになったメイド服を破り捨て、漆黒の戦闘服だけとなったカタリナが疾走する。
「邪魔はさせないよ……終わりの大罪」
全身の至る所に突き出した砲身が一斉にカタリナへ向けられた。
次の瞬間には……
――ガララララ!!
でたらめに連射される弾丸が両腕を交差させたカタリナとその周辺に殺到する。
「ぐあっ!」
砕ける腕の骨、あばら、肩、脚、弾種も口径もまるで頓着せず放たれる銃撃の嵐は瞬く間にカタリナの全身を砕く。
それでもなお、カタリナは即座に再生をさせて健気に射線から逃れる様に迂回しながら接近を試みていた。
「まだか! フィン殿!!」
とうとう支えていた刀が悲鳴を上げ始めて、洞爺が焦るようにフィヨルギュンに問う。
「むり、いわないで……よ」
「くっ! 桜花殿!! 焔殿!!」
無理は承知で遠距離攻撃の手段を持つ二人に助けを求めた。
桜花は何とか大鎌で身体を支えて立ち上がり、焔に至っては砲撃の余波でアルマジロの上に叩きつけられてから反応がない。
その代わり。
「洞爺! スイッチ!」
アルマジロの接続を確立して体勢を整え直す為に、氷柱が落とされてからアルマジロに籠っていたエキドナが戦線に復帰する。
「助かった!」
エキドナの腕力ならば真っ向からでもなんとかなると思われた。
しかし、アークはそれを見逃さない。
「お前は特に気に入らない……」
ニルヴァーナのエンジンの一つを迷わず自爆させる。
すさまじい爆発がその機体をさらに前へと押し出す。
「があっ!!」
――ぴきっ…………かきんっ!
とうとう、洞爺の刀が折れた。
「洞爺っ!!」
何とかその背を支え、エキドナが全力でその機体の突進を止めにかかる。
しかし、出遅れた代償は大きく……とうとう受け止めきれなくなり地面を深くえぐりながら三人を吹き飛ばした。
「はは……ずいぶんと脆いじゃないか。さっきまでの威勢はどうしたんだい?」
油断なく周りを見渡すと一人足りない。
アークは落ち着いて全方位のレーダーを確認すると、丁度自分と重なる所に紅い点があった。
「上か……」
「ずいぶん勘が良うなったな!!」
刀を両手で構え、大上段で斬りかかる氷雨が吠える。
無理をしてジェミニが一人だけ真上まで運んだのだ。
――ガキィン!!
全力を込めた一撃は確かにニルヴァーナの装甲を穿つ、しかし……
「二番自爆」
その真横にあるエンジンが装甲を巻き込んで爆発、氷雨の身体を爆炎が呑み込んだ。
「!?」
ごきん、と肩が外れる嫌な音と共に全身を押しつぶすような衝撃が氷雨の身体を打ち上げる。
幸い息を吸っていなかったおかげで口内は焼けてないが、最悪肺まで炎が回ってしまうくらいにまとわりついた。
「水よ……」
なけなしの魔力でフィンが宙を舞う氷雨の身体を水の魔法で消火するが……着地までは何ともできず、そのまま地面に激突し……刀は少し離れた所に転がる。
完全なワンサイドゲーム、立場が逆転していた。
「ぎゃうぅぅ!!」
そこへジェミニが捨て身の体当たりをして、ようやくニルヴァーナの姿勢がほんの少し揺れる。
「なんだ、お前……あの時の飛竜か」
以外にも、アークはジェミニを覚えていた。
首を傾げて見逃すかどうか、一瞬迷う。
――『人間』ではない
「邪魔だ」
結局、手負いで装甲を裂く力も無いジェミニでは羽虫も同然。
数発、空いている機銃で追い払う程度でアークの意識は洞爺達へと戻る。
「これより掃討を開始する。一度、リセットが必要だ」
弥生に関わって以降、嚙み合わなかった自分の計画。
そろそろ遊びの範疇を越えてきた。
「お前たちさえいなければ……別に海の底にいる必要も無いしな」
ふらふらと何とか立ち上がる桜花、銃弾を浴びせ続けられ再生に手いっぱいのカタリナを見てアークは言う。
「よく、言うわね……今まで散々やられてたくせに」
桜花のその言葉にも、今のアークは何の感慨も浮かばない。
「遊んでいたんだ。間違えるなよ……せっかくの角を心臓の代替にしてその女を救ったせいで……僕の子供を産める身体を無駄にしやがって」
アークはそう言ってカタリナに視線を投げる。
全身の再生をしているせいか、カタリナは何の反応も示せず膝をつき息を荒げたままだ。
そこに容赦なく銃撃を続けるアーク、油断をしているとこの連中は何をしてくるかわからないので徹底する。
「あんたと? 冗談きついわ……」
「まあいいさ、確率的にいつかできるだろうしね。あの弥生ちゃんとキズナちゃんだっけ? しばらくは飼ってあげるよ」
そもそも、完全な機械と人体の融合体を作るのはアークの聖剣として唯一の目的。
その身をもって初めて人間を守るという崇高な役割を担う。
「そりゃ無理よ。ここであんたは殺す……絶対」
ここで、ようやく……アークが『微笑む』。
「勝利による救いなんて信じてるから……僕に殺されたんだ。君の両親はね」
だからこそ、桜花のスタンスだけはアークにとって信用が置ける。
「ぶっ殺す!」
大鎌を一振りし、鬼の形相で襲い掛かる桜花に対して……アークはあまりにも強大だった。
せめて誰かが回復する時間だけでもと願いを込める。
「ようやく、一人かな?」
アークはそんな桜花へ、いびつな右腕を叩きつけた。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
転生をしたら異世界だったので、のんびりスローライフで過ごしたい。
みみっく
ファンタジー
どうやら事故で死んでしまって、転生をしたらしい……仕事を頑張り、人間関係も上手くやっていたのにあっけなく死んでしまうなら……だったら、のんびりスローライフで過ごしたい!
だけど現状は、幼馴染に巻き込まれて冒険者になる流れになってしまっている……
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる