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第三フェーズ ③ 護る為に……
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「大体片付き始めたな」
開始から一時間、少しづつディーヴァの勢いが衰え始めた。
あれだけいたディーヴァの群れが減ってきた証拠である。
「偶に桜花姉が掃除に来てるのは何なんだろうね」
何度目かの様子見に来ていたキズナに真司が声をかけた。
さっきから定期的にハッキングした中型戦車を操作し、ディーヴァの残骸をかき集めている桜花が目撃されていた。
「俺が頼んだ、足場が連中の残骸で動きづらくなってきたからよ」
「あ、そっか」
真司は固定砲台として掃討を行っているが、キズナや洞爺にとっては足場が悪くなるとそれだけ手間取る。
思った以上にこのディーヴァの残骸がネックとなっていた。
「予想通り先発の連中は重火器を持ってねぇ、こっから先はもっと派手な戦いになる」
「わかった……」
「安心しろ。こっから先はお前は回復役だから一旦後ろに下げる」
「う、うん……」
段々慣れてきたディーヴァの相手だが、あくまでも虚を突いた変則的な強襲だから。
本格的な戦いはここからなのだとキズナから改めて聞かされてまた緊張がぶり返してきた真司、それを見越してキズナは笑う。
「本格的な戦闘が初めてにしちゃ上出来だ。そんな顔すんな」
「そうそう、キズナの初戦はおもら『タァン!!』」
「……姉貴、メモリは拾ってやるが?」
「なんでも無いです」
途切れたディーヴァの攻撃に合わせてエキドナが軽口を言おうとしたが、キズナが黙らせる。
事実だけに否定できないので物理的に口を塞ぐしかないからだ。
「楓の姉貴と爺さんで食い止められるまで減ったか……思ったより早いな」
「カタリナと牡丹がやっぱりディーヴァに効果的だね。中型多脚戦車も一人で相手にしてる」
「うれしい誤算だが、こっからが本番だ」
そこまで確認してキズナは腰のポーチから端末を取り出して弥生を呼び出す。
数回のコール音の後、弥生の声が端末から響いた。
『お疲れ様キズナ、みんな無事?』
「安心しろ。全員目立った怪我はねぇ。姉貴が脳天に風穴開けそうになっただけだ」
「姉ちゃん! 僕も無事だよ!」
『真司! 良かった……エキドナさんは大丈夫?』
「妹に銃殺されるところだったよ……」
どうやら無事だと分かったのか、端末の向こうで弥生が胸をなでおろすのが何となくキズナ達にも伝わる。
一息呼吸を入れた後、キズナは続けた。
「第三フェーズのさわりは問題なくクリアだ、避難の状況は?」
『今のところ民間人が40パーセント、予定よりちょっと早いくらい。皆落ち着いて青函トンネルへ向かっているよ』
「そりゃ何よりだ。後は水没してねぇことを祈るだけか?」
『ううん、水没してない。一番前で掘ってるホリーさんが側道の作業穴から覗いたら空調も生きてた』
「すげえな……とりあえず安心したぜ」
味の無くなったガムを吐き捨て、新しいガムを包み紙から丁寧に取り出して口に含むキズナ。
大きな賭けだったが一番の問題点はクリアできている。
『後は桜花さんの解析結果が聞きたいけど、近くにいる?』
「もうすぐ掃除に来るはずだ。10分前に軽く聞いてるが……必要か?」
『お願い』
「先行してる1万のディーヴァと中型多脚戦車は制圧の足掛かりを作るための工作兵だな。戦闘力が高くねぇ。多分ここから先の1万5千が重火器持ちの戦闘用個体だろうって話だ」
『行けそう?』
「できるだけ時間を稼ぐが、指揮所は廃棄も前提にしろ……」
あまりにも多い戦力差に希望的観測など混じる様子はない。
キズナのその言葉は実質的な撤退を弥生に促している。
『分かった……やっぱり国内に誘導してゲリラ戦に切り替えるしかなさそうだね』
「後はどれだけ文香とレンが航空兵器を潰せるかだ……」
『あまり期待できないけどね……まだ見えない?』
「先行隊が早めに潰されてるせいで警戒してるだろうな。もしかしたら……」
――ィィィィィィイイイイイイン!!
はるか遠くで二筋の光を地面に向ける何かがタービン音を響かせ向かってくる様子が見えた。
それらはクロウによって施された暗視の魔法のおかげでキズナやエキドナにははっきり認識できる。二対のプロペラと二対のジェットタービン双発機を装備し……5.56ミリのガトリングガンを6基、誘導ミサイルを4発搭載の……
「……来やがった。大型戦闘機の『ベルファゴール』だ」
『……現時刻を持って秘書部は退避、レンちゃんと文香の支援砲火に移るよ!』
「了解、支援砲火に合わせて……これより俺と姉貴はゲリラ戦に移る」
『へ? ちょ、ちょっとキズナ!! 何言ってんの?』
エキドナがキズナの言葉にうなづいて、スタンガンを真司の首筋に当てる。
「キズナ姉!? エキドナ姉!!」
「ごめんね」
――バチィィ!!
「ぎゃっ!?」
ためらいなくエキドナはスイッチを入れ、不意を突いた真司を一撃で気絶させた。
『真司!?』
その悲鳴に弥生の混乱した声が聞こえるが、キズナの表情は柔らかかった。
「わりぃ、俺と姉貴はここでお別れだ」
「ごめんねぇ、弥生。どう頑張ってシュミレートしても全員無事は無理だったんだ」
『何言ってるの!! だから逃げるって決めたじゃない!!』
「おう、幸い俺と姉貴はしばらく持たせれば足と武器が来るからよ。上手く引きつけといてやるぜ……残りのディーヴァと戦車だけなら。爺さんや騎士団で何とかなるだろう?」
いつも通り、キズナとエキドナはなんでもない風にしゃべる。
それが酷く腹が立つ弥生の声がどんどん大きくなる。
『ダメ!! みんなを逃がして全員生き延びてこっちの勝利だよ!!』
「なに、運が良けりゃまた会えるさ……後の事は爺さんに任せるんだ。いいな?」
『キズナ!! 本当に怒るよ!! 戻って!!』
「へへ、初めてお前の考え出し抜いたな。俺の一勝だ」
『エキドナさん!! やめて!! キズナを!!』
「はっはー、2時間……いや、3時間は頑張るから。何とか皆を逃がしてあげてね」
そうして、キズナは端末を切る。
その直前。
「悪くねぇ休暇だった。ありがとな……弥生」
心の底からの感謝を、初めての親友に伝えて……
「爺さん! 楓の姉貴!! 今からくそ厄介な連中が来る!! 真司を連れて一回門の内側に戻ってくれ!!」
キズナの号令に、洞爺と楓が集まってくる。
桜花達もそんな洞爺達の動きに合わせてキズナの元へ集合していった。
「途中から聞いておったが、本気か?」
憤懣やるせないといった洞爺の表情にキズナは肩をすくめる。
「どうやってもあのデカブツ数千は斬れねぇだろ? おとりで時間稼ぎは必須さ」
「なら儂が……」
「息子どうすんだよ……後で刺されんのはごめんだぜ? もう時間ねぇから行くぞ」
「く……」
「洞爺さん……」
歯が折れるほどの力を込めて事実を噛みしめる洞爺。
確かに、合理で言えば……エキドナとキズナだけであれば近代兵器の相手は一番戦い慣れていた。それでも……
「納得できるか!!」
キズナの胸ぐらをつかみ、洞爺は怒鳴り声をあげた。
「爺さん! ここで戦線崩れたら……全員死ぬんだぜ? 順番、間違えんじゃねぇよ」
「それでもじゃ……考え直せ。まだお主が行く必要はないじゃろ……弥生の嬢ちゃんなら必ず何かを思いつく!」
「それまでに何人死ぬと思う? 何回折れると思う? そんなのは一回で十分だ……頼んだぜ爺さん」
ぽん、とキズナは洞爺の肩に手を置き。
片手で洞爺が掴んだ手をゆっくりと放して……歩き始める。
「行くぜ、姉貴……いつも通り。ひと暴れだ」
「良いんだね?」
ずっと、エキドナはこの案をやめるよう説得した。
これは最後の確認だ。
「………………うん」
それでも成功率は高くない、もしあの世なんてものがあれば……。
そん時はちゃんと謝ろう。
「行こう、姉さん」
「仕方ないねぇ。やろうじゃないか」
通り過ぎる際に何かを感じ取ったカタリナは自らの装備をいくつか手渡し。
牡丹はつまらなそうにため息を一つついた。
眼前に増える二条の光、その下を埋める黒い人形が持つ武装を見て……キズナは思う。
ただただ壊すだけの彼らがなんだか滑稽だと。
「護るって……言ったんだ。初めて」
開始から一時間、少しづつディーヴァの勢いが衰え始めた。
あれだけいたディーヴァの群れが減ってきた証拠である。
「偶に桜花姉が掃除に来てるのは何なんだろうね」
何度目かの様子見に来ていたキズナに真司が声をかけた。
さっきから定期的にハッキングした中型戦車を操作し、ディーヴァの残骸をかき集めている桜花が目撃されていた。
「俺が頼んだ、足場が連中の残骸で動きづらくなってきたからよ」
「あ、そっか」
真司は固定砲台として掃討を行っているが、キズナや洞爺にとっては足場が悪くなるとそれだけ手間取る。
思った以上にこのディーヴァの残骸がネックとなっていた。
「予想通り先発の連中は重火器を持ってねぇ、こっから先はもっと派手な戦いになる」
「わかった……」
「安心しろ。こっから先はお前は回復役だから一旦後ろに下げる」
「う、うん……」
段々慣れてきたディーヴァの相手だが、あくまでも虚を突いた変則的な強襲だから。
本格的な戦いはここからなのだとキズナから改めて聞かされてまた緊張がぶり返してきた真司、それを見越してキズナは笑う。
「本格的な戦闘が初めてにしちゃ上出来だ。そんな顔すんな」
「そうそう、キズナの初戦はおもら『タァン!!』」
「……姉貴、メモリは拾ってやるが?」
「なんでも無いです」
途切れたディーヴァの攻撃に合わせてエキドナが軽口を言おうとしたが、キズナが黙らせる。
事実だけに否定できないので物理的に口を塞ぐしかないからだ。
「楓の姉貴と爺さんで食い止められるまで減ったか……思ったより早いな」
「カタリナと牡丹がやっぱりディーヴァに効果的だね。中型多脚戦車も一人で相手にしてる」
「うれしい誤算だが、こっからが本番だ」
そこまで確認してキズナは腰のポーチから端末を取り出して弥生を呼び出す。
数回のコール音の後、弥生の声が端末から響いた。
『お疲れ様キズナ、みんな無事?』
「安心しろ。全員目立った怪我はねぇ。姉貴が脳天に風穴開けそうになっただけだ」
「姉ちゃん! 僕も無事だよ!」
『真司! 良かった……エキドナさんは大丈夫?』
「妹に銃殺されるところだったよ……」
どうやら無事だと分かったのか、端末の向こうで弥生が胸をなでおろすのが何となくキズナ達にも伝わる。
一息呼吸を入れた後、キズナは続けた。
「第三フェーズのさわりは問題なくクリアだ、避難の状況は?」
『今のところ民間人が40パーセント、予定よりちょっと早いくらい。皆落ち着いて青函トンネルへ向かっているよ』
「そりゃ何よりだ。後は水没してねぇことを祈るだけか?」
『ううん、水没してない。一番前で掘ってるホリーさんが側道の作業穴から覗いたら空調も生きてた』
「すげえな……とりあえず安心したぜ」
味の無くなったガムを吐き捨て、新しいガムを包み紙から丁寧に取り出して口に含むキズナ。
大きな賭けだったが一番の問題点はクリアできている。
『後は桜花さんの解析結果が聞きたいけど、近くにいる?』
「もうすぐ掃除に来るはずだ。10分前に軽く聞いてるが……必要か?」
『お願い』
「先行してる1万のディーヴァと中型多脚戦車は制圧の足掛かりを作るための工作兵だな。戦闘力が高くねぇ。多分ここから先の1万5千が重火器持ちの戦闘用個体だろうって話だ」
『行けそう?』
「できるだけ時間を稼ぐが、指揮所は廃棄も前提にしろ……」
あまりにも多い戦力差に希望的観測など混じる様子はない。
キズナのその言葉は実質的な撤退を弥生に促している。
『分かった……やっぱり国内に誘導してゲリラ戦に切り替えるしかなさそうだね』
「後はどれだけ文香とレンが航空兵器を潰せるかだ……」
『あまり期待できないけどね……まだ見えない?』
「先行隊が早めに潰されてるせいで警戒してるだろうな。もしかしたら……」
――ィィィィィィイイイイイイン!!
はるか遠くで二筋の光を地面に向ける何かがタービン音を響かせ向かってくる様子が見えた。
それらはクロウによって施された暗視の魔法のおかげでキズナやエキドナにははっきり認識できる。二対のプロペラと二対のジェットタービン双発機を装備し……5.56ミリのガトリングガンを6基、誘導ミサイルを4発搭載の……
「……来やがった。大型戦闘機の『ベルファゴール』だ」
『……現時刻を持って秘書部は退避、レンちゃんと文香の支援砲火に移るよ!』
「了解、支援砲火に合わせて……これより俺と姉貴はゲリラ戦に移る」
『へ? ちょ、ちょっとキズナ!! 何言ってんの?』
エキドナがキズナの言葉にうなづいて、スタンガンを真司の首筋に当てる。
「キズナ姉!? エキドナ姉!!」
「ごめんね」
――バチィィ!!
「ぎゃっ!?」
ためらいなくエキドナはスイッチを入れ、不意を突いた真司を一撃で気絶させた。
『真司!?』
その悲鳴に弥生の混乱した声が聞こえるが、キズナの表情は柔らかかった。
「わりぃ、俺と姉貴はここでお別れだ」
「ごめんねぇ、弥生。どう頑張ってシュミレートしても全員無事は無理だったんだ」
『何言ってるの!! だから逃げるって決めたじゃない!!』
「おう、幸い俺と姉貴はしばらく持たせれば足と武器が来るからよ。上手く引きつけといてやるぜ……残りのディーヴァと戦車だけなら。爺さんや騎士団で何とかなるだろう?」
いつも通り、キズナとエキドナはなんでもない風にしゃべる。
それが酷く腹が立つ弥生の声がどんどん大きくなる。
『ダメ!! みんなを逃がして全員生き延びてこっちの勝利だよ!!』
「なに、運が良けりゃまた会えるさ……後の事は爺さんに任せるんだ。いいな?」
『キズナ!! 本当に怒るよ!! 戻って!!』
「へへ、初めてお前の考え出し抜いたな。俺の一勝だ」
『エキドナさん!! やめて!! キズナを!!』
「はっはー、2時間……いや、3時間は頑張るから。何とか皆を逃がしてあげてね」
そうして、キズナは端末を切る。
その直前。
「悪くねぇ休暇だった。ありがとな……弥生」
心の底からの感謝を、初めての親友に伝えて……
「爺さん! 楓の姉貴!! 今からくそ厄介な連中が来る!! 真司を連れて一回門の内側に戻ってくれ!!」
キズナの号令に、洞爺と楓が集まってくる。
桜花達もそんな洞爺達の動きに合わせてキズナの元へ集合していった。
「途中から聞いておったが、本気か?」
憤懣やるせないといった洞爺の表情にキズナは肩をすくめる。
「どうやってもあのデカブツ数千は斬れねぇだろ? おとりで時間稼ぎは必須さ」
「なら儂が……」
「息子どうすんだよ……後で刺されんのはごめんだぜ? もう時間ねぇから行くぞ」
「く……」
「洞爺さん……」
歯が折れるほどの力を込めて事実を噛みしめる洞爺。
確かに、合理で言えば……エキドナとキズナだけであれば近代兵器の相手は一番戦い慣れていた。それでも……
「納得できるか!!」
キズナの胸ぐらをつかみ、洞爺は怒鳴り声をあげた。
「爺さん! ここで戦線崩れたら……全員死ぬんだぜ? 順番、間違えんじゃねぇよ」
「それでもじゃ……考え直せ。まだお主が行く必要はないじゃろ……弥生の嬢ちゃんなら必ず何かを思いつく!」
「それまでに何人死ぬと思う? 何回折れると思う? そんなのは一回で十分だ……頼んだぜ爺さん」
ぽん、とキズナは洞爺の肩に手を置き。
片手で洞爺が掴んだ手をゆっくりと放して……歩き始める。
「行くぜ、姉貴……いつも通り。ひと暴れだ」
「良いんだね?」
ずっと、エキドナはこの案をやめるよう説得した。
これは最後の確認だ。
「………………うん」
それでも成功率は高くない、もしあの世なんてものがあれば……。
そん時はちゃんと謝ろう。
「行こう、姉さん」
「仕方ないねぇ。やろうじゃないか」
通り過ぎる際に何かを感じ取ったカタリナは自らの装備をいくつか手渡し。
牡丹はつまらなそうにため息を一つついた。
眼前に増える二条の光、その下を埋める黒い人形が持つ武装を見て……キズナは思う。
ただただ壊すだけの彼らがなんだか滑稽だと。
「護るって……言ったんだ。初めて」
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