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ウェイランド防衛戦! ② 起きた……
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「さあ、頼むぜ禁忌武装! おおおおおおおおおぉぉぉ!!」
砂ぼこりにまみれ、いまだ耳がじくじくと痛むアルベルトだが役目を全うしようと開き始めた北門から雄たけびを上げて駆けだす。
すでに齢60とは思えないほどその疾走は速く、前線が崩れたディーヴァの群れが再編成に戸惑う。事前の想定では爆撃ではせいぜい先頭の群れを崩して数が減るかも……と言った程度なのだが、弥生の細工により腕や頭が千切れたディーヴァがそこらかしこに散乱していた。
「……ん?」
背後ではアルベルトの身辺を一生懸命支えてきたメイドたち、通称「陛下のお世話し隊」が一撃離脱の準備のためアルベルトを追いかけてくる。それは良い、事前に分かっていたことだ。
しかし、アルベルトは激烈に嫌な予感を感じている。
「何だこりゃ……うんともすんとも言わんが!?」
桜花の言う通りに手順を踏んだにもかかわらず、禁忌武装である『剣』はアルベルトから魔力も吸わないでただただ金属の光沢を返すのみだった。
「どう見ても不発……だよな?」
とは言えとにかく一体くらいディーヴァを斬らないといけない。
後ろでは突撃の姿勢で備えている騎士団が、すぐ横には普段から甲斐甲斐しく自分を支えてくれている美人のメイドさん達が見守ってくれているのだ。
久しぶりに味わう『やってはいけない』のプレッシャーにアルベルトの胃がキリキリと悲鳴を上げる。
「せめてただの剣でも良いから斬れてくれ」
機械油の匂い、漂う土と鋼の焼ける煙、迫る脅威。
仕方なくアルベルトは気持ちを切り替えて近接戦闘に突入した。
「陛下!?」
随伴するメイド長、鍛えすぎてもはや騎士団と同じくらい戦えちゃう人なのでアルベルトの異変にもいち早く気づいた。
「切り込む! のろしを上げろ!!」
「……かしこまりました!!」
もはや迷う暇などない、ディーヴァはこちらを見つけて無事な個体から次々と集まりつつある。
手信号でメイド長が隣のメイドに信号弾の打ち上げを指示するのと、アルベルトが剣を振り上げるのはほぼ同時だった。
黒い表皮、すべての個体が成人男性と同じ程度の大きさで皆一様に同じ姿をしている。その不気味な敵に向けてアルベルトは両手で振りかぶった剣をまっすぐに振り下ろす!
「おおおおぉぉ!」
がきん!
…………切れなかった。
「あれ?」
アルベルトがよくよく見ると……本来、鋭く研がれているはずの『刃』がない。
つまり……ただただディーヴァは殴られただけで、微動だにしていないのだ。実際ディーヴァもそれに気づいており、ただただ鉄の棒で殴られた程度と脅威度が低め、しかもアルベルトが見た目初老の男性なのでディーヴァから攻撃を仕掛けられないという不思議な状況が出来上がってしまう。
「陛下! しゃがんでくださいませ!」
メイド長が腰の剣を抜き放ち、横なぎに振り抜いた。
――ギリャン!!
アルベルトがしゃがむと同時にその頭上を剣が通過、綺麗に刃筋が立った一閃はディーヴァの首を半ばまで切り裂くものの……
「くぅっ!」
さすがにとっさの一撃では両断できず、刃が食い込み剣を取り落してしまった。
「メイド長! くうっ!!」
仕方なくアルベルトは鈍の剣をディーヴァの頭部へ突き入れる。鈍い打撃音としっかり体重を乗せた突きは見事にディーヴァの頭部へ命中し、大きくのけぞる。
その間にアルベルトがメイド長の腰を抱く様に引き寄せ、踵を返した。
「陛下!?」
「ダメだこりゃ! 剣が全く斬れねぇ!!」
周りのメイドも今のやり取りを認識して一斉に引き返す。
ディーヴァもさすがに今のアルベルトの一撃とメイド長の一太刀は脅威とみなしたのか一斉にとびかかり始めた。
その勢いやまるで砂糖菓子に群がるアリの様で、後発の騎士団も思わず背筋が凍るような光景。
「バステト!! すまん! 退く!! この剣使えねぇ!!」
バステト団長も心得たもので引き返すアルベルトの経路を開けたまま戦闘に加わる。
「近衛騎士団! 止めるぞ!!」
一斉にバステト団長を中心にして二列に広がる騎士団。
ウェイランドの騎士、その特徴である防衛の陣形が同じようにいくつも広がっていく。
――あれ? 始まってる?
騎士団の邪魔にならぬように陣形の合間を縫ってメイドと国王が逃げる中、アルベルトの腰に差してある切れない剣から声が響く。
「あ? 今誰かしゃべったか!?」
「いえ?」
その声はアルベルトの耳にだけ、やけにクリアな声音で届いた。
――ごめん、寝てた……チャージ終わってるから、撃って良いよ。
再び、まるでひだまりで寝ぼけているかのような子供の声。
しかし、その言葉の意味が重要でアルベルトは即座に気づく。
腰に差した剣が先ほどまでと違い、淡く光を放ち始めた。
「剣が……しゃべった?」
『おはよ……ごめん、久しぶり過ぎて臨界のさせ方忘れてた』
「臨界!? まったく意味が分からないが!?」
『工夫した。2回まで敵に向かって振るうと良いよ? 射程は40メートル』
「斬れるのか!? 刃が無いのに!!」
『あ、鞘が無いからしまってた』
「はやくだせぇぇ!!」
勢いよく両足を踏ん張ってアルベルトは転進する。
地面をどかどかと踏み、慌てて今度は騎士団の背後から前線へ向かうのだ。
メイドたちは何が起きているのかわからないが一人で行かせる訳にもいかないので……とりあえず追いかける。
「陛下!? 一体何を!?」
「俺が知りたい!! なんかこの剣寝ていたとかぬかしやがる!! バステト!! どいてくれぇ!!」
『おっそいなぁ……あ、老化進んでるんだ。戻してあげるね』
剣が言うが早いか、アルベルトの全力の踏み出しが……
――ズドン!!
地面を陥没させ、その身を十メートルほどの高さに舞い上がらせる。
「あ?」
視界の下に、剣を振るうバステト団長たちが見えた。
『アレが敵? なんだ……てっきり、大型戦車とかだと思ったのに』
明らかに落胆した感じの声に、アルベルトがいろいろ問い詰めたいが。
「良い位置じゃねぇか!」
ハリのある若々しいアルベルトの声に、抜剣の音が重なる。
そう、丁度戦端が丸見えで横薙ぎするのにちょうどいいのだ。何人かの兵士が異変というかアルベルトの声に気づいて上空を仰ぐのと、抜き放たれた光り輝く剣が音を置き去りに大量のディーヴァと地面を派手に抉り抜いたのは同時だった。
「もう一撃!!」
振り抜いた剣を勢いそのままに、今度はまっすぐに、天から地へ破壊の線を引く。
まるでディーヴァの墓標にしようと十字の痕にするように。
砂ぼこりにまみれ、いまだ耳がじくじくと痛むアルベルトだが役目を全うしようと開き始めた北門から雄たけびを上げて駆けだす。
すでに齢60とは思えないほどその疾走は速く、前線が崩れたディーヴァの群れが再編成に戸惑う。事前の想定では爆撃ではせいぜい先頭の群れを崩して数が減るかも……と言った程度なのだが、弥生の細工により腕や頭が千切れたディーヴァがそこらかしこに散乱していた。
「……ん?」
背後ではアルベルトの身辺を一生懸命支えてきたメイドたち、通称「陛下のお世話し隊」が一撃離脱の準備のためアルベルトを追いかけてくる。それは良い、事前に分かっていたことだ。
しかし、アルベルトは激烈に嫌な予感を感じている。
「何だこりゃ……うんともすんとも言わんが!?」
桜花の言う通りに手順を踏んだにもかかわらず、禁忌武装である『剣』はアルベルトから魔力も吸わないでただただ金属の光沢を返すのみだった。
「どう見ても不発……だよな?」
とは言えとにかく一体くらいディーヴァを斬らないといけない。
後ろでは突撃の姿勢で備えている騎士団が、すぐ横には普段から甲斐甲斐しく自分を支えてくれている美人のメイドさん達が見守ってくれているのだ。
久しぶりに味わう『やってはいけない』のプレッシャーにアルベルトの胃がキリキリと悲鳴を上げる。
「せめてただの剣でも良いから斬れてくれ」
機械油の匂い、漂う土と鋼の焼ける煙、迫る脅威。
仕方なくアルベルトは気持ちを切り替えて近接戦闘に突入した。
「陛下!?」
随伴するメイド長、鍛えすぎてもはや騎士団と同じくらい戦えちゃう人なのでアルベルトの異変にもいち早く気づいた。
「切り込む! のろしを上げろ!!」
「……かしこまりました!!」
もはや迷う暇などない、ディーヴァはこちらを見つけて無事な個体から次々と集まりつつある。
手信号でメイド長が隣のメイドに信号弾の打ち上げを指示するのと、アルベルトが剣を振り上げるのはほぼ同時だった。
黒い表皮、すべての個体が成人男性と同じ程度の大きさで皆一様に同じ姿をしている。その不気味な敵に向けてアルベルトは両手で振りかぶった剣をまっすぐに振り下ろす!
「おおおおぉぉ!」
がきん!
…………切れなかった。
「あれ?」
アルベルトがよくよく見ると……本来、鋭く研がれているはずの『刃』がない。
つまり……ただただディーヴァは殴られただけで、微動だにしていないのだ。実際ディーヴァもそれに気づいており、ただただ鉄の棒で殴られた程度と脅威度が低め、しかもアルベルトが見た目初老の男性なのでディーヴァから攻撃を仕掛けられないという不思議な状況が出来上がってしまう。
「陛下! しゃがんでくださいませ!」
メイド長が腰の剣を抜き放ち、横なぎに振り抜いた。
――ギリャン!!
アルベルトがしゃがむと同時にその頭上を剣が通過、綺麗に刃筋が立った一閃はディーヴァの首を半ばまで切り裂くものの……
「くぅっ!」
さすがにとっさの一撃では両断できず、刃が食い込み剣を取り落してしまった。
「メイド長! くうっ!!」
仕方なくアルベルトは鈍の剣をディーヴァの頭部へ突き入れる。鈍い打撃音としっかり体重を乗せた突きは見事にディーヴァの頭部へ命中し、大きくのけぞる。
その間にアルベルトがメイド長の腰を抱く様に引き寄せ、踵を返した。
「陛下!?」
「ダメだこりゃ! 剣が全く斬れねぇ!!」
周りのメイドも今のやり取りを認識して一斉に引き返す。
ディーヴァもさすがに今のアルベルトの一撃とメイド長の一太刀は脅威とみなしたのか一斉にとびかかり始めた。
その勢いやまるで砂糖菓子に群がるアリの様で、後発の騎士団も思わず背筋が凍るような光景。
「バステト!! すまん! 退く!! この剣使えねぇ!!」
バステト団長も心得たもので引き返すアルベルトの経路を開けたまま戦闘に加わる。
「近衛騎士団! 止めるぞ!!」
一斉にバステト団長を中心にして二列に広がる騎士団。
ウェイランドの騎士、その特徴である防衛の陣形が同じようにいくつも広がっていく。
――あれ? 始まってる?
騎士団の邪魔にならぬように陣形の合間を縫ってメイドと国王が逃げる中、アルベルトの腰に差してある切れない剣から声が響く。
「あ? 今誰かしゃべったか!?」
「いえ?」
その声はアルベルトの耳にだけ、やけにクリアな声音で届いた。
――ごめん、寝てた……チャージ終わってるから、撃って良いよ。
再び、まるでひだまりで寝ぼけているかのような子供の声。
しかし、その言葉の意味が重要でアルベルトは即座に気づく。
腰に差した剣が先ほどまでと違い、淡く光を放ち始めた。
「剣が……しゃべった?」
『おはよ……ごめん、久しぶり過ぎて臨界のさせ方忘れてた』
「臨界!? まったく意味が分からないが!?」
『工夫した。2回まで敵に向かって振るうと良いよ? 射程は40メートル』
「斬れるのか!? 刃が無いのに!!」
『あ、鞘が無いからしまってた』
「はやくだせぇぇ!!」
勢いよく両足を踏ん張ってアルベルトは転進する。
地面をどかどかと踏み、慌てて今度は騎士団の背後から前線へ向かうのだ。
メイドたちは何が起きているのかわからないが一人で行かせる訳にもいかないので……とりあえず追いかける。
「陛下!? 一体何を!?」
「俺が知りたい!! なんかこの剣寝ていたとかぬかしやがる!! バステト!! どいてくれぇ!!」
『おっそいなぁ……あ、老化進んでるんだ。戻してあげるね』
剣が言うが早いか、アルベルトの全力の踏み出しが……
――ズドン!!
地面を陥没させ、その身を十メートルほどの高さに舞い上がらせる。
「あ?」
視界の下に、剣を振るうバステト団長たちが見えた。
『アレが敵? なんだ……てっきり、大型戦車とかだと思ったのに』
明らかに落胆した感じの声に、アルベルトがいろいろ問い詰めたいが。
「良い位置じゃねぇか!」
ハリのある若々しいアルベルトの声に、抜剣の音が重なる。
そう、丁度戦端が丸見えで横薙ぎするのにちょうどいいのだ。何人かの兵士が異変というかアルベルトの声に気づいて上空を仰ぐのと、抜き放たれた光り輝く剣が音を置き去りに大量のディーヴァと地面を派手に抉り抜いたのは同時だった。
「もう一撃!!」
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