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終わる日常
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ウェイランドの東西南北に通っている基幹道路。
その西側に向かう道路をキズナとジェノサイドに乗った弥生が歩いていた。
「ええと、今日は西区の加工実習施設の修理立ち合い……だけか。これなら午前中には終わるかなぁ……キズナ、何か買いたいものある?」
「ん? ああ……小麦粉と卵と砂糖……後は何が居るんだっけな?」
「何を作るの?」
ジェノサイドの上からのんびり歩いているキズナに声をかける弥生。その顔には疑問符が浮かんでいた。そんな弥生にキズナは少し言いにくそうに視線を泳がせて、ぽつりと答える。
「今晩クッキー作ろうか……な、と」
「ほえ?」
「クッキーだ、クッキー……」
「キズナって、クッキー作れるの?」
「作れない……あの、そのだな……教えて、くれ。弥生」
顔を真っ赤にしてぶっきらぼうだがキズナが弥生的に可愛く萌えるお願いをしてきた。あまりにもと言えばあまりにもな唐突な友人の言葉に弥生の目が輝く!
「良いよ!! もう手取り足取り教えるが!? 何このかわいい生き物!!」
「だよなぁ!? そうなると思った!! くそっ!! 文香にすりゃよかった!!」
「くっふぅ! そんなこと言わないで! ちゃんと教えるから!!」
鼻血でも出そうな位に興奮しながら弥生は親指を立ててキズナに宣言する。
自分の判断にかなり自信が無くなったキズナがジト目で弥生に釘を刺しておく。
「お前、言いふらかしたら拷問整体の刑に処すからな?」
「そ、それは嫌だなぁ。まあ、真面目な話なんでクッキー?」
言うてみ言うてみ、とキズナを促す弥生さん。
表情は真面目だがキズナの視界の外にある足先はぴこぴこと犬のしっぽみたいに揺れていた。
「あー……昔、パパが大怪我した時があってな。闇医者んところにしばらく住んでた時期があってよ……二週間くらいパパが起きてこなくて不安になってたんだよな俺。そしたら姉貴とママがどこからかクッキーの材料持ってきて焼いてくれたんだよ。そしたらさ……パパが『あ? 開店の時間か?』って起きてきた。それ以来なんかあった時はクッキーになってさ」
「そっかそっか、氷雨さんと焔さんが来たらお祝いにキズナタンはクッキーを焼いてあげたいんだね!? デュフ!!」
「……気持ち悪いのが隠しきれてねぇぞ。次期監理官」
ニタニタと不気味な笑みだが、本人これでも真面目なのだから性質が悪い。
「酷いなぁ、で……どんなクッキー?」
「はあ、まあいい……ええとなぁ、でいあま……でぃあな??? あれ?」
「ディアマンクッキーね。固めて切るやつでしょ?」
「そうそれ!! 砂糖をまぶしてた」
「ほいほい……んじゃあ帰りに買っていこうか」
幸い西区画は農産品とか日用品が豊富にそろえられている。クッキーの材料位すぐに見つかるだろう。仕事自体も立ち会うだけだし、その間にキズナに買い出しに行ってもらっても良い。
「おう、つっても……見てるだけってのは暇だけどな」
「キズナにとっては退屈だもんね。ふぅむ……お爺ちゃんか牡丹さん連れてくればよかったか」
「ん? 別に嫌いじゃねぇよ。なんつったらいいんだ???」
弥生としてはキズナが手持無沙汰なのだろうと思っての言葉だが、少々違った。
キズナからしてみるとこんなのんびりした時間が続くことがなかったので、どういったらいいかわからなかっただけだ。
「ああ、そうだ……悪くない。だ」
こんな時、父親なら何というだろうとキズナが考えた末に紡いだ言葉。
それはこの世界に来るまでは得難い平穏、常に視線に敏感で居続け……聞こえる物音に即座に反応し……笑顔で交わした約束の数秒後には裏切りを疑い……。
この珍妙な秘書官と出会い……姉と再会し。いつからだろう? ゆっくりと闇の中でも眠れるようになっただろう? 視線を気にしないで買い物ができただろう?
――他人に笑えるようになっただろう?
「そっか、じゃあ今度から戦技盤とかカードゲームでも持ち運ぼうかな?」
「遠慮するぜ、お前にはどうやっても勝てねぇんだもん。姉貴より強いんじゃねぇの?」
「エキドナさんとは5分5分だね!! 今度こそ勝ち越して見せる」
隣に家族以外の誰かが居るのが、当たり前になっただろう?
「マジで? 人外極まれりだ……ちょっと離れて歩くぞ? 一緒にされちゃたまったもんじゃねぇ」
「キズナが言う!? 戦闘機とタイマン勝負してたってカタリナさんから聞いたよ!? お爺ちゃんじゃあるまいし!!」
「爺さん……人外カテゴリーかよ」
そんな日常を、許されると思うようになったのだろうか?
――ビィーー! ビィーー!
桜花のおかげで修理されたキズナの携帯端末が、そんな緩やかな日々を引き裂く呼び鈴を鳴らす。
「あん? これから仕事だってのに……」
ポケットから取り出したキズナが、その端末に表示されている文字を見て固まった。
「どうしたのキズナ? フレアベルさんがまた新人さんにトラウマでも……」
何事かと弥生もジェノサイドから降りてキズナの手元を覗き込む。そこに表示されていたのは……
『全天候センサー、北配置分全滅。データから敵対勢力の襲撃と判断、緊急招集コード発動』
「これって……桜花さんの設置しているセンサーの事……だよね?」
「ああ、東西南北に50づつ設置してる……」
そのセンサーはエキドナとキズナが桜花、カタリナから共有された警戒網でもある。
一機当たりの間隔もそれなりに開いていて、どこのセンサーが壊れたのかはすぐに共有される仕組みだ。それが一気に50機も壊れたとなると……。
「戻ろう、キズナ……」
「おう、お前ら……洞爺の爺さんと真司の所に行ってこいつを渡せ」
自分の髪の毛の中に潜んでいた蜘蛛達に、キズナは手書きで『統括ギルド、秘書室に集合。緊急事態』と書いた紙を数枚渡す。これを見れば洞爺達は分かるはずだ。
「夜音ちゃんと糸子さんはジェノサイド、伝えてくれる?」
こくん、とジェノサイドが弥生の言葉に答えて一鳴きする。
これで物陰とかにいる糸子の眷属の蜘蛛が伝えてくれる……らしい。
「これで全員か? ジェミニは?」
「大丈夫、中庭でレンちゃんと何かしてたはず」
「よし、戻るぞ……って何してんだ?」
ギルドに向かうのであれば東に向かうはずなのだが、弥生はジェノサイドに乗ったまま元々向かう方向……西へ動き出す。
「私が居ないと着工できないから、それだけ伝えてすぐ戻るよ!」
「わかった! ジェノサイド! 頼んだぞ!!」
たしかに、仕事を放りだすのは良くない。
どうせ歩いて数分、ジェノサイドが本気で走ればすぐに言って帰ってこれる。
ジェノサイドもキズナの言葉に答える様に片足を振り上げてくるくると回した。
「ったく……何が起こってるってんだ一体」
踵を返すキズナの視界に移るのどかなウェイランドは、いつもと変わらない。
それがこれからも、とは限らなかった。
その西側に向かう道路をキズナとジェノサイドに乗った弥生が歩いていた。
「ええと、今日は西区の加工実習施設の修理立ち合い……だけか。これなら午前中には終わるかなぁ……キズナ、何か買いたいものある?」
「ん? ああ……小麦粉と卵と砂糖……後は何が居るんだっけな?」
「何を作るの?」
ジェノサイドの上からのんびり歩いているキズナに声をかける弥生。その顔には疑問符が浮かんでいた。そんな弥生にキズナは少し言いにくそうに視線を泳がせて、ぽつりと答える。
「今晩クッキー作ろうか……な、と」
「ほえ?」
「クッキーだ、クッキー……」
「キズナって、クッキー作れるの?」
「作れない……あの、そのだな……教えて、くれ。弥生」
顔を真っ赤にしてぶっきらぼうだがキズナが弥生的に可愛く萌えるお願いをしてきた。あまりにもと言えばあまりにもな唐突な友人の言葉に弥生の目が輝く!
「良いよ!! もう手取り足取り教えるが!? 何このかわいい生き物!!」
「だよなぁ!? そうなると思った!! くそっ!! 文香にすりゃよかった!!」
「くっふぅ! そんなこと言わないで! ちゃんと教えるから!!」
鼻血でも出そうな位に興奮しながら弥生は親指を立ててキズナに宣言する。
自分の判断にかなり自信が無くなったキズナがジト目で弥生に釘を刺しておく。
「お前、言いふらかしたら拷問整体の刑に処すからな?」
「そ、それは嫌だなぁ。まあ、真面目な話なんでクッキー?」
言うてみ言うてみ、とキズナを促す弥生さん。
表情は真面目だがキズナの視界の外にある足先はぴこぴこと犬のしっぽみたいに揺れていた。
「あー……昔、パパが大怪我した時があってな。闇医者んところにしばらく住んでた時期があってよ……二週間くらいパパが起きてこなくて不安になってたんだよな俺。そしたら姉貴とママがどこからかクッキーの材料持ってきて焼いてくれたんだよ。そしたらさ……パパが『あ? 開店の時間か?』って起きてきた。それ以来なんかあった時はクッキーになってさ」
「そっかそっか、氷雨さんと焔さんが来たらお祝いにキズナタンはクッキーを焼いてあげたいんだね!? デュフ!!」
「……気持ち悪いのが隠しきれてねぇぞ。次期監理官」
ニタニタと不気味な笑みだが、本人これでも真面目なのだから性質が悪い。
「酷いなぁ、で……どんなクッキー?」
「はあ、まあいい……ええとなぁ、でいあま……でぃあな??? あれ?」
「ディアマンクッキーね。固めて切るやつでしょ?」
「そうそれ!! 砂糖をまぶしてた」
「ほいほい……んじゃあ帰りに買っていこうか」
幸い西区画は農産品とか日用品が豊富にそろえられている。クッキーの材料位すぐに見つかるだろう。仕事自体も立ち会うだけだし、その間にキズナに買い出しに行ってもらっても良い。
「おう、つっても……見てるだけってのは暇だけどな」
「キズナにとっては退屈だもんね。ふぅむ……お爺ちゃんか牡丹さん連れてくればよかったか」
「ん? 別に嫌いじゃねぇよ。なんつったらいいんだ???」
弥生としてはキズナが手持無沙汰なのだろうと思っての言葉だが、少々違った。
キズナからしてみるとこんなのんびりした時間が続くことがなかったので、どういったらいいかわからなかっただけだ。
「ああ、そうだ……悪くない。だ」
こんな時、父親なら何というだろうとキズナが考えた末に紡いだ言葉。
それはこの世界に来るまでは得難い平穏、常に視線に敏感で居続け……聞こえる物音に即座に反応し……笑顔で交わした約束の数秒後には裏切りを疑い……。
この珍妙な秘書官と出会い……姉と再会し。いつからだろう? ゆっくりと闇の中でも眠れるようになっただろう? 視線を気にしないで買い物ができただろう?
――他人に笑えるようになっただろう?
「そっか、じゃあ今度から戦技盤とかカードゲームでも持ち運ぼうかな?」
「遠慮するぜ、お前にはどうやっても勝てねぇんだもん。姉貴より強いんじゃねぇの?」
「エキドナさんとは5分5分だね!! 今度こそ勝ち越して見せる」
隣に家族以外の誰かが居るのが、当たり前になっただろう?
「マジで? 人外極まれりだ……ちょっと離れて歩くぞ? 一緒にされちゃたまったもんじゃねぇ」
「キズナが言う!? 戦闘機とタイマン勝負してたってカタリナさんから聞いたよ!? お爺ちゃんじゃあるまいし!!」
「爺さん……人外カテゴリーかよ」
そんな日常を、許されると思うようになったのだろうか?
――ビィーー! ビィーー!
桜花のおかげで修理されたキズナの携帯端末が、そんな緩やかな日々を引き裂く呼び鈴を鳴らす。
「あん? これから仕事だってのに……」
ポケットから取り出したキズナが、その端末に表示されている文字を見て固まった。
「どうしたのキズナ? フレアベルさんがまた新人さんにトラウマでも……」
何事かと弥生もジェノサイドから降りてキズナの手元を覗き込む。そこに表示されていたのは……
『全天候センサー、北配置分全滅。データから敵対勢力の襲撃と判断、緊急招集コード発動』
「これって……桜花さんの設置しているセンサーの事……だよね?」
「ああ、東西南北に50づつ設置してる……」
そのセンサーはエキドナとキズナが桜花、カタリナから共有された警戒網でもある。
一機当たりの間隔もそれなりに開いていて、どこのセンサーが壊れたのかはすぐに共有される仕組みだ。それが一気に50機も壊れたとなると……。
「戻ろう、キズナ……」
「おう、お前ら……洞爺の爺さんと真司の所に行ってこいつを渡せ」
自分の髪の毛の中に潜んでいた蜘蛛達に、キズナは手書きで『統括ギルド、秘書室に集合。緊急事態』と書いた紙を数枚渡す。これを見れば洞爺達は分かるはずだ。
「夜音ちゃんと糸子さんはジェノサイド、伝えてくれる?」
こくん、とジェノサイドが弥生の言葉に答えて一鳴きする。
これで物陰とかにいる糸子の眷属の蜘蛛が伝えてくれる……らしい。
「これで全員か? ジェミニは?」
「大丈夫、中庭でレンちゃんと何かしてたはず」
「よし、戻るぞ……って何してんだ?」
ギルドに向かうのであれば東に向かうはずなのだが、弥生はジェノサイドに乗ったまま元々向かう方向……西へ動き出す。
「私が居ないと着工できないから、それだけ伝えてすぐ戻るよ!」
「わかった! ジェノサイド! 頼んだぞ!!」
たしかに、仕事を放りだすのは良くない。
どうせ歩いて数分、ジェノサイドが本気で走ればすぐに言って帰ってこれる。
ジェノサイドもキズナの言葉に答える様に片足を振り上げてくるくると回した。
「ったく……何が起こってるってんだ一体」
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