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お前……とうとう……
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統括ギルドの秘書部、それはここ一年未満で新設された統括ギルドの異端の部署。
監理官であるオルトリンデが秘蔵っ子として日下部弥生を秘書官にしたものの、あっという間に仲間を増やして監理官の手に余るレベルとなった一大勢力をまとめ上げた部署である。
その部署は統括ギルドの三階、監理官室の隣の区画の部屋を二つぶち抜いて専用部屋となった。
そこには久しぶりに全員が集められている。
銃と刀を扱う切り込み最速の護衛官、キズナ。
その姉であり、首が取れるおねーさん。エキドナ。
侍、そう表現するしかない作務衣の男性。神楽洞爺
その妻であり秘書部の良心、神楽楓
楓の幼馴染であり、なぜかメイドギルドに席も置く腐女子。桜坂牡丹
古の怪異でパンクファッションの座敷童、家鳴夜音
同じく女郎蜘蛛の南雲糸子
邪竜族と呼ばれる狂暴な竜……かもしれない、レン
白衣のマッドサイエンティスト、間宮桜花
その義妹でメイドのカタリナ。
総勢十名の秘書部メンバー、他にもここには居ないが弥生の移動手段となっている蜘蛛のジェノサイド、飛竜のジェミニ、弟の真司、妹の文香が加わる。
「お疲れ様みんなー」
そして、あらゆる意味で癖の強すぎるメンバーを束ねるのが紙装甲、紙体力、地味、がまず最初に上げられるどこにでもいない女子高生秘書官の弥生だ。
今日も相変わらず茶褐色のベストを羽織って灰色のワンピースと言った安定の地味さである。
最近は流石に事あるごとに地味だとギルド員や受付のお姉さんに心配されるので、キズナを連れて私服だけは何とかまともになりつつあった。
「うむ、こうして集まるのは久しぶりじゃのう……知らぬ顔が増えておるが」
「そうなの、だから顔合わせと思って……洞爺おじいちゃん、こっちの白衣の人と銀髪のメイドさんが桜花さんとカタリナさん。もし携帯とかスマホとか電気機器持ってたら直してくれるしなんかいっぱい武器持ってる」
洞爺が不在の際に加わった桜花とカタリナが一歩前に出て自己紹介を始める。
「こんにちは洞爺……元魔王の間宮桜花よ。直すのが私、壊すのはこっちの妹よ」
「お初にお目にかかります。御姉様の義妹のカタリナと申します」
「うむ、儂は神楽洞爺……こっちが儂の妻の楓じゃ……楓とはすでに?」
「うん、肉じゃがおいしかったわ……また食べに行っていいかな?」
まだエキドナの徹夜調整後なのでにへら、と手を振る桜花に楓と洞爺も笑みを返す。
ある程度は弥生に話に聞いていたのでお互いに素性なんかは気にしない。
「後は糸子さんだけど……」
「そっちは大丈夫ですよ。糸子さん、雪中花ではお世話になりました」
糸子を紹介しようと思ったら、楓が自分から切り出す。
「あらぁ? 雪中花って、もしかして……修学旅行でうちに泊まった子ですぅ?」
「えへへ……そうです! ちゃんと旦那さん捕まえました!!」
嬉しそうに笑い洞爺の腕を取る楓が糸子にvサインを送る。
糸子も記憶を引っ張り出すと確かに、一度夜中に恋愛相談に乗ってあげた女子高生が居たことを思いだした。それが楓だった。
「わぁ!! 本当に!! あの時話していたのが洞爺さんだったんですね?」
「……まて、初耳じゃぞ!! 楓! おぬし何を話した!!」
実は牡丹も糸子と会っているはずなのだが、こっちはすっかり覚えていなかった。
当時は洞爺にどうやって恋愛対象として見てもらえるか奮闘していた楓が、のほほん糸子の雰囲気についついガチの相談をしてしまって……その印象が強かったのである。
「…………(あん時の女子高生か、まさか相手が洞爺だったとは)」
ちなみに結婚の立役者は夜音だった。糸子に頼まれて当時の楓にほんのちょっと運が良くなるように加護をしていたのだが、そのほんのちょっとの御蔭で洞爺が結婚に踏み切る事となる。
「まあ、意外なお知り合いが判明したのは良きかな良きかな。後は……レン?」
弥生が洞爺の慌てふためくのをガン無視して中庭への窓を開けた。
そうするとにゅっとレンが首だけまわして弥生の執務室をのぞき込む。
「呼んだ?」
「うん、今自己紹介中なの……それ何?」
「マグカップ作ってた、ちょっと待って」
レンの手には今まさに造形が終わったばかりのマグカップが持たれていた。
その大きさから考えるに人サイズなのだが……どうやって作ったのかを後回しにする弥生。
ちなみに弥生よりレンの方が器用だ。
「ひぃ、ふぅ……これ全員分?」
「そうだよ」
大小さまざま、どうやら個人の大きさに使いやすいように作っていたらしい。
昼寝をすると言っていたはずなのに。
「ええと、僕は悪い竜じゃないよ? で、良いんだっけ?」
洞爺が仕込んだ小ネタを披露するレン。
その場にいる全員から『スライムに謝れ』と心の中で突っ込みが入るが事実なので黙殺するしかなかった。
「うん、良いよ! 後はレンちゃんがこの国一番の大富豪だから覚えておいてね皆!!」
そんな小ネタより大事な現実。レンの持ち込んだ鱗や牙で作った装備品は他国にめちゃくちゃ高く売れた。かなりその性能に対して割安なのだがそれでも国庫がちゃんと満杯になりそうな試算が出ていた。それを知った全員の眼の色が変わる。汚い大人たちがここにいた……数名子供だが。
「わかった。レン=お金。ね」
「言葉の選び方が雑だからね牡丹!! せめて生き物認定!!」
「はがしたらすぐ生えるの?」
「生える前に君を踏みつぶすからね!? あ、踏んでも死なない……もうヤダこの人類」
「儂の老後は安泰じゃな」
「僕のブレスを斬れる人が老後とかまだまだ早いからね!?」
これが弥生当たりならとっとと突っ込みを切り上げて話を進めるのだが、レンはどうにも人が良く一回一回ちゃんと付き合ってくれるのだ。
まあ、そのおかげで秘書部の良心枠を楓と二分していたりもする。
「さてと、後はジェミニとジェノサイドと……真司と文香はみんな顔合わせしているし……」
大体顔合わせは済んだかな? と弥生はみんなに向き直って本題を告げた。
「じゃあ皆、脱いで?」
場が凍る。
集められた理由が脱げ……と言われれば誰だってそうであるが……
「……(あの目、本気だよ)」
「……(姉貴、うちのボスはいつからウザインデスに弟子入りしやがった?)」
一番付き合いの長いエキドナが死んだ目でキズナとアイコンタクトで会話する。
「どうしたの? ほら脱ごう脱ごう?」
うっきうきの弥生さんだけがその世界で色を帯びていた……
監理官であるオルトリンデが秘蔵っ子として日下部弥生を秘書官にしたものの、あっという間に仲間を増やして監理官の手に余るレベルとなった一大勢力をまとめ上げた部署である。
その部署は統括ギルドの三階、監理官室の隣の区画の部屋を二つぶち抜いて専用部屋となった。
そこには久しぶりに全員が集められている。
銃と刀を扱う切り込み最速の護衛官、キズナ。
その姉であり、首が取れるおねーさん。エキドナ。
侍、そう表現するしかない作務衣の男性。神楽洞爺
その妻であり秘書部の良心、神楽楓
楓の幼馴染であり、なぜかメイドギルドに席も置く腐女子。桜坂牡丹
古の怪異でパンクファッションの座敷童、家鳴夜音
同じく女郎蜘蛛の南雲糸子
邪竜族と呼ばれる狂暴な竜……かもしれない、レン
白衣のマッドサイエンティスト、間宮桜花
その義妹でメイドのカタリナ。
総勢十名の秘書部メンバー、他にもここには居ないが弥生の移動手段となっている蜘蛛のジェノサイド、飛竜のジェミニ、弟の真司、妹の文香が加わる。
「お疲れ様みんなー」
そして、あらゆる意味で癖の強すぎるメンバーを束ねるのが紙装甲、紙体力、地味、がまず最初に上げられるどこにでもいない女子高生秘書官の弥生だ。
今日も相変わらず茶褐色のベストを羽織って灰色のワンピースと言った安定の地味さである。
最近は流石に事あるごとに地味だとギルド員や受付のお姉さんに心配されるので、キズナを連れて私服だけは何とかまともになりつつあった。
「うむ、こうして集まるのは久しぶりじゃのう……知らぬ顔が増えておるが」
「そうなの、だから顔合わせと思って……洞爺おじいちゃん、こっちの白衣の人と銀髪のメイドさんが桜花さんとカタリナさん。もし携帯とかスマホとか電気機器持ってたら直してくれるしなんかいっぱい武器持ってる」
洞爺が不在の際に加わった桜花とカタリナが一歩前に出て自己紹介を始める。
「こんにちは洞爺……元魔王の間宮桜花よ。直すのが私、壊すのはこっちの妹よ」
「お初にお目にかかります。御姉様の義妹のカタリナと申します」
「うむ、儂は神楽洞爺……こっちが儂の妻の楓じゃ……楓とはすでに?」
「うん、肉じゃがおいしかったわ……また食べに行っていいかな?」
まだエキドナの徹夜調整後なのでにへら、と手を振る桜花に楓と洞爺も笑みを返す。
ある程度は弥生に話に聞いていたのでお互いに素性なんかは気にしない。
「後は糸子さんだけど……」
「そっちは大丈夫ですよ。糸子さん、雪中花ではお世話になりました」
糸子を紹介しようと思ったら、楓が自分から切り出す。
「あらぁ? 雪中花って、もしかして……修学旅行でうちに泊まった子ですぅ?」
「えへへ……そうです! ちゃんと旦那さん捕まえました!!」
嬉しそうに笑い洞爺の腕を取る楓が糸子にvサインを送る。
糸子も記憶を引っ張り出すと確かに、一度夜中に恋愛相談に乗ってあげた女子高生が居たことを思いだした。それが楓だった。
「わぁ!! 本当に!! あの時話していたのが洞爺さんだったんですね?」
「……まて、初耳じゃぞ!! 楓! おぬし何を話した!!」
実は牡丹も糸子と会っているはずなのだが、こっちはすっかり覚えていなかった。
当時は洞爺にどうやって恋愛対象として見てもらえるか奮闘していた楓が、のほほん糸子の雰囲気についついガチの相談をしてしまって……その印象が強かったのである。
「…………(あん時の女子高生か、まさか相手が洞爺だったとは)」
ちなみに結婚の立役者は夜音だった。糸子に頼まれて当時の楓にほんのちょっと運が良くなるように加護をしていたのだが、そのほんのちょっとの御蔭で洞爺が結婚に踏み切る事となる。
「まあ、意外なお知り合いが判明したのは良きかな良きかな。後は……レン?」
弥生が洞爺の慌てふためくのをガン無視して中庭への窓を開けた。
そうするとにゅっとレンが首だけまわして弥生の執務室をのぞき込む。
「呼んだ?」
「うん、今自己紹介中なの……それ何?」
「マグカップ作ってた、ちょっと待って」
レンの手には今まさに造形が終わったばかりのマグカップが持たれていた。
その大きさから考えるに人サイズなのだが……どうやって作ったのかを後回しにする弥生。
ちなみに弥生よりレンの方が器用だ。
「ひぃ、ふぅ……これ全員分?」
「そうだよ」
大小さまざま、どうやら個人の大きさに使いやすいように作っていたらしい。
昼寝をすると言っていたはずなのに。
「ええと、僕は悪い竜じゃないよ? で、良いんだっけ?」
洞爺が仕込んだ小ネタを披露するレン。
その場にいる全員から『スライムに謝れ』と心の中で突っ込みが入るが事実なので黙殺するしかなかった。
「うん、良いよ! 後はレンちゃんがこの国一番の大富豪だから覚えておいてね皆!!」
そんな小ネタより大事な現実。レンの持ち込んだ鱗や牙で作った装備品は他国にめちゃくちゃ高く売れた。かなりその性能に対して割安なのだがそれでも国庫がちゃんと満杯になりそうな試算が出ていた。それを知った全員の眼の色が変わる。汚い大人たちがここにいた……数名子供だが。
「わかった。レン=お金。ね」
「言葉の選び方が雑だからね牡丹!! せめて生き物認定!!」
「はがしたらすぐ生えるの?」
「生える前に君を踏みつぶすからね!? あ、踏んでも死なない……もうヤダこの人類」
「儂の老後は安泰じゃな」
「僕のブレスを斬れる人が老後とかまだまだ早いからね!?」
これが弥生当たりならとっとと突っ込みを切り上げて話を進めるのだが、レンはどうにも人が良く一回一回ちゃんと付き合ってくれるのだ。
まあ、そのおかげで秘書部の良心枠を楓と二分していたりもする。
「さてと、後はジェミニとジェノサイドと……真司と文香はみんな顔合わせしているし……」
大体顔合わせは済んだかな? と弥生はみんなに向き直って本題を告げた。
「じゃあ皆、脱いで?」
場が凍る。
集められた理由が脱げ……と言われれば誰だってそうであるが……
「……(あの目、本気だよ)」
「……(姉貴、うちのボスはいつからウザインデスに弟子入りしやがった?)」
一番付き合いの長いエキドナが死んだ目でキズナとアイコンタクトで会話する。
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