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本祭! 格闘大会!! ⑨ 天井から生える首
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「人間が進化すると魔族……で、退化したのがこの世界の魔族」
「で、俺らがこうしていろんな時代や場所から集まったのは。この爆乳眼鏡が世界を守った結果、壊しちゃいけない装置をついぶっ壊したから、と……はた迷惑だな」
「姉ちゃんこれ、元の場所と時代に帰る方法ないよね」
「おにーちゃん、桜花おねーちゃんが崩れ落ちたよ?」
ざっくりとした感じで桜花がカタリナと共にこの世界にたどり着いた経緯を話すと、弥生たちは好き放題にしゃべり始めた。
まったりとリンゴとレモンの果汁を絞ったさわやかな味のする果実水を飲みながら。
「貴方達の理解力が半端ない……もうちょっと『なんだってー!』とか『魔王、桜花様~!!』とか崇めてもいいと思うんだけど?」
「いや、うん……すごい人なんだろうなとは思うけど。エキドナさんが結構近い所まで推理してたし、戻れないのなら戻れないで私は気楽なんです」
実際、エキドナと良く自分たちの状況について考察と確認を繰り返してたので……弥生の感想としては『まあ、そういうパターンかな』と割と冷めた反応にならざるを得ない。
「だからオリオン座っぽいあの星座、なんか変だったんだね」
「ベテルギウスでしょ? あれが爆発して無くなったから単なる筒型よね」
以前、寝る前に真司が空を見上げたら冬の大三角形と呼ばれる正座に近い物を見つけていたが、オリオン座のベルトの部分の星が一つ欠けていたので……たまたまかと思っていたら爆発した様だ。
「桜花さんの宇宙船ってどこまで行ってたんですか?」
「冥王星の外に出てたわね。そのころ既に何世代か代替わりして……魔族として進化した後。空間転移航行が確立して地球に戻ってきたのが私のお父様の代、10世紀も過ぎると国の在り方とか変わるかと思ったらそうでもなくてマジでビビってたわね。懐かしいわ」
当時の桜花はまだ子供で、その後すぐに戦争が始まってしまったらしい。
紆余曲折あって10年がかりで義妹のカタリナと悪者をぶっ飛ばしたはいいが……最後の最後で事故に巻き込まれてここにたどり着いてしまった。
今は万が一自分たち以外、特に対峙した悪者が退治しきれてなかった場合の事に備えて旅をしながらのんびり暮らしていたという事だ。
「それはそうとして、なんでまた俺らがその……時空間爆発に巻き込まれたってわかるんだよ。証拠は?」
「あんたのお姉さん、エキドナとミルテアリアで女子会したんだけど。私が知ってる時代の先から来たのが確認できた事、その千年とちょっと前に生きていたであろう弥生ちゃん達の住んでいた所に私とカタリナも住んでいた時期があってね。ほぼ間違いなく21世紀の日本だろうって推測」
「なるほどな。あのバカ姉貴……こういう重要な事は共有しとけよな……無駄に暴れる所だった」
実際にはエキドナ自身がウェイランドを離れる事は稀で、蜘蛛大量発生事件が無ければつつがなく桜花とも合流できていたので……たらればの話ではあった。
「それと……弥生ちゃん、真司君、文香ちゃん。貴女に話しておくことがあるわ。今の話を聞いて、貴女に会って確信した……日下部夜ノ華、日下部幸太郎は貴方達の両親で間違いないわね?」
そう、桜花は数年前に夜ノ華と幸太郎が転移したときに鉢合わせてその命を救っている。
もしかしたら子供たちもこの世界にいるかも、と彼らが動く原動力と希望を与えた人物でもあった。
「はい、お母さんとお父さんです。だから髪の毛が白かったんだ……ありがとうございます。桜花さん、お父さんとお母さんを助けていただいて」
「姉ちゃん、そう思うんだったらまず桜花姉を牢屋から出してあげてからお礼しようよ……絵面が意味不明だよ」
「今良い事言った! 真司君! お父さんそっくりだ! 突っ込みの仕方が!」
びしぃっと真司を指さして吠える桜花。そう、まだ牢屋から出してもらえてなかった。
「え……似てるの?」
微妙に嫌そうな表情の真司君、思春期なのである。
「え? ああ、ごめんなさい。そうね、父親に似てるって子供からしたら微妙らしいもんね」
「まあいいけど、確かにお母さんとお父さんの事知ってるみたいだね。文香、お父さんとお母さんにやっぱり会えそうだよ」
「やったぁ! どこに居るの?」
当然と言えば当然の疑問で、桜花に弥生やキズナの視線が集まった。
しかし、桜花もこの質問はされると思ってたのか微妙な表情を浮かべる。
「ごめん、実は数年前に会って生計基盤を立てるとこまでは一緒に居たんだけど……そのぅ、ミルテアリアなのよ」
「うあ、ニアミス……じゃあ今は何処に居るのかわかんないんですね」
「うん、そう。まあ多分元気でやってると思うわよ? 特に幸太郎が慎重派だから」
桜花の見立てでは多分、旅をしてしらみつぶしに探しているだろうという事。
弥生が夢の中で会った時と、三カ国会議の時に意識を失ってる時は確かに何処か良くわからないけど遠くに居る事だけは分かったので桜花の推測も的外れではなかった。
「とりあえず、これ以上は俺らだけじゃなく姉貴や洞爺の爺さんもいた方が良いんじゃねえか?」
話が込み入り始めてキズナの頭が追いつけなくなりそうな頃、控えめに提案する。
実は文香が割と正確に状況の把握ができていて『勉強って大事だな……姉貴、反省するからかえっていたら教えてくれ』と内心思ってた。
「そうだね……これ以上はまた説明の繰り返しにもなっちゃうし。桜花さん、しばらく留まる予定在ります?」
「別に急いでないけど……もう一個だけとんでもない事がわかってるから確認だけ行きたいかな。ベルトリア共和国って誰か知っている人いる?」
「ベルトリア共和国? なんだよ、あのちょんぱ野郎に心当たりあんのか?」
「あの国なら……確かクワイエットの出身だったと思うから。頼めば案内してくれると思いますけど」
正直、あまりいい思い出が無いし……あそこの評議会館。まだ基礎工事が終わったばかりだ。
「そのちょんぱって私とカタリナが倒した奴じゃないかなって……そいつだとしたら何か痕跡が残ってると思う。よく無事だったわね……あいつ物理も魔法もこなす化け物なのに」
桜花の記憶では戦車や無人兵器による波状攻撃で魔法をガンガン使わせて、その隙に少数精鋭で奇襲をかけて、なおかつ戦術核の爆弾を使って……それでもピンピンしていた。
この時代、この場所では戦闘方法も限られるし魔法だって当時よりは多様化しつつも威力は低い。
どうやって退けたのかは謎である。
「斬って殴って撃った。次回は磨り潰す」
「の、脳筋戦法……まあ、エキドナが居れば多少有利に戦えるかぁ……で、本人今どこよ?」
「エキドナおねーちゃん、自分探しの旅に出たの」
「だな、ついでにママとパパを探しに行ってる……なんだその目」
何気なく文香の言葉を補足したキズナの言葉を聞いて、桜花がにまにまと人の悪い笑みを浮かべる。
「いやぁ、ママとパパ、ね。貴女可愛い呼び方してるのね?」
「!? てめぇ!!」
指摘されて顔を真っ赤にするキズナだが、周りの……文香や真司、弥生の顔も視界に入り。
その表情にさらなる羞恥が上乗せされる。
「な!! おい! ふつうだろう!? お前らまで何笑いこらえてるんだよ!?」
「いや、うん……可愛いわよ。キズナ」
「弥生!!」
そう、今まで誰もが指摘してこなかったキズナのパパ、ママ呼び。
気づいていた、みんなが気づいていたけど尊すぎて誰も指摘してこなかったのだ。
「……お袋と親父は「ママとパパ」」
――タァン!
「ひゃん!?」
桜花の頭のてっぺんにぴょんと出ていたアホ毛が爆ぜる。
ちなみに銃をホルスターから抜いてトリガーを引くまで、弥生以外誰も認識できないほどの速さだった。
「ママとパパ、なんか文句はありやがりますか? 魔王様……厨二乙」
「ないですぅ! ってさりげなく厨二とかいうな!?」
すでに魔物だの魔法にどっぷりつかってる生活なので今更魔王とか言われても、と弥生がこれまた冷めた言葉を内心でつぶやく。
「今どき魔王って……」
まあ、言葉にも出すけど!?
「自分で名乗ったらおしまいだよね」
「偶におにーちゃんが腕に包帯巻いてるのと一緒だよね?」
「「こはっ!?」」
真司と桜花が二人そろって傷を負う。言わなきゃいいのに。とキズナも呆れるしかない。
そんな時だった。
――――ぁぁぁぁあああああ
「うん?」
「なんだ?」
遠吠えのような、悲鳴のような……甲高い声が空から降ってきた。
「外の音は通るけど……声は通さないようにしてあるのに……あ、いや。これはまさか」
桜花の遮音カーテンは設定上、自分と義妹の声は外から通す。
つまり聞こえる声はカタリナという訳なのだが……。
「なんで空から?」
真司が至極真っ当な疑問をつぶやいた瞬間、牢屋の天井から轟音と共に角の生えた銀髪の首が生えてきたのだった。
「で、俺らがこうしていろんな時代や場所から集まったのは。この爆乳眼鏡が世界を守った結果、壊しちゃいけない装置をついぶっ壊したから、と……はた迷惑だな」
「姉ちゃんこれ、元の場所と時代に帰る方法ないよね」
「おにーちゃん、桜花おねーちゃんが崩れ落ちたよ?」
ざっくりとした感じで桜花がカタリナと共にこの世界にたどり着いた経緯を話すと、弥生たちは好き放題にしゃべり始めた。
まったりとリンゴとレモンの果汁を絞ったさわやかな味のする果実水を飲みながら。
「貴方達の理解力が半端ない……もうちょっと『なんだってー!』とか『魔王、桜花様~!!』とか崇めてもいいと思うんだけど?」
「いや、うん……すごい人なんだろうなとは思うけど。エキドナさんが結構近い所まで推理してたし、戻れないのなら戻れないで私は気楽なんです」
実際、エキドナと良く自分たちの状況について考察と確認を繰り返してたので……弥生の感想としては『まあ、そういうパターンかな』と割と冷めた反応にならざるを得ない。
「だからオリオン座っぽいあの星座、なんか変だったんだね」
「ベテルギウスでしょ? あれが爆発して無くなったから単なる筒型よね」
以前、寝る前に真司が空を見上げたら冬の大三角形と呼ばれる正座に近い物を見つけていたが、オリオン座のベルトの部分の星が一つ欠けていたので……たまたまかと思っていたら爆発した様だ。
「桜花さんの宇宙船ってどこまで行ってたんですか?」
「冥王星の外に出てたわね。そのころ既に何世代か代替わりして……魔族として進化した後。空間転移航行が確立して地球に戻ってきたのが私のお父様の代、10世紀も過ぎると国の在り方とか変わるかと思ったらそうでもなくてマジでビビってたわね。懐かしいわ」
当時の桜花はまだ子供で、その後すぐに戦争が始まってしまったらしい。
紆余曲折あって10年がかりで義妹のカタリナと悪者をぶっ飛ばしたはいいが……最後の最後で事故に巻き込まれてここにたどり着いてしまった。
今は万が一自分たち以外、特に対峙した悪者が退治しきれてなかった場合の事に備えて旅をしながらのんびり暮らしていたという事だ。
「それはそうとして、なんでまた俺らがその……時空間爆発に巻き込まれたってわかるんだよ。証拠は?」
「あんたのお姉さん、エキドナとミルテアリアで女子会したんだけど。私が知ってる時代の先から来たのが確認できた事、その千年とちょっと前に生きていたであろう弥生ちゃん達の住んでいた所に私とカタリナも住んでいた時期があってね。ほぼ間違いなく21世紀の日本だろうって推測」
「なるほどな。あのバカ姉貴……こういう重要な事は共有しとけよな……無駄に暴れる所だった」
実際にはエキドナ自身がウェイランドを離れる事は稀で、蜘蛛大量発生事件が無ければつつがなく桜花とも合流できていたので……たらればの話ではあった。
「それと……弥生ちゃん、真司君、文香ちゃん。貴女に話しておくことがあるわ。今の話を聞いて、貴女に会って確信した……日下部夜ノ華、日下部幸太郎は貴方達の両親で間違いないわね?」
そう、桜花は数年前に夜ノ華と幸太郎が転移したときに鉢合わせてその命を救っている。
もしかしたら子供たちもこの世界にいるかも、と彼らが動く原動力と希望を与えた人物でもあった。
「はい、お母さんとお父さんです。だから髪の毛が白かったんだ……ありがとうございます。桜花さん、お父さんとお母さんを助けていただいて」
「姉ちゃん、そう思うんだったらまず桜花姉を牢屋から出してあげてからお礼しようよ……絵面が意味不明だよ」
「今良い事言った! 真司君! お父さんそっくりだ! 突っ込みの仕方が!」
びしぃっと真司を指さして吠える桜花。そう、まだ牢屋から出してもらえてなかった。
「え……似てるの?」
微妙に嫌そうな表情の真司君、思春期なのである。
「え? ああ、ごめんなさい。そうね、父親に似てるって子供からしたら微妙らしいもんね」
「まあいいけど、確かにお母さんとお父さんの事知ってるみたいだね。文香、お父さんとお母さんにやっぱり会えそうだよ」
「やったぁ! どこに居るの?」
当然と言えば当然の疑問で、桜花に弥生やキズナの視線が集まった。
しかし、桜花もこの質問はされると思ってたのか微妙な表情を浮かべる。
「ごめん、実は数年前に会って生計基盤を立てるとこまでは一緒に居たんだけど……そのぅ、ミルテアリアなのよ」
「うあ、ニアミス……じゃあ今は何処に居るのかわかんないんですね」
「うん、そう。まあ多分元気でやってると思うわよ? 特に幸太郎が慎重派だから」
桜花の見立てでは多分、旅をしてしらみつぶしに探しているだろうという事。
弥生が夢の中で会った時と、三カ国会議の時に意識を失ってる時は確かに何処か良くわからないけど遠くに居る事だけは分かったので桜花の推測も的外れではなかった。
「とりあえず、これ以上は俺らだけじゃなく姉貴や洞爺の爺さんもいた方が良いんじゃねえか?」
話が込み入り始めてキズナの頭が追いつけなくなりそうな頃、控えめに提案する。
実は文香が割と正確に状況の把握ができていて『勉強って大事だな……姉貴、反省するからかえっていたら教えてくれ』と内心思ってた。
「そうだね……これ以上はまた説明の繰り返しにもなっちゃうし。桜花さん、しばらく留まる予定在ります?」
「別に急いでないけど……もう一個だけとんでもない事がわかってるから確認だけ行きたいかな。ベルトリア共和国って誰か知っている人いる?」
「ベルトリア共和国? なんだよ、あのちょんぱ野郎に心当たりあんのか?」
「あの国なら……確かクワイエットの出身だったと思うから。頼めば案内してくれると思いますけど」
正直、あまりいい思い出が無いし……あそこの評議会館。まだ基礎工事が終わったばかりだ。
「そのちょんぱって私とカタリナが倒した奴じゃないかなって……そいつだとしたら何か痕跡が残ってると思う。よく無事だったわね……あいつ物理も魔法もこなす化け物なのに」
桜花の記憶では戦車や無人兵器による波状攻撃で魔法をガンガン使わせて、その隙に少数精鋭で奇襲をかけて、なおかつ戦術核の爆弾を使って……それでもピンピンしていた。
この時代、この場所では戦闘方法も限られるし魔法だって当時よりは多様化しつつも威力は低い。
どうやって退けたのかは謎である。
「斬って殴って撃った。次回は磨り潰す」
「の、脳筋戦法……まあ、エキドナが居れば多少有利に戦えるかぁ……で、本人今どこよ?」
「エキドナおねーちゃん、自分探しの旅に出たの」
「だな、ついでにママとパパを探しに行ってる……なんだその目」
何気なく文香の言葉を補足したキズナの言葉を聞いて、桜花がにまにまと人の悪い笑みを浮かべる。
「いやぁ、ママとパパ、ね。貴女可愛い呼び方してるのね?」
「!? てめぇ!!」
指摘されて顔を真っ赤にするキズナだが、周りの……文香や真司、弥生の顔も視界に入り。
その表情にさらなる羞恥が上乗せされる。
「な!! おい! ふつうだろう!? お前らまで何笑いこらえてるんだよ!?」
「いや、うん……可愛いわよ。キズナ」
「弥生!!」
そう、今まで誰もが指摘してこなかったキズナのパパ、ママ呼び。
気づいていた、みんなが気づいていたけど尊すぎて誰も指摘してこなかったのだ。
「……お袋と親父は「ママとパパ」」
――タァン!
「ひゃん!?」
桜花の頭のてっぺんにぴょんと出ていたアホ毛が爆ぜる。
ちなみに銃をホルスターから抜いてトリガーを引くまで、弥生以外誰も認識できないほどの速さだった。
「ママとパパ、なんか文句はありやがりますか? 魔王様……厨二乙」
「ないですぅ! ってさりげなく厨二とかいうな!?」
すでに魔物だの魔法にどっぷりつかってる生活なので今更魔王とか言われても、と弥生がこれまた冷めた言葉を内心でつぶやく。
「今どき魔王って……」
まあ、言葉にも出すけど!?
「自分で名乗ったらおしまいだよね」
「偶におにーちゃんが腕に包帯巻いてるのと一緒だよね?」
「「こはっ!?」」
真司と桜花が二人そろって傷を負う。言わなきゃいいのに。とキズナも呆れるしかない。
そんな時だった。
――――ぁぁぁぁあああああ
「うん?」
「なんだ?」
遠吠えのような、悲鳴のような……甲高い声が空から降ってきた。
「外の音は通るけど……声は通さないようにしてあるのに……あ、いや。これはまさか」
桜花の遮音カーテンは設定上、自分と義妹の声は外から通す。
つまり聞こえる声はカタリナという訳なのだが……。
「なんで空から?」
真司が至極真っ当な疑問をつぶやいた瞬間、牢屋の天井から轟音と共に角の生えた銀髪の首が生えてきたのだった。
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