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迷子の迷子の保護者達、貴方の家族はどこですか? ③
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「で、なんで夜ノ華さんは強くなろうとしてるのかな?」
お仕置きデコピンで結局そのまま眠ってしまった夜ノ華は昨晩のご飯分も口に詰め込みながら首をかしげる。それほどまでに由利崎灰斗の質問の意味が解らなかった。
「ふっへ、はははへはひほほはふんひゃはひはは」
「それのみこんでからしゃべっていいですよ? 何を言ってるのかさっぱりわからないので……」
「はひ……んぐ、ぷは……だって戦えないと困りません?」
「すみません、その答えもさっぱりわかりません」
そもそも旅の護衛にと由利崎灰斗とレティシアは幸太郎と夜ノ華にくっついて旅を始めたのだ。
最初に幸太郎が弓を持っているが狩猟の経験が薄く、食糧確保のため使い方を灰斗に習い始めたのをきっかけに夜ノ華も便乗して戦い方を教えてほしいとレティシアに申し出る。
幸太郎はまあいい、せっかく高性能の西洋弓を持て余すのももったいないので教えるのはやぶさかではなかったし、センスもあった。
夜ノ華は……身体能力、それも走るに限ればかなりのアスリートでわざわざ戦わなくとも逃げればいいのだ。自分やレティシアが居れば大概の獣や野党、魔物ですら片手間で始末できる。
「えええぇぇ、だって敵がいっぱい来たりしたら……」
「ううーん、あの……レティシアさんが例えば戦車とかに視界全部が埋まるほど囲まれたらどうなると思います?」
「へ?」
普段から旅装として革で補強して実用性も兼ねるレベルのドレスを身に着けている彼女、その武器は周りの無機物全てであり一抱えある大岩を片手で持ち上げぶん投げる。かなりの巨木を力任せに引っこ抜き即席こん棒にして叩き潰す。お店で飾られていたディスプレイ用の大槌を笑いながら地面にたたきつけクレーターを作り出す。などなど、でたらめと書いてレティシアと読み始めた灰斗が夜ノ華に問う。
「ええと、多分轢かれて死んじゃう?」
「……なるほど、大体わかりました。答えはレティシアさんが戦車を素手で解体して鉄の弾を量産、それを時速300キロくらいで投擲して戦車を全滅させる。が正解です」
「……うそ」
「じゃあ、私とレティシアさん。戦ったらどっちが勝つと思います?」
「え、それは由利崎さんでしょ? 手合わせって朝に練習試合してたら必ず由利崎さんが勝つもん」
「ええ、私が勝ちますね。ですが先の質問、戦車に囲まれたら私は成す術無く逃げるに徹するしかありません。運が悪いと主砲どころか機銃で撃たれてお終いです」
「ん? んんん?」
夜ノ華の頭上に大きな?マークが浮かぶ。戦車の大群にレティシアは余裕で勝てる、そのレティシアに灰斗は確実に勝てる、しかし……戦車の大群には絶対勝てない灰斗。まるでじゃんけんである。
「得意分野が違うんですよ。彼女は対多数戦、魔物や軍隊と戦うのに長けています。私はまあ、一対一ぐらいにしか能がないので彼女に勝てる。それだけの事です」
「つまり?」
「私とレティシアさんが居ればほぼどんな状況でもひっくりかえせちゃうんです。幸太郎と夜ノ華さんが戦う必要性は無いって事です」
「そう、なの?」
「ええ、それこそ先日の真っ黒な竜を覚えていますか?」
レティシアと灰斗が夜ノ華たちと同行して数日後、街道で見かけた巨大な黒竜。なぜかいびきをかいて昼寝をしていたのだ。夜ノ華と幸太郎は気が動転して大騒ぎしながら逃げたのだが……灰斗とレティシアからすれば殺気も何も感じないあの竜は多分温厚なのだろうと落ち着いて二人を追いかける。
「怖かった……」
「あの竜、多分犬猫より大人しいですよ。まあ、危険だったとしても私とレティシアさんで何とかできる自信があります」
「えええ……」
「だからわざわざ戦い方を鍛える必要は無いんですよ? 狩りを覚えていただけると私とレティシアさんはすごく助かるので」
そう、戦力と言う意味ではレティシアと灰斗で十分どころか下手をすれば小さな国も二人だけで落とせてしまう。魔法がこの世界にはあるが純然たる物理力の塊に対抗するにはそれ相応の準備が必要だ。
「う……でも、その……なんかこう映画の主人公みたく格好よく戦ってみたいなぁという夢と言うか浪漫があってですね」
「……あ、そういう事でしたか」
「ええ、その……はい」
しかもあわよくば格好よく子供たちを救えるくらいに強くなれれば、と夜ノ華は欲を出しただけの事であった。
「まあ、それならレティシアさんに学ぶのはやめた方が良いかな。私の方からレティシアさんに言っておくから今度から私が少し教えましょう……でも、あの手甲は止めましょうね? かなり使いにくいし、夜ノ華さんに向いてる武器がありますので幸太郎に量産してもらいましょう」
灰斗は浪漫の味方だった。
「良いんですか!?」
「まあ、護身用程度です。積極的に前に出ないでくださいね? 間違えて私の間合いに飛び込むとバラバラになっちゃいますし」
下手に禁止するより、自分の邪魔にならない様にうまく誘導しよう。そんな魂胆で灰斗は夜ノ華に教える事にした。そのせいで後々大変なことになるのだが今の彼らにはあずかり知らぬ事。
「りょ、了解です」
「では朝ごはんがすんだら次の目的地に向かいましょうか」
「ええと、どこでしたっけ?」
「幸太郎に馬車を作ってもらうためにドワーフの集落だね。なんでも徒歩じゃ大変になって来たからだそうで、彼が昨日決めた」
「ああ、じゃあ暫く動けませんね。今度は定食屋さんでも開こうかしら?」
子供達への目印兼旅費稼ぎのメインイベント、これで三か所目になるのだが早くも夜ノ華は頭を切り替えて地元の食材あさりをどうするか考え始める。
そんな夜ノ華の切り替えの早さを灰斗はうらやましく思う、なんだかんだと刀を捨てきれない自分とは違うから。
「おーい、夜ノ華。灰斗も荷造り手伝ってくれないか? 保存食作るのに夢中になってレティシアさんが動いてくれないんだ」
少し離れたところから幸太郎が夜ノ華と灰斗に助けを求める。偶にレティシアは何かをやり始めると没頭する癖があり、そうなると長いのだ。このままではお昼まで身動きが取れないと幸太郎が判断した。
「ああ、今行くよ」
「待って、私まだ串焼き一本残ってる!!」
「夜ノ華……灰斗を困らせるなよ? どんだけ食べるんだ」
「私太らないので!」
「僕に喧嘩売ってるんだな? そうなんだな!?」
仲いいなぁ。そんな二人の掛け合いを隣で聞きながら灰斗は離れ離れになった自らの祖母を想う。
どこにいるのやら、まあ目立つ人だしどこかで会えるだろう。と気持ちを切り替えて荷造りの手伝いに向かうのであった。
お仕置きデコピンで結局そのまま眠ってしまった夜ノ華は昨晩のご飯分も口に詰め込みながら首をかしげる。それほどまでに由利崎灰斗の質問の意味が解らなかった。
「ふっへ、はははへはひほほはふんひゃはひはは」
「それのみこんでからしゃべっていいですよ? 何を言ってるのかさっぱりわからないので……」
「はひ……んぐ、ぷは……だって戦えないと困りません?」
「すみません、その答えもさっぱりわかりません」
そもそも旅の護衛にと由利崎灰斗とレティシアは幸太郎と夜ノ華にくっついて旅を始めたのだ。
最初に幸太郎が弓を持っているが狩猟の経験が薄く、食糧確保のため使い方を灰斗に習い始めたのをきっかけに夜ノ華も便乗して戦い方を教えてほしいとレティシアに申し出る。
幸太郎はまあいい、せっかく高性能の西洋弓を持て余すのももったいないので教えるのはやぶさかではなかったし、センスもあった。
夜ノ華は……身体能力、それも走るに限ればかなりのアスリートでわざわざ戦わなくとも逃げればいいのだ。自分やレティシアが居れば大概の獣や野党、魔物ですら片手間で始末できる。
「えええぇぇ、だって敵がいっぱい来たりしたら……」
「ううーん、あの……レティシアさんが例えば戦車とかに視界全部が埋まるほど囲まれたらどうなると思います?」
「へ?」
普段から旅装として革で補強して実用性も兼ねるレベルのドレスを身に着けている彼女、その武器は周りの無機物全てであり一抱えある大岩を片手で持ち上げぶん投げる。かなりの巨木を力任せに引っこ抜き即席こん棒にして叩き潰す。お店で飾られていたディスプレイ用の大槌を笑いながら地面にたたきつけクレーターを作り出す。などなど、でたらめと書いてレティシアと読み始めた灰斗が夜ノ華に問う。
「ええと、多分轢かれて死んじゃう?」
「……なるほど、大体わかりました。答えはレティシアさんが戦車を素手で解体して鉄の弾を量産、それを時速300キロくらいで投擲して戦車を全滅させる。が正解です」
「……うそ」
「じゃあ、私とレティシアさん。戦ったらどっちが勝つと思います?」
「え、それは由利崎さんでしょ? 手合わせって朝に練習試合してたら必ず由利崎さんが勝つもん」
「ええ、私が勝ちますね。ですが先の質問、戦車に囲まれたら私は成す術無く逃げるに徹するしかありません。運が悪いと主砲どころか機銃で撃たれてお終いです」
「ん? んんん?」
夜ノ華の頭上に大きな?マークが浮かぶ。戦車の大群にレティシアは余裕で勝てる、そのレティシアに灰斗は確実に勝てる、しかし……戦車の大群には絶対勝てない灰斗。まるでじゃんけんである。
「得意分野が違うんですよ。彼女は対多数戦、魔物や軍隊と戦うのに長けています。私はまあ、一対一ぐらいにしか能がないので彼女に勝てる。それだけの事です」
「つまり?」
「私とレティシアさんが居ればほぼどんな状況でもひっくりかえせちゃうんです。幸太郎と夜ノ華さんが戦う必要性は無いって事です」
「そう、なの?」
「ええ、それこそ先日の真っ黒な竜を覚えていますか?」
レティシアと灰斗が夜ノ華たちと同行して数日後、街道で見かけた巨大な黒竜。なぜかいびきをかいて昼寝をしていたのだ。夜ノ華と幸太郎は気が動転して大騒ぎしながら逃げたのだが……灰斗とレティシアからすれば殺気も何も感じないあの竜は多分温厚なのだろうと落ち着いて二人を追いかける。
「怖かった……」
「あの竜、多分犬猫より大人しいですよ。まあ、危険だったとしても私とレティシアさんで何とかできる自信があります」
「えええ……」
「だからわざわざ戦い方を鍛える必要は無いんですよ? 狩りを覚えていただけると私とレティシアさんはすごく助かるので」
そう、戦力と言う意味ではレティシアと灰斗で十分どころか下手をすれば小さな国も二人だけで落とせてしまう。魔法がこの世界にはあるが純然たる物理力の塊に対抗するにはそれ相応の準備が必要だ。
「う……でも、その……なんかこう映画の主人公みたく格好よく戦ってみたいなぁという夢と言うか浪漫があってですね」
「……あ、そういう事でしたか」
「ええ、その……はい」
しかもあわよくば格好よく子供たちを救えるくらいに強くなれれば、と夜ノ華は欲を出しただけの事であった。
「まあ、それならレティシアさんに学ぶのはやめた方が良いかな。私の方からレティシアさんに言っておくから今度から私が少し教えましょう……でも、あの手甲は止めましょうね? かなり使いにくいし、夜ノ華さんに向いてる武器がありますので幸太郎に量産してもらいましょう」
灰斗は浪漫の味方だった。
「良いんですか!?」
「まあ、護身用程度です。積極的に前に出ないでくださいね? 間違えて私の間合いに飛び込むとバラバラになっちゃいますし」
下手に禁止するより、自分の邪魔にならない様にうまく誘導しよう。そんな魂胆で灰斗は夜ノ華に教える事にした。そのせいで後々大変なことになるのだが今の彼らにはあずかり知らぬ事。
「りょ、了解です」
「では朝ごはんがすんだら次の目的地に向かいましょうか」
「ええと、どこでしたっけ?」
「幸太郎に馬車を作ってもらうためにドワーフの集落だね。なんでも徒歩じゃ大変になって来たからだそうで、彼が昨日決めた」
「ああ、じゃあ暫く動けませんね。今度は定食屋さんでも開こうかしら?」
子供達への目印兼旅費稼ぎのメインイベント、これで三か所目になるのだが早くも夜ノ華は頭を切り替えて地元の食材あさりをどうするか考え始める。
そんな夜ノ華の切り替えの早さを灰斗はうらやましく思う、なんだかんだと刀を捨てきれない自分とは違うから。
「おーい、夜ノ華。灰斗も荷造り手伝ってくれないか? 保存食作るのに夢中になってレティシアさんが動いてくれないんだ」
少し離れたところから幸太郎が夜ノ華と灰斗に助けを求める。偶にレティシアは何かをやり始めると没頭する癖があり、そうなると長いのだ。このままではお昼まで身動きが取れないと幸太郎が判断した。
「ああ、今行くよ」
「待って、私まだ串焼き一本残ってる!!」
「夜ノ華……灰斗を困らせるなよ? どんだけ食べるんだ」
「私太らないので!」
「僕に喧嘩売ってるんだな? そうなんだな!?」
仲いいなぁ。そんな二人の掛け合いを隣で聞きながら灰斗は離れ離れになった自らの祖母を想う。
どこにいるのやら、まあ目立つ人だしどこかで会えるだろう。と気持ちを切り替えて荷造りの手伝いに向かうのであった。
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