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1章
剛腕経営者:リュミエッタ④
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相談者がいない時にはちゃっかりと作ったお菓子とお茶を持ち込んでくつろぐファリスに2日前の1件を話すと、思いの外詳しい回答が返ってくる。
「ここ数年頻発してるな……確かにあのリュミエッタの商会は被害も群を抜いて多い。衛兵連中が見回りを増やし続けているがいたちごっこだ」
『そうですのね。平和になった代わりに問題が噴出ではアイゼン陛下も落ち着きませんわね』
「まあそうだな。で、あのお嬢さんの店が離職者が多い原因はわかったのかい?」
『それが……』
当初、離職原因はリュミエッタの性格に難アリだとセリスもヘリヤも思っていたが……昨日お店の従業員に聞いて回ったり、店内の様子を見る限りそれほど致命的な問題が見つからなかったのだ。
――確かにリュミエッタ様は強引なところはあるが、ちゃんと理由がはっきりしている。
――忙しくても必ず話は聞いてくれる。
――人手が足りない店舗には自分からヘルプに来てくれる。
むしろまさに商売人という一面と経営者としての一面が合致していて、従業員のモチベーションは低くない。強引な所はあるがちゃんと働く側の事情も汲んでシフトを作っている。
悪い意見もあるが全体的に見れば許容できる範囲の数で、大量離職理由になりえるかと言われると自信がなかった。
『辞めた方に話を聞ければ良いのですが』
もはやそうしたほうが早いまである。後は別な理由が思いついているのだが、できればそうであってほしくはないとセリスは陰鬱な気分になった。
「ああ、それでヘリヤは居ないのか」
『ええ、先日の万引き犯の方々に話を聞いてもらいつつ辞めた方の中でお話が聞ければと思いまして』
「仕事を辞める連中の言い分なんて大概は金か人間関係だと思うがね。んなことより細々した相談も合間に乗ってるんだろう? 子猫のしつけに夫婦喧嘩の解決方法まで……あんたなんでそんなにおせっかいなんだ?」
思ったよりも相談依頼が多いとファウナは感じる。しかもわざわざここに相談することか? と首を傾げる内容がほとんどだ。
とても貴族の令嬢が好き好んでやることではない。
『だって困ってるでしょう?』
しかし、セリスは当たり前のことだろうと言わんばかり。
そんな様子に何故かファウナは彼女の笑顔が脳裏に浮かぶ。
「そりゃあな、魔族の連中は皆そんなに人がいいのかい?」
そもそも戦争の際に植え付けられた魔族は悪、非道な種族というプロパガンダは根強く残っていた。地方であればなおさらでこの国の首都であるからこそセリスやヘリヤは表立って差別されてないだけ。
お城ですら彼女たちのことを怖がるものは少なからずいる。
『いいえ、犯罪者もそれなりに居ますし。魔法が使える者が多いので取り締まりも大変かなぁ』
「……俺達人間と同じだな」
アイゼンがセリスを初め魔族のことを話す際、必ず自分たちと同じであるという言葉は建前であって建前ではない。
それがこの数日、一緒の館の中で顔を合わせたファウナの印象である。
『同じですわよ。それを知ってもらいたくて、ここを開設したんです』
「うん? 俺にはよくわからん。まあ給料もいいし俺は菓子を作ってお茶を煎れるだけだ」
魔族も人間も同じだろうと言う認識のファウナは首を傾げる、情報は手に入れるが世辞にはあまり興味がないのでセリスのその言葉は別な意味で響かない。
自由に仕事ができている現状が一番なのだから。
『いつもありがとうございます。この場で食べたり飲んだりできないのが悔やまれますが』
「仕方ないだろう。魔眼が制御できねぇんじゃ……それに、ヘリヤから聞いた。俺のレシピを魔王城で再現して食べてるんだろう? 美味かったか?」
ヘリヤからは魔王城では達人クラスのクッキー職人がいるという話で、焼き菓子を中心にレシピを渡している。
まさかそのクッキー職人が魔王城の統括をしている老紳士だとは思ってない。
『ええ、とても。特にあの白くて丸い小さなクッキーが口溶け良くていくらでも食べれちゃいます』
「そりゃ良かった。さて、と。生地がちょうど寝かせ終わる頃だ……俺は行くぜ。ヘリヤに戻ったら顔を出すよう伝えといてくれ」
最後のクッキーを口に放り込んでファウナは次のレシピを渡すからな、とセリスに告げる。
『楽しみにしてますわね。ありがとう』
ひらひらと椅子に腰掛けながら手を振るセリス。
「ああ……そっちもリュミエッタの件が解決すると良いな。じゃあな」
とても使用人とは思えない態度だが、セリスは気にしない。
むしろこうして気軽に話しかけてもらえることが嬉しいのだ。
『さて、と……ヘリヤが戻るまでに原因を考えておこうかしら』
のんびりと机に向き直り、手帳にガラスペンでサラサラと書き入れていく問題点と確認の結果。
内部的な問題点よりも外部的な問題があるのではと徐々に浮き彫りになる。
『もしかしたら、これ……何か悪いことが絡んでるわよね』
リュミエッタは多分性格がアレなだけで、商売に対しては誠実な気がした。直接かかわりが少ない自分でもそう思うのだから働いている従業員も最初こそ面食らうだろうが受け入れてるような状態である。
となると……。
先日の万引き犯絡みで……と安直に考えてしまう。しかし、売上に問題があるならばともかく離職原因にはどうつながるのか……それがわからなかった。
――トントン
考えが止まるのを見計らったのか、控えめなノック音が響く。
『は~い……と、声が出ないのはちょっと不便ね』
椅子から立ち上がり、ドアを開けるとぴしっとオールバックにしてメガネを掛けた小柄な少年。ファットマンのレオスが立っていた。
「失礼します、セリスお嬢様。耳に入れておきたいことがございましてご訪問させていただきました。今少々お時間を頂いてもよろしいでしょうか?」
律儀に一礼してお伺いを立てるレオスになんとなく魔王城の執事長を思い出しながらセリスは言葉を紡ぐ。
『ええ、ちょっと考え事をしてただけだからどうぞ』
しかし、レオスは頭を下げたまま……見えてないのだから。
そんなもどかしさも後々の改善点と心に書きとめて、セリスはぽんぽん、と優しくレオスの肩を叩く。
そうするとレオスも気づいたのか、失礼します。とひと声かけてから顔を上げてセリスの紡いだ光の文字を読んだ。
「ありがとうございます」
『どうぞ入ってそこのソファーに座ってください。ちょっと前までファウナが居たんだけれど……お茶を入れてもらおうか』
「いえ、そんなに長居はいたしませんので」
『そ、そう』
妙に硬いレオスの言葉に若干たじろぎながらも、先に自分が座らないとレオスも座らなさそうなのでセリスはそそくさと自分の椅子に座る。
「その椅子は座り心地いかがですか?」
唐突にレオスに振られる椅子の座り心地に付いての感想。
もちろん悪いわけがない、木造りの椅子は魔王領では高級品でしっかりとしたしなりがあるこの感触がセリスには新鮮だった。
『とてもいいわ、長く座っていても腰が痛くならないの。魔王領だと石造りが一般的だから固くないし』
「そうでしたか。では祖母に伝えておきます」
『え!?』
「祖母は木工職人でその椅子を作ったのです。きっと喜ぶでしょう」
『あらまあ……』
手を口元……辺りに持っていき驚くセリス。
『お祖母様が職人さんなのですか?』
「はい、とても丁寧に作ってくれていますので長く保ちます。不都合あれば私にご用命ください。祖母に手直しを頼みますので」
『全く不満はないわ。わざわざありがとう』
ひょっとしてそれが要件なのかと心がほっこりするセリス。しっかりと角を落とし、丁寧に表面を処理した椅子に指を這わす。とても滑らかな手触りに頬がほころんだ。
「それは何よりでございます。では、要件を……先日のミュリエッタ商会の服屋での一件でございますが。衛兵の詰め所より感謝の書簡と盗みを働いた2名の男女についての取り調べの概略を頂いております。読みますか?」
『あら早い、大丈夫よ。いただけるかしら』
「こちらに」
ソファーに座る前にレオスはその書簡を腰のポーチから出して手渡す。
「……」
そのままレオスはソファーに座るでもなく、セリスの方を見ながら直立不動のままで……なんとなくセリスは居心地が悪くなってきた。
『ど、どうしたの?』
「使用人ですので」
……なるほど、レオスはとても律儀な性格なのだろう。
たとえ許可されてもきっと座らない。そう思ったセリスはそそくさと書簡の封を外して中身を読み進める。
『ふうん』
内容は半分予想通りで、ヘリヤを向かわせてくれた(ということにヘリヤがした)セリスへのお礼と……
『元盗賊団で元リュミエッタさんの服屋の従業員?』
なんとまあ、リュミエッタの商会の元従業員……不義にも程があると呆れつつも確かに盗みを働き慣れていたということにも合点がいった。
ヘリヤが気づかなかったらそのまま盗まれていただろう。
「ずいぶんと大胆ですね」
『うん?』
「話の概略はヘリヤメイド長から聞き及んでおります。おそらくですが……」
そう言ってレオスから語られる今回の問題に付いての考察にセリスは魔王城で目をまん丸くするのだった。
「ここ数年頻発してるな……確かにあのリュミエッタの商会は被害も群を抜いて多い。衛兵連中が見回りを増やし続けているがいたちごっこだ」
『そうですのね。平和になった代わりに問題が噴出ではアイゼン陛下も落ち着きませんわね』
「まあそうだな。で、あのお嬢さんの店が離職者が多い原因はわかったのかい?」
『それが……』
当初、離職原因はリュミエッタの性格に難アリだとセリスもヘリヤも思っていたが……昨日お店の従業員に聞いて回ったり、店内の様子を見る限りそれほど致命的な問題が見つからなかったのだ。
――確かにリュミエッタ様は強引なところはあるが、ちゃんと理由がはっきりしている。
――忙しくても必ず話は聞いてくれる。
――人手が足りない店舗には自分からヘルプに来てくれる。
むしろまさに商売人という一面と経営者としての一面が合致していて、従業員のモチベーションは低くない。強引な所はあるがちゃんと働く側の事情も汲んでシフトを作っている。
悪い意見もあるが全体的に見れば許容できる範囲の数で、大量離職理由になりえるかと言われると自信がなかった。
『辞めた方に話を聞ければ良いのですが』
もはやそうしたほうが早いまである。後は別な理由が思いついているのだが、できればそうであってほしくはないとセリスは陰鬱な気分になった。
「ああ、それでヘリヤは居ないのか」
『ええ、先日の万引き犯の方々に話を聞いてもらいつつ辞めた方の中でお話が聞ければと思いまして』
「仕事を辞める連中の言い分なんて大概は金か人間関係だと思うがね。んなことより細々した相談も合間に乗ってるんだろう? 子猫のしつけに夫婦喧嘩の解決方法まで……あんたなんでそんなにおせっかいなんだ?」
思ったよりも相談依頼が多いとファウナは感じる。しかもわざわざここに相談することか? と首を傾げる内容がほとんどだ。
とても貴族の令嬢が好き好んでやることではない。
『だって困ってるでしょう?』
しかし、セリスは当たり前のことだろうと言わんばかり。
そんな様子に何故かファウナは彼女の笑顔が脳裏に浮かぶ。
「そりゃあな、魔族の連中は皆そんなに人がいいのかい?」
そもそも戦争の際に植え付けられた魔族は悪、非道な種族というプロパガンダは根強く残っていた。地方であればなおさらでこの国の首都であるからこそセリスやヘリヤは表立って差別されてないだけ。
お城ですら彼女たちのことを怖がるものは少なからずいる。
『いいえ、犯罪者もそれなりに居ますし。魔法が使える者が多いので取り締まりも大変かなぁ』
「……俺達人間と同じだな」
アイゼンがセリスを初め魔族のことを話す際、必ず自分たちと同じであるという言葉は建前であって建前ではない。
それがこの数日、一緒の館の中で顔を合わせたファウナの印象である。
『同じですわよ。それを知ってもらいたくて、ここを開設したんです』
「うん? 俺にはよくわからん。まあ給料もいいし俺は菓子を作ってお茶を煎れるだけだ」
魔族も人間も同じだろうと言う認識のファウナは首を傾げる、情報は手に入れるが世辞にはあまり興味がないのでセリスのその言葉は別な意味で響かない。
自由に仕事ができている現状が一番なのだから。
『いつもありがとうございます。この場で食べたり飲んだりできないのが悔やまれますが』
「仕方ないだろう。魔眼が制御できねぇんじゃ……それに、ヘリヤから聞いた。俺のレシピを魔王城で再現して食べてるんだろう? 美味かったか?」
ヘリヤからは魔王城では達人クラスのクッキー職人がいるという話で、焼き菓子を中心にレシピを渡している。
まさかそのクッキー職人が魔王城の統括をしている老紳士だとは思ってない。
『ええ、とても。特にあの白くて丸い小さなクッキーが口溶け良くていくらでも食べれちゃいます』
「そりゃ良かった。さて、と。生地がちょうど寝かせ終わる頃だ……俺は行くぜ。ヘリヤに戻ったら顔を出すよう伝えといてくれ」
最後のクッキーを口に放り込んでファウナは次のレシピを渡すからな、とセリスに告げる。
『楽しみにしてますわね。ありがとう』
ひらひらと椅子に腰掛けながら手を振るセリス。
「ああ……そっちもリュミエッタの件が解決すると良いな。じゃあな」
とても使用人とは思えない態度だが、セリスは気にしない。
むしろこうして気軽に話しかけてもらえることが嬉しいのだ。
『さて、と……ヘリヤが戻るまでに原因を考えておこうかしら』
のんびりと机に向き直り、手帳にガラスペンでサラサラと書き入れていく問題点と確認の結果。
内部的な問題点よりも外部的な問題があるのではと徐々に浮き彫りになる。
『もしかしたら、これ……何か悪いことが絡んでるわよね』
リュミエッタは多分性格がアレなだけで、商売に対しては誠実な気がした。直接かかわりが少ない自分でもそう思うのだから働いている従業員も最初こそ面食らうだろうが受け入れてるような状態である。
となると……。
先日の万引き犯絡みで……と安直に考えてしまう。しかし、売上に問題があるならばともかく離職原因にはどうつながるのか……それがわからなかった。
――トントン
考えが止まるのを見計らったのか、控えめなノック音が響く。
『は~い……と、声が出ないのはちょっと不便ね』
椅子から立ち上がり、ドアを開けるとぴしっとオールバックにしてメガネを掛けた小柄な少年。ファットマンのレオスが立っていた。
「失礼します、セリスお嬢様。耳に入れておきたいことがございましてご訪問させていただきました。今少々お時間を頂いてもよろしいでしょうか?」
律儀に一礼してお伺いを立てるレオスになんとなく魔王城の執事長を思い出しながらセリスは言葉を紡ぐ。
『ええ、ちょっと考え事をしてただけだからどうぞ』
しかし、レオスは頭を下げたまま……見えてないのだから。
そんなもどかしさも後々の改善点と心に書きとめて、セリスはぽんぽん、と優しくレオスの肩を叩く。
そうするとレオスも気づいたのか、失礼します。とひと声かけてから顔を上げてセリスの紡いだ光の文字を読んだ。
「ありがとうございます」
『どうぞ入ってそこのソファーに座ってください。ちょっと前までファウナが居たんだけれど……お茶を入れてもらおうか』
「いえ、そんなに長居はいたしませんので」
『そ、そう』
妙に硬いレオスの言葉に若干たじろぎながらも、先に自分が座らないとレオスも座らなさそうなのでセリスはそそくさと自分の椅子に座る。
「その椅子は座り心地いかがですか?」
唐突にレオスに振られる椅子の座り心地に付いての感想。
もちろん悪いわけがない、木造りの椅子は魔王領では高級品でしっかりとしたしなりがあるこの感触がセリスには新鮮だった。
『とてもいいわ、長く座っていても腰が痛くならないの。魔王領だと石造りが一般的だから固くないし』
「そうでしたか。では祖母に伝えておきます」
『え!?』
「祖母は木工職人でその椅子を作ったのです。きっと喜ぶでしょう」
『あらまあ……』
手を口元……辺りに持っていき驚くセリス。
『お祖母様が職人さんなのですか?』
「はい、とても丁寧に作ってくれていますので長く保ちます。不都合あれば私にご用命ください。祖母に手直しを頼みますので」
『全く不満はないわ。わざわざありがとう』
ひょっとしてそれが要件なのかと心がほっこりするセリス。しっかりと角を落とし、丁寧に表面を処理した椅子に指を這わす。とても滑らかな手触りに頬がほころんだ。
「それは何よりでございます。では、要件を……先日のミュリエッタ商会の服屋での一件でございますが。衛兵の詰め所より感謝の書簡と盗みを働いた2名の男女についての取り調べの概略を頂いております。読みますか?」
『あら早い、大丈夫よ。いただけるかしら』
「こちらに」
ソファーに座る前にレオスはその書簡を腰のポーチから出して手渡す。
「……」
そのままレオスはソファーに座るでもなく、セリスの方を見ながら直立不動のままで……なんとなくセリスは居心地が悪くなってきた。
『ど、どうしたの?』
「使用人ですので」
……なるほど、レオスはとても律儀な性格なのだろう。
たとえ許可されてもきっと座らない。そう思ったセリスはそそくさと書簡の封を外して中身を読み進める。
『ふうん』
内容は半分予想通りで、ヘリヤを向かわせてくれた(ということにヘリヤがした)セリスへのお礼と……
『元盗賊団で元リュミエッタさんの服屋の従業員?』
なんとまあ、リュミエッタの商会の元従業員……不義にも程があると呆れつつも確かに盗みを働き慣れていたということにも合点がいった。
ヘリヤが気づかなかったらそのまま盗まれていただろう。
「ずいぶんと大胆ですね」
『うん?』
「話の概略はヘリヤメイド長から聞き及んでおります。おそらくですが……」
そう言ってレオスから語られる今回の問題に付いての考察にセリスは魔王城で目をまん丸くするのだった。
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