468 / 504
先生の次は……
しおりを挟む
大臣が来るにあたって私たちはまた忙しくなった。暇そうにしていた私が言うべきことじゃないが、証拠隠滅には私も協力できることがあったのである。
現在作成中のでこぼこ台地には幻覚魔法&適当な土を敷き詰めて立体感を作り、ミサリーを呼び戻して一時的に帰還させる。
将軍は基本自室に引きこもっているとのことなので、実質的な政治のトップは大臣であり、それらすべての権利を委任された大臣が好き勝手しないわけない。
天使と人間は違うのである。女神の命令に忠実……なのかは疑問が残るが……な天使と私利私欲にまみれた人間。
私はまだステータス種族的に人間であることを信じている。
《諦めたほうがよろしいのでは?》
そういわけにはいかない。気づかぬ間に『人』生が終わってたなんて少し悲しい。
私は自分のステータスが解析鑑定できない。その理由はツムちゃんも把握しかねることらしい。
《世界の言葉の代弁者、言葉を紡ぐ者としての私が知らないということは明らかに、『世界』が感知しかねる何者かが干渉したということでしょう》
つまり、怪しいのは女神陣営。
《女神は地上に降り立ち、歴史を変えるようなことをしでかすことはできませんが、人っ子一人に対し嫌がらせ程度なら何の問題もなくできます》
女神がそんな小細工するか?
ステータスがいつの日か見れるようになるまでの間、私は人間だと信じている。
そんなこんなで大臣を迎えるまでに証拠隠滅をしてしまおうと忙しくしていたころに、お兄様が私の元を訪れた。
「私の実力を見てほしい」
「へ?」
「今の私は未熟であると洗脳されたときに思い知らされた。自力で洗脳を解いたあの二人に対し、私は最後まで洗脳されっぱなしだったことがどうも心に引っかかるんだ」
あの二人って……ユーリとレオ君でしょう?レオ君はともかくユーリみたいな元魔王が途中まで洗脳に気づけなかったんだからぶっちゃけしょうがない気もするけど……お兄様がこんなお願いをしてくるとは。
妹としてとても嬉しい!
「勿論です。でも、お兄様は自分を卑下する必要はないですよ?」
お兄様だってAランク冒険者トップクラスの実力者だ。相手が悪かったとしか言いようがない。
ユーリより長い時を生きる仙人だったんだから。
♦
平原にはあまり優しくない水しぶき合戦が行われていた。優しくないというのはその威力がだ。
ビーチとかできゃっきゃうふふで男女がするような水鉄砲とはわけが違い、地面や石が水によって粉々に砕かれる。それを行っているのはもちろんお兄様であった。
お兄様の得意な魔法は水魔法。風も得意らしいが、一番は水だと聞いた。
本来魔法使いは一つの属性しか扱えないらしいが、お兄様のように複数の属性を扱える存在は稀らしい。
お兄様の場合、『ダブル』と呼ばれる。
ミサリーはシングルの魔法使い、風魔法オンリーということだ。
え?私?
全属性扱えますけど?
お兄様の魔法は水を一点に集中させて攻撃するのが主な戦闘スタイルだった。細かく言えば、水を細かく霧状にし、持ち前の戦闘の勘で相手の場所に向けて貫通の水魔法を放つ。
格下相手ならこの戦法でいちころ、ただし探知魔法使いを除くが……。
私の場合は、勘で避ける・探知魔法を使う・魔力感知を使う・ツムちゃんが教えてくれる等々、避けようはいくらでもある。
いくら威力が高い攻撃だとは言っても攻撃範囲が狭ければ自分より強い敵とは戦えない。
霧を晴らすかの如き風魔法が起こり、その霧はお兄様の意思で形を変え、貫通力に特化させた氷柱のようになる。
それが竜巻となって私を囲んだ。
「これが今の私にできる最高の攻撃だ」
風と水を合わせた複合魔法。竜巻だけでも十分な殺傷能力はあるものの、そこに氷柱が飛び回ることでどれか一つにでも当たれば動きが鈍り、その後ずたずたに引き裂くことが出来る。
竜巻の中に入ってしまえば、高強度の防御を張らなければ切り抜けることはできないだろう。
ただ、ちょっと妹を信用しすぎでは?私がただのか弱い妹だったらとっくに死んでるところだよお兄様!
《一度生き返った人が何をいまさら》
うぐっ……。
とにかく!お兄様の魔法は決して悪くない。肉弾戦もできるお兄様にとっては相性がいいかと聞かれればわからないけど、噛み合っているとは思う。
しかし……
氷柱の一本が体に命中する。だが、それは傷すらつけることを許されずに粉々にされた。
そもそも論として、皮膚が高強度な私には効いてない。
こっちの番と言わんばかりに、風魔法で竜巻を吹き飛ばす。
「弱点一つ目、霧と竜巻の中は視界が悪く、相手が何の魔法を準備しているかがわからない。弱点二つ目、同じ属性同士でぶつかった時、押し負ける可能性がある。弱点三つ目、貫徹力はあってもそれは一定の強さの敵に対してだけ効果がある」
一つ目はそのまま、二つ目は竜巻という風魔法を拡散させて起こす魔法は一点集中で練り上げた同じ風魔法で簡単に押し負けるということ、三つ目は今私が体験した通りだ。
魔族龍族あたりには効き目が薄そうである。
私に効かなかったことはこの際置いておくとして、問題はそのくらいかな?
「なるほど……戦ってみて思ったが、近接戦の回数が少なかったように思う。やはり魔法と近接戦を行うのは必須条件だろうか?」
「必須ですね。同時に行えない人にとってはいい一手になるし、Sランク冒険者くらいになればみんなできると思うから」
ステータスがいくらSランクに近くても力の扱い方、もとい戦闘に慣れてないと意味がない。
「よくわかった。参考にさせてもらうよ、『師匠』」
「し、師匠と呼ばないで!」
「では何と呼べと?私に戦闘の術を教えてくれる師匠だろう?」
「くぅ……」
《先生の次は師匠ですか……》
思えばエルフの森では教官をやっていた。もしかして、私教師職に縁があるのかしら?
「つ、次の反省を生かしてもう一戦行くわよ!」
現在作成中のでこぼこ台地には幻覚魔法&適当な土を敷き詰めて立体感を作り、ミサリーを呼び戻して一時的に帰還させる。
将軍は基本自室に引きこもっているとのことなので、実質的な政治のトップは大臣であり、それらすべての権利を委任された大臣が好き勝手しないわけない。
天使と人間は違うのである。女神の命令に忠実……なのかは疑問が残るが……な天使と私利私欲にまみれた人間。
私はまだステータス種族的に人間であることを信じている。
《諦めたほうがよろしいのでは?》
そういわけにはいかない。気づかぬ間に『人』生が終わってたなんて少し悲しい。
私は自分のステータスが解析鑑定できない。その理由はツムちゃんも把握しかねることらしい。
《世界の言葉の代弁者、言葉を紡ぐ者としての私が知らないということは明らかに、『世界』が感知しかねる何者かが干渉したということでしょう》
つまり、怪しいのは女神陣営。
《女神は地上に降り立ち、歴史を変えるようなことをしでかすことはできませんが、人っ子一人に対し嫌がらせ程度なら何の問題もなくできます》
女神がそんな小細工するか?
ステータスがいつの日か見れるようになるまでの間、私は人間だと信じている。
そんなこんなで大臣を迎えるまでに証拠隠滅をしてしまおうと忙しくしていたころに、お兄様が私の元を訪れた。
「私の実力を見てほしい」
「へ?」
「今の私は未熟であると洗脳されたときに思い知らされた。自力で洗脳を解いたあの二人に対し、私は最後まで洗脳されっぱなしだったことがどうも心に引っかかるんだ」
あの二人って……ユーリとレオ君でしょう?レオ君はともかくユーリみたいな元魔王が途中まで洗脳に気づけなかったんだからぶっちゃけしょうがない気もするけど……お兄様がこんなお願いをしてくるとは。
妹としてとても嬉しい!
「勿論です。でも、お兄様は自分を卑下する必要はないですよ?」
お兄様だってAランク冒険者トップクラスの実力者だ。相手が悪かったとしか言いようがない。
ユーリより長い時を生きる仙人だったんだから。
♦
平原にはあまり優しくない水しぶき合戦が行われていた。優しくないというのはその威力がだ。
ビーチとかできゃっきゃうふふで男女がするような水鉄砲とはわけが違い、地面や石が水によって粉々に砕かれる。それを行っているのはもちろんお兄様であった。
お兄様の得意な魔法は水魔法。風も得意らしいが、一番は水だと聞いた。
本来魔法使いは一つの属性しか扱えないらしいが、お兄様のように複数の属性を扱える存在は稀らしい。
お兄様の場合、『ダブル』と呼ばれる。
ミサリーはシングルの魔法使い、風魔法オンリーということだ。
え?私?
全属性扱えますけど?
お兄様の魔法は水を一点に集中させて攻撃するのが主な戦闘スタイルだった。細かく言えば、水を細かく霧状にし、持ち前の戦闘の勘で相手の場所に向けて貫通の水魔法を放つ。
格下相手ならこの戦法でいちころ、ただし探知魔法使いを除くが……。
私の場合は、勘で避ける・探知魔法を使う・魔力感知を使う・ツムちゃんが教えてくれる等々、避けようはいくらでもある。
いくら威力が高い攻撃だとは言っても攻撃範囲が狭ければ自分より強い敵とは戦えない。
霧を晴らすかの如き風魔法が起こり、その霧はお兄様の意思で形を変え、貫通力に特化させた氷柱のようになる。
それが竜巻となって私を囲んだ。
「これが今の私にできる最高の攻撃だ」
風と水を合わせた複合魔法。竜巻だけでも十分な殺傷能力はあるものの、そこに氷柱が飛び回ることでどれか一つにでも当たれば動きが鈍り、その後ずたずたに引き裂くことが出来る。
竜巻の中に入ってしまえば、高強度の防御を張らなければ切り抜けることはできないだろう。
ただ、ちょっと妹を信用しすぎでは?私がただのか弱い妹だったらとっくに死んでるところだよお兄様!
《一度生き返った人が何をいまさら》
うぐっ……。
とにかく!お兄様の魔法は決して悪くない。肉弾戦もできるお兄様にとっては相性がいいかと聞かれればわからないけど、噛み合っているとは思う。
しかし……
氷柱の一本が体に命中する。だが、それは傷すらつけることを許されずに粉々にされた。
そもそも論として、皮膚が高強度な私には効いてない。
こっちの番と言わんばかりに、風魔法で竜巻を吹き飛ばす。
「弱点一つ目、霧と竜巻の中は視界が悪く、相手が何の魔法を準備しているかがわからない。弱点二つ目、同じ属性同士でぶつかった時、押し負ける可能性がある。弱点三つ目、貫徹力はあってもそれは一定の強さの敵に対してだけ効果がある」
一つ目はそのまま、二つ目は竜巻という風魔法を拡散させて起こす魔法は一点集中で練り上げた同じ風魔法で簡単に押し負けるということ、三つ目は今私が体験した通りだ。
魔族龍族あたりには効き目が薄そうである。
私に効かなかったことはこの際置いておくとして、問題はそのくらいかな?
「なるほど……戦ってみて思ったが、近接戦の回数が少なかったように思う。やはり魔法と近接戦を行うのは必須条件だろうか?」
「必須ですね。同時に行えない人にとってはいい一手になるし、Sランク冒険者くらいになればみんなできると思うから」
ステータスがいくらSランクに近くても力の扱い方、もとい戦闘に慣れてないと意味がない。
「よくわかった。参考にさせてもらうよ、『師匠』」
「し、師匠と呼ばないで!」
「では何と呼べと?私に戦闘の術を教えてくれる師匠だろう?」
「くぅ……」
《先生の次は師匠ですか……》
思えばエルフの森では教官をやっていた。もしかして、私教師職に縁があるのかしら?
「つ、次の反省を生かしてもう一戦行くわよ!」
0
お気に入りに追加
1,598
あなたにおすすめの小説
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
異世界に転生!堪能させて頂きます
葵沙良
ファンタジー
遠宮 鈴霞(とおみやりんか)28歳。
大手企業の庶務課に勤める普通のOL。
今日は何時もの残業が無く、定時で帰宅途中の交差点そばのバス停で事件は起きた━━━━。
ハンドルを切り損なった車が、高校生3人と鈴霞のいるバス停に突っ込んできたのだ!
死んだと思ったのに、目を覚ました場所は白い空間。
女神様から、地球の輪廻に戻るか異世界アークスライドへ転生するか聞かれたのだった。
「せっかくの異世界、チャンスが有るなら行きますとも!堪能させて頂きます♪」
笑いあり涙あり?シリアスあり。トラブルに巻き込まれたり⁉
鈴霞にとって楽しい異世界ライフになるのか⁉
趣味の域で書いておりますので、雑な部分があるかも知れませんが、楽しく読んで頂けたら嬉しいです。戦闘シーンも出来るだけ頑張って書いていきたいと思います。
こちらは《改訂版》です。現在、加筆・修正を大幅に行っています。なので、不定期投稿です。
何の予告もなく修正等行う場合が有りますので、ご容赦下さいm(__)m
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
7個のチート能力は貰いますが、6個は別に必要ありません
ひむよ
ファンタジー
「お詫びとしてどんな力でも与えてやろう」
目が覚めると目の前のおっさんにいきなりそんな言葉をかけられた藤城 皐月。
この言葉の意味を説明され、結果皐月は7個の能力を手に入れた。
だが、皐月にとってはこの内6個はおまけに過ぎない。皐月にとって最も必要なのは自分で考えたスキルだけだ。
だが、皐月は貰えるものはもらうという精神一応7個貰った。
そんな皐月が異世界を安全に楽しむ物語。
人気ランキング2位に載っていました。
hotランキング1位に載っていました。
ありがとうございます。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
チートを極めた空間魔術師 ~空間魔法でチートライフ~
てばくん
ファンタジー
ひょんなことから神様の部屋へと呼び出された新海 勇人(しんかい はやと)。
そこで空間魔法のロマンに惹かれて雑魚職の空間魔術師となる。
転生間際に盗んだ神の本と、神からの経験値チートで魔力オバケになる。
そんな冴えない主人公のお話。
-お気に入り登録、感想お願いします!!全てモチベーションになります-
放逐された転生貴族は、自由にやらせてもらいます
長尾 隆生
ファンタジー
旧題:放逐された転生貴族は冒険者として生きることにしました
★第2回次世代ファンタジーカップ『痛快大逆転賞』受賞★
★現在三巻まで絶賛発売中!★
「穀潰しをこのまま養う気は無い。お前には家名も名乗らせるつもりはない。とっとと出て行け!」
苦労の末、突然死の果てに異世界の貴族家に転生した山崎翔亜は、そこでも危険な辺境へ幼くして送られてしまう。それから十年。久しぶりに会った兄に貴族家を放逐されたトーアだったが、十年間の命をかけた修行によって誰にも負けない最強の力を手に入れていた。
トーアは貴族家に自分から三行半を突きつけると憧れの冒険者になるためギルドへ向かう。しかしそこで待ち受けていたのはギルドに潜む暗殺者たちだった。かるく暗殺者を一蹴したトーアは、その裏事情を知り更に貴族社会への失望を覚えることになる。そんな彼の前に冒険者ギルド会員試験の前に出会った少女ニッカが現れ、成り行きで彼女の親友を助けに新しく発見されたというダンジョンに向かうことになったのだが――
俺に暗殺者なんて送っても意味ないよ?
※22/02/21 ファンタジーランキング1位 HOTランキング1位 ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる