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スパイする③
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今思えば、確かにそうだ。
自身の魔法で自滅する魔王なんて正直ダサいよね。
しかも、仮にも魔王だ。
そんなミスを犯す魔王なんているはずがないし……。
魔王とは、魔族の王足りえるから魔王なのだ。
頭も回り、実力もあり、ヘマすることなどあり得ない。
そんな完璧な存在が魔王。
自分で考えればすんなり納得いった。
(そうだよね……そもそも、魔法無効だから聞くわけないよね)
それに気づかなかった勇者も勇者だが……。
「それと合わせて……大聖女様は見つかったか?」
大聖女?
「いえ、少なくとも帝国内にいないことは確かです」
「他国まで調査はできないか……バレでもしたら戦争に進みかねん」
あ、すみません……。
思いっきりスパっちゃってます……。
スパイしちゃってるんですけども……この話を聞いていると、申し訳ない心が高まってくる……。
早く出してくれ……!
「そうか……。『人探しをする』と言って出て行ったが、まだ見つかっていないという認識でいいのか?」
「そういうことでしょうね」
人探しか……。
あったことはないが、何か事情がありそう。
それと、帝国にも何かしら秘密がありそうですねぇ!
大聖女探していて、魔王が復活したということを知っている。
そして、今になると、鉱山の探索というのも怪しく感じてきたが、勇者の呼び戻しの件も何か裏がありそうだ。
この二人の密談も意味わからんしね。
なんでここで会議してるのか。
しかも、剣を振った鎧の方に関しては、めちゃめちゃ強いでしょ!
絶対、一般兵とかではないのは確かである。
魔法を使ったらバレるかもしれないからここにいるわけだが、いてよかったわ。
(これで仕事したことになるでしょ)
っていうわけで、早く扉を開けろー!
その願いは、嫌な方向で叶うことになる。
「では、そろそろよろしいですか?」
「やれ」
瞬間蹲み込んでいた地面の少し前が削られる。
「侵入者、姿を現せ!」
(はい!?)
もしかして、もしかしなくてもばれてたりする!?
「感情の波が丸見えだ」
感情とか見えんの?
こいつ、やべー!
いやまあ、最初っからやばかったけども!
「情報漏洩もいいところだよ……」
「その声は、女か。なかなか魔法の腕は立つようだな」
意味わからんわ!
「気づいてんなら、私を殺すのも容易だったと思うけど?」
「ふん、情報が漏れることはない。ここで始末するからな」
随分な自信だな……。
再び襲ってくる剣による斬撃。
「……」
「なかなかすばしっこいな」
この鎧を着ている男。
どうやら、私のことを感情?とやらで見ているらしい。
五感での認識は阻害できても、感情……精神までは隠せないってことか?
この私のオリジナル魔法も改良の余地がありそうだ。
そして、一つ問題だったことがある。
この狭い部屋の中で、鎧の男がもう一人に構うことなく剣を振り回していることだ。
おかげで、身動きが取れない。
もちろん、本気で……インビジブルを解除すれば逃げ出せることはできるだろうが、その暁には私の身元がバレるというね。
それだけは避けなくてはならない。
そして、こいつらを殺すこともできない。
殺したら殺したで、侵入者がいることはバレる。
そこで一番疑われるのは少年、ベアトリスだ。
キツネを連れて、勇者とともにやってきた。
トーヤが仲間と言っても、国に勝る権力は持ってないだろう。
ってことで、二人とも死なせることなくここから脱出するしかないわけだが……まず、後ろのドアから出れば、間違いなく騒ぎは広がる。
でも生かして返したとしても、結局警戒される。
ではどうすればいいのか。
うーん……。
…………………………。
「あーもう!鬱陶しい!」
「っち!かすりもしないか」
さっきからさ、ちまちまとちまちまと攻撃されて結構うざいんだよね。
考え事しながら、避けれるほど私は器用じゃないんだよ!
(もうこの際、やるか)
作戦を決めて決行する。
「な!?」
一歩私は踏み出し、素手で剣を弾き返す。
鎧男の頭に武器が当たり、そのまま地面に倒れる。
馬乗りになってしっかりと押さえつける。
そこに、ちょっとだけ魔力を放出させると……。
あら不思議。
「っく!」
「お前、調子に乗んなよ?」
「!?」
どうやら、私の魔力は濃度?が濃いようで、かなりの確率でいろんな人にびびられる。
レイナなどの、魔法ばかや、レイみたいな、魔法ガチ勢は例外としてだけど。
「な、なんだ……その力は!?」
「うるせーよ、真夜中に騒ぐな」
「むぐ!?」
口を手で塞ぎ動きを止める。
「私の質問に答えろ」
「!?」
「わかったな?勇者を呼び戻した目的はなんだ?」
「し、知らない!」
口を開けて出てくるのはそんな言葉。
これじゃ情報として納得がいかない。
頭を揺らし、地面に叩きつける。
グギという嫌な音がなったが問題ないだろう。
「もう一度聞くぞ?目的はなんだ?」
「知らないんだ!極秘の情報だから、私の耳にも入ら——」
「じゃあ、用無しだ」
出力を上げ、魔力を放出する。
同時に部屋全体に結界を張り巡らせる。
感知不可能空間の空間。
結界とは便利なもので、中にいるものの存在を感知させないようにすることもできる。
もちろん、魔力も例外ではない。
「私のことを誰かに話すようなら殺す」
「!?」
「ここであったことが公言されたら、殺す。実力差はわかっているな?」
「………」
「ふん、ならば少し眠れ」
首を回し、九十度曲げる。
今度こそゴギッという音がし、男の体から抵抗が消えた。
「そして……もう一人」
「ふん、儂も同じようにする気かね?」
「ビビってないのか?肝の座った爺さんなこったな」
「だからと言って、実力差は十分に理解しているさ。そこの男はこの国でも強者の部類に入る。それをいともたやすく仕留めた」
「ふーん」
「儂はここであったことを公言する気はない。しても、この老いぼれ。信じてもらえぬだろう」
「信用できない」
こんな人を騙してそうなおじいさんに信用しろと言われても困るというのが私の本音である。
証拠は残したくないからね。
そんなわけで……。
「縺?▽縺九?貎ー縺医k蠢?∮縺ョ髻ウ。あなたには、それを守ってもらうとしましょうか」
「なんと言ったのだ?儂には聞き取れなかったぞ……」
「今お前に魔法をかけた。私に不利に働くことをしたら死ぬ、『呪い』というやつだよ」
「ふふふ……小娘め……。しょうがない。ここは諦めるとしようかの」
「私のいうことは信じるのね」
「信じたわけではない。ここで試すわけにもいかない、だったらあるものと考えるのが一番だ。悪いが、帝国の内情よりも自分の命が第一主義なもんでね」
「へー、わかってんじゃん」
このおじいさんは聞き分けいいタイプか。
帝国のことより自分の命っていう人は扱いやすくて助かる。
命だけは助けてやるの一言で、なんでもしてくれるからね。
「じゃあね、おじいさん。そのうちまた会うと思うよ」
「ふん、二度と会いたくないがね」
私はようやく部屋を出れたのだった。
♦︎♢♦︎♢♦︎
虚空が何かを発する。
その単語は自分にはよくわからなかった。
だが、こう見えても魔術師の端くれの儂。
少しは理解できた。
「????か??潰える????の音」
何を言っていたのかはわからない。
ただ、それを犯してしまったが最後、自分の命が終わりを告げることだけはわかった。
「はぁ、最悪じゃな」
倒れているこの男も、舐めてかからなければなんとかなったかもしれぬのに。
目に見えぬ相手という時点で気付かぬのか?
不可視化した侵入者に調子に乗って情報を渡すようなばかと一緒に仕事をしていたなんて信じられない……。
ここで帝国は捨てるか。
元々、そんなに長居するつもりはなかったこの地位だ。
「捨てるのもまた一興。旅にでも出るかな」
魔法、魔術への探究心は未だなお衰えない。
「この男には悪いが、儂は先にとんずらさせてもらうとしよう」
懐にしまっていた、辞表の手紙。
それを皇帝陛下に提出しに行こう。
喋る虚空はもうどこかに行ったようだし、儂は部屋の片付けを始めるのだった。
自身の魔法で自滅する魔王なんて正直ダサいよね。
しかも、仮にも魔王だ。
そんなミスを犯す魔王なんているはずがないし……。
魔王とは、魔族の王足りえるから魔王なのだ。
頭も回り、実力もあり、ヘマすることなどあり得ない。
そんな完璧な存在が魔王。
自分で考えればすんなり納得いった。
(そうだよね……そもそも、魔法無効だから聞くわけないよね)
それに気づかなかった勇者も勇者だが……。
「それと合わせて……大聖女様は見つかったか?」
大聖女?
「いえ、少なくとも帝国内にいないことは確かです」
「他国まで調査はできないか……バレでもしたら戦争に進みかねん」
あ、すみません……。
思いっきりスパっちゃってます……。
スパイしちゃってるんですけども……この話を聞いていると、申し訳ない心が高まってくる……。
早く出してくれ……!
「そうか……。『人探しをする』と言って出て行ったが、まだ見つかっていないという認識でいいのか?」
「そういうことでしょうね」
人探しか……。
あったことはないが、何か事情がありそう。
それと、帝国にも何かしら秘密がありそうですねぇ!
大聖女探していて、魔王が復活したということを知っている。
そして、今になると、鉱山の探索というのも怪しく感じてきたが、勇者の呼び戻しの件も何か裏がありそうだ。
この二人の密談も意味わからんしね。
なんでここで会議してるのか。
しかも、剣を振った鎧の方に関しては、めちゃめちゃ強いでしょ!
絶対、一般兵とかではないのは確かである。
魔法を使ったらバレるかもしれないからここにいるわけだが、いてよかったわ。
(これで仕事したことになるでしょ)
っていうわけで、早く扉を開けろー!
その願いは、嫌な方向で叶うことになる。
「では、そろそろよろしいですか?」
「やれ」
瞬間蹲み込んでいた地面の少し前が削られる。
「侵入者、姿を現せ!」
(はい!?)
もしかして、もしかしなくてもばれてたりする!?
「感情の波が丸見えだ」
感情とか見えんの?
こいつ、やべー!
いやまあ、最初っからやばかったけども!
「情報漏洩もいいところだよ……」
「その声は、女か。なかなか魔法の腕は立つようだな」
意味わからんわ!
「気づいてんなら、私を殺すのも容易だったと思うけど?」
「ふん、情報が漏れることはない。ここで始末するからな」
随分な自信だな……。
再び襲ってくる剣による斬撃。
「……」
「なかなかすばしっこいな」
この鎧を着ている男。
どうやら、私のことを感情?とやらで見ているらしい。
五感での認識は阻害できても、感情……精神までは隠せないってことか?
この私のオリジナル魔法も改良の余地がありそうだ。
そして、一つ問題だったことがある。
この狭い部屋の中で、鎧の男がもう一人に構うことなく剣を振り回していることだ。
おかげで、身動きが取れない。
もちろん、本気で……インビジブルを解除すれば逃げ出せることはできるだろうが、その暁には私の身元がバレるというね。
それだけは避けなくてはならない。
そして、こいつらを殺すこともできない。
殺したら殺したで、侵入者がいることはバレる。
そこで一番疑われるのは少年、ベアトリスだ。
キツネを連れて、勇者とともにやってきた。
トーヤが仲間と言っても、国に勝る権力は持ってないだろう。
ってことで、二人とも死なせることなくここから脱出するしかないわけだが……まず、後ろのドアから出れば、間違いなく騒ぎは広がる。
でも生かして返したとしても、結局警戒される。
ではどうすればいいのか。
うーん……。
…………………………。
「あーもう!鬱陶しい!」
「っち!かすりもしないか」
さっきからさ、ちまちまとちまちまと攻撃されて結構うざいんだよね。
考え事しながら、避けれるほど私は器用じゃないんだよ!
(もうこの際、やるか)
作戦を決めて決行する。
「な!?」
一歩私は踏み出し、素手で剣を弾き返す。
鎧男の頭に武器が当たり、そのまま地面に倒れる。
馬乗りになってしっかりと押さえつける。
そこに、ちょっとだけ魔力を放出させると……。
あら不思議。
「っく!」
「お前、調子に乗んなよ?」
「!?」
どうやら、私の魔力は濃度?が濃いようで、かなりの確率でいろんな人にびびられる。
レイナなどの、魔法ばかや、レイみたいな、魔法ガチ勢は例外としてだけど。
「な、なんだ……その力は!?」
「うるせーよ、真夜中に騒ぐな」
「むぐ!?」
口を手で塞ぎ動きを止める。
「私の質問に答えろ」
「!?」
「わかったな?勇者を呼び戻した目的はなんだ?」
「し、知らない!」
口を開けて出てくるのはそんな言葉。
これじゃ情報として納得がいかない。
頭を揺らし、地面に叩きつける。
グギという嫌な音がなったが問題ないだろう。
「もう一度聞くぞ?目的はなんだ?」
「知らないんだ!極秘の情報だから、私の耳にも入ら——」
「じゃあ、用無しだ」
出力を上げ、魔力を放出する。
同時に部屋全体に結界を張り巡らせる。
感知不可能空間の空間。
結界とは便利なもので、中にいるものの存在を感知させないようにすることもできる。
もちろん、魔力も例外ではない。
「私のことを誰かに話すようなら殺す」
「!?」
「ここであったことが公言されたら、殺す。実力差はわかっているな?」
「………」
「ふん、ならば少し眠れ」
首を回し、九十度曲げる。
今度こそゴギッという音がし、男の体から抵抗が消えた。
「そして……もう一人」
「ふん、儂も同じようにする気かね?」
「ビビってないのか?肝の座った爺さんなこったな」
「だからと言って、実力差は十分に理解しているさ。そこの男はこの国でも強者の部類に入る。それをいともたやすく仕留めた」
「ふーん」
「儂はここであったことを公言する気はない。しても、この老いぼれ。信じてもらえぬだろう」
「信用できない」
こんな人を騙してそうなおじいさんに信用しろと言われても困るというのが私の本音である。
証拠は残したくないからね。
そんなわけで……。
「縺?▽縺九?貎ー縺医k蠢?∮縺ョ髻ウ。あなたには、それを守ってもらうとしましょうか」
「なんと言ったのだ?儂には聞き取れなかったぞ……」
「今お前に魔法をかけた。私に不利に働くことをしたら死ぬ、『呪い』というやつだよ」
「ふふふ……小娘め……。しょうがない。ここは諦めるとしようかの」
「私のいうことは信じるのね」
「信じたわけではない。ここで試すわけにもいかない、だったらあるものと考えるのが一番だ。悪いが、帝国の内情よりも自分の命が第一主義なもんでね」
「へー、わかってんじゃん」
このおじいさんは聞き分けいいタイプか。
帝国のことより自分の命っていう人は扱いやすくて助かる。
命だけは助けてやるの一言で、なんでもしてくれるからね。
「じゃあね、おじいさん。そのうちまた会うと思うよ」
「ふん、二度と会いたくないがね」
私はようやく部屋を出れたのだった。
♦︎♢♦︎♢♦︎
虚空が何かを発する。
その単語は自分にはよくわからなかった。
だが、こう見えても魔術師の端くれの儂。
少しは理解できた。
「????か??潰える????の音」
何を言っていたのかはわからない。
ただ、それを犯してしまったが最後、自分の命が終わりを告げることだけはわかった。
「はぁ、最悪じゃな」
倒れているこの男も、舐めてかからなければなんとかなったかもしれぬのに。
目に見えぬ相手という時点で気付かぬのか?
不可視化した侵入者に調子に乗って情報を渡すようなばかと一緒に仕事をしていたなんて信じられない……。
ここで帝国は捨てるか。
元々、そんなに長居するつもりはなかったこの地位だ。
「捨てるのもまた一興。旅にでも出るかな」
魔法、魔術への探究心は未だなお衰えない。
「この男には悪いが、儂は先にとんずらさせてもらうとしよう」
懐にしまっていた、辞表の手紙。
それを皇帝陛下に提出しに行こう。
喋る虚空はもうどこかに行ったようだし、儂は部屋の片付けを始めるのだった。
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