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勝ってないし負けてないから!
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「やっぱり俺の攻撃でもあんま効いてないな……」
デスドラゴン……竜なだけあって並の不死性ではない。
つけた傷が瞬時に再生するのは皮肉としか言いようがない。
ただの竜でも厄介なのにも関わらず、そこに驚異的な再生能力が追加でって……。
軽く死ねるだろう。
実際にデスドラゴンの攻撃は重い。
他のパーティメンバーでは耐えられなかっただろう。
ベアトリスなら話は変わってくるだろうが。
ベアトリスなら再生する前に攻撃を叩き込み続けそうだなぁ。
そんな感じの性格をしている。
あれはほんとに公爵令嬢なのか?
果たして疑問に思う。
公爵家……ベアトリスの父親もこんな危険な場所に送り出すって、どんな神経をしているのだろう。
多分、それでもベアトリスが無事に帰還するって思ってるんだろうな。
ベアトリスの方がデスドラゴンよりも不死性高そうだし……。
そんなことを考えているとき、
「あ……」
デスドラゴンに攻撃をはじかれて体勢を崩してしまう。
そんな簡単にはじかれるような攻撃をしたつもりはないが、おそらくこのデスドラゴンが学習したのだろう。
「やっば!」
当たり前のことだが、すかさず反撃がやってくる。
前足の爪による引っ掻き。
可愛く聞こえるが、この一本の爪でさえ、俺と同じくらいの大きさなのだ。
一撃死んでしまうだろう。
「っく!」
目を瞑ってそのやってくるであろう痛みを堪える準備をする。
だが、それはなかなかやってこなかった。
「あ、あれ?」
ゆっくりと目を開ける。
そこのは目の前ほんの数センチで固まっているデスドラゴンの姿があった。
「これは……どうなってるんだ?」
デスドラゴンは爪を振り下ろすような姿勢で動こうとしない。
まるで、糸が切れたかのように……。
そして、ガタンという音ともに、ようやく動き出したかと思ったら、今度は体が崩れ始めた。
「し、死んだのか?」
俺は一切攻撃していない。
いや、性格には致命傷を与えていないのだ。
どんなに攻撃を当てても死なないのだから致命傷も何もないだろうが、一瞬で崩れ去るほどの攻撃をしたとは思えない。
「なんなんだったんだ?」
崩れ去るデスドラゴンを見ながらそう思った次の瞬間。
「うお!?」
地面が突如として揺れ始めた。
その揺れは縦揺れと横揺れ、ランダムに起きていた。
日本人としての知識から、これは人工的に起きた揺れだと確信する。
震源地はかなり近いと思われる。
迷宮が揺れるなど普通はあり得ないからだ。
つまり迷宮の支えとなる部分が壊されたか迷宮の主人が死んでしまったかのどちらかだろう。
この時点でその前者と後者どちらも当てはまるとは勇者は知らない。
「とにかく逃げよう!」
他のパーティメンバーに方にも呼びかける。
きっとこの迷宮は長くはもたない。
そして四人で走り出す。
ベアトリスの心配もあったが、ベアトリスはベアトリスで脱出するだろうと思い、俺はとにかく走った。
ベアトリスがもう脱出している可能性もあるしね。
二階層から、階段を上り一階層まで逃げ、そこから入り口へ向かってダッシュする。
幸いなことに魔物が再度現れることはなかった。
だから急いで走り、入口までたどり着く。
ついたと思った時には、後ろの入り口が崩れ始めてしまった。
ついには入り口も消えてなくなった。
「いやぁ、危なかった」
「ほんとですよ」
ん?
なんじゃ若干聞き慣れた声がしたような?
ミレーヌよりも若いといか幼い声。
まるで子供みたいな……?
ゆっくりとしたの方を見れば、案の定の人物がいた。
「いつからいたの?」
「いつからって、さっきからよ」
「それあんまし答えになってなくない?」
ベアトリスには転移の魔法があるため、いつからいてもおかしくはない。
だから、さっきからと言われてもいつかわからない。
「デスドラゴンは強かった?」
「ああ、めっちゃ強かったよ。特に再生能力が」
面倒な相手だったが、なぜか倒れてくれてよかった。
いや、まじで。
「あんたばかじゃなの?」
「はい?」
「聖属性の結界……レジーさんが使ったやつを張れば、再生能力なんてほとんどなくなるでしょ?」
「え、そうなの?」
「そうなの。もう少し仲間にも頼りなさいよね」
そう指摘されて気づいた。
俺は味方のことを侮っていたと。
確かに俺よりも弱いかもしれない。
だが、協力してこその強さというものがあるんだと、気付けた。
自分にできないことをできるように努力するのは訓練の時だけでいい。
自分にできないことは仲間に頼ってもいいんだ。
もしかしてそれを気づかせるために一瞬いなくなったのか?
だとしたら、それはもう感謝のしようがない。
「ありがとう」
「……何が?」
「いや、なんでもないさ」
「ならいいけど」
「よし!じゃあ、迷宮は一応クリアしたから、公爵様のとこまで報告しに行こう!」
他の四人に聞こえるように声を張る。
その足取りは行きよりも軽かった。
♦︎♢♦︎♢♦︎
「ほうほう、無事に倒せたとな?」
「まあ、無事かどうかはわかりませんけど」
「で、どっちが勝ったのだ?」
勝敗は確かに重要だな。
だが、だからこそベアトリスは微妙な気分だった。
勝ったか負けたかと言われれば、私は負けたも同然だ。
本当の迷宮の主人を倒したのは私だが、ボスとして現れたデスドラゴンを倒したのは勇者だった。
「勝敗は……一応俺たちの勝ちです」
「ふむ。まあ、そうよな」
わかってはいたことというような表情をする父様。
普通に私ってば、迷宮の最下層までいっちゃってたし、戦力外となっていることは知らないと思う。
しかし、そもそも勇者に勝てるなんて夢物語だということだったのだ。
「でも待ってください!」
「ん?なんだ?」
いきなり勇者の目の色が変わる。
なんだなんだ?
何が始まるんだ?
「ベアトリスさんには、試合に勝って勝負に負けたと言いますか……俺は個人的な判断では負けたと思います!」
「は?」
は?
こいつ何いってんの?
勝ったんだから、素直に喜べや!
「それはどうしてだ?」
「ボスの相手をしたのは俺だけで、その時ベアトリスさんは『用事があるから』と一旦離脱しました」
「ほう?」
やめて!
疑いの目でこっちを見ないで!
「その時、なんで離脱したのか……。それは、俺たちのチームワークを試してくれていたのです!」
「ふむ」
待って!?
この人何いっちゃてんの!?
「ええ、そうね。流石にこれには完敗だわ」
ミレーヌ!?
あんなに一番敵視していたミレーヌが折れたらほんとっぽく聞こえちゃうじゃん!
「だから、ベアトリスさんはわざわざ!俺たちに勝ちを譲ってくれたんです!」
「なるほどな」
これはどうにかしなくては!
勝ってしまったとなれば、いろいろ面倒なことになりかねん!
「待ってください!」
「どうした?ベア」
「私は引き分けだと思います」
「それは、なぜだ?」
「先ほど勇者様は試合に勝って勝負に負けたとおっしゃいましたね?」
「え?ああ、うん。言ったけど」
「つまり、一勝一敗ということですよね?」
そこまで言って私の言いたいことが伝わったようだ。
「私は勝負なんてどうでもいいんです。だからここは引き分けということにしませんか?」
勝負にはどうでもいいと言っておきながら、引き分けを望むのは少々おかしいが、焦ってしまっているので、このくらい許してほしい……。
「ふん!いいだろう!ベアのいうことも正しいしな!」
機嫌よく父様がそう宣言する。
余談だが、引き分けたことによってベアトリスと勇者の試合の噂は真実味を増してしまった。
さらにいうと、勇者一行が噂を広めて回ったため、一部の人間からは勇者に並ぶ猛者として認識されることとなった。
デスドラゴン……竜なだけあって並の不死性ではない。
つけた傷が瞬時に再生するのは皮肉としか言いようがない。
ただの竜でも厄介なのにも関わらず、そこに驚異的な再生能力が追加でって……。
軽く死ねるだろう。
実際にデスドラゴンの攻撃は重い。
他のパーティメンバーでは耐えられなかっただろう。
ベアトリスなら話は変わってくるだろうが。
ベアトリスなら再生する前に攻撃を叩き込み続けそうだなぁ。
そんな感じの性格をしている。
あれはほんとに公爵令嬢なのか?
果たして疑問に思う。
公爵家……ベアトリスの父親もこんな危険な場所に送り出すって、どんな神経をしているのだろう。
多分、それでもベアトリスが無事に帰還するって思ってるんだろうな。
ベアトリスの方がデスドラゴンよりも不死性高そうだし……。
そんなことを考えているとき、
「あ……」
デスドラゴンに攻撃をはじかれて体勢を崩してしまう。
そんな簡単にはじかれるような攻撃をしたつもりはないが、おそらくこのデスドラゴンが学習したのだろう。
「やっば!」
当たり前のことだが、すかさず反撃がやってくる。
前足の爪による引っ掻き。
可愛く聞こえるが、この一本の爪でさえ、俺と同じくらいの大きさなのだ。
一撃死んでしまうだろう。
「っく!」
目を瞑ってそのやってくるであろう痛みを堪える準備をする。
だが、それはなかなかやってこなかった。
「あ、あれ?」
ゆっくりと目を開ける。
そこのは目の前ほんの数センチで固まっているデスドラゴンの姿があった。
「これは……どうなってるんだ?」
デスドラゴンは爪を振り下ろすような姿勢で動こうとしない。
まるで、糸が切れたかのように……。
そして、ガタンという音ともに、ようやく動き出したかと思ったら、今度は体が崩れ始めた。
「し、死んだのか?」
俺は一切攻撃していない。
いや、性格には致命傷を与えていないのだ。
どんなに攻撃を当てても死なないのだから致命傷も何もないだろうが、一瞬で崩れ去るほどの攻撃をしたとは思えない。
「なんなんだったんだ?」
崩れ去るデスドラゴンを見ながらそう思った次の瞬間。
「うお!?」
地面が突如として揺れ始めた。
その揺れは縦揺れと横揺れ、ランダムに起きていた。
日本人としての知識から、これは人工的に起きた揺れだと確信する。
震源地はかなり近いと思われる。
迷宮が揺れるなど普通はあり得ないからだ。
つまり迷宮の支えとなる部分が壊されたか迷宮の主人が死んでしまったかのどちらかだろう。
この時点でその前者と後者どちらも当てはまるとは勇者は知らない。
「とにかく逃げよう!」
他のパーティメンバーに方にも呼びかける。
きっとこの迷宮は長くはもたない。
そして四人で走り出す。
ベアトリスの心配もあったが、ベアトリスはベアトリスで脱出するだろうと思い、俺はとにかく走った。
ベアトリスがもう脱出している可能性もあるしね。
二階層から、階段を上り一階層まで逃げ、そこから入り口へ向かってダッシュする。
幸いなことに魔物が再度現れることはなかった。
だから急いで走り、入口までたどり着く。
ついたと思った時には、後ろの入り口が崩れ始めてしまった。
ついには入り口も消えてなくなった。
「いやぁ、危なかった」
「ほんとですよ」
ん?
なんじゃ若干聞き慣れた声がしたような?
ミレーヌよりも若いといか幼い声。
まるで子供みたいな……?
ゆっくりとしたの方を見れば、案の定の人物がいた。
「いつからいたの?」
「いつからって、さっきからよ」
「それあんまし答えになってなくない?」
ベアトリスには転移の魔法があるため、いつからいてもおかしくはない。
だから、さっきからと言われてもいつかわからない。
「デスドラゴンは強かった?」
「ああ、めっちゃ強かったよ。特に再生能力が」
面倒な相手だったが、なぜか倒れてくれてよかった。
いや、まじで。
「あんたばかじゃなの?」
「はい?」
「聖属性の結界……レジーさんが使ったやつを張れば、再生能力なんてほとんどなくなるでしょ?」
「え、そうなの?」
「そうなの。もう少し仲間にも頼りなさいよね」
そう指摘されて気づいた。
俺は味方のことを侮っていたと。
確かに俺よりも弱いかもしれない。
だが、協力してこその強さというものがあるんだと、気付けた。
自分にできないことをできるように努力するのは訓練の時だけでいい。
自分にできないことは仲間に頼ってもいいんだ。
もしかしてそれを気づかせるために一瞬いなくなったのか?
だとしたら、それはもう感謝のしようがない。
「ありがとう」
「……何が?」
「いや、なんでもないさ」
「ならいいけど」
「よし!じゃあ、迷宮は一応クリアしたから、公爵様のとこまで報告しに行こう!」
他の四人に聞こえるように声を張る。
その足取りは行きよりも軽かった。
♦︎♢♦︎♢♦︎
「ほうほう、無事に倒せたとな?」
「まあ、無事かどうかはわかりませんけど」
「で、どっちが勝ったのだ?」
勝敗は確かに重要だな。
だが、だからこそベアトリスは微妙な気分だった。
勝ったか負けたかと言われれば、私は負けたも同然だ。
本当の迷宮の主人を倒したのは私だが、ボスとして現れたデスドラゴンを倒したのは勇者だった。
「勝敗は……一応俺たちの勝ちです」
「ふむ。まあ、そうよな」
わかってはいたことというような表情をする父様。
普通に私ってば、迷宮の最下層までいっちゃってたし、戦力外となっていることは知らないと思う。
しかし、そもそも勇者に勝てるなんて夢物語だということだったのだ。
「でも待ってください!」
「ん?なんだ?」
いきなり勇者の目の色が変わる。
なんだなんだ?
何が始まるんだ?
「ベアトリスさんには、試合に勝って勝負に負けたと言いますか……俺は個人的な判断では負けたと思います!」
「は?」
は?
こいつ何いってんの?
勝ったんだから、素直に喜べや!
「それはどうしてだ?」
「ボスの相手をしたのは俺だけで、その時ベアトリスさんは『用事があるから』と一旦離脱しました」
「ほう?」
やめて!
疑いの目でこっちを見ないで!
「その時、なんで離脱したのか……。それは、俺たちのチームワークを試してくれていたのです!」
「ふむ」
待って!?
この人何いっちゃてんの!?
「ええ、そうね。流石にこれには完敗だわ」
ミレーヌ!?
あんなに一番敵視していたミレーヌが折れたらほんとっぽく聞こえちゃうじゃん!
「だから、ベアトリスさんはわざわざ!俺たちに勝ちを譲ってくれたんです!」
「なるほどな」
これはどうにかしなくては!
勝ってしまったとなれば、いろいろ面倒なことになりかねん!
「待ってください!」
「どうした?ベア」
「私は引き分けだと思います」
「それは、なぜだ?」
「先ほど勇者様は試合に勝って勝負に負けたとおっしゃいましたね?」
「え?ああ、うん。言ったけど」
「つまり、一勝一敗ということですよね?」
そこまで言って私の言いたいことが伝わったようだ。
「私は勝負なんてどうでもいいんです。だからここは引き分けということにしませんか?」
勝負にはどうでもいいと言っておきながら、引き分けを望むのは少々おかしいが、焦ってしまっているので、このくらい許してほしい……。
「ふん!いいだろう!ベアのいうことも正しいしな!」
機嫌よく父様がそう宣言する。
余談だが、引き分けたことによってベアトリスと勇者の試合の噂は真実味を増してしまった。
さらにいうと、勇者一行が噂を広めて回ったため、一部の人間からは勇者に並ぶ猛者として認識されることとなった。
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