30 / 504
話題になる(父様視点)
しおりを挟む
(私は何も見ていない、私は何も見ていない、私は何もーー)
そう自分に言い聞かせながら、リュース辺境伯の住む屋敷まで戻ろうとする。
(きっと、二人がなんとかしてくれるはず……………うんうん!そうだよね!私は何にも見ていない………)
暗示とは優秀なんだな、と困ったら暗示をかけようと思い始めて私は、二人にバレないようにその無人広場から逃げていく。
(っていうか、なんでレイもあんなに強いの!?)
あのさー?
なんで私と同じくらいの年齢の子がさ?
普通に平然と結構強めな魔法を使っているの?
いやさ?
もちろん私は使っているのも常識ではありえないとは思うよ?
でも、私は訓練したからであって、才能のかけらもないんだよ?
レイがどんな訓練を積んだかは知らないけどさ?
絶対に私よりも才能あるじゃん!
(いや、別に私はそこまで強さを求めているわけではないけどね?)
それでも、レイが魔法を使えたことは衝撃だった。
それと同時に嬉しくもあった。
だって、私と同じような子がいたんだ。
一人よりも二人………なんとなく私が異常なんじゃないかという思いが和らいだ。
レイにもできるということはこれは以上でもなんでもないのだと!
私は“少し魔法が使える“だけの五歳児なのだと!
まあ、それはいいんだ。
それよりもそろそろ屋敷に帰った方がいい。
さすがにもう“大人の話“的なやつが終わった頃だろう。
そうすると、私は再び入室許可が下りるわけである!
(早く帝王学を学びたい)
私がこの辺境伯まで遥々やってきたのはこれが理由である。
前もそんなことを言った気がするがもう一度説明しよう!
予定としては私はーー
十歳 職業適性を見てもらう
十歳から十五歳 ここの間で私は家出して自由になる!
その後 自由気ままに旅をする
こんな感じ。
特に十歳までの予定とかはないんだけど、十歳からは非常に重要である。
まず、職業適性によっては私の想像している未来がだいぶ変わってくる。
まあ、元々最悪を想定しているため、職業の適性が予想と反していたとしても、それはそれで喜ばしいのである。
と、それは置いといて………。
十歳から十五歳………つまり、適性を見てもらった後から成人するまでの間に私は公爵家を抜け出すことになる。
別に公爵家に不満があるわけでも、家族に不満があるわけでもない。
ただ、このまま進んでいけば、私は前世よりもなんの面白味のない人生を送ることになると思う。
前世は第一王子の妃として、それなりに波乱万丈の人生を送った。
それなのに、今更普通の生活をしろという方が無理である。
それに、家出をしなかったとしても、いまだに結婚をさせられる可能性は拭いきれない。
誰かの策略とかそんな感じで利用されるかもしれないし………。
だったら、貴族位剥奪された方がいい。
自由に生きたいというのは、どこかの貴族の領民になるということではない。
私は旅人になりたいのである!
なぜなら、それが一番自由に生きられそうだからである。
単純すぎる理由だが、私にとっては大事なのだ。
旅人になるにあたって、それなりの実力はもうすでに持っているつもりである。
まあ、私よりも強い人なんていくらでもいるわけだけど………。
兎にも角にも、今は貴族令嬢としてそれなりの振る舞いをしておく必要がある。
ただそれだけである。
(歩いていくのは、さすがに時間がかかるか)
屋敷まではそれなりに距離があった。
帰るにはざっと数十分かかるだろう。
(しょうがない、転移するか………)
『転移』
私はその場から消える。
いや~扱いやすくていいですわ~。
もはや、口に出さなくても転移ができるようになった私としては、かなり役立つ存在になってきている。
どんな原理で転移しているかといえば、単純に脳に記録しておいた座標を魔法の術式の中央部に組み込んで、それをイメージしながら呪文を唱えるだけというなんとも簡単な作業である。
座標の記録というのも、マッピングの魔法か何かで記録すればいいだけだしね。
そんなことを考える私はそのままゆっくりと目を開ける。
見ると、そこには大きなドアが見えた。
そこは、父様とリュース辺境伯がお話をしていた部屋の前である。
そして、ドアが音を立てて、開かれた。
「ん?ベアか。ちょうどいい。お前に頼みがーー」
♦︎♢♦︎♢♦︎
「いや、ものすごく丁寧な子供だな」
「だろ?さすが私の娘だ!」
元々私とリュースは友だった。
だからこそ、こうして砕けた口調で話すことができている。
「それにしても、『神童』ねぇ」
ソファーに腰を下ろしながら、リュースが呟く。
「『神童』は流石に大袈裟だとは思うけどな」
「おいおい、アグナムはもっと誇っていいと思うぞ?」
「いやいや、親よりも優秀な子供っていう時点で私が誇っても意味ないのさ」
物理的な力、魔法的な力はまず間違いなく私よりもある。
そして、知能という力においても私と並んでいる。
間違いなくこの公爵家で最も実力がある者。
それがベアトリスだった。
(魔法や剣術の実力だけをいえば長男の方が強いだろうが………)
家を出て外に行った長男は秀才な子だった。
努力で全てを手に入れたのが私の長男だ。
「そういうものかな。でも、貴族としては礼儀も大切だぞ?」
「それはお前も見ただろ?」
「ああ。悔しいが、私の娘よりも礼儀を弁えていたよ」
「お前の娘も五歳になるかな?」
「ああ、まあな」
思い出すは病弱な女の子。
魔法の才能はあるが、なかなかに弱っていて外に出ることさへままならなかった。
「と、そんな話はいいんだ。私が聞きたいのは、ベアトリス嬢の実力なんだ」
「実力か………私もはっきりとはわかってないんだ」
はっきりと戦っている姿は見たことがない。
どれほど魔法が扱えるのか、どれだけ武器が扱えるのか。
使えることは知っていても、使っているところはあまり見ない。
故に、私もベアの正確な実力は把握していなかった。
「さてな、どれくらい強いんだろうな」
「ベアトリス嬢の噂によれば、正直言って『化け物』だがな」
「噂?」
「ん?お前は知らないのか?」
噂が立つほどのことをしでかしまくっているからどれのことかわからない……。
ベアはいつも何かするたびに、やらかして帰ってくるからな………。
「詳しく聞かせてくれ」
「じゃあ、どんな話がいい?いろいろあるが……」
「私が本人から聞いたのはーー」
私は今まで聞いた話を全てリュースに話す。
「そこまでか。いくつか抜けてるな、話が」
「まだ、あるのか………」
「はは!お前も大変そうだな!」
「いいから話してくれ」
「じゃあ一つ目、これはお前が潰そうとしていた犯罪組織が先に潰れていた時の話だな」
私とリュースは時々手紙でやりとりをしている。
だから、この話も知っていてもなんの不思議もないのである。
「ああ、あれは運が良かったとーー」
「違うんだな~これが」
「何が違う……………って、まさか!?」
「そうだよ!先にベアトリス嬢が潰したって話!」
「いや、流石にそんなんわけないだろう…………犯罪組織、物理的に潰れていたんだぞ?」
私が向かった際にはすでにそのばには跡形もなく…………かろうじて、何かが潰れてできたような残骸が大量に残っていた。
「そして、もう一つ」
「今度はなんだ!?」
「ベアトリス嬢が飼っているキツネがいるっていたな」
「ああ、ユーリか」
「あのキツネ………精霊獣っていう噂がーー」
「まじで!?」
「お、おう」
精霊獣
それは滅多に人前に姿を見せない伝説の生き物。
伝聞で記録があるだけで、その存在も不確定要素が多いのだ。
精霊というのは一般的にはエルフが扱っていて、小さな人型をしているものがほとんどだ。
その精霊の中で魔法も使える特別なものを妖精というのだが………。
それよりも精霊獣は珍しい。
獣型の精霊なんて精霊術師エレメンタラーでも扱っている人はいない。
「それは……………私もベアの実力が気になってきたな」
「ふふ、だろう?」
二人の男の心は完全に一致した。
それは、扉の前にちょうど転移してきたベアトリスの耳にもすぐに入ってくる。
「ん?ベアか。ちょうどいい。お前に頼みがーー」
そう自分に言い聞かせながら、リュース辺境伯の住む屋敷まで戻ろうとする。
(きっと、二人がなんとかしてくれるはず……………うんうん!そうだよね!私は何にも見ていない………)
暗示とは優秀なんだな、と困ったら暗示をかけようと思い始めて私は、二人にバレないようにその無人広場から逃げていく。
(っていうか、なんでレイもあんなに強いの!?)
あのさー?
なんで私と同じくらいの年齢の子がさ?
普通に平然と結構強めな魔法を使っているの?
いやさ?
もちろん私は使っているのも常識ではありえないとは思うよ?
でも、私は訓練したからであって、才能のかけらもないんだよ?
レイがどんな訓練を積んだかは知らないけどさ?
絶対に私よりも才能あるじゃん!
(いや、別に私はそこまで強さを求めているわけではないけどね?)
それでも、レイが魔法を使えたことは衝撃だった。
それと同時に嬉しくもあった。
だって、私と同じような子がいたんだ。
一人よりも二人………なんとなく私が異常なんじゃないかという思いが和らいだ。
レイにもできるということはこれは以上でもなんでもないのだと!
私は“少し魔法が使える“だけの五歳児なのだと!
まあ、それはいいんだ。
それよりもそろそろ屋敷に帰った方がいい。
さすがにもう“大人の話“的なやつが終わった頃だろう。
そうすると、私は再び入室許可が下りるわけである!
(早く帝王学を学びたい)
私がこの辺境伯まで遥々やってきたのはこれが理由である。
前もそんなことを言った気がするがもう一度説明しよう!
予定としては私はーー
十歳 職業適性を見てもらう
十歳から十五歳 ここの間で私は家出して自由になる!
その後 自由気ままに旅をする
こんな感じ。
特に十歳までの予定とかはないんだけど、十歳からは非常に重要である。
まず、職業適性によっては私の想像している未来がだいぶ変わってくる。
まあ、元々最悪を想定しているため、職業の適性が予想と反していたとしても、それはそれで喜ばしいのである。
と、それは置いといて………。
十歳から十五歳………つまり、適性を見てもらった後から成人するまでの間に私は公爵家を抜け出すことになる。
別に公爵家に不満があるわけでも、家族に不満があるわけでもない。
ただ、このまま進んでいけば、私は前世よりもなんの面白味のない人生を送ることになると思う。
前世は第一王子の妃として、それなりに波乱万丈の人生を送った。
それなのに、今更普通の生活をしろという方が無理である。
それに、家出をしなかったとしても、いまだに結婚をさせられる可能性は拭いきれない。
誰かの策略とかそんな感じで利用されるかもしれないし………。
だったら、貴族位剥奪された方がいい。
自由に生きたいというのは、どこかの貴族の領民になるということではない。
私は旅人になりたいのである!
なぜなら、それが一番自由に生きられそうだからである。
単純すぎる理由だが、私にとっては大事なのだ。
旅人になるにあたって、それなりの実力はもうすでに持っているつもりである。
まあ、私よりも強い人なんていくらでもいるわけだけど………。
兎にも角にも、今は貴族令嬢としてそれなりの振る舞いをしておく必要がある。
ただそれだけである。
(歩いていくのは、さすがに時間がかかるか)
屋敷まではそれなりに距離があった。
帰るにはざっと数十分かかるだろう。
(しょうがない、転移するか………)
『転移』
私はその場から消える。
いや~扱いやすくていいですわ~。
もはや、口に出さなくても転移ができるようになった私としては、かなり役立つ存在になってきている。
どんな原理で転移しているかといえば、単純に脳に記録しておいた座標を魔法の術式の中央部に組み込んで、それをイメージしながら呪文を唱えるだけというなんとも簡単な作業である。
座標の記録というのも、マッピングの魔法か何かで記録すればいいだけだしね。
そんなことを考える私はそのままゆっくりと目を開ける。
見ると、そこには大きなドアが見えた。
そこは、父様とリュース辺境伯がお話をしていた部屋の前である。
そして、ドアが音を立てて、開かれた。
「ん?ベアか。ちょうどいい。お前に頼みがーー」
♦︎♢♦︎♢♦︎
「いや、ものすごく丁寧な子供だな」
「だろ?さすが私の娘だ!」
元々私とリュースは友だった。
だからこそ、こうして砕けた口調で話すことができている。
「それにしても、『神童』ねぇ」
ソファーに腰を下ろしながら、リュースが呟く。
「『神童』は流石に大袈裟だとは思うけどな」
「おいおい、アグナムはもっと誇っていいと思うぞ?」
「いやいや、親よりも優秀な子供っていう時点で私が誇っても意味ないのさ」
物理的な力、魔法的な力はまず間違いなく私よりもある。
そして、知能という力においても私と並んでいる。
間違いなくこの公爵家で最も実力がある者。
それがベアトリスだった。
(魔法や剣術の実力だけをいえば長男の方が強いだろうが………)
家を出て外に行った長男は秀才な子だった。
努力で全てを手に入れたのが私の長男だ。
「そういうものかな。でも、貴族としては礼儀も大切だぞ?」
「それはお前も見ただろ?」
「ああ。悔しいが、私の娘よりも礼儀を弁えていたよ」
「お前の娘も五歳になるかな?」
「ああ、まあな」
思い出すは病弱な女の子。
魔法の才能はあるが、なかなかに弱っていて外に出ることさへままならなかった。
「と、そんな話はいいんだ。私が聞きたいのは、ベアトリス嬢の実力なんだ」
「実力か………私もはっきりとはわかってないんだ」
はっきりと戦っている姿は見たことがない。
どれほど魔法が扱えるのか、どれだけ武器が扱えるのか。
使えることは知っていても、使っているところはあまり見ない。
故に、私もベアの正確な実力は把握していなかった。
「さてな、どれくらい強いんだろうな」
「ベアトリス嬢の噂によれば、正直言って『化け物』だがな」
「噂?」
「ん?お前は知らないのか?」
噂が立つほどのことをしでかしまくっているからどれのことかわからない……。
ベアはいつも何かするたびに、やらかして帰ってくるからな………。
「詳しく聞かせてくれ」
「じゃあ、どんな話がいい?いろいろあるが……」
「私が本人から聞いたのはーー」
私は今まで聞いた話を全てリュースに話す。
「そこまでか。いくつか抜けてるな、話が」
「まだ、あるのか………」
「はは!お前も大変そうだな!」
「いいから話してくれ」
「じゃあ一つ目、これはお前が潰そうとしていた犯罪組織が先に潰れていた時の話だな」
私とリュースは時々手紙でやりとりをしている。
だから、この話も知っていてもなんの不思議もないのである。
「ああ、あれは運が良かったとーー」
「違うんだな~これが」
「何が違う……………って、まさか!?」
「そうだよ!先にベアトリス嬢が潰したって話!」
「いや、流石にそんなんわけないだろう…………犯罪組織、物理的に潰れていたんだぞ?」
私が向かった際にはすでにそのばには跡形もなく…………かろうじて、何かが潰れてできたような残骸が大量に残っていた。
「そして、もう一つ」
「今度はなんだ!?」
「ベアトリス嬢が飼っているキツネがいるっていたな」
「ああ、ユーリか」
「あのキツネ………精霊獣っていう噂がーー」
「まじで!?」
「お、おう」
精霊獣
それは滅多に人前に姿を見せない伝説の生き物。
伝聞で記録があるだけで、その存在も不確定要素が多いのだ。
精霊というのは一般的にはエルフが扱っていて、小さな人型をしているものがほとんどだ。
その精霊の中で魔法も使える特別なものを妖精というのだが………。
それよりも精霊獣は珍しい。
獣型の精霊なんて精霊術師エレメンタラーでも扱っている人はいない。
「それは……………私もベアの実力が気になってきたな」
「ふふ、だろう?」
二人の男の心は完全に一致した。
それは、扉の前にちょうど転移してきたベアトリスの耳にもすぐに入ってくる。
「ん?ベアか。ちょうどいい。お前に頼みがーー」
1
お気に入りに追加
1,599
あなたにおすすめの小説
異世界転生は、0歳からがいいよね
八時
ファンタジー
転生小説好きの少年が神様のおっちょこちょいで異世界転生してしまった。
神様からのギフト(チート能力)で無双します。
初めてなので誤字があったらすいません。
自由気ままに投稿していきます。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る
伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。
何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。
だって私、悪役令嬢なんですもの(笑)
みなせ
ファンタジー
転生先は、ゲーム由来の異世界。
ヒロインの意地悪な姉役だったわ。
でも、私、お約束のチートを手に入れましたの。
ヒロインの邪魔をせず、
とっとと舞台から退場……の筈だったのに……
なかなか家から離れられないし、
せっかくのチートを使いたいのに、
使う暇も無い。
これどうしたらいいのかしら?
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
異世界転生したら何でも出来る天才だった。
桂木 鏡夜
ファンタジー
高校入学早々に大型トラックに跳ねられ死ぬが気がつけば自分は3歳の可愛いらしい幼児に転生していた。
だが等本人は前世で特に興味がある事もなく、それは異世界に来ても同じだった。
そんな主人公アルスが何故俺が異世界?と自分の存在意義を見いだせずにいるが、10歳になり必ず受けなければならない学校の入学テストで思わぬ自分の才能に気づくのであった。
===========================
始めから強い設定ですが、徐々に強くなっていく感じになっております。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
チート転生~チートって本当にあるものですね~
水魔沙希
ファンタジー
死んでしまった片瀬彼方は、突然異世界に転生してしまう。しかも、赤ちゃん時代からやり直せと!?何げにステータスを見ていたら、何やら面白そうなユニークスキルがあった!!
そのスキルが、随分チートな事に気付くのは神の加護を得てからだった。
亀更新で気が向いたら、随時更新しようと思います。ご了承お願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる