デュランダル・ハーツ

創也慎介

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第7話 怨嗟

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 ロゴスが放った初手――小細工なしの薙ぎ払いを、リオンはすれすれの所で後方に跳びのき、かわす。すぐ目の前を鉄塊が通り抜け、空気を引き裂く武骨な音を響かせた。

 一撃が空振りしたことを察し、観衆がわっと沸く。だがそんな雑音に構うことなく、巨漢・ロゴスはさらに前へと出続ける。

 一撃、二撃と長剣が走った。彼が踏み込むたびに大地が揺れ、刃が突風を生んだ。斬撃の圧倒的な迫力は、離れた場所で見ている隊員たちにも、その威力を如実に理解させてしまう。

 対し、リオンは軽やかな身のこなしで襲い掛かる刃をかわし続けた。
 右へ左へ、縦横無尽に振り回される斬撃の数々を見極め、当たる寸前、すれすれのところで身を引く。その回避術はなんとも鮮やかで、まるで“舞”を踊っているかのような優雅さすら秘めている。

 ひらりひらりと猛攻を避け続けていたリオンだが、ロゴスの攻撃が十手を超えたあたりでその違和感に気付く。と同時に、二人の戦いを脇で見ているアテナも、リオンの表情からわずかな変化を察した。

 感づいたか――アテナは“義賊”の勘の良さを賞賛する一方で、彼がこの後どう出るのかを期待してしまう。

 しばらくは一方的にロゴスが攻める展開が続いたが、なおもリオンは鮮やかな体捌きでそれを避け続ける。だが、周囲の隊員たちのなかにはアテナ同様、この展開をある程度予測していた者も混じっていた。

 通常ならば、ロゴスのような大振りの一撃は体力を著しく消耗する。それが空振りとなればなおさらで、いずれはその消耗が肉体にブレを引き起こし、格好の“隙”を生み出してしまうのだ。

 それはいわば、ロゴスのような直情的な戦い方をする者、すべてに共通した“弱点”である。だからこそ、リオンはあえて攻撃を避け続け、ロゴスが消耗するのを待っているのだと、観衆は察していた。

 だが、このロゴスという男にとって、そのパターンは当てはまらない。

 すでに斬撃は十五発を刻んでいたが、なおもロゴスの直剣は速度を落とすことなく、凄まじい圧と鋭さをもってリオンへと迫る。どれだけ空振りを続けようが、どれだけ汗が体から滲み出ようが、それこそ“猛牛”が如く止まる気配を見せず、なおも加速し続けているのだ。

 この無尽蔵のスタミナこそ、ロゴスが他の隊員を圧倒する最大の武器であった。攻めて攻めて攻めまくり、相手の心が折れたところを刈り取ることこそ、ロゴスの狙いだったのである。

 その異様さに対峙するリオンもとっくの昔に気付いてはいたが、一方でこの状況を打開することができず、とにかく避けることに徹する他ない。思い切って射程距離内に飛び込もうかとも考えたが、ロゴスが持つ圧倒的な巨体がそれすらも阻んでしまう。

 なるほど、厄介だな――リオンがカラクリに気付いたのと、ロゴスが次の一手に出たのは同時であった。

 ロゴスは雄叫びを上げながら、剣を大きく真上に振りかぶる。これまでとは明らかに違う軌道に、リオンのみならず周囲の観衆も息をのむ。

 真っすぐ叩き落された刃が、地面をえぐった。土が衝撃で吹き飛び、鉄塊は深々と溝を刻んでしまう。

 その大振りな一撃を真横に避け、ようやくリオンは前へと体重を移動させた。刃を落としたロゴスの首筋を狙い、左の短剣を跳ね上げる。

 風のように走るリオンの斬撃を前に、ロゴスは剣を握りしめたまま、微かに笑った。

 馬鹿が――瞬間、ロゴスは体をひねり、向かってくるリオンの胴体を蹴りぬく。具足を身に着けた丸太のような足は、リオンの華奢な肉体を真横から跳ね飛ばしてしまった。

 わっと観衆が熱を帯びる。リオンは何とか体勢を整えて着地できたが、腹部に叩き込まれた衝撃ですぐさま身動きが取れない。

 この一瞬こそ、ロゴスが待ち望んだ瞬間だった。彼は刃をすぐさま持ち上げ、隙を作っているリオンの首筋を目掛けて薙ぎ払う。

 その場の誰しもが、その“必殺”の連携を前に決着を予感した。事実、これまでもこのロゴスという男は幾度となく、この流れによって勝利をもぎ取ってきたのである。

 向かってくる刃の先端を、なおもリオンは見つめていた。己の首を叩き落そうと迫る圧を前に、全身の神経がチリチリとひりつく。

 加速した意識のなかで、それでもリオンは考えた。飛んでくる鉄塊を前に、脳裏にかつての“彼”の姿が思い浮かぶ。

 リオンは義賊としてのあらゆるノウハウを、“彼”から学んだ。その上で“彼”は、窮地を脱するための戦う技術までも、リオンの肉体に叩き込んだのである。

 幾度となく打ち負かされ、弾き返され、この身に傷を刻んだ。だがその度に少しずつ、師である“彼”に近付いていっているのだと、自分自身がどこか誇らしげに思えた。

 今朝、夢のなかで見た、“彼”の死に様が脳裏に浮かぶ。その情景をわずかに想起し、改めて飛来する剣の先端を視界にとらえた。

 こんなもんじゃあない。
 この程度じゃあない。

 あの人の一撃はこんなに――遅くない。

 ロゴスが刃を振りぬき、「ギャリン」という嫌な音が大気を震わせる。周囲の隊員たちが息をのんだが、一方でロゴスは自身の勝利を確信し、気が付いた時には口の端に笑みを浮かべてしまっていた。

 その場にいる誰よりも早く、審判として二人を見ていたアテナが気付く。そして徐々に、まるで波紋が広がるように、隊員たちもその“異変”に気付いてしまった。

 ロゴスの剣はリオンに当たっていない。
 刃は確かに振り抜かれたのだが、巨漢の目の前にはなおも無傷のままの“義賊”が悠々と立っている。左の短剣をわずかに持ち上げたまま、リオンは一歩も動くことなく構えを作っていた。

 手元が狂ったかと、ロゴスは再度剣を振りぬく。大きく踏み込んだ一刀は、今度こそ間違いなくリオンの首を刈り取るべく、圧倒的な勢いで空を斬り裂き、走った。

 向かってくる一撃を、リオンは避けない。
 ただその先端をしっかりと捉え、そして自身が持つ武器を持ち上げる。

 周囲を取り囲む観衆たちには、リオンがロゴスの一撃を“弾いた”ように見えた。リオンの持ち上げた短剣がロゴスの剣にぶつかり、火花と共にまた「ギャリン」という嫌な金属音が響く。瞬間、剣の軌道が反れ、リオンの肉体を捉え損なったのである。

 一撃、二撃となおも同じ展開が続いた。
 ロゴスがどれだけ力を込めようとも、リオンはいとも容易く彼の攻撃をいなしてしまう。ロゴスが放つ数多の“全力”は、悠然と立つリオンの“最低限”によって無効化されてしまうのだ。

 ありえない――その場の誰もが、目の前で起こる奇跡に息をのんでしまった。

 ロゴスが操る長剣は言わずもがなかなりの重さを誇る。そこに大男の膂力が上乗せされた一撃は、たとえ大盾を万全の体勢で構えていたとしても、容易に弾き切れるものではない。

 ましてや、リオンとロゴスの対格差は圧倒的だ。そんなリオンの華奢な肉体が、あまりにも軽やかな動作でロゴスの一撃を無効化してしまうその試合展開を、周囲の隊員たちは理解することができない。

 いつしかロゴスの全身には大粒の汗が無数に浮かび上がり、彼が刃を動かすたびに無秩序に宙を舞っていた。対するリオンはというと、汗一つかかず、呼吸すら乱さずに悠然と、軽やかに“舞”を続けている。

 この不可解極まりない状況を打破すべく、ついにロゴスが打って出る。大きく一歩を踏み出し、肉体を真横に一回転させ、斬撃を放った。
 その喉元から、獣じみた「ごおおおお!」という雄叫びが漏れる。遠心力すら乗せた文字通り“全身全霊”の斬撃が、リオンの胴体を真っ二つに両断すべく襲い掛かった。

 そんな“必殺”の一撃にすら、リオンはまるでうろたえることはない。
 両手の短剣を水平に構え、まるでロゴスの攻撃を“迎え入れる”かのように構える。リオンが手にした短い二刀は、その日、最大の火花をまき散らし、やはりその一撃の軌道を変えてしまった。

 勢い余ったロゴスは足元がもつれ、その場に真横に転んでしまう。慌てて起き上がろうと手をついたが、瞬間、至近距離に踏み込んでいたリオンの刃が喉元へ通しあてられた。

「――ッ!?」

 滝のような汗を流し、言葉を失うロゴス。予想外の展開にまるで理解が追い付かず、大男は両手を地についたまま、ただ喘ぐように呼吸を繰り返していた。

 周囲を取り囲む隊員たちも、皆一様に騒然としている。混乱の波が瞬く間に広がるなか、二人の攻防を間近で見ていた女騎士が手を上げ、整然と言い放つ。

「それまで! 勝負あり、だな」

 アテナの一言に、ロゴスは情けなく顔を歪めた。巨漢は汗だくのまま隣に立つ隊長の顔を睨みつけ、懇願するように吼える。

「ま、待ってください! まだ――まだやれます!」
「悔しいのは分かるぞ。だがそもそも、これで“二度目”の敗北なんだから、もう十分だろう?」

 このアテナの一言にロゴスはもちろん、刃を喉元に突きつけていたリオンまで「えっ」と驚く。当然、二人の攻防を見守っていた『デュランダル』の隊員たちも、不穏な一言にざわめきだした。

 リオンはようやく刃を引き戻し、構えを解く。「信じられない」といった表情でアテナを見つめたまま、恐る恐る問いかけた。

「二度目の敗北……あんたまさか――“アレ”が見えてたのか?」
「ああ、もちのろんだ! こう見えても昔から目はいいからな!」

 独特の波長で笑うアテナに、なおもリオンは呆然としてしまう。女騎士は微笑んでいるが、一方でリオンはただ汗を全身に浮かべ、言葉を失ってしまった。

 戦いによる熱だけでなく、隣に立っていた彼女に“見抜かれていた”という事実が、リオンの背筋を凍らせる。だが一方で、いまだに状況を理解しきれていないロゴスが、地面に膝をついたまま問いかけてきた。

「あの、隊長……どういうことですか? 二度目っていうのは、一体――」

 彼の質問にアテナは胸を張り、なぜか得意げに答えてみせる。他の隊員たちにも聞こえるよう、彼女はしっかりと声を張り、先程の一戦で起こっていたことを解説した。

「君が途中でリオンに放った蹴り――あれが当たった瞬間、リオンは具足の関節部に短剣を当てて防いでいた。しっかりと足首の隙間目掛けてな」

 その一言で、ロゴスは慌てて自身の足首を確認する。狼狽える大男に、なおもアテナは容赦することなく告げた。

「加えて、リオンは蹴り飛ばされる一瞬で、具足の裏側――ふくらはぎの部分にも、もう一刀で斬撃を加えていた。もしこれが刃引き無しの真剣だったら、君の左足は使い物にならなくなっているだろうさ」

 また一つ、周囲の隊員たちがどよめいた。ロゴスはというと、滝のような汗を浮かべ、何度も自身の脚部を確かめている。

 『デュランダル』の面々が動揺するなか、誰よりも驚愕していたのは他ならぬリオンだった。構えを解き、左右の二刀をだらりと下ろしたまま、彼の目は軽快に笑う“女騎士”を見つめている。

 いや、むしろ睨みつけている、といってもいい。鋭い眼差しを向け、たまらずリオンは問いかけてしまった。

「全部……分かってたのか?」
「ああ。実に見事な手際だったな! 加えて、一撃を受けながらも相手を無効化する、実に卓越した防御術だ。武器を“弾く”のではなく、相手の刃に合流して流れを変える――いわば、“パリング”と呼ばれる技だな」

 嬉しそうに笑うアテナだったが、あいにくリオンは笑みなど浮かべることができない。これまで一度足りと、その独特の刃捌きと技を見破った人間などいなかったのだ。

 その攻防術を叩きこんでくれた、“彼”を除いて――これまで緩み切っていたリオンの体の奥底に、なにか言い知れぬもやもやとした感情が渦巻きつつあった。一方、アテナはへたり込んだロゴスに手を貸しながら、その場にいる皆に聞こえるよう、高らかと言い放つ。

「これで皆にも、リオン君の実力が良く分かったはずだ。先程の短剣捌きは、我が隊も見習う点が実に多そうだったな!」

 どれだけ女騎士が笑顔で語ろうとも、隊員たちが腑に落ちていないことは明白だった。だがそれでも、隊の中でも随一の猛者をリオンがあっさりと倒して退けたことで、彼らがリオンに抱く感情に幾ばくかの揺らぎが見えつつある。

 ロゴスが武器を拾い上げ、すごすごと隊員たちのなかに戻っていくが、アテナは残っていたリオンに向き直り、笑いかけてくる。

「改めて見たが、本当に凄まじい短剣術だな。それは君の“我流”か?」
「いや……昔、“師匠”から教えてもらったもんだよ」
「ほお。それほどの戦闘術を指南できるとは、さぞかし高い実力を持った、“立派”な方なのだろうな」

 アテナはいつも通り、なんの気なしにその一言を発したが、それがリオンのなかに眠っていたある感情を揺さぶり、滾らせてしまう。彼の脳裏には今朝、独房のなかで見たあの“夢”の光景がフラッシュバックしていた。

 かつての“彼”を思うと、自然と両の拳に力が宿る。これまでとまるで異なる鋭い感情を宿したリオンに、アテナはなおもまるで変わらぬ気安い波長で語りかけてきた。

「しかし、君にとってはいささか、物足りない試合だったんじゃあないのか? 君のその実力なら、もしかしたらもっと上級格の隊員とも渡り合えるかもしれんぞ」
「ああ、そうかもな。それこそあんたみたいな――“隊長”にだって、負ける気はねえよ」

 リオンの放ったその一言に、アテナは「ほお」と笑った。しかし一方で、周囲を取り囲んでいる隊員たちが雑談を止め、一様に押し黙ってしまう。

 再び、練兵所の空気がきぃんと張り詰めだしていた。朝の清らかな空気のなかに、気温とはまた違う異様な冷たさが混じり、広がっていく。

 明らかにリオンは、隣に立つアテナを睨みつけていた。凶暴な眼差しを宿したままの彼に、アテナはなおも朗らかな笑みを消すことなく、毅然と立ち向かう。

 先程までにこやかに会話をしていた二人とは明らかに異質な空気が周囲に広がり、肌をぴりつかせ始めていた。

「自信たっぷり、といった様子だなぁ。確かに、本気になった君の“刃”を防ぎきるのは、私でも手を焼きそうだよ」
「そういうあんたは、余裕たっぷりって感じだな。一度は俺に――勝ってるからか?」
「そこまで慢心などはしていないさ。だがそれでも、私も『デュランダル』の守護隊長を務める身だ。どんな相手であろうが、“負ける”などという発想は毛頭ないよ」

 リオンはかつての、あの夜を思い出していた。富豪の豪邸を脱出しようとした彼の前に立ちはだかり、そして一撃のもとに自身を制圧した“女騎士”のあの姿が、脳裏に浮かび上がる。

 なにを今まで、呆けていたんだ。俺は――リオンは気が付いた時には、痛いほどに両手の短剣を握りしめていた。

 元々、リオンにとって“騎士”なんてものは、忌避すべき存在であったはずだ。彼等こそがかつての“師”をくじき、彼の理想を無に帰してしまった元凶なのである。

 逆恨みだと分かってはいる。みじめな負け犬の遠吠えなのだと、理解はしていた。

 それでもなお、リオンは――“騎士”である彼らに対し、激しい嫌悪感を抱かざるをえないのである。

 彼のなかの記憶が、遥か過去へと跳躍する。色や音すらかすんでしまったその古い思い出のなかで、それでもかつての自分が抱いた、理不尽なまでの怒りを忘れたことはない。

 リオンの今を決定づけた“あの日”が、肉体にどす黒い力を宿す。そんな彼を察したのか、アテナはあえて、どこか意地悪な波長で問いかけてきた。

「あんなものでは、君も満足しないんじゃあないだろうか。どうだろう、このままもう一戦――私と“試合”をしてみるというのは?」

 隊員たちが明らかに動揺し、そしてリオンも息をのむ。予想だにしなかった展開の連続に、『デュランダル』の隊員たちは言葉を失ってしまった。

 だが一方で、リオンは奥歯を強く噛みしめ、微かな身震いと共に目の前のアテナを睨み続ける。

 目の前の彼女が、悪い人間だとは思わない。だがそれでも、彼女はリオンにとって忌避すべき“騎士”という存在であることには、変りがないのだ。

 子供じみた考え方であることは、リオン自身が理解していた。だがそれでも、自身のなかに湧き上がった純粋な闘争心を、押し殺すことができない。

 今日、この時までリオンは、その思いを原動力に“義賊”として活動し続けてきたのだから。

 上等だ――それ以上、リオンは多くを語りはしなかった。だが、無言ではあったものの、その場にいた誰しもがこの後の展開を予感し、そして身震いしてしまう。

 早朝の冷たい空気のなかに、気が付いた時には激しく滾る“熱”が混ざり、陽炎のように立ち上り始めていた。

 リオンとアテナの体が湧き出る異質な“闘志”は、決して交わることなく、すぐ目の前の“対戦相手”に対峙し、不可視の火花を散らし始めてしまう。
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