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二章 あいつの存在が災厄
ははうえと………ちちのも…みたい。
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*監禁生活に突入する前の準備みたいなものです。
二話更新しています。
───────────
「フノスのばしょで、これからフノスのすることをおぼえて、あかにしてほしい。
そらがみれなくても、そとにでれなくても、さみしくない。
いままでフノスがみせたこと、あかといっしょにする。
それでなかよくしないとフノスはうんめいにあえない。」
彼女は事ある毎に、僕がまるで近い将来、監禁され出れないような発言をする。
それが と て も 怖 い 。
あいつが思い詰めてなにかしないとも限らない。
最近は、呪いの垂れ流し問題で遂に、あいつが監禁されている。
折角、帰還の目処が立ちそうなのにお前、何やってんだよ…
毎日毎日、僕に愛を囁くのは良いが全部【呪】になっていて、
あいつが、『俺の【お姫様、百合、愛している…』とか際限なく呟くもんだから、
世界が僕を『お姫様』と認識してしまった。
おかげでこのアルフヘイムの住人である、耳長や【戦乙女】という、厄介な奴らからそれ呼びだ。
耳長族の国に来てから一年近くになる。
その間、何故かこの子に付きまとわれ、子どもたちと一緒によく遊んだ。
皇宮にいた頃はあいつに付き合い、こういったことをすることが出来なかった。
その為、黒はとても喜んでいる。
おかげで最近は
『ちちがいなくても、ははうえはわたしがまもります。』
などと言うようになってきたのが怖ろしい。
前は『ちちうえ』だったのに、いつの間にか『うえ』が消えている…
今は僕と息子の良い関係を築ける機会だと思うのだが、
この家出に、黒の乳母である従兄弟も付き合わせてしまった。
本当に申し訳ないが、彼も番の束縛に腹を立てていたので良い機会だと言う。
僕の代わりにこの従兄弟が婿を取り【青】を継いだ。
そういったことも含めて、姉と同じ年頃の従兄弟…菖蒲兄様には頭が上がらない。
フノスが【域】に干渉して風景を変えるということを先程からしている。
僕への手解きでもあるが、こういったものは子どもに見せていたりする。
さっきは虹を出してくれて、子どもたちは喜んでいた。
オーロラというものを見たのも初めてだ。
『聖域』は義姉が作り出し、姉とともに維持している。
その為、かつて義姉の持っていた【華】の【蓮】と姉の持つ【赤薔薇】を咲かせている。
ここに来てから義姉は、僕に色々と亜神のみ使える力を教えてくれている。
もとは義母と双子で、鬼族のΩと同じように血を飲み生きていたものである義姉は、
耳長特有の力以外は、義母と似たような力を持つ。
『【域】は本来なら、私たちの本質を示すものをこうして映し出す。
甥はそのあたりをよく知らんからかわいそうでな。
弟はともかく、義弟が面倒なやつだから悪いのだがな。
あやつはもう少し締め上げても良かったと思うぞ?』
そんな事を仰られた。
義姉は先日、男の子を出産したばかりで、この頃は姪に手解きを受けている。
僕ら鬼族の上位のものが素晴らしい呪術師であるように、
義姉や姪など亜神耳長は大変優れた魔術師だ。
◇◇◇
《エルフといえば魔法使い!》
…そうだね。
本当に皆なんで好きなのかなぁ…
姪の行動で厄介さは知ったと思うんだけれど?
《マリーは本当に夢がない!!》
だって、あのひとたちと付き合うのは本当に大変なんだからね?
◇◇◇
フノスが管理しているこの子どもたちの遊び場は、
彼女の持つ【桜】が咲いている。
「これからみんなの【華】をさかせる。
クロもクリもアヤメも、みんなのさかせる。
おじさまもフノスのをみて、おじさまとあかのをいちばんきれいにさかせて。」
「ちちのはいらない…」「ねえさま!ぼくの?」「へー、楽しみだね。」
黒よ…そんなにあいつが嫌いなのはどうしてなんだろうな?
お前を良くあやしてくれている【戦乙女】達の影響だろうか?
やつらも黒などに聞かれるままに、色々と話すのを本当にやめて欲しい。
やつらは嘘はつかないが、真実のほうがあいつは酷いから困るんだ。
父子仲を拗らすのはあいつとお義父様だけで勘弁してほしい。
お義姉様が言うとおり、お義父様はお義母様以外に興味が無く酷い。
もう少し説教する必要があったのかもしれない。
フノスが、皆の額に手をかざして何かを…【呪文】を唱えている。
黒の持つ【鬼灯】、涅の持つ【桔梗】、兄様の【菖蒲】と、どんどん咲かせていく。
季節とか関係なくいろいろな花が一堂に会する。
今までは桜だけだった場所がより華やかに色づく。
「………」「わぁ!くろさまのがある!!」「…これは見事なものだね。」
黒…お前は本当に喋らないよね。
あいつの話を聞いて、怒っていたみたいだけれど、
この間泣いて機嫌が悪かった方が珍しかったね。
同じ言葉が少ない外のあいつは、口を開いたら色々と誤解される、卑猥な事しか喋らないけれど、
お前のそれもちょっと良くないよなぁ。
我慢のしすぎとかじゃないか心配だよ。
いつかあいつみたいに、言葉が少ないことで問題を起こさないように、
何とかしないといけない。
黒が僕のところに来て、少し俯きがちに
「ははうえと………ちちのも…みたい。」
こう言った。
なんだ、やっぱりあいつの事をそれなりには恋しく思っているんだな。
ちょっと注意しないといけないあやし方をするけれど、
黒の気に入っている、こちらが不安になる物凄く危ない高さに放りあげる、超速度の高い高いとか、
黒は意外とあいつに遊んでもらうのが大好きだしなぁ…
僕の家出の一番の被害者は黒だ。
この子の為を思って行動したが、この子を悲しませている。
子育てって本当に難しい。
僕の周りで子どもを育てたものは…
跡継ぎ教育を押し付ける癖に、Ωとしての美徳も守る、淑やかな子になれという、
無理難題を押し付けてくる祖父母に父。
あいつを適当に放置しながらも、色々と縛り付け、抑圧して育てた義父母。
そして、ちょっと予測不能な行動をするフノスを育てている、姉と義姉。
黒の乳母の菖蒲兄様もいる。
この中でまともなのは、姉様にお義姉様。
ダンナは鬼のαに多い典型的な束縛野郎だけれど、菖蒲兄様は素晴らしいひと。
お義母様も良い人だけれど少しズレたところがあるのと、
お義父様を愛しすぎて制御できていないところが駄目だ。
僕もひとのことは言えないけれどね。
「お父様に会いたいですか?
母の我儘で、寂しい思いをさせてごめんなさい、黒。」
そろそろ帰る相談もしていたのだが、あいつは先日、あまりにも呪いを撒きすぎるので、
怒ったお義父様に、体の半分くらいを【消去】て、【域】に隔離されたと聴いた。
少し大人しくさせて、その間に帰還の日取りを話そうとしているところだ。
「ははうえはわるくない。ちちが…うわきしたって。」
うーん…これは、吹き込んだやつは誰だろうな?
ちょっと〆ないといけない。
いや…本当にこれは腹が立つな、話をややこしくするなよ!
色々と事情があるんだよ!あいつは物凄く頑張って抑えていたんだぞ!!
僕だってこのことはすごく気にしているんだからな!!!
──『あー、百合?マズいわ!ヤバいわ!!』──
なんだろう?
──『どうした?綱?』──
──『う…あー…マズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイ!!』──
──『ッわぁ!ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!』──
おいおいおいおい!
──『一体何なの?ちょっとお前、思考がうるさいよ!』──
──『いやなぁ、おれと茨木が目を離した隙に、残りの四天王や四童子を振り切って、旦那サマが逃走したんだわ。』──
はい?!
──『あれれ?僕の聴き間違いでなければ、先日あまりにも呪いを撒き散らすから、
義父の【域】に監禁されたとか聴いたけれど?』──
──『いやなぁ…お前のこともそうなんだけれど、
旦那サマは、『黒が泣いている!』とか先日からうるさくってなぁ…』──
確かに機嫌が悪かったし、
珍しく泣いて怒っていたね。
すごいなお前、その聴覚とかおかしすぎないか?
──『それで、まぁ…皇サマの【域】を破壊して跳んだ。以上。
おれと彼女もそっちに急いで跳んでいるし、皇サマと后サマの側近連中も向かってる。』──
きっと、跳んで来るのも僕の匂いを目がけてだから、嗅覚もおかしい。
ドド、…ドゴーン───────ガシャーン──『『『来やれ赤鬼!この先は許さぬ。』』』
『『『何ぞ用か!野蛮で好色な赤鬼め!!』』』
『百合と黒に会いに来た。』
──『綱、来たよ…あいつ。』──
──『あー…、スマン!』──
「…ちちうえ!!」
あ!
黒があのヤバい、危なすぎる戦闘を繰り広げる奴らのところに行った!!
「待ちなさい!黒!!」
僕は慌てて黒が向かった先へ急ぎ駆ける。
───────────
【戦乙女】たちは、悪気もなく嘘もつかないのですが、心の機微を理解しません。
二話更新しています。
二話更新しています。
───────────
「フノスのばしょで、これからフノスのすることをおぼえて、あかにしてほしい。
そらがみれなくても、そとにでれなくても、さみしくない。
いままでフノスがみせたこと、あかといっしょにする。
それでなかよくしないとフノスはうんめいにあえない。」
彼女は事ある毎に、僕がまるで近い将来、監禁され出れないような発言をする。
それが と て も 怖 い 。
あいつが思い詰めてなにかしないとも限らない。
最近は、呪いの垂れ流し問題で遂に、あいつが監禁されている。
折角、帰還の目処が立ちそうなのにお前、何やってんだよ…
毎日毎日、僕に愛を囁くのは良いが全部【呪】になっていて、
あいつが、『俺の【お姫様、百合、愛している…』とか際限なく呟くもんだから、
世界が僕を『お姫様』と認識してしまった。
おかげでこのアルフヘイムの住人である、耳長や【戦乙女】という、厄介な奴らからそれ呼びだ。
耳長族の国に来てから一年近くになる。
その間、何故かこの子に付きまとわれ、子どもたちと一緒によく遊んだ。
皇宮にいた頃はあいつに付き合い、こういったことをすることが出来なかった。
その為、黒はとても喜んでいる。
おかげで最近は
『ちちがいなくても、ははうえはわたしがまもります。』
などと言うようになってきたのが怖ろしい。
前は『ちちうえ』だったのに、いつの間にか『うえ』が消えている…
今は僕と息子の良い関係を築ける機会だと思うのだが、
この家出に、黒の乳母である従兄弟も付き合わせてしまった。
本当に申し訳ないが、彼も番の束縛に腹を立てていたので良い機会だと言う。
僕の代わりにこの従兄弟が婿を取り【青】を継いだ。
そういったことも含めて、姉と同じ年頃の従兄弟…菖蒲兄様には頭が上がらない。
フノスが【域】に干渉して風景を変えるということを先程からしている。
僕への手解きでもあるが、こういったものは子どもに見せていたりする。
さっきは虹を出してくれて、子どもたちは喜んでいた。
オーロラというものを見たのも初めてだ。
『聖域』は義姉が作り出し、姉とともに維持している。
その為、かつて義姉の持っていた【華】の【蓮】と姉の持つ【赤薔薇】を咲かせている。
ここに来てから義姉は、僕に色々と亜神のみ使える力を教えてくれている。
もとは義母と双子で、鬼族のΩと同じように血を飲み生きていたものである義姉は、
耳長特有の力以外は、義母と似たような力を持つ。
『【域】は本来なら、私たちの本質を示すものをこうして映し出す。
甥はそのあたりをよく知らんからかわいそうでな。
弟はともかく、義弟が面倒なやつだから悪いのだがな。
あやつはもう少し締め上げても良かったと思うぞ?』
そんな事を仰られた。
義姉は先日、男の子を出産したばかりで、この頃は姪に手解きを受けている。
僕ら鬼族の上位のものが素晴らしい呪術師であるように、
義姉や姪など亜神耳長は大変優れた魔術師だ。
◇◇◇
《エルフといえば魔法使い!》
…そうだね。
本当に皆なんで好きなのかなぁ…
姪の行動で厄介さは知ったと思うんだけれど?
《マリーは本当に夢がない!!》
だって、あのひとたちと付き合うのは本当に大変なんだからね?
◇◇◇
フノスが管理しているこの子どもたちの遊び場は、
彼女の持つ【桜】が咲いている。
「これからみんなの【華】をさかせる。
クロもクリもアヤメも、みんなのさかせる。
おじさまもフノスのをみて、おじさまとあかのをいちばんきれいにさかせて。」
「ちちのはいらない…」「ねえさま!ぼくの?」「へー、楽しみだね。」
黒よ…そんなにあいつが嫌いなのはどうしてなんだろうな?
お前を良くあやしてくれている【戦乙女】達の影響だろうか?
やつらも黒などに聞かれるままに、色々と話すのを本当にやめて欲しい。
やつらは嘘はつかないが、真実のほうがあいつは酷いから困るんだ。
父子仲を拗らすのはあいつとお義父様だけで勘弁してほしい。
お義姉様が言うとおり、お義父様はお義母様以外に興味が無く酷い。
もう少し説教する必要があったのかもしれない。
フノスが、皆の額に手をかざして何かを…【呪文】を唱えている。
黒の持つ【鬼灯】、涅の持つ【桔梗】、兄様の【菖蒲】と、どんどん咲かせていく。
季節とか関係なくいろいろな花が一堂に会する。
今までは桜だけだった場所がより華やかに色づく。
「………」「わぁ!くろさまのがある!!」「…これは見事なものだね。」
黒…お前は本当に喋らないよね。
あいつの話を聞いて、怒っていたみたいだけれど、
この間泣いて機嫌が悪かった方が珍しかったね。
同じ言葉が少ない外のあいつは、口を開いたら色々と誤解される、卑猥な事しか喋らないけれど、
お前のそれもちょっと良くないよなぁ。
我慢のしすぎとかじゃないか心配だよ。
いつかあいつみたいに、言葉が少ないことで問題を起こさないように、
何とかしないといけない。
黒が僕のところに来て、少し俯きがちに
「ははうえと………ちちのも…みたい。」
こう言った。
なんだ、やっぱりあいつの事をそれなりには恋しく思っているんだな。
ちょっと注意しないといけないあやし方をするけれど、
黒の気に入っている、こちらが不安になる物凄く危ない高さに放りあげる、超速度の高い高いとか、
黒は意外とあいつに遊んでもらうのが大好きだしなぁ…
僕の家出の一番の被害者は黒だ。
この子の為を思って行動したが、この子を悲しませている。
子育てって本当に難しい。
僕の周りで子どもを育てたものは…
跡継ぎ教育を押し付ける癖に、Ωとしての美徳も守る、淑やかな子になれという、
無理難題を押し付けてくる祖父母に父。
あいつを適当に放置しながらも、色々と縛り付け、抑圧して育てた義父母。
そして、ちょっと予測不能な行動をするフノスを育てている、姉と義姉。
黒の乳母の菖蒲兄様もいる。
この中でまともなのは、姉様にお義姉様。
ダンナは鬼のαに多い典型的な束縛野郎だけれど、菖蒲兄様は素晴らしいひと。
お義母様も良い人だけれど少しズレたところがあるのと、
お義父様を愛しすぎて制御できていないところが駄目だ。
僕もひとのことは言えないけれどね。
「お父様に会いたいですか?
母の我儘で、寂しい思いをさせてごめんなさい、黒。」
そろそろ帰る相談もしていたのだが、あいつは先日、あまりにも呪いを撒きすぎるので、
怒ったお義父様に、体の半分くらいを【消去】て、【域】に隔離されたと聴いた。
少し大人しくさせて、その間に帰還の日取りを話そうとしているところだ。
「ははうえはわるくない。ちちが…うわきしたって。」
うーん…これは、吹き込んだやつは誰だろうな?
ちょっと〆ないといけない。
いや…本当にこれは腹が立つな、話をややこしくするなよ!
色々と事情があるんだよ!あいつは物凄く頑張って抑えていたんだぞ!!
僕だってこのことはすごく気にしているんだからな!!!
──『あー、百合?マズいわ!ヤバいわ!!』──
なんだろう?
──『どうした?綱?』──
──『う…あー…マズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイ!!』──
──『ッわぁ!ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ!!!』──
おいおいおいおい!
──『一体何なの?ちょっとお前、思考がうるさいよ!』──
──『いやなぁ、おれと茨木が目を離した隙に、残りの四天王や四童子を振り切って、旦那サマが逃走したんだわ。』──
はい?!
──『あれれ?僕の聴き間違いでなければ、先日あまりにも呪いを撒き散らすから、
義父の【域】に監禁されたとか聴いたけれど?』──
──『いやなぁ…お前のこともそうなんだけれど、
旦那サマは、『黒が泣いている!』とか先日からうるさくってなぁ…』──
確かに機嫌が悪かったし、
珍しく泣いて怒っていたね。
すごいなお前、その聴覚とかおかしすぎないか?
──『それで、まぁ…皇サマの【域】を破壊して跳んだ。以上。
おれと彼女もそっちに急いで跳んでいるし、皇サマと后サマの側近連中も向かってる。』──
きっと、跳んで来るのも僕の匂いを目がけてだから、嗅覚もおかしい。
ドド、…ドゴーン───────ガシャーン──『『『来やれ赤鬼!この先は許さぬ。』』』
『『『何ぞ用か!野蛮で好色な赤鬼め!!』』』
『百合と黒に会いに来た。』
──『綱、来たよ…あいつ。』──
──『あー…、スマン!』──
「…ちちうえ!!」
あ!
黒があのヤバい、危なすぎる戦闘を繰り広げる奴らのところに行った!!
「待ちなさい!黒!!」
僕は慌てて黒が向かった先へ急ぎ駆ける。
───────────
【戦乙女】たちは、悪気もなく嘘もつかないのですが、心の機微を理解しません。
二話更新しています。
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