ゴブリンキラー・魔物を喰らう者

暇野無学

文字の大きさ
上 下
13 / 75

013 反発

しおりを挟む
 俺がそう返事をすると、侯爵様が考え込んでしまった。
 暫しの沈黙の後、侯爵様が口を開く。

 「それなら、野獣の所まで案内する者がいれば依頼を受けて貰えるかな。君の攻撃力が有れば、アーマーバッファローを討伐出来ると思うが」

 「具体的に言って貰えますか」

 〈貴様! 図に乗るのも好い加減にしろ!〉
 〈侯爵様に何という口のきき様だ!〉

 侯爵様が手を上げ、叫ぶ者を制したので続ける。

 「下手に依頼を受けた挙げ句、死にたくは在りません。アーマーバッファローの攻撃を受けて、俺を守ってくれる奴が居るのですか? 侯爵様ほどの戦力があれば、魔法部隊と兵士を使って討伐すれば宜しいのでは」

 侯爵様肩を竦めて苦笑い。

 「私にそれ程の力は無いし、魔法部隊や兵を使って討伐出来る様な代物ではないんだよ。出来るのは冒険者の極一部だけだな。君の攻撃力はその極一部に該当する。あの標的の壁は未だ嘗て崩された事が無いが、君は簡単に射ち抜いた。モーラ殿の話では、二度目の襲撃を撃退した作戦も見事だ。アーマーバッファローを調べてみて、倒せそうなら受けてくれないか。君の要望には最大限応えよう」

 この侯爵様なかなか頭が切れる様だな、まっ冒険者に無理強いしても逃げられるだけだから、頼むしかないけどな。

 「受けるとは言えませんが、調べるだけは調べましょう。二週間待って頂けますか、返事はモーラさんを通じて致しますので」

 侯爵邸を後にし帰りの馬車の中で、モーラさんが汗を拭きながらぼやく。

 「いやー、久々に冷や汗を掻きましたよ。私も懇意にさせて頂いていますが、あれ程はっきりとは言えません」

 「でも安請け合いして死にたくないですし、逃げ出したらモーラさんが恥を掻くでしょう」

 〔月夜の亭〕に戻る途中で冒険者ギルドで降ろしてもらう。
 キルドには討伐依頼を出していると言ってたから、多少なりともアーマーバッファローの事が判るかも知れない。
 依頼票はゴールド,プラチナクラスの所に張り出されていたが、生態や特徴弱点などの情報はなし。

 「小僧邪魔だ! ガキが受ける様な依頼はあっちだ」

 声と共に襟首を掴まれ、アイアンランク用掲示板の方に蹴りやられた。

 「悪かったな。偉そうに言うのは勝手だが、襟首を掴んで蹴られる謂れはないぞ」

 「アイアンの小僧が何を意気がっている。大人しくゴブリンの尻でも舐めてろ」

 「弱そうな相手を探して意気がるなよ、おっさん」

 「ほう、なかなか威勢がいいな。ちと揉んでやろうか」

 「止めとけ、恥を掻きたくないだろう」

 「よしっ、受けたな。オイ模擬戦やるからギルマス呼んで来い」

 〈おっ、ようやくシルバーに上がったブルムが、アイアン相手に意気がっててるぞ〉
 〈負けるなよー、シルバーの最底辺野郎〉
 〈流石にシルバーが新人に負けるって事は無いよな〉
 〈新人に賭ける奴はいないのかよー〉
 〈俺はハルトに賭けたぞ、頼むよ〉

 声の方を見るとヤハン達が俺に賭けたと言っている。
 一人新しい仲間が加わったのか5人組になっていた。

 訓練場に行くとお財布ポーチから訓練用木剣を取り出す。
 全長140センチ少々、握りの部分だけで35センチ程ある長剣タイプだ。
 気安く人の襟首を掴んで蹴り飛ばしてくれた、礼をしてやるよ。
 横柄な態度でぐちゃぐちゃ言ってきた、侯爵邸の奴等に対する憂さ晴らしも兼ねてな。

 仏頂面のギルマスが模擬戦の経験はと聞いてきたので有ると応えるとあっさり始めの合図をだす。

 〈アイアンに負けたら許さんぞ〉
 〈負けるなー、ゴブリンキラーの実力を見せてやれ!〉
 〈ゴッ、ゴブリンキラーって、流石はアイアンだな〉
 〈なーに、あんた達は奴の強さを知らないからな〉
 〈この賭けは俺達の勝ちさ〉
 〈おう、ハルトに賭けたのは俺達だけだからな。大儲け確実だよ〉
 〈いけー殺しちまえ〉

 のやろう、ゴブリンキラーって叫びやがって、後で締め上げてやるぞ。

 大剣を模した木剣を振り回しているが、足の運びがバラバラで対人戦の練習をしていないのが判る。
 今日は佐々木小次郎(ちょっと古いかな)気取りの燕返しを見せてやる。
 振り回した木剣を袈裟斬りに振り下ろそうとした所を下段の構えから足を払い、体勢を崩した所で右から左に流れた剣先を回して胴体を狙って水平斬り。
 脇腹にめり込んだ木剣を受け、くの字になって崩れ落ちたきり動かなくなった。
 ふっ、無駄な殺生をしてしまったぜ。

 〈よーし、ハルト一杯奢るぜ〉
 〈弱すぎるだろー〉
 〈何だよ、アイアンに一発でのされる馬鹿野郎〉
 〈偉そうに絡んでのされてやんの、恥ずかしい奴〉
 〈彼奴誰だよ〉

 ギルマスの止めの声で木剣を仕舞い、食堂に急ぐ。

 〈お疲れー〉
 〈ハルト有り難う〉
 〈簡単確実に儲けさせて貰ったよ〉

 「誰がゴブリンキラーだ! 余計な事を言うな!」

 「そう怒るなよ、二つ名は冒険者の誉れだぞ」

 「今日の飲み食いはヤハン達の驕りだぞ」

 「稼がせてもらったからたっぷり飲み食いしてよ」
 「揉め事の原因はなによ」
 「ハルトから喧嘩を売るはず無いし、どうして」

 「なに、ちょっとアーマーバッファローの討伐依頼が出ているって聞いてな。見ていたら、いきなり襟首掴んで蹴り飛ばされたのさ」

 「知らないとはいえ、勇気有るよな」
 「で、アーマーバッファローって何だ」

 「何だお前達知らねえのか」

 〈止めとけ止めとけ〉
 〈ありゃー岩が突撃してくる様なもんだ〉
 〈見掛けたら即逃げろよ〉
 〈そそ、荷馬車も軍馬もぶっ飛ばされるからな〉

 「見た事あるのなら教えてくれよ、一杯奢るよ」

 「おっ、判ってるね。俺は出会しただけだが、ゴールドランクが即座に逃げろって言って逃げ出したね。後で聞いたら、皮が無茶苦茶固くて突進力も桁違いだってよ。気が荒くて気に入らないと岩にだって突撃するそうだ」

 「でも討伐された事は有るんだろう」

 「極々たまに有るそうだが、ゴールドやプラチナランカーが束になって狩る様だし」

 「えっ、そんな危険な奴を何故態々高ランクの者が討伐するんだ」

 「アーマーバッファローの肉は絶品らしいぜ。討伐されたらオークション確実だな」

 「討伐されるって事は弱点が有るって事だよな」

 「どうやって狩るのか迄は知らねえよ」

 礼を言って銅貨を渡しておく。

 「まさか狙ってないよな」

 「いやー、モーラさん経由で話が来たんだがな、断ったんだけど引き下がらないんだ、なんか街道沿いに居座っていて邪魔だからてさ。お肉が絶品ってのは惹かれるね」

 ヤハン達と呑んでいるとハインツ達も合流して馬鹿話で盛り上がる。
 翌日再び冒険者ギルドに出向き、受付でアーマーバッファローの事を知りたいと言ったら鼻で笑われた。
 まあそうだよな、アイアンやブロンズが相手する魔物じゃないからな。

 「兄さん、あんたかい侯爵様に呼ばれた奴は」

 声を掛けられ振り向くと、2メートル近い身長のがっしりした体格の男が立っていた。
 此奴も高ランクだろう、声を掛けられるまで殆ど気配を感じなかった。
 少し離れた所に五人いるが、仲間なのかじっと此方を見ている。

 「あんたは?」

 「ホランってんだ、一応ゴールドでな」

 「侯爵様に用事なのか? 其れともアーマーバッファローに用事かな」

 「後の方だ、俺達は〔金色の牙〕ってパーティーなんだが、依頼票を見て名乗りを上げたいが戦力不足だ。見たところ腕っ節より魔法の方で呼ばれたとみたが」

 肩を竦めて返事にしておく。
 まっとうな冒険者の様で、後ろに控える奴等も人を侮る様な気配がない。
 ないが、俺を値踏みする目付きに油断がない。

 「確かに侯爵様に呼ばれて依頼されたが、断ったよ」

 「何故だ、侯爵様に呼ばれるだけの実力が有ると見なされたんだろう。討伐に成功すれば金も名誉も思いのままだぞ」

 「話が美味すぎるな、聞けば危険極まりない奴らしいし。断ったが粘られたので、調べて受けるかどうか待って貰っている状態だ。ギルドに聞くのが早いと思ったが、鼻で笑われて終わり。知っているなら教えてくれないか、飲み放題の報酬付きで」

 満面の笑みで了承したので、全員で食堂に行き夫々エールと摘まみを持ってテーブルを囲む。
 銀貨を五枚ほどテーブルに置き、後は勝手にやってくれと言った後ホランに向き合う。

 アーマーバッファローは軍馬ほどの体高と巨大な角を持つ牛で弓矢や槍等はまったく通用しない。
 過去に討伐された例も、魔法攻撃か落とし穴に落とした後に攻撃して倒しいてるそうだ。
 突進力も話に聞いたとおりで,荷馬車や軍馬も跳ね飛ばす気の荒い奴だそうだ。
 故に冒険者達の間では姿を見たら逃げろって言われている。

 元々が草原や森の浅い所を彷徨く奴で、居着く事は無いはずなんだが
何故か居着いているそうだ。
 まあどんなに強い獣でも弱点は有るのだが4~6頭の群れで行動するので余計始末が悪いとぼやくホラン。
 仲間達も話を聞きながら頷いている。
 ただ酒を無茶のみするでもなく、淡々としているのは好感が持てるパーティーだ。

 「その口振りだと諦めたのか」

 「その口振りだと勝算が有る様だが」

 頭も良いし、パーティーのメンバーも信頼出来そうだ。

 「ない事も無いが、言ったとおり俺一人では無理だし受ける気も無い。やるとすれば俺を護衛してくれるパーティーと後魔法使いが数人必要だ。受けるとしたら手伝ってくれるか」

 「それはお前の魔法の実力を見てからだな」

 「そりゃそうだ」

  ギルドの訓練場で公開する気は無いし、此処でアイスジャベリンを射てば塀を突き破って被害が出る。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。 4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

トレジャーキッズ

著:剣 恵真/絵・編集:猫宮 りぃ
ファンタジー
だらだらと自堕落な生活から抜け出すきっかけをどこかで望んでいた。 ただ、それだけだったのに…… 自分の存在は何のため? 何のために生きているのか? 世界はどうしてこんなにも理不尽にあふれているのか? 苦悩する子どもと親の物語です。 非日常を体験した、命のやり取りをした、乗り越える困難の中で築かれてゆくのは友情と絆。 まだ見えない『何か』が大切なものだと気づけた。 ※更新は週一・日曜日公開を目標 何かございましたら、Twitterにて問い合わせください。 【1】のみ自費出版販売をしております。 追加で修正しているため、全く同じではありません。 できるだけ剣恵真さんの原文と世界観を崩さないように直しておりますが、もう少しうまいやり方があるようでしたら教えていただけるとありがたいです。(担当:猫宮りぃ)

僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜

犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。 この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。 これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

貧弱の英雄

カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。 貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。 自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる―― ※修正要請のコメントは対処後に削除します。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!

仁徳
ファンタジー
あらすじ リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。 彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。 ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。 途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。 ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。 彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。 リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。 一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。 そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。 これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

処理中です...