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第74話 もはや言葉も通じない……か
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佐々木光之助は今は世間でも話題のアクション俳優である。
彼の血は日本人だが育ちはアメリカ。ある映画の主役オーディションに100万人の中から選ばれる程の非凡な身体能力と演技を見せ、その類い希なルックスからも多くの客を虜にした。
19歳と言う若さと日本人と言う事も相まってか、度々日本の大型イベントに来日し、その度にニュースになるほど。
当人は招待に対しては悪い気はしないものの、俳優業とは関係のないイベントには些か疲れを感じていた。
その事をマネージャーと両親に相談した所、この夏は両親の地元で過ごす事を提案されお忍びで日本の地へ。
しかし、両親を通じての知名度は地元でも十二分に伝わっていたらしい。
地元のファッション雑誌を読んで、のんびりしていた所に祭りにゲストとして出てくれないかと関係者に頼まれた。
最初は渋っていたものの、テレビ中継をしない事と当日まで名前を出さない事を条件に承諾。
ステージに出るまでは帽子に眼鏡にカツラをかぶって変装し時間まで祭りを堪能していた。
「そろそろか」
スマホの時間を見てそろそろ会場に行って準備をしておく時刻であると確認。時間にルーズなのは信用問題に発展する。
それは長年の彼自身の絶対的な心得だった。
「まぁまぁに良かったよ」
ゲストとして出たら騒ぎになる前にサッと撤収。その手配も全部問題なく行われている。
「やっぱり花が欲しかったなぁ」
一人きりの時間と言うのも悪くはないが、こう言う催しでは何かしらの美女が話しかけてくるのが定番である佐々木にとって、ソレが無かった事は少しだけ物足りない。
「売られている雑誌のレベルは高かったのは及第点」
こっちに来てから、たまたま手に取った地方の雑誌の特別号は他でも通じるレベルのモデルが載っててびっくりした。
名前の情報はイニシャルだけだったが、それでも自分の隣に並んでも遜色のない二人。
今回の件に呼んで貰おうかとも思ったが、日本に居ることが公にバレる事を考えると断念したのだ。
「ん?」
すると、何やら少しばかり騒がしい。
足を止めてそちらに視線を向けると、ベ○ダー卿とストーム○ルーパーが一般人を追いかけて人気の少ない茂みへ。
「何かの撮影かな?」
ハリウッドのハロウィンを思い出し、特に気にする様子なくステージへ向かう。
と、何気なく視線を向けると、ベンチに座っている浴衣少女が狐のお面を外し息を整えていた――
「――――」
それはあの特別号にモデルとして載っていた女の子だった。職業柄、顔は覚えるのは得意で一度でも目に止まった相手の事は忘れない。
「――君!」
そこから佐々木が取った行動はアメリカ育ちによる条件反射の様な積極性だった。
近づくとその手を取って告げる。
「俺と一緒にステージに出てくれないか!」
「…………は?」
無論、手を取られた女の子――リンカは困惑する。
「……嫌です」
あたしは困惑しながらも真摯に見つめてくる目の前の男性に断りを入れた。
そして、握られた手を振り払おうとすると、なかなか離れない。少し本気で振ると、ようやく離した。
「だってその番号のバッチをしてるじゃん」
男性の指摘にあたしは番号のバッチを外すとゴミ袋へ、ポイと捨てる。
「ちょ、そんなあからさまに嫌がらなくてもいいじゃない」
「あからさまじゃなくて嫌なんです。て言うか誰ですか?」
最低限の敬語は距離を取っての事。そもそも、いきなりステージだのなんだの言われて、はい行きます、とはならないだろう。
「あー、あんまり騒がないでね。俺は佐々木光之助。知ってるでしょ?」
「……まぁ……一応」
さっき白黒に印刷されたプログラムのイベントのゲスト欄で知った名前。
しかし、ファンだと思われたのか佐々木さん(一応歳上なので“さん”付け)は再びあたしの手を握る。
「君の載ってる雑誌を見たよ! とても素晴らしかった。ハリウッドの女優と比べてもね!」
「は、はぁ……どうも……」
いきなり世界が飛んだ。ハリウッドなんて言われても褒められてるとは思えない。
「だから、二人で並べば絶対に絵になると思うんだ。だから、これからステージで俺の側に立って欲しい」
「嫌です」
再度断りを入れる。しかし、佐々木さんはしつこい。
「いやいや、こんな所で君の可愛さを沈めておくのはもったいない!」
「いや……沈んでて良いです……」
「はは、謙虚だね。素晴らしい心得だよ」
なんか、この手の人間には何を言っても無駄な気がしてした。
変装するくらい人気者らしいし大声で名前でも叫んでやろうか。
後、一秒で手を離さなかったら叫ぼうかと思った矢先、アラームが鳴る。佐々木さんは慌てて自身のスマホを取り出した。
「おっと……マズイ。俺は先に行くから! 待ってるからね!」
さっさと行け、と言う笑顔で慌てて走り去って行く佐々木さんを見送った。
少し予想外だった。
奴らの会社はデスクワークが主体だったハズ。しかし、向かってくるベ○ダー(佐藤)とト○ーパー(田中)の動きは素人のそれではない。
「くっ……お前ら……何かやってんのか?」
オレは二人の一撃を受けと避けでいなし、距離をとると片膝をつく。そして、転がり回避の時に着いた頬の砂を払った。
「ただのデスクワーク社員だと思ったか鳳!」
「強い男はモテる! 吊り橋効果上等! おいでませ、大宮司道場!」
「で、モテたのか?」
「「…………コロス!」」
もはや言葉も通じない……か。
モテ期を巡る戦いは激化して行く――
彼の血は日本人だが育ちはアメリカ。ある映画の主役オーディションに100万人の中から選ばれる程の非凡な身体能力と演技を見せ、その類い希なルックスからも多くの客を虜にした。
19歳と言う若さと日本人と言う事も相まってか、度々日本の大型イベントに来日し、その度にニュースになるほど。
当人は招待に対しては悪い気はしないものの、俳優業とは関係のないイベントには些か疲れを感じていた。
その事をマネージャーと両親に相談した所、この夏は両親の地元で過ごす事を提案されお忍びで日本の地へ。
しかし、両親を通じての知名度は地元でも十二分に伝わっていたらしい。
地元のファッション雑誌を読んで、のんびりしていた所に祭りにゲストとして出てくれないかと関係者に頼まれた。
最初は渋っていたものの、テレビ中継をしない事と当日まで名前を出さない事を条件に承諾。
ステージに出るまでは帽子に眼鏡にカツラをかぶって変装し時間まで祭りを堪能していた。
「そろそろか」
スマホの時間を見てそろそろ会場に行って準備をしておく時刻であると確認。時間にルーズなのは信用問題に発展する。
それは長年の彼自身の絶対的な心得だった。
「まぁまぁに良かったよ」
ゲストとして出たら騒ぎになる前にサッと撤収。その手配も全部問題なく行われている。
「やっぱり花が欲しかったなぁ」
一人きりの時間と言うのも悪くはないが、こう言う催しでは何かしらの美女が話しかけてくるのが定番である佐々木にとって、ソレが無かった事は少しだけ物足りない。
「売られている雑誌のレベルは高かったのは及第点」
こっちに来てから、たまたま手に取った地方の雑誌の特別号は他でも通じるレベルのモデルが載っててびっくりした。
名前の情報はイニシャルだけだったが、それでも自分の隣に並んでも遜色のない二人。
今回の件に呼んで貰おうかとも思ったが、日本に居ることが公にバレる事を考えると断念したのだ。
「ん?」
すると、何やら少しばかり騒がしい。
足を止めてそちらに視線を向けると、ベ○ダー卿とストーム○ルーパーが一般人を追いかけて人気の少ない茂みへ。
「何かの撮影かな?」
ハリウッドのハロウィンを思い出し、特に気にする様子なくステージへ向かう。
と、何気なく視線を向けると、ベンチに座っている浴衣少女が狐のお面を外し息を整えていた――
「――――」
それはあの特別号にモデルとして載っていた女の子だった。職業柄、顔は覚えるのは得意で一度でも目に止まった相手の事は忘れない。
「――君!」
そこから佐々木が取った行動はアメリカ育ちによる条件反射の様な積極性だった。
近づくとその手を取って告げる。
「俺と一緒にステージに出てくれないか!」
「…………は?」
無論、手を取られた女の子――リンカは困惑する。
「……嫌です」
あたしは困惑しながらも真摯に見つめてくる目の前の男性に断りを入れた。
そして、握られた手を振り払おうとすると、なかなか離れない。少し本気で振ると、ようやく離した。
「だってその番号のバッチをしてるじゃん」
男性の指摘にあたしは番号のバッチを外すとゴミ袋へ、ポイと捨てる。
「ちょ、そんなあからさまに嫌がらなくてもいいじゃない」
「あからさまじゃなくて嫌なんです。て言うか誰ですか?」
最低限の敬語は距離を取っての事。そもそも、いきなりステージだのなんだの言われて、はい行きます、とはならないだろう。
「あー、あんまり騒がないでね。俺は佐々木光之助。知ってるでしょ?」
「……まぁ……一応」
さっき白黒に印刷されたプログラムのイベントのゲスト欄で知った名前。
しかし、ファンだと思われたのか佐々木さん(一応歳上なので“さん”付け)は再びあたしの手を握る。
「君の載ってる雑誌を見たよ! とても素晴らしかった。ハリウッドの女優と比べてもね!」
「は、はぁ……どうも……」
いきなり世界が飛んだ。ハリウッドなんて言われても褒められてるとは思えない。
「だから、二人で並べば絶対に絵になると思うんだ。だから、これからステージで俺の側に立って欲しい」
「嫌です」
再度断りを入れる。しかし、佐々木さんはしつこい。
「いやいや、こんな所で君の可愛さを沈めておくのはもったいない!」
「いや……沈んでて良いです……」
「はは、謙虚だね。素晴らしい心得だよ」
なんか、この手の人間には何を言っても無駄な気がしてした。
変装するくらい人気者らしいし大声で名前でも叫んでやろうか。
後、一秒で手を離さなかったら叫ぼうかと思った矢先、アラームが鳴る。佐々木さんは慌てて自身のスマホを取り出した。
「おっと……マズイ。俺は先に行くから! 待ってるからね!」
さっさと行け、と言う笑顔で慌てて走り去って行く佐々木さんを見送った。
少し予想外だった。
奴らの会社はデスクワークが主体だったハズ。しかし、向かってくるベ○ダー(佐藤)とト○ーパー(田中)の動きは素人のそれではない。
「くっ……お前ら……何かやってんのか?」
オレは二人の一撃を受けと避けでいなし、距離をとると片膝をつく。そして、転がり回避の時に着いた頬の砂を払った。
「ただのデスクワーク社員だと思ったか鳳!」
「強い男はモテる! 吊り橋効果上等! おいでませ、大宮司道場!」
「で、モテたのか?」
「「…………コロス!」」
もはや言葉も通じない……か。
モテ期を巡る戦いは激化して行く――
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