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エピローグ
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その後私とエリーチェ嬢の婚約は瞬く間に国中に広がり祝福された。
そして今日はエリーチェ嬢とのお茶会の日。
水色のドレスに身を包んだエリーチェ嬢は可愛らしく、いや、何を着ても可愛いのだが、我慢ができない私はエリーチェ嬢を膝の上に乗せていた。
そしてエリーチェ嬢の耳元で
「エリーチェ嬢、これからはエリーと呼んでも良いかな?」
と囁くように尋ねる。
するとエリーは真っ赤になってこくこくと頷く。
(もう可愛すぎる!)
そして
「私のこともルイスって呼んではくれないか?」
と囁くと、消え入りそうな声で
「ルイス様」
と言ってくれた。
(これはクるものがある)
私は理性を総動員して耐えるも思わずエリーの頬にキスを落としてしまった。
(この可愛いさいつまで耐えれるやら)
そして俯くエリーをギューっと抱きしめると
(やはりか)
扉が開いてハロルドとレイチェル嬢がやって来る。
そしてハロルドが
「エリーチェにふしだらなことをするなっ!」
と言うので
「じゃあハロルドはレイチェル嬢には指一本触れずに清らか~にお付き合いしてるわけだな?」
と反撃をした。
するとレイチェル嬢が真っ赤になって
「あ、あ、当たり前ですわっ!」
と言って俯く。
しかしそれが全てを物語っている。
私はエリーを更に抱きしめ
「ふ~ん…」
とだけ答えてエリーの髪にキスをする。
そしてまた怒るハロルド。
こうして私はずっと一緒に居られる幸せを噛み締めエリーの指先にキスを落とした。
そして今日はエリーチェ嬢とのお茶会の日。
水色のドレスに身を包んだエリーチェ嬢は可愛らしく、いや、何を着ても可愛いのだが、我慢ができない私はエリーチェ嬢を膝の上に乗せていた。
そしてエリーチェ嬢の耳元で
「エリーチェ嬢、これからはエリーと呼んでも良いかな?」
と囁くように尋ねる。
するとエリーは真っ赤になってこくこくと頷く。
(もう可愛すぎる!)
そして
「私のこともルイスって呼んではくれないか?」
と囁くと、消え入りそうな声で
「ルイス様」
と言ってくれた。
(これはクるものがある)
私は理性を総動員して耐えるも思わずエリーの頬にキスを落としてしまった。
(この可愛いさいつまで耐えれるやら)
そして俯くエリーをギューっと抱きしめると
(やはりか)
扉が開いてハロルドとレイチェル嬢がやって来る。
そしてハロルドが
「エリーチェにふしだらなことをするなっ!」
と言うので
「じゃあハロルドはレイチェル嬢には指一本触れずに清らか~にお付き合いしてるわけだな?」
と反撃をした。
するとレイチェル嬢が真っ赤になって
「あ、あ、当たり前ですわっ!」
と言って俯く。
しかしそれが全てを物語っている。
私はエリーを更に抱きしめ
「ふ~ん…」
とだけ答えてエリーの髪にキスをする。
そしてまた怒るハロルド。
こうして私はずっと一緒に居られる幸せを噛み締めエリーの指先にキスを落とした。
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