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想い(夏樹 side)
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俺には好きな人がいる。
本人は全く気付いてないが。
彼女は今時珍しい黒髪に小動物のような雰囲気の可愛い後輩だ。
気が強いところも厳しく指導する俺に臆しないところも彼女の魅力だと思っている。
いや、だけど、なんというか、そういうところも含めて彼女の何もかもがとにかく可愛い。
ただ当時の彼女は新入社員。
俺はその指導係。
とても手を出せる状況ではなかった。
だから俺は彼女が早く独り立ちできるようにとにかくビシバシ鍛えた。
残念なことに結局それが恋愛から程遠い関係になることに繋がったわけだが。
当時の俺はそれに気付く余裕すらないくらい彼女のことが好きで早く独り立ちさせたかった。
そんなある日彼女に彼氏ができたらしいと噂で聞いた。
俺は焦った。
だけど余裕ぶって彼女に噂の真相を確かめた。
すると彼女は照れたように頬を染めてコクリと頷いたのだった。
しかもその顔がまた可愛くて…
そうさせてるのが自分じゃないことに無性に腹が立った。
それが彼女が入社して二年後。
俺は彼氏ができて幸せそうな彼女を諦めるか諦めないかで随分悩んだ。
そんな時だった。
大阪支社に行く話がきたのは。
彼女のことで悩んでいた俺はそれを機会にもし大阪に行っても気持ちが変わらなければ今度こそ奪ってでも彼女をものにしようと思い大阪行きを決めた。
俺が大阪に行っている間に彼女が結婚する可能性を考えもせず。
今思えば本当に余裕がなく全てが裏目に出ていたと思う。
だから今度は間違えない。
幸い彼女はまだ結婚していないらしいし。
そうして久しぶりに見た彼女はやはり可愛くて間違いなく今も好きだと思った。
本人は全く気付いてないが。
彼女は今時珍しい黒髪に小動物のような雰囲気の可愛い後輩だ。
気が強いところも厳しく指導する俺に臆しないところも彼女の魅力だと思っている。
いや、だけど、なんというか、そういうところも含めて彼女の何もかもがとにかく可愛い。
ただ当時の彼女は新入社員。
俺はその指導係。
とても手を出せる状況ではなかった。
だから俺は彼女が早く独り立ちできるようにとにかくビシバシ鍛えた。
残念なことに結局それが恋愛から程遠い関係になることに繋がったわけだが。
当時の俺はそれに気付く余裕すらないくらい彼女のことが好きで早く独り立ちさせたかった。
そんなある日彼女に彼氏ができたらしいと噂で聞いた。
俺は焦った。
だけど余裕ぶって彼女に噂の真相を確かめた。
すると彼女は照れたように頬を染めてコクリと頷いたのだった。
しかもその顔がまた可愛くて…
そうさせてるのが自分じゃないことに無性に腹が立った。
それが彼女が入社して二年後。
俺は彼氏ができて幸せそうな彼女を諦めるか諦めないかで随分悩んだ。
そんな時だった。
大阪支社に行く話がきたのは。
彼女のことで悩んでいた俺はそれを機会にもし大阪に行っても気持ちが変わらなければ今度こそ奪ってでも彼女をものにしようと思い大阪行きを決めた。
俺が大阪に行っている間に彼女が結婚する可能性を考えもせず。
今思えば本当に余裕がなく全てが裏目に出ていたと思う。
だから今度は間違えない。
幸い彼女はまだ結婚していないらしいし。
そうして久しぶりに見た彼女はやはり可愛くて間違いなく今も好きだと思った。
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