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私の気持ち
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それからいくつかの季節が通り過ぎた。
あれから秋良とは一切会っていない。
勿論噂すら聞かない。
どちらかが会おうとしなければこんなにも接点がなかったんだと驚く程に何一つ交わることはなかった。
秋悠とは相変わらず友達として仲良くしている。
あの時の告白は一旦聞かなかったことにして欲しいと言われたからだ。
秋悠的に弱っているところにつけ込むのが不本意なんだそうだ。
だから私が万全になるまでは友達として自分を知って欲しいと言われていた。
現在、私はすっかり万全だ。
そして真っ直ぐに秋悠が好きだと言えるくらいに秋悠のことも知った。
今日は秋悠とランチの約束をしている。
会ったら真っ先にその気持ちを伝えようと思う。
だけど待ち合わせ場所に着くなりあの日を思わせるような雨に降られた。
だけど今はちゃんと折りたたみ傘を持ち歩いているから大丈夫。
私はサッと傘をさして秋悠の元に走り傘をさしかける。
そして雨の音で掻き消されてしまいそうなくらいの声で囁く。
ーー秋悠のことが好き。
と。
そして不思議そうに聞き返した秋悠にとびきりの笑顔を向ける。
私たちが恋人になるまであと少し。
ーー 終わり ーー
最後までお読みいただきありがとうございました。
この作品はモノローグのような小説にチャレンジしてみたいなと思い書いたけど上手くいかなくてお蔵入りしていたものです。
なので会話パートがなく違和感がある方もいらっしゃるかと思いますが、そのようなものだとご理解いただけると助かります。
あれから秋良とは一切会っていない。
勿論噂すら聞かない。
どちらかが会おうとしなければこんなにも接点がなかったんだと驚く程に何一つ交わることはなかった。
秋悠とは相変わらず友達として仲良くしている。
あの時の告白は一旦聞かなかったことにして欲しいと言われたからだ。
秋悠的に弱っているところにつけ込むのが不本意なんだそうだ。
だから私が万全になるまでは友達として自分を知って欲しいと言われていた。
現在、私はすっかり万全だ。
そして真っ直ぐに秋悠が好きだと言えるくらいに秋悠のことも知った。
今日は秋悠とランチの約束をしている。
会ったら真っ先にその気持ちを伝えようと思う。
だけど待ち合わせ場所に着くなりあの日を思わせるような雨に降られた。
だけど今はちゃんと折りたたみ傘を持ち歩いているから大丈夫。
私はサッと傘をさして秋悠の元に走り傘をさしかける。
そして雨の音で掻き消されてしまいそうなくらいの声で囁く。
ーー秋悠のことが好き。
と。
そして不思議そうに聞き返した秋悠にとびきりの笑顔を向ける。
私たちが恋人になるまであと少し。
ーー 終わり ーー
最後までお読みいただきありがとうございました。
この作品はモノローグのような小説にチャレンジしてみたいなと思い書いたけど上手くいかなくてお蔵入りしていたものです。
なので会話パートがなく違和感がある方もいらっしゃるかと思いますが、そのようなものだとご理解いただけると助かります。
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