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ミリー様のことというのは勿論ミリー様の魅了の魔法のことで、それがミリー様自身の持つ力ではなかったということだった。
ミリー様は我が国と隣国の中間部にある山の洞窟にある石を媒介に魅了の魔術を使っていたらしく、どういった経緯があったのかはこれから詳しく調べるそうだ。
この国では魔術は魔法とは違い呪いの一種とされていて禁術だ。
そのことに気付いたのがルシウス先生の同僚の方で、私がルシウス先生に伝えたトール様の話からミリー様の使う魅了の魔法に不審な点があることに気付きミリー様を白状させたそうだ。
そもそも魔法だと王族以外で耐性がある人はいないので、トール様だけがかからないということはあり得ないらしく、そこを突破口にしてミリー様に詰め寄ったらしい。
ちなみにルシウス先生を含む研究者は魔法にかからないようにやはりある石を使った御守りのような魔法避けを持っている為すぐに分かったそうだ。
ちなみに魔除けの石の存在は王家と研究室の人しか知らないらしい。
今回のことでミリー様は捕らえられバトス侯爵は家長をトール様に譲って領地に引っ込むことになるとのこと。
私はあれ以来ミリー様と関わることはなかったが、今はそのことを本当に良かったと思う。
それもこれも全てルシウス先生のお陰だ。
私はルシウス先生に心からのお礼を伝える。
するとルシウス先生はとんでもないことに蕩けそうな瞳で私を真っ直ぐに見つめ
「お礼なんかいらないよエルーシア嬢。私は君の為ならなんだってするし、それを嫌だとも思わない。むしろ喜んでするよ。あの日からずっと君を愛してるんだ。だから婚約者がいなくなった今君を私のお嫁さんにしたいと思ってる。あの日の約束を守ってくれるかい?」
と甘さを含んだ声で言った。
私は思わず真っ赤になってしまった。
ミリー様は我が国と隣国の中間部にある山の洞窟にある石を媒介に魅了の魔術を使っていたらしく、どういった経緯があったのかはこれから詳しく調べるそうだ。
この国では魔術は魔法とは違い呪いの一種とされていて禁術だ。
そのことに気付いたのがルシウス先生の同僚の方で、私がルシウス先生に伝えたトール様の話からミリー様の使う魅了の魔法に不審な点があることに気付きミリー様を白状させたそうだ。
そもそも魔法だと王族以外で耐性がある人はいないので、トール様だけがかからないということはあり得ないらしく、そこを突破口にしてミリー様に詰め寄ったらしい。
ちなみにルシウス先生を含む研究者は魔法にかからないようにやはりある石を使った御守りのような魔法避けを持っている為すぐに分かったそうだ。
ちなみに魔除けの石の存在は王家と研究室の人しか知らないらしい。
今回のことでミリー様は捕らえられバトス侯爵は家長をトール様に譲って領地に引っ込むことになるとのこと。
私はあれ以来ミリー様と関わることはなかったが、今はそのことを本当に良かったと思う。
それもこれも全てルシウス先生のお陰だ。
私はルシウス先生に心からのお礼を伝える。
するとルシウス先生はとんでもないことに蕩けそうな瞳で私を真っ直ぐに見つめ
「お礼なんかいらないよエルーシア嬢。私は君の為ならなんだってするし、それを嫌だとも思わない。むしろ喜んでするよ。あの日からずっと君を愛してるんだ。だから婚約者がいなくなった今君を私のお嫁さんにしたいと思ってる。あの日の約束を守ってくれるかい?」
と甘さを含んだ声で言った。
私は思わず真っ赤になってしまった。
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