19 / 98
第二部-失意の先の楽園
03 新たな仕事
しおりを挟む
オレンジ色の柔らかい明かりが照らすビルの中。歴史のあるビルらしく、大理石の床材が高級感を高め、各所に見られる細やかな装飾が近代的で無機質なビルの内装とは対照的であった。
趣があるエレベーターに乗せられ、最上階に辿り着く。降りた先にあった大きな窓ガラスの外を見れば、ひしめくように並ぶビル群が見えた。
それを横目に廊下を進んだ先。木製の重厚感漂う扉が開かれれば、仕事の依頼主であるクレア・オブライエンと、その息子であるショーンが大きなソファに座り千尋達が来るのを待っていた。
「あぁ千尋、待ちわびたわ。さぁこちらへ」
「お久しぶりですねクレア、それにショーンも」
「もうこの子ったらこの数週間ずっと落ち着きがなかったのよ?」
「母さんっ! あんまり千尋に恥ずかしいこと言わないでくれよ!」
まだ青年に差し掛かったばかり、少年の面影を残すショーンは顔を真っ赤にして横に座るクレアに慌てた様子で言葉を遮る。
「皆さんショーンと同じような反応ですから、恥ずかしいことではありませんよ?」
「そうだよな!? やっぱり運命の番は特別だもんな!」
「やだこの子ったら、少しはしゃんとしなさいな。それでは運命の子に呆れられてしまうわ」
ころころと目尻に皺を寄せ笑うクレアに、ショーンは再び慌てたようにピシりと姿勢を正す。
その素直な反応に、千尋も思わず微笑んだ。
場が静まったところで、クレアがタブレットを操作し壁面にかかる大きな画面に資料を反映させる。
次世代を担う若者を選抜し、上流階級の人々にお披露目するイベントを盛り上げることが今回の千尋の仕事だった。
このイベントは現代のデビュタントとして、各界から注目を集めている。
歴史あるそのイベントで、今回選ばれた十五人の男女はまさに幸運に恵まれているといっていいだろう。
何せ今回の千尋の仕事は、選抜された全ての若者に運命の番を導くというものなのだから。
モニターには今回の主催者であるクレアを筆頭に、選ばれた十五人の若者たちの写真が映し出されていて、その中にはクレアの愛息子であるショーンも並んでいる。
数年前まではお披露目の場だけであったのだが、クレアのこの発案に誰もが喜び現実となったのだ。
千尋に運命の番探しを依頼するには厳しい条件がある。
依頼料が高額なのは勿論のこと、家柄や恋人の有無、アフターフォローができるかどうかと、細かく第三者からの調査が入ることになっているからだ。
元々厳しかった基準だが、千尋が依頼主の元の恋人から逆恨みされ刺されると言う事件が起こってからは更に厳しくなった。
運命の番探しの要望は多い。だからこうしてクレアのように、イベントという名目で一気に探し出そうというものが出てくるのだ。
きちんと規約通りにしてくれるならば、千尋は仕事を選り好みすることはない。そのこともまた、千尋が多くの上流社会の人々から信頼される所以でもあった。
「運命の番探しは残すところは半分といったところかしら? 出会えた人達は皆、貴方に感謝していたわ。パーティーでは忙しくて大変でしょう? イベントの翌日に別で食事会を設けるつもりだからそのつもりでいて頂戴ね」
「わかりましたクレア。探す順番の変更は無しで大丈夫ですか?」
「今のところは大丈夫よ。ふふふ、皆運命の元に早く導いて欲しがってはいるけれど、お行儀よくできない子はいないわ」
「なんだって僕が最後なんだ」
「それは仕方がないでしょう? 主催である私の息子なんですもの」
頬を膨らませ文句を言うショーンに、クレアが苦笑しながらも優しく微笑む。本来であれば真っ先に息子を運命の番と引き合わせたいだろうに、主催と言う立場からクレアはそれを他の者に譲っていた。
「はぁ……僕が一番最後だから、友達から自慢されてそろそろ耳が痛いんだ」
「そうなんですか?」
「そうさ。ミランダでしょ、トマスにオーウェンも。千尋が運命の番に引き合わせた次の日からひっきりなしに僕に自慢の電話やメールばっかりだよ」
「きっとあなたもそうなるわ。我慢なさい」
疲れたように肩を竦めたショーンがスマホを取り出せば、言ったとおりにひっきりなしの通知で埋め尽くされていた。
思わず苦笑するしかない千尋は、純粋に運命の番に憧れる彼らを眩しく思う。
一通りの打ち合わせが終わり談笑していれば、コンコンと控え目なノック音が聞こえてきた。
クレアに促され入室してきたのは、たれ目がちでおっとりとした印象を与える女性――ライリー・オブライエンだ。
彼女はクレアの娘でありショーンの姉に当たる人物であるが、αである二人とは違いバース性はΩ。
忙しなく視線を左右に動かしソワソワとしながらクレアに近くと、千尋に小さく頭を下げた。
「お久しぶりですね、ライリー」
「は、はい。千尋さんもお元気そうでなによりです。あの、少し母をお借りしても?」
「構いませんよ」
「ごめんなさいね千尋、すぐに終わらせて来るわ。ショーン、失礼のないように」
わかっているとばかりに返事を返したショーンに、思わずレオと顔を見合わせ苦笑してしまう。
しかしそんな千尋達を目の前に、ショーンは先ほどまでの子供っぽさを仕舞い込み、真剣な表情でソファに座りなおした。
「千尋はさ、やっぱりαの運命の番の居場所しかわからないの?」
その問いはこれまで幾度となく問われてきたことだった。誰しもが求める運命の番。その糸を手繰り寄せる千尋と言う存在が現れたことで、上の世界にいるα達にとっては珍しいものではなくなっている。
けれど上流社会にいるのはなにもαだけではない。その中には当然、βも居るしΩも居た。
βに運命の番というものは存在しないが、Ωにはある。
上流社会に生まれたΩは、今までは政略結婚や確実にαの子を孕む為の駒として扱われてきた。
千尋と言う女神が現れ、もしかしたら千尋が手繰り寄せる糸の中に彼らが産んだΩの子がいるかもしれない、とひと昔前では考えられない程、今の上流階級に居るΩは大事にされている。
その結果。Ωの子を持つ親が千尋に「Ωのフェロモンから運命の番は分からないのか」と聞いてくるのは必然と言えた。
しかしながら千尋の能力では、αのフェロモンから運命の番を見つけることしかできない。
子を愛する親がΩの子にも運命の番をと、そう願うのは当然のことだろう。
政略結婚させるよりも、運命の番と引き合わせた方が子の幸せにも繋がる。恋愛させるにもハイエナのような者に引っかからず、安全で最良の未来が約束されている。
そしてなによりも、千尋が導いた優秀なαを取り込むことができるのだ。
だが幾度となく問われるも、千尋の答えは一つしかなかった。
趣があるエレベーターに乗せられ、最上階に辿り着く。降りた先にあった大きな窓ガラスの外を見れば、ひしめくように並ぶビル群が見えた。
それを横目に廊下を進んだ先。木製の重厚感漂う扉が開かれれば、仕事の依頼主であるクレア・オブライエンと、その息子であるショーンが大きなソファに座り千尋達が来るのを待っていた。
「あぁ千尋、待ちわびたわ。さぁこちらへ」
「お久しぶりですねクレア、それにショーンも」
「もうこの子ったらこの数週間ずっと落ち着きがなかったのよ?」
「母さんっ! あんまり千尋に恥ずかしいこと言わないでくれよ!」
まだ青年に差し掛かったばかり、少年の面影を残すショーンは顔を真っ赤にして横に座るクレアに慌てた様子で言葉を遮る。
「皆さんショーンと同じような反応ですから、恥ずかしいことではありませんよ?」
「そうだよな!? やっぱり運命の番は特別だもんな!」
「やだこの子ったら、少しはしゃんとしなさいな。それでは運命の子に呆れられてしまうわ」
ころころと目尻に皺を寄せ笑うクレアに、ショーンは再び慌てたようにピシりと姿勢を正す。
その素直な反応に、千尋も思わず微笑んだ。
場が静まったところで、クレアがタブレットを操作し壁面にかかる大きな画面に資料を反映させる。
次世代を担う若者を選抜し、上流階級の人々にお披露目するイベントを盛り上げることが今回の千尋の仕事だった。
このイベントは現代のデビュタントとして、各界から注目を集めている。
歴史あるそのイベントで、今回選ばれた十五人の男女はまさに幸運に恵まれているといっていいだろう。
何せ今回の千尋の仕事は、選抜された全ての若者に運命の番を導くというものなのだから。
モニターには今回の主催者であるクレアを筆頭に、選ばれた十五人の若者たちの写真が映し出されていて、その中にはクレアの愛息子であるショーンも並んでいる。
数年前まではお披露目の場だけであったのだが、クレアのこの発案に誰もが喜び現実となったのだ。
千尋に運命の番探しを依頼するには厳しい条件がある。
依頼料が高額なのは勿論のこと、家柄や恋人の有無、アフターフォローができるかどうかと、細かく第三者からの調査が入ることになっているからだ。
元々厳しかった基準だが、千尋が依頼主の元の恋人から逆恨みされ刺されると言う事件が起こってからは更に厳しくなった。
運命の番探しの要望は多い。だからこうしてクレアのように、イベントという名目で一気に探し出そうというものが出てくるのだ。
きちんと規約通りにしてくれるならば、千尋は仕事を選り好みすることはない。そのこともまた、千尋が多くの上流社会の人々から信頼される所以でもあった。
「運命の番探しは残すところは半分といったところかしら? 出会えた人達は皆、貴方に感謝していたわ。パーティーでは忙しくて大変でしょう? イベントの翌日に別で食事会を設けるつもりだからそのつもりでいて頂戴ね」
「わかりましたクレア。探す順番の変更は無しで大丈夫ですか?」
「今のところは大丈夫よ。ふふふ、皆運命の元に早く導いて欲しがってはいるけれど、お行儀よくできない子はいないわ」
「なんだって僕が最後なんだ」
「それは仕方がないでしょう? 主催である私の息子なんですもの」
頬を膨らませ文句を言うショーンに、クレアが苦笑しながらも優しく微笑む。本来であれば真っ先に息子を運命の番と引き合わせたいだろうに、主催と言う立場からクレアはそれを他の者に譲っていた。
「はぁ……僕が一番最後だから、友達から自慢されてそろそろ耳が痛いんだ」
「そうなんですか?」
「そうさ。ミランダでしょ、トマスにオーウェンも。千尋が運命の番に引き合わせた次の日からひっきりなしに僕に自慢の電話やメールばっかりだよ」
「きっとあなたもそうなるわ。我慢なさい」
疲れたように肩を竦めたショーンがスマホを取り出せば、言ったとおりにひっきりなしの通知で埋め尽くされていた。
思わず苦笑するしかない千尋は、純粋に運命の番に憧れる彼らを眩しく思う。
一通りの打ち合わせが終わり談笑していれば、コンコンと控え目なノック音が聞こえてきた。
クレアに促され入室してきたのは、たれ目がちでおっとりとした印象を与える女性――ライリー・オブライエンだ。
彼女はクレアの娘でありショーンの姉に当たる人物であるが、αである二人とは違いバース性はΩ。
忙しなく視線を左右に動かしソワソワとしながらクレアに近くと、千尋に小さく頭を下げた。
「お久しぶりですね、ライリー」
「は、はい。千尋さんもお元気そうでなによりです。あの、少し母をお借りしても?」
「構いませんよ」
「ごめんなさいね千尋、すぐに終わらせて来るわ。ショーン、失礼のないように」
わかっているとばかりに返事を返したショーンに、思わずレオと顔を見合わせ苦笑してしまう。
しかしそんな千尋達を目の前に、ショーンは先ほどまでの子供っぽさを仕舞い込み、真剣な表情でソファに座りなおした。
「千尋はさ、やっぱりαの運命の番の居場所しかわからないの?」
その問いはこれまで幾度となく問われてきたことだった。誰しもが求める運命の番。その糸を手繰り寄せる千尋と言う存在が現れたことで、上の世界にいるα達にとっては珍しいものではなくなっている。
けれど上流社会にいるのはなにもαだけではない。その中には当然、βも居るしΩも居た。
βに運命の番というものは存在しないが、Ωにはある。
上流社会に生まれたΩは、今までは政略結婚や確実にαの子を孕む為の駒として扱われてきた。
千尋と言う女神が現れ、もしかしたら千尋が手繰り寄せる糸の中に彼らが産んだΩの子がいるかもしれない、とひと昔前では考えられない程、今の上流階級に居るΩは大事にされている。
その結果。Ωの子を持つ親が千尋に「Ωのフェロモンから運命の番は分からないのか」と聞いてくるのは必然と言えた。
しかしながら千尋の能力では、αのフェロモンから運命の番を見つけることしかできない。
子を愛する親がΩの子にも運命の番をと、そう願うのは当然のことだろう。
政略結婚させるよりも、運命の番と引き合わせた方が子の幸せにも繋がる。恋愛させるにもハイエナのような者に引っかからず、安全で最良の未来が約束されている。
そしてなによりも、千尋が導いた優秀なαを取り込むことができるのだ。
だが幾度となく問われるも、千尋の答えは一つしかなかった。
0
お気に入りに追加
1,636
あなたにおすすめの小説

白い部屋で愛を囁いて
氷魚彰人
BL
幼馴染でありお腹の子の父親であるαの雪路に「赤ちゃんができた」と告げるが、不機嫌に「誰の子だ」と問われ、ショックのあまりもう一人の幼馴染の名前を出し嘘を吐いた葵だったが……。
シリアスな内容です。Hはないのでお求めの方、すみません。
※某BL小説投稿サイトのオメガバースコンテストにて入賞した作品です。

孕めないオメガでもいいですか?
月夜野レオン
BL
病院で子供を孕めない体といきなり診断された俺は、どうして良いのか判らず大好きな幼馴染の前から消える選択をした。不完全なオメガはお前に相応しくないから……
オメガバース作品です。
【完結】幼馴染から離れたい。
June
BL
隣に立つのは運命の番なんだ。
βの谷口優希にはαである幼馴染の伊賀崎朔がいる。だが、ある日の出来事をきっかけに、幼馴染以上に大切な存在だったのだと気づいてしまう。
番外編 伊賀崎朔視点もあります。
(12月:改正版)
読んでくださった読者の皆様、たくさんの❤️ありがとうございます😭
1/27 1000❤️ありがとうございます😭
3/6 2000❤️ありがとうございます😭
事故つがいの夫は僕を愛さない ~15歳で番になった、オメガとアルファのすれちがい婚~【本編完結】
カミヤルイ
BL
2023.9.19~完結一日目までBL1位、全ジャンル内でも20位以内継続、ありがとうございました!
美形アルファと平凡オメガのすれ違い結婚生活
(登場人物)
高梨天音:オメガ性の20歳。15歳の時、電車内で初めてのヒートを起こした。
高梨理人:アルファ性の20歳。天音の憧れの同級生だったが、天音のヒートに抗えずに番となってしまい、罪悪感と責任感から結婚を申し出た。
(あらすじ)*自己設定ありオメガバース
「事故番を対象とした番解消の投与薬がいよいよ完成しました」
ある朝流れたニュースに、オメガの天音の番で、夫でもあるアルファの理人は釘付けになった。
天音は理人が薬を欲しいのではと不安になる。二人は五年前、天音の突発的なヒートにより番となった事故番だからだ。
理人は夫として誠実で優しいが、番になってからの五年間、一度も愛を囁いてくれたこともなければ、発情期以外の性交は無く寝室も別。さらにはキスも、顔を見ながらの性交もしてくれたことがない。
天音は理人が罪悪感だけで結婚してくれたと思っており、嫌われたくないと苦手な家事も頑張ってきた。どうか理人が薬のことを考えないでいてくれるようにと願う。最近は理人の帰りが遅く、ますます距離ができているからなおさらだった。
しかしその夜、別のオメガの匂いを纏わりつけて帰宅した理人に乱暴に抱かれ、翌日には理人が他のオメガと抱き合ってキスする場面を見てしまう。天音ははっきりと感じた、彼は理人の「運命の番」だと。
ショックを受けた天音だが、理人の為には別れるしかないと考え、番解消薬について調べることにするが……。
表紙は天宮叶さん@amamiyakyo0217

【完結】可愛いあの子は番にされて、もうオレの手は届かない
天田れおぽん
BL
劣性アルファであるオズワルドは、劣性オメガの幼馴染リアンを伴侶に娶りたいと考えていた。
ある日、仕えている王太子から名前も知らないオメガのうなじを噛んだと告白される。
運命の番と王太子の言う相手が落としていったという髪飾りに、オズワルドは見覚えがあった――――
※他サイトにも掲載中
★⌒*+*⌒★ ☆宣伝☆ ★⌒*+*⌒★
「婚約破棄された不遇令嬢ですが、イケオジ辺境伯と幸せになります!」
が、レジーナブックスさまより発売中です。
どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m
【完結・ルート分岐あり】オメガ皇后の死に戻り〜二度と思い通りにはなりません〜
ivy
BL
魔術師の家門に生まれながら能力の発現が遅く家族から虐げられて暮らしていたオメガのアリス。
そんな彼を国王陛下であるルドルフが妻にと望み生活は一変する。
幸せになれると思っていたのに生まれた子供共々ルドルフに殺されたアリスは目が覚めると子供の頃に戻っていた。
もう二度と同じ轍は踏まない。
そう決心したアリスの戦いが始まる。
ふしだらオメガ王子の嫁入り
金剛@キット
BL
初恋の騎士の気を引くために、ふしだらなフリをして、嫁ぎ先が無くなったペルデルセ王子Ωは、10番目の側妃として、隣国へ嫁ぐコトが決まった。孤独が染みる冷たい後宮で、王子は何を思い生きるのか?
お話に都合の良い、ユルユル設定のオメガバースです。

初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。