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1-7 【上級悪魔】グレーターデーモン

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 道なりに進んでいくと、ルークはまたしても部屋の区切りに突き当たった。

「さっきはここにスパルトイがいたんだが……投げるぞ」

 ルークは前方の暗闇に魔石を投げ込む。暗闇が晴れ、全容が明らかになる。
 広間の中心に石像が置かれており、その奥には扉と石板のようなものが存在していた。

「スパルトイはいないが……像みたいなのがあるな……どうするんだ……?」
「行くしかありません……行きましょう」

 2人は警戒を強め、広間へと入る。
 空間内でやはり目を引くのは、中央に鎮座する大きな石像であった。ルークは石像を注意深く観察する。

「悪鬼羅刹ってこいつのことじゃねえのか? だとすると……これはまずいぞ……」
「すみません、これを見てください」

 少女は石像より扉の前の石板を調べており、ルークも石板の元へと寄る。

「なんて書いてあるんだ?」
「『此処より封印の間。先に進む者は、魔の王により滅ぼされんことを知るべし』……っと書いてあります……ならここが最後です。この先が……」

 少女が石板を読み上げる最中、激しい衝突音が部屋に響く。

「なんだ!?」

 ルークは反応した頃には既に遅く、それは扉の閉まる音だった。2人が入ってきた通路と広間が、上部から振ってきた金属の扉によって隔たれていた。
 ルークは扉に駆け寄ると、扉を蹴りを入れた。
 
「くそっやられた……この扉相当厚いぞ。俺らじゃ開けられねえ!」
「見てくださいあれっ!」

 少女が叫ぶと、中央にあった石像が動き出していた。
 微かな揺れが石の表面に細かな亀裂を入れていく。亀裂が入るごとに石像の動きが大きくなり、表面の石を次々と割っていた。
 石を引きはがすように両手が動くと、中から赤黒い皮膚が露見し、身体に纏わりついていた全ての石を砕く。
 石に包まれていたのは、赤黒い外殻を持つ筋骨隆々な大男であったが、それは一目見て人間ではないと判断できるだろう。
 大蛇より太い尾に、身体より大きく大きな翼には鋭利な爪が生えていた。大口から無数の牙が剝き出しになっており、頭部には悪魔に似つかわしい大角が生えていた。

「おい、こいつって……『デーモン』じゃねえのか……?」

 古来より『デーモン』は『エリムザニアの大穴』から生まれ、時には邪悪な心を持つ人間に憑依し、またある時には闇の魔法により召喚されると言い伝えられてきた。
 
「そうです……ですが、これは普通のデーモンではありません……『グレーターデーモン』です……」

 人々に厄災をもたらし、世界中で恐れられてきた存在が、今、ルークたちの目の前に顕現する。

「こいつがあのグレーター……」
「グヲォオオオ!!!」

 グレーターデーモンは会話をする暇など与えずに、ルークに目掛け跳躍する。
 反応が間に合ったルークは右足を蹴り出し、グレーターデーモンの踵蹴りを横方向へ回避する。ルークのいた場所には石材の床が砕け、大きな穴が出来ていた。

(くそっ……なんて威力だ……!)

 体勢を立て直すルークだったが、既にグレーターデーモンが目前に迫っていた。

(くっ……速すぎる!)

 グレーターデーモンは短剣のように鋭利な爪を何度も振る。
 あまりの速さに空気が引き裂かれる音が響き、ルークは確実に避けるために、後方へ身体を跳躍させる。
 
(反撃出来ねえ……くそっ……!)

 攻撃を避けることに全力を尽くしていたルークに、支援の声が届く。

「……スカレート ミカルト! 魔力よ、その者の庇護の壁となり、脅威を絶せよ、ドラルグ・ザムルフ!」

 少女が魔法を詠唱すると、ルークは強化された身体能力でグレーターデーモンの攻撃を大きくかわし、広間の中心へと戻る。
 しかし状況は好転しない。
 
「グヲォオオ!……ヲオオ!」

 咆哮と同時にグレーターデーモンが両手突き出すと、前方に火球が現れる。
 
「魔法か……!」

 ルークの『フェイル・バーム』より激しく燃ゆる炎が、彼を襲う。確実に避けるために、彼は床を強く蹴り出し、大きく横へ飛び込む。
 大きな火球は地面にぶつかると、辺りに火炎を撒き散らしながら強烈な爆発を引き起こした。

「うっ……あぁぁぁ……!」

 爆発の熱波は離れていた少女にも伝わり、彼女は顔を背ける。

「離れてろ!」
「は、はい……!」

 ルークに退避を命令された少女は広間の端まで走り出す。
 ルークは顔を正面に戻すと、前方には氷のつららがいくつも形成されていた。
 氷は槍と形容した方がふさわしく、鋭く尖った氷槍は風を切りながら飛翔するが、ルークはそれを前方への宙返りで辛うじて避けた。
 避けたのも束の間、グレーターデーモンは追撃をするべく既にルークに迫っており、再び爪の斬撃を振るう。
 
(動きが速すぎるっ!……攻撃出来ねぇ……!)
「グヲォオオ!!!」

 ルークは鋭敏な斬撃を避けるのがやっとであり、攻撃に転じられる隙がなかった。
 
(……くっ……壁かっ!)

 後方へ避けてばかりいたルークは壁に背が当たる。後ろへ移動できなくなった彼に、グレーターデーモンを拳を握り、振りかざした。
 
「ヲォオオ!!!」
(前しかねぇ!)

 ルークはグレーターデーモンの足元に飛び込むように転がった。振りかざしたグレーターデーモンの右手が彼の元いた壁に大穴を開ける。鈍い音とともに岩の塊が辺りに散乱した。
 ようやく出来た隙にルークはロングソードを握りしめると、低い体勢から斬り上げるように、グレーターデーモンの背面にあった翼を狙った。
 しかしその斬撃は、翼の表面をなぞり上げることしか出来なかった。
 
(なっ……嘘だろ……)
「グヲォウ!!!」

 壁から右手を引き抜いたグレーターデーモンは、勢い保ったまま反転し、ルーク目掛け裏拳を薙ぐ。
 ルークは膝を折り、裏拳をかわすと、目の前の大腿に向けて全力で剣を振った。
 しかし直前と同じく。グレーターデーモンの鎧に似つかわしい硬い外殻が、刃を止めた。
 
(硬すぎる……しまったっ!)

 次に隙を晒したのはルークだった。振りかざした剣を止められ、身体の反応が遅れた彼に、グレーターデーモンは発達した右足で横蹴りを飛ばした。
 
「ぐっ……ああぁぁ……!」

 辛うじてバックラーを合わせたルークだったが、グレーターデーモンに蹴り飛ばされ、二転三転した後に壁に激突した。
 その様子を傍観することしか出来なかった少女はルークに駆け寄る。

「……っ……! 大丈夫ですかっ!」
「……んっ……ぐっ……はぁぁ……くそっ……」

 幸いルークには意識があり、やっとのことで立ち上がることが出来たが、ひしゃげたバックラーが付いている左手は、ダラリと垂れ下がったままだった。
 ドレッドトロールの一撃にも耐えられたバックラーと左手だったが、今回は耐えることが出来なかった。この時点でグレーターデーモンの強さはドレッドトロールを完全に勝っていた。
 もしルークに少女の魔法がかけられていなかったら、蹴り飛ばされ、壁に激突した衝撃で絶命しているだろう。

「あぁ……左手が折れてやがる……」
「私が今治します……蒼き月の女神よ、慈愛満ちたるその奇跡で……」
「ヲォオオ!!!」
「馬鹿あぶねぇ!」

 ルークは少女に飛びつきながら右手で彼女の後頭部を支えると、グレーターデーモンの飛ばした魔法を回避する。
 それは氷の棘が地を這いながら進むと、二人がいた元地点で爆発するように大きくなり、氷結晶のような紫色の棘を形成した。

「ああぁぁ……いてぇぇぇ……!」

 地面に飛び込むように回避したルークは、衝撃で折れた左手に激痛が走るが、痛みはすぐに消え去る。
 
「蒼き月の女神よ、慈愛満ちたるその奇跡で、その者の傷を癒やしたまえ……クリム・ムアライト!」

 ルークの下で埋もれていた少女が魔法を唱えると、彼の左手が青白い光に包まれ怪我が完治していた。

「痛く……ねぇ……お前この魔法……」
「グヲォオオ!!!」
「どけ!」

 2人に駆け寄るグレーターデーモンを見たルークは、急いで立ち上がり、迫りくる悪魔に向け右手を突き出した。
 
「フェイル・バーム……!」

 魔力の火球が放たれると、グレーターデーモンは翼で自身の身を包み、防御行動に移る。
 火球は翼に触れると破裂するように閃光が瞬き、炸裂する。手ごたえのある音と猛煙が広間に広がるが――
 
「グヲォオオォォン!!!」
「くっ……魔力を上げても駄目か!」

 有効打になっていないのかグレーターデーモンは再び翼を広げ、はためかせた。

「やはりあの魔法しかねえ……」

 ルークは後ろにいる少女に指示を出す。

「おい! もう一度俺に防御魔法をかけた後に、お前の魔力を俺にくれ! 限界までだ!」
「わ、分かりました! 限界まで魔力を高めてみます……少し待ってください……! 魔力よ、その者の庇護の壁となり、脅威を絶せよ、ドラルグ・ザムルフ! 女神の祝福を賜りし我ら、堕落せし魔を隔絶せん、エリム・エクソリファー!」
 
 ルークの身体が再び魔力で抱擁されると、少女は杖を両手で持ち、目を閉じた。
 
(後はどうやって近付くか……)
「ヲォオオ!!!」

 グレーターデーモンは飛翔すると宙で一回転し、ルークに踵を蹴り下ろした。ルークは大振りな攻撃回避し、元いた場所がえぐれる。
 石の大きな破片がルークの足元まで飛ぶと、彼はそれを拾い上げグレーターデーモンに振りかぶった。筋力が上がっているルークの投石は、人間なら大怪我をしてしまいそうな威力であるが、グレーターデーモンは回避することなくその破片を身体で受ける。
 ルークは時間を稼ぐために、再び魔法による攻撃を試みる。

「フェイル・バーム……!」

 ルークの手から火球が飛翔するが、グレーターデーモンは翼を盾のように構え、走りこんできた。その行動を見たルークはある策案が浮かぶ。

(これしかねえ!)

 ルークはグレーターデーモンの爪の斬撃をかわすと、ポーチに手を伸ばし、中身を無造作に取り出していく。
 不要な物は全て投げ捨て、手には石だけが握り締められていた。

(全部であと6個……これで倒せなきゃ終わりだ……)
「グヲォオオ!!! ヲォオオ!!!」

 グレーターデーモンが腕を振ると氷の棘がすさまじい速度で床を伝い、もう一度腕を振ると炎弾が飛翔する。回避に専念することを決めたルークは素早い身のこなしで、攻撃魔法を往なしていく。
 グレーターデーモンが迫ると斬撃を繰り出す。距離を離すと氷棘と火炎の爆発、近距離では爪の斬撃、一度でも食らえば致命的な攻撃をルークは次々と回避する。
 
「ヲォオオ!!! グオヲォオオ!!!」
(くそっ……まだなのか……!)

 グレーターデーモンを注視しながらルークは怒鳴る。

「おい! まだかっ!」

 そして、転機を知らせる声が聞こえる――
 
「我が魔は、隣人と共に……さすれば明日への光となる……マナ・エウカディレ!」

 その声に、ルークの奥底から魔力が湧き立つ。
 
(失敗すれば終わりだ……!)

 ルークはわざと大きな素振りをし、『フェイル・バーム』を放つ。少女の魔力を得たことにより、先ほどより威力は上がっていたが、それでもグレーターデーモンの翼によって防がれてしまった。
 
「防ぎたきゃ防いでみろ!」
 
 翼を構えながら走り出すグレーターデーモンに、ルークは握り締めていた石を全て投げつけ――

「マナ……バースト!!!」

 蒼黒の閃光が投げつけられた魔石を飲み込む。その瞬間、金色の煌めく脅威的な爆発の連鎖が起こり、グレーターデーモンの身体ごと金光に飲み込まれた。
 ルークは魔力を込め続ける。通常なら数秒で終わる閃光が、長く、長く続く。
 増幅した魔力、豊潤な魔石の魔力爆発、それらが全てが合わさった純粋な魔力の源がルークの前方で爆発する――
 
 
 ルークの手から放たれていた閃光が収まると、グレーターデーモンの上半身が消滅していた。
 純粋な魔力によって焼き尽くされ、悪魔の下部には蒼と金色の炎が揺らめいていた。
 主が消滅した下半身は、力なく倒れる。
 
「くそっ……力が……」

 ルークも地面へと倒れた。


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