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第3章 表と裏
45.オレの許可なく外すな
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一言で言えば……手紙だった。重要書類でもない、ただの手紙。問題はその書かれた日付と内容が、オレが強制召喚された後だったことにある。
「アースティルティトの署名か」
最後の署名の文字が懐かしく感じられ、指先でなぞった。淡い緑は彼女が好んだドレスの色だ。そんなことまで思い出し、口元がわずかに緩んだ。彼女らしい選択だ。疑問をすべて放り出し、僅か1週間ほど前まで共に過ごした配下を懐かしんだ。
「……アース、ティルティト、誰?」
「前の世界の部下だ」
端的に答え、内容をもう一度読み直す。居なくなったオレに対する心配や報告が書かれているが、日付は強制召喚されて1年後になっていた。時間軸がおかしいのか。オレが未来に召喚された可能性もある。どちらにしろ、戻れないのならば同じだが……。
そこで気づいた。手紙は無機物だ。収納空間にしまえる物も無機物のみで、生きた者は入らないし、入れたら死んでしまう。収納空間は時間が停止する亜空間であると同時に、別世界への入り口でもあった。この中に入ったとしても、出口であるオレがここにいる以上は前の世界に戻れない。
ならば……アースティルティトはどうやって手紙を入れた? オレが居なくなった1年後に書いた手紙を、今のオレの収納空間へ入れた方法が分からない。出入り口が別世界にある箱に手紙を忍び込ませたなら、オレの知らない能力か魔法が開発されたのだろうか。
手元の手紙を調べても異常はない。そのことが逆に違和感を膨らませた。密閉空間へ物を忍び込ませる方法――思いつくのは転移魔法の応用だ。転送させる先を知っていれば、そこへ物を直接物を送れる。これはアースティルティトでなくとも可能な技術だった。
彼女はオレの補佐官だったため、オレの収納空間に入っている物を多少把握していた。宝飾品や衣服などを終点として指定した転送した場合、この収納空間で手紙が受け取れる可能性がある。物や魔力、場所、人物を終点に指定する転送を利用して向こうの世界と手紙のやり取りが出来るとしたら?
近づいて頬ずりするリリアーナの髪を撫でながら、思いついた方法を試すための手筈を想定する。まず手紙や物を使ったやり取りを行うのが先決だった。いきなり己を転送して失敗したら目も当てられない。
「サタン様、楽しそう」
オレの機嫌がいいと嬉しいと笑うリリアーナに、収納魔法から取り出した首飾りを与える。細い金鎖が幾重にも重なる飾りは、魔法攻撃を自動で防御する結界の核だった。かつてオレの部下が使用していたが、彼女のレベルが高くなったため不要になり回収したのだ。
今のリリアーナに相応しい品だろう。ドラゴンである彼女に物理攻撃は効かない。魔法攻撃を仕掛けられた場合、洗脳でもされたら面倒だった。魅了眼の持ち主に歯向かわれると、必要以上の被害が出る。かつての苦い記憶を噛みしめながら、リリアーナに言い聞かせた。
「オレの許可なく外すな」
寝る時も風呂も関係ないと命じれば、金色の瞳を輝かせて頷く。大切そうに撫でるが、あることに気づいて顔を上げた。
「ドラゴン戻る、壊れる? 外す?」
巨大なドラゴン形態になれば引き千切れてしまいそうだと心配する彼女に、安心するよう告げる。鎖なので伸縮性はないが、魔道具の一種だ。本人が外そうとしなければ壊れないし外れない。説明に納得したリリアーナがにこにこと鎖を摘まんでは眺めた。
「こんなの、初めてもらった。きれい」
「いいな……」
ぽつりと呟くクリスティーヌにも、何か与えておくか。近くの机に大量に積まれた宝飾品をかきまわすが、目的の品が見つからなかった。家具の山から小箱を見つけて開けば、魔道具系のアクセサリーが大量に仕舞いこんである。片づけた記憶がないので、これもアースティルティトが手伝った際に仕分けたのだろう。
覚醒前で魔力が弱く、人と見分けがつきにくいクリスティーヌの現状に合わせ、小さな青い石が付いたブレスレットを手に回した。ぴたりと吸い付くように肌に嵌まる。
「これをやろう」
互いにもらったアクセサリーを見せ合い、くすくす笑って手を繋ぐ彼女らに敵対心や嫉妬はあまり見受けられない。どうやら仲良く飼うことが出来そうだった。ついでに蝙蝠にもブレスレットと同じ石のピアスを着けてやり、薄緑の手紙をもって倉庫をでる。
「見つけたぞ!」
叫ぶ見知らぬ男の手に握られた剣先を向けられ、オレは眉をひそめた。
「アースティルティトの署名か」
最後の署名の文字が懐かしく感じられ、指先でなぞった。淡い緑は彼女が好んだドレスの色だ。そんなことまで思い出し、口元がわずかに緩んだ。彼女らしい選択だ。疑問をすべて放り出し、僅か1週間ほど前まで共に過ごした配下を懐かしんだ。
「……アース、ティルティト、誰?」
「前の世界の部下だ」
端的に答え、内容をもう一度読み直す。居なくなったオレに対する心配や報告が書かれているが、日付は強制召喚されて1年後になっていた。時間軸がおかしいのか。オレが未来に召喚された可能性もある。どちらにしろ、戻れないのならば同じだが……。
そこで気づいた。手紙は無機物だ。収納空間にしまえる物も無機物のみで、生きた者は入らないし、入れたら死んでしまう。収納空間は時間が停止する亜空間であると同時に、別世界への入り口でもあった。この中に入ったとしても、出口であるオレがここにいる以上は前の世界に戻れない。
ならば……アースティルティトはどうやって手紙を入れた? オレが居なくなった1年後に書いた手紙を、今のオレの収納空間へ入れた方法が分からない。出入り口が別世界にある箱に手紙を忍び込ませたなら、オレの知らない能力か魔法が開発されたのだろうか。
手元の手紙を調べても異常はない。そのことが逆に違和感を膨らませた。密閉空間へ物を忍び込ませる方法――思いつくのは転移魔法の応用だ。転送させる先を知っていれば、そこへ物を直接物を送れる。これはアースティルティトでなくとも可能な技術だった。
彼女はオレの補佐官だったため、オレの収納空間に入っている物を多少把握していた。宝飾品や衣服などを終点として指定した転送した場合、この収納空間で手紙が受け取れる可能性がある。物や魔力、場所、人物を終点に指定する転送を利用して向こうの世界と手紙のやり取りが出来るとしたら?
近づいて頬ずりするリリアーナの髪を撫でながら、思いついた方法を試すための手筈を想定する。まず手紙や物を使ったやり取りを行うのが先決だった。いきなり己を転送して失敗したら目も当てられない。
「サタン様、楽しそう」
オレの機嫌がいいと嬉しいと笑うリリアーナに、収納魔法から取り出した首飾りを与える。細い金鎖が幾重にも重なる飾りは、魔法攻撃を自動で防御する結界の核だった。かつてオレの部下が使用していたが、彼女のレベルが高くなったため不要になり回収したのだ。
今のリリアーナに相応しい品だろう。ドラゴンである彼女に物理攻撃は効かない。魔法攻撃を仕掛けられた場合、洗脳でもされたら面倒だった。魅了眼の持ち主に歯向かわれると、必要以上の被害が出る。かつての苦い記憶を噛みしめながら、リリアーナに言い聞かせた。
「オレの許可なく外すな」
寝る時も風呂も関係ないと命じれば、金色の瞳を輝かせて頷く。大切そうに撫でるが、あることに気づいて顔を上げた。
「ドラゴン戻る、壊れる? 外す?」
巨大なドラゴン形態になれば引き千切れてしまいそうだと心配する彼女に、安心するよう告げる。鎖なので伸縮性はないが、魔道具の一種だ。本人が外そうとしなければ壊れないし外れない。説明に納得したリリアーナがにこにこと鎖を摘まんでは眺めた。
「こんなの、初めてもらった。きれい」
「いいな……」
ぽつりと呟くクリスティーヌにも、何か与えておくか。近くの机に大量に積まれた宝飾品をかきまわすが、目的の品が見つからなかった。家具の山から小箱を見つけて開けば、魔道具系のアクセサリーが大量に仕舞いこんである。片づけた記憶がないので、これもアースティルティトが手伝った際に仕分けたのだろう。
覚醒前で魔力が弱く、人と見分けがつきにくいクリスティーヌの現状に合わせ、小さな青い石が付いたブレスレットを手に回した。ぴたりと吸い付くように肌に嵌まる。
「これをやろう」
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「見つけたぞ!」
叫ぶ見知らぬ男の手に握られた剣先を向けられ、オレは眉をひそめた。
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