【完結】愛執 ～愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした～

252.僕だけの神様 ※

　僕、中から食べられた……。びっくりした後は、お尻がじくじくして痛い。セティは僕を抱き締めて動かない。僕がやだって思ったから？　どうしよう、食べていいよって言う？

　そっとセティと僕の間を覗く。でもよく見えない。もぞもぞ動こうとしたら、セティがぎゅっと抱き締めた。動いちゃいけないの？　奥に刺さったおちんちん、痛いのかな。心配になった僕の頬にキスをくれる。だから唇にも頂戴って目を閉じた。

「ふ……っ、うぁ、う」

　いっぱい吸って舐めて、口の中が痺れるくらいキスをした。僕は幸せな贄だね、大切な神様に痛くないように食べてもらえるの。首に回した腕に力を入れたら、お腹の中のセティが動いた。びっくりしてお尻に力を入れたら、うっと苦しそうな声がする。

「ごめ……、セ、ティっ、きゃう……」

　謝ってる途中で、セティが僕の腰に手を当てて持ち上げる。出ていくセティのおちんちんが、お腹の奥をあちこち擦るから力が入っちゃった。そしたら出ていくのをやめて戻ってくる。ぐぐっと押し込まれて、今度はあまり痛くなかった。

　何度も繰り返すと、くちゅ、ぐちゃと音がする。水をかき回す音よりもっと重い音。聞いているとぼんやりしてきた。お腹の中のセティはすごく大きくて、僕の中をどんどん食べてるみたい。さっきより奥まで来て、これ以上奥は無理だよって場所まで食べられた。

「イシス、愛してる……苦しくないか？」

　首を横に振る。痛くないし、苦しくない。ただいっぱいセティがいるのが分かる。お腹が膨らんだ気がして撫でると「やばい」とセティが眉を寄せた。え？　撫でたら、中にいるセティが苦しいのかも。慌てて手を離したとき、ぐっとセティが大きくなった。

「え、やっ……きゃぁあ、うっ」

　中で何かが弾ける。お腹の奥の深いところが温かくなって、僕はセティに倒れ込んだ。お腹に穴が空くかと思った。恐る恐る撫でたお腹は、さっきよりペタンとしている。ほっとして笑うと、セティが息を荒くしてた。心配で覗いた僕の唇を噛んで吸う。僕の息も荒くなった。

「ふ、あっ……セ、テ……ぃ」

　名を呼ぶとまだお腹にいるセティが大きくなる。おちんちんが元気になって、僕のもまた腫れた。優しく手で包むセティが動かすと、くちゅりと濡れた音がする。この音、何だかお腹がじくじくする音だね。思わずお腹に力を入れてお尻を動かしたら、セティのおちんちんがもっと膨らんだ。

　僕みたいに腫れてるの？　僕は白いのが出たけど、セティも苦いのが出たのかな。お腹だと味が分からないけど、気持ちいいと思った。お腹に温かいのが出たの、不思議な感じで好き。

　くったりとセティに抱き着いたまま、僕は何度も揺すられ、白いのを吐き出し、セティに中へ出された。ずっとセティの顔を見ながら、何度もキスをして、いっぱい名前を呼んで。僕はこの時間が好きだよ、だってセティは今、僕だけのセティだもん。タイフォン神様じゃなくて、僕だけの……。