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249.すごく気持ちいいキス ※微
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外の光が反射する明るい場所で、僕はセティとキスしてる。人前じゃないから、唇のキスもいいんだね。こうしてキスしてる間に、全部食べられちゃえばいいのに。セティは痛くないよって言ったけど、ちょっとだけ怖かった。僕が違う形になるんじゃないかな。
「触れていれば声が聞こえる」
セティの声、水の中なのに聞こえる! 閉じた目を開けたら、ゆらゆらと黒髪が漂っていた。セティの後ろに広がる黒髪がすごく綺麗。僕の髪も同じ色で、ふわふわと周りを泳いでる感じだった。ここのお水は優しい。気持ちよくて時間が分からなくなるの。
セティはどんどん奥へ泳いでいく。底は見えなくて、抱っこされた僕は離れないようにしがみ付いた。凄いな、登ってきた山の中身は水だったのかも。深くて、山の高さより潜った気がした。
ふっと明るくなって、次に眩しくて目を手で覆う。
「着いたぞ」
ざばっと水の音が聞こえた。水の中にいた時は聞こえなかった水音、続いて僕は水から出た。ゆっくり目を開けたら、そこは森みたいな風景が広がっている。山を突き抜けちゃったの?
「くくっ、イシスは面白いことを考える」
大きい山の中身は全部、あの温かい水かと思った。その向こう側は山の反対側じゃないみたい。ここはどこだろう。さっきは眩しかったのに、今は気持ちいい木陰にいる。足元に水があって、下から湧き出ていた。僕がいるのは石で出来たお風呂みたいな場所だ。
「おいで、イシス」
「うん」
もうすでにセティに抱っこされてるけど、石の階段に座ったセティの上に乗る。セティの膝にいつも通り跨って、目の前で手を広げた腕の中に飛び込んだ。肌が直接触れるの、僕は好き。気持ちいいし、セティとの間が近いよね。腰に回された手が、ぐいっと僕を引き寄せた。
セティと密着したら、隙間がなくなって嬉しい。僕とセティが混ざって一緒になるのが、食べられるってこと? 考えていたら、セティのキスが僕の唇を塞ぐ。吸われて舐められた。唇をはくっと開けた途端に、セティの舌が入ってくる。厚くてぬるっとして、とても甘い。
「ふっ、ん……うっ」
夢中になって吸った。甘い、美味しい。僕の口の中を全部舐める舌を追いかけて、僕はセティの口の中もいっぱい舐めた。零すのがもったいなくて、一生懸命啜る。お腹の奥がじくじくして、少しだけお尻を動かしたら、背中をセティの手が撫でた。
ぞくっとする。
「んっ、うぅ」
変な声が出ちゃう。でもセティの唇が僕の声を吸い取った。気持ちいいよ、溶けちゃいそう。このままセティに吸い込まれたらいいな。ずっと幸せが続くと思う。
「あっ」
がくんと体から力が抜けちゃった。何? 今の、体が僕じゃないみたい。疲れたし、怠いの。セティの首に回した腕も、重くなっちゃった。抱き締め直したセティの体が温かくて、僕はもう一度腕に力を入れる。離れたくなかった。
「触れていれば声が聞こえる」
セティの声、水の中なのに聞こえる! 閉じた目を開けたら、ゆらゆらと黒髪が漂っていた。セティの後ろに広がる黒髪がすごく綺麗。僕の髪も同じ色で、ふわふわと周りを泳いでる感じだった。ここのお水は優しい。気持ちよくて時間が分からなくなるの。
セティはどんどん奥へ泳いでいく。底は見えなくて、抱っこされた僕は離れないようにしがみ付いた。凄いな、登ってきた山の中身は水だったのかも。深くて、山の高さより潜った気がした。
ふっと明るくなって、次に眩しくて目を手で覆う。
「着いたぞ」
ざばっと水の音が聞こえた。水の中にいた時は聞こえなかった水音、続いて僕は水から出た。ゆっくり目を開けたら、そこは森みたいな風景が広がっている。山を突き抜けちゃったの?
「くくっ、イシスは面白いことを考える」
大きい山の中身は全部、あの温かい水かと思った。その向こう側は山の反対側じゃないみたい。ここはどこだろう。さっきは眩しかったのに、今は気持ちいい木陰にいる。足元に水があって、下から湧き出ていた。僕がいるのは石で出来たお風呂みたいな場所だ。
「おいで、イシス」
「うん」
もうすでにセティに抱っこされてるけど、石の階段に座ったセティの上に乗る。セティの膝にいつも通り跨って、目の前で手を広げた腕の中に飛び込んだ。肌が直接触れるの、僕は好き。気持ちいいし、セティとの間が近いよね。腰に回された手が、ぐいっと僕を引き寄せた。
セティと密着したら、隙間がなくなって嬉しい。僕とセティが混ざって一緒になるのが、食べられるってこと? 考えていたら、セティのキスが僕の唇を塞ぐ。吸われて舐められた。唇をはくっと開けた途端に、セティの舌が入ってくる。厚くてぬるっとして、とても甘い。
「ふっ、ん……うっ」
夢中になって吸った。甘い、美味しい。僕の口の中を全部舐める舌を追いかけて、僕はセティの口の中もいっぱい舐めた。零すのがもったいなくて、一生懸命啜る。お腹の奥がじくじくして、少しだけお尻を動かしたら、背中をセティの手が撫でた。
ぞくっとする。
「んっ、うぅ」
変な声が出ちゃう。でもセティの唇が僕の声を吸い取った。気持ちいいよ、溶けちゃいそう。このままセティに吸い込まれたらいいな。ずっと幸せが続くと思う。
「あっ」
がくんと体から力が抜けちゃった。何? 今の、体が僕じゃないみたい。疲れたし、怠いの。セティの首に回した腕も、重くなっちゃった。抱き締め直したセティの体が温かくて、僕はもう一度腕に力を入れる。離れたくなかった。
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