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242.出ちゃうから離して ※微

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 はふっと息をして、セティの顔を見つめる。優しいのに少し怖い顔、でも僕を叱る感じはないの。紫の目はいつもより赤っぽくて、僕はドキドキした。濡れた唇、ぺろりと舐めたら甘いかな?

「おいで」

 抱き寄せるセティの首に手を回すと、背中を抱き上げられた。椅子に座ったセティの膝に座って、僕は向かい合わせに抱っこする。こうなれば、セティと同じ高さになるんだよ。まだ僕の方が小さいから。目の高さが同じになると嬉しい。

「セ、ティ……もっと」

 部屋には誰もいない。だから、もっとたくさん仲良くしよう? 濡れた唇目掛けてキスをして、ずれちゃった。口の端をぺろぺろしたら、すぐに頭を抱えて引き寄せられた。唇を開いて、入ってくる舌を吸う。僕のも吸われて、じわじわした。腰が揺れちゃうの、困るな。

「イシスがお嫁さんになるのは、神殿がいいから……今日はギリギリまでな?」

 お嫁さんは神殿で。ぎりぎり? 難しいけど、セティが言うから頷く。だってセティは僕に酷いことしないし、いつも優しいから。ずっと一緒にいられるのがお嫁さんだもん。僕はセティのお嫁さんになりたい。

「いい子だ」

 この言葉が好き。僕を好きって言ってくれるのと同じくらい優しい。胸の奥の真ん中ら辺がじんとして、涙が出そうになるの。抱き着いた腕をぎゅうと強くするセティの首に顔を埋めて、そこを舐めた。セティの匂いがいっぱいする。

「っ、煽ると食べちゃうぞ」

「食べ、て?」

 いいよ、僕はセティの贄でお嫁さんになるんだ。食べられて一緒になると、離れる心配なくなるんだって。覚えた言葉を並べて、セティが首や胸を舐めるのを受け入れた。ぼんやりするのに、肌はぴりぴりとする。

「イシス」

 名を呼ぶ声が嬉しくて、僕は力の抜けそうな腕で必死に抱き着く。長い黒髪が指に絡んで、引っ張らないようにしながら口元に運んだ。唇を当てると、ドキドキが強くなる。セティの匂いに包まれるみたいで、僕が薄くなる気がした。

 ごろんと長椅子に倒れた僕に覆い被さったセティが、胸より下にもキスをする。僕はあまり動けなくて、寝転がってセティのキスを受けた。お腹の上も、お臍の脇も、段々と下へ行く唇がちゅっと音を立てておちんちんの近くに触れた。

「そろそろ食べ頃だ。神殿に着いたら最後まで食べるけど、今は半分だけ」

 半分食べて、残りは神殿で食べる? 

 びくっと体が揺れた。飛び上がるくらい大きく揺れて、僕の方が驚いた。恐る恐る下を見た僕と目を合わせたセティの口角が上がって、舌がぺろりとおちんちんを舐める。

「やっ、だめ……ばっち」

 ばっちいよ、おしっこ出るところだもん。舐めるセティは笑うと、ぱくりとおちんちんを食べた。僕、食べられた! 明日からおしっこ、どうしよう。怖くなったけど痛くないから、セティの黒髪を掴んで我慢する。ぬるっと温かい物が撫でて、僕のおちんちんが熱くなった。

「っ、ほら……ちゃんと準備ができた。出せるか?」

 くちゅくちゅと濡れた音がして、洗ってるみたいにセティが手を動かす。食べられた僕のおちんちん、まだ形があった。でもいつもと違う。大きく腫れて、先っぽも変な感じ。ぐりぐりと指が潰す動きで先っぽを撫でて、何かが出そう。

「出ちゃ、う……やっ、離し……て」

 おしっこ出ちゃう。やだ、セティ、離して。いっぱい言ったのに、セティは嬉しそうに咥えちゃった。出ちゃうから、ダメなの!

 我慢できなかった。たくさん出たのを、セティは飲んじゃった。僕を食べるのはいいけど、おしっこは飲んじゃダメだと思う。ずずっと鼻を啜ってぽかっとセティを叩いたら、顔を上げて苦笑いした。

「おしっこじゃないって、前も教えただろ?」

 ……そうだっけ。
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