表紙へ
上 下
11 / 454
1巻

1-3

しおりを挟む
     ***


「ここがトゥオノ商会の奴隷市場……」

 レクスは目の前の建物を見て呟く。綺麗な外観は奴隷を売っているようには見えないが――

「いらっしゃい」

 建物の中から筋骨隆々で身長の高い、色黒の男性が現れ、声をかけてきた。レクスはおそるおそる尋ねる。

「すみません、ここで奴隷を売っていますか?」
「……ちっ、なんだガキかよ。ああ、ここは奴隷を売買する奴隷市場だ」

 男性は「用がないならとっとと帰りな」と言ってしっしと虫を払うような手つきでレクスを追い返そうとする。レクスは慌てて用件を伝える。

「あ、あの、確認したい事があってこちらに来たんですけど……」
「……なんだ?」

 男性はレクスの言葉にぞんざいに返す。レクスは思い切って尋ねた。

「ここに、銀髪で黒い瞳の、僕と同じくらいの身長の女の子はいませんか?」

 男性はあごに手を当てて思案する。

「……ああ、昨日強制送還されてきた奴か。なぜお前はそいつを探してんだ?」
「昨日、魔物に襲われているところに偶然通りかかって助けたんですよ」
「……そうか。で、その子になんの用だ?」
「値段を教えていただきたいのですが……」

 男性は怪訝けげんそうな表情を浮かべたが、やがて頷いた。

「……わかった。ちょっと待ってろ」

 そう言うと男性は店の奥へと引っ込んでいった。
 しばらくして戻ってくる。

「お前が言ってた奴だが……値段は六百万セルクだ」
「ろ、六百万!?」

 レクスは驚いて大声を上げる。

「どうする? 買ってくか?」

 どうせお前みたいなガキじゃ無理だろうけどな、と言わんばかりの表情で男性は見てくる。

「いえ……今日は確認に来ただけなので……」

 レクスはありがとうございました、と頭を下げてその場を去った。

「はあ……前途多難ぜんとたなんですね」

 レクスはこれからの生活に不安を覚えて、溜め息を吐いた。


     ***


「どの宿も駄目ですか……」

 すっかり日が落ち、人通りも少なくなってきた頃。レクスは今夜泊まる宿を探していた。
 いくつか入った宿では――

「うちに泊まっていくかい? 一泊二万セルクだよ」
「一泊二万三千セルクだ」
「一泊二万五千セルクです」

 こんな感じで、レクスの所持金二万セルクに見合うような宿は全く見つからなかった。
 こうなると――

「野宿、ですか……」

 街の中で野宿。これしかない。
 今までは『作る』スキルを使って家を作っていたが、今回は街中で、しかもここは王都だ。下手な事をすれば、王都を見回っているという騎士団に見つかって捕まるかもしれないので、家は作れない。

「どこか落ち着ける場所はないでしょうか」

 レクスは目立たない路地裏を歩き回り、寝床になりそうな場所を探す。
 しばらくうろうろしていると、少し開けたところに出た。

「とりあえずここにしますかね」

 レクスは背中を壁に預けるようにして腰を下ろす。
 しかし、路地裏で寝るというのにはやはり不安があった。

(うーん、もう少し安全が確保できないと眠れそうもありません)

 レクスが心の中でそう呟くと――


 ◇『作る』を使用しますか? はい/いいえ


(……なんか僕の思考を読み取ってませんか? この画面)

 レクスはそう思いながらも、「はい」を選択する。


 ◇『作る』ものを一つ選んでください。

 【障壁】【頑丈な障壁】【絶対不可侵の障壁】

 「これは絶対不可侵の障壁一択ですね」
 レクスは、名前からしていかにも丈夫そうな絶対不可侵の障壁を選んだ。
 すると――

「うわっ!? なんですかこれは……?」

 レクスの周囲を何やら透明なものが覆った。どうやらこれが障壁のようだ。

(透明だと心許こころもとない気がしますが……問題ないと思いたいですね……)

 路地裏で寝るというのは思っていた以上に、勇気のいる事だった。
 だが、森の中を歩き続けたレクスはかなり疲れていた。
 急激に襲ってきた眠気に身を任せ、レクスは硬い地面の上で眠りについたのだった。


     ***


 翌日。
 レクスは依頼を受けるため、冒険者ギルドに向かっていた。何よりも今は資金稼ぎをしなければならないのだ。昨日のように路上で眠るのは、できる限り避けたいところだ。
 昨日寝泊まりした場所と冒険者ギルドが近かったため、レクスはすぐに冒険者ギルドに着いた。冒険者ギルドのドアを開け、中に入る。

「凄いな……」

 閑散かんさんとしていた昨日とは違って、依頼を受ける人達でごった返していた。
 レクスは人の間をうようにして、受付に行く。受付にも冒険者がたくさん並んでいたので、レクスは自分の順番が来るのを待った。

「次の方、どうぞ」

 受付嬢にそう言われ、用件を話す。昨日とは違う女性だった。

「すみません、依頼を受けたいのですが……」
「わかりました。依頼書をご提示いただけますか?」
(……ん? 依頼書?)

 レクスは首を傾げる。

「すみません、依頼書とはなんでしょうか?」

 レクスがそう尋ねると、受付嬢は額に手を当てながら溜め息を吐いた。

「あなた、冒険者登録をする時に説明を受けなかった?」
「依頼書については特に説明は受けてない、と思います……」
「……そうですか。依頼書は受付の右側に掲示されておりますので、そこから受けたいものを選んでください」
「すみません、ありがとうございます」

 レクスは頭を下げて、受付の右側にある掲示板へ向かった。

「おお……凄い数ですね……」

 掲示板に貼ってあるたくさんの依頼書を見て、彼は驚嘆の声を漏らす。依頼書はEランクからSランクにキッチリと分けて貼ってあった。
 レクスは掲示板の一番右奥、Eランクの依頼書が並ぶところへ向かう。

「うーん……どれにしましょうか……」

 いくつかめぼしい依頼を検討した結果、次の依頼を受ける事にした。


【推奨冒険者ランク】Eランク以上
【依頼内容】ゴブリン五体以上の討伐
【報酬】四万セルク
【獲得ポイント】十六ポイント
【場所】ユビネス大森林帯


 レクスはこの依頼書を掲示板からがし、再度受付に並んだ。
 しばらくして、レクスの順番がやってくる。

「次の方、どうぞ」
「すみません、これお願いします。それと先ほどはどうも」

 受付嬢に依頼書を渡すと、彼女は依頼書に印を押し、レクスへ返した。

「……あなた、見た感じ冒険者になりたてでしょ? くれぐれも無茶はしないように」

 受付嬢の言葉にレクスは頷いた。

「肝に銘じておきます」

 レクスはそう言うと、出入り口に向かう。しかし、冒険者ギルドのドアに手をかけた時――

「よお、ガキ。ちょっと良いか?」

 大剣を背中に背負しょった、ガッチリした体格の男がレクスに声をかけてきた。


「おい、ガキ……お前、無職らしいじゃねえか」

 レクスは現在、細い路地で男三人に囲まれている。大剣男に絡まれた後、強引にこの場所まで連れてこられたのだ。
 しかし、レクスにはそんな事をされる心当たりはない。もしかして誰かにはめられたのだろうか――と思ったが、知り合いもいない彼がそんな事をされるはずもなかった。

「い、いえ……その、あの」

 レクスはなんとか言葉を紡ごうとするが、恐怖で口が上手く動かない。

「ああ? なんだ? 言いたい事があるんなら、言ってみたらどうだ?」

 大剣男がそう問いかけるが、レクスの恐怖は増すばかり。
 大剣男は馬鹿にしたように笑う。

「おいガキ、お前冒険者辞めろ。お前みたいなのがいると迷惑なんだよ」
「い、いえ……や、辞めるわけにはいかないのですっ。し、資金を稼がないと……」

 レクスは恐怖のあまり、パニックに陥っていた。スキル『日常動作』を使うという考えさえ浮かばない。
 大剣男は怒りの表情を浮かべた。

「……なら、力ずくで辞めさせてやるよ!」

 大剣男はそう叫ぶと、レクスにつかみかかろうとした。
 レクスは必死に大剣男の腕を振り払う。
 すると――

「うわあああああぁぁぁ!?」

 大剣男が吹っ飛んで、壁に衝突。そのまま気絶した。

「「「……へ?」」」

 レクスも含め、その場にいた者は間抜けな声を漏らし、目の前の光景に驚くばかり。
 しかし、すぐに我に返った槍を担いだ男が、レクスに襲いかかる。

「て、てめええぇぇ!」

 男達はレクスよりも格上のC級冒険者。普通なら冒険者になりたてのレクスにおくれを取るはずがないが――

「ぐあああぁぁぁ!?」

 レクスが力任せに突き出した拳が槍男の腹に直撃。先ほどの大剣男と同じように、槍男は吹っ飛んでいった。
 最後に残った短剣を腰に差した男は、それを抜いて突進してくる。

「うおおおおぉぉぉぉ!」

 短剣は大剣や槍と違って小回りがきくため、狭い場所で使いやすい。自分ならレクスを仕留められると男は思ったのだろう。勢いよく突っ込んでくる。

「ひっ……!」

 レクスは体がすくんでしまい、上手く動く事ができない。

「死ねええええぇぇぇぇ!」

 短剣男は両手で己の武器を握りしめ、レクスに突っ込んでいく。
 レクスが反射的に目を瞑った、その時だった。
 キイイイィィィィン!
 金属と金属がぶつかり合う音がした。
 レクスが驚いて目を開けると――

「子供に襲いかかるとは……感心しないわ」

 そこには長い赤髪の女性が立っていた。女性は剣を構えて、素早い動きで短剣男の鳩尾みぞおちを打ちつける。

「がはっ……!?」

 短剣男は呻き声を上げて、その場に倒れた。
 レクスは呆然としていた。
 赤髪の女性が振り向いて声をかける。

「君、大丈夫だった? 怪我とかな……い?」
「……? 特に怪我はありません。大丈夫です」

 レクスは赤髪の女性が突如固まった事に困惑したものの、自分の無事を伝えた。助けてもらったお礼を言おうとした時――

「かっ……!」
「……か?」

 こんな相手に勝てなくてどうするの! とでも言われるのかと思ったが――

「可愛い……!」
「……え?」

 レクスは思わず間抜けな声を出してしまった。
 赤髪の女性の独り言は止まらない。

「サラサラの黒髪にその丸い瞳……ああ、これはぜひとも私が養いたい……!」

 女性の言動におののくレクス。言動が犯罪者じみて感じてくる。
 彼が呆然としていると、女性はハッと我に返り、んんっとわざとらしい咳払いをした。

「ところで君のご両親はどこかな? この事を伝えなくちゃならないから」

 レクスは両親に捨てられたも同然の身だ。レクスは返答に困ってしまい、黙り込んだ。

「……君、まさかご両親がいないの……?」

 レクスの表情を見て、女性はそう尋ねてきた。
 ここは正直に話すしかないと、レクスは思った。

「いえ、両親はいます。ですが、僕はその両親に捨てられたようなものです……僕が無能だったばかりに」
「そうなの……あ、そういえば自己紹介がまだだったわ」

 女性はなんとなく事情を察し、場の雰囲気を変えようと、話題を切り替えた。

「私はフィア・ネスラよ。君は?」

 家名があるという事は恐らく貴族の出だろう。レクスのような平民には手の届かない、雲の上の存在だ。
 レクスはそう思いつつ告げる。

「僕はレクスです。先ほどは危ないところを助けていただき、ありがとうございました」
「いえいえ。それよりも……レクス君? お願いがあるんだけど……」
「はい、なんでしょうか」
「明日、冒険者ギルドの近くにある〝リーフル〟っていうカフェに来て。ちょっと話したい事があるから」

 レクスは救ってもらった身だ。断る理由がない。

「わかりました」
「じゃあもう行って大丈夫よ。あとはこっちに任せて」
「すみません。それでは、よろしくお願いします」

 レクスは女性に会釈して、その場をあとにした。
 先ほど受けたゴブリン討伐の依頼を達成して、少しでもお金を稼がなければならない。レクスには無駄にできる時間はないのだ。

「さてと。ユビネス大森林帯に向かいましょうか」

 レクスは気合を入れ直して、小走りでユビネス大森林帯へ向かった。


     ***


「グギャグギャ!」
「『発散』!」

 レクスはゴブリンにスキルを発動する。

「グギャ……? グギャ……」

 ゴブリンは目に見えて弱っていく。以前より魔物の魔力を排出させるスピードが速くなっているようだ。
『発散』を発動して数分後、ゴブリンは安らかに息絶えた。


 ◇『取る』項目を二つ選んでください。
 【体 力】 1642 【魔 力】 1078
 【攻撃力】 1184 【防御力】 912
 【素早さ】 520  【知 力】 1791 
 【スキル】『意志疎通(ゴブリン語)』『乱打』『棒術LV2』


「まずは魔力ですかね。もう一つは……」

 レクスは項目を見て、どれを取るべきか悩んでいた。
 シルリス学園の入学試験は約一週間後。それまでにできる限りステータスを上げておきたい。
 入学試験の内容がわからないので、何を重点的に鍛えたらいいのか不明だ。これはレクスにとって悩ましい事であった。

「うーん、『棒術』がどういうものか、ちょっと気になりますね。攻撃手段は多い方がいいですし。でも、素早さも捨てがたいんですよね……」

 レクスは悩んだ末に、魔力と『棒術LV2』を取る事にした。


 〇レクス
 【L V】 26
 【体 力】 23642/23642 【魔 力】 1166/1166
 【攻撃力】 25034
 【スキル】『日常動作』『棒術(2/5)』


「おお……! 体に力が溢れてくるような感覚……これが魔力ですか!」

 レクスはすでに魔力を持っていたものの、体感できるほど多くなかった。それが、ステータスが上がった途端、魔力がみなぎる感覚を覚えた。

「ん? そういえば、『棒術』の〝2/5〟とはなんでしょうか……?」

『棒術』の数字もさる事ながら、改めて考えてみると、ステータスについてまだまだわからない事だらけだった。
 ステータスについて考えを巡らせていたレクスの目の前に、再び画面が出てきた。


 ◇『棒術』の取得により、次のアビリティを獲得しました。
 『強硬きょうこう』――棒が折れにくくなる。
 『器用』――棒の扱いが上手くなる。
 『強打』――敵を攻撃する際、攻撃力が上昇する。


「おぉ、アビリティですか」

 アビリティは、スキル使用者の動きをアシストしてくれるものだ。
 レクスは思わぬ収穫に心を躍らせた。
 このまま順調にステータスを上げていけば、依頼の目標である五体のゴブリンを倒すのは余裕そうだった。
 レクスがそんな事を考えていると、早速ゴブリンが現れた。今度は二体だ。

「グギャ……! グギャ!」
「『はっさ……」

 レクスはいつも通り『発散』を発動しようとしたが、すんでのところで思いとどまる。

(これは先ほど手に入れたアビリティを試すチャンス!)

 レクスはそこら辺にあった木の棒を手に取る。太さはレクスの腕より少し太いくらい。一応棒なので、『棒術』に使えるはずだ。
 レクスはゴブリンに向かって一直線に走った。

「『強打』!」

 レクスは、一体のゴブリンに向かって力任せに木の棒を打ちつけた。
 ドゴォ!

「グギャ!?」

 棒に打たれたゴブリンは派手にぶっ飛び、後方にあった木の幹に頭をぶつけて、呆気あっけなく死んでしまった。
 レクスは続けてもう一体のゴブリンにも攻撃を仕掛ける。

「もう一発!」
「グギャァ!?」

 ゴブリンは吹き飛んでそのまま木に衝突し、息絶えた。

「思った以上に使えますね。木の棒も折れなかったですし」

 レクスは自分の持っている木の棒を見ながらそう呟いた。
 しばらくして、レクスの目の前に画面が現れた。今表示されているのは、倒したゴブリンのステータスである。画面には先ほどと同様に、『取る』項目が表示されていた。

「そういえば同じスキルを取ったらどうなるんでしょうか……」

 レクスは試しに、先ほど取得したばかりの『棒術』を再度選択してみた。すると――


 ◇条件を満たしたため、『棒術』が『棒術・改』へ進化。次のアビリティが追加されました。
 『魔力纏まりょくてん』――棒に魔力を付与する事ができる。


「スキルが進化した……!?」

 レクスは驚愕の声を漏らした。
 どうやら、さっき疑問に思った〝2/5〟という数字は、スキル進化までの数値を表したものらしい。それがマックスになるとスキルが進化する。今回の場合は、二体のゴブリンの『棒術』のレベルが合わせて三だったので、もともとのレベルの二と合わさって進化したようだ。

「よし、これなら徐々に強い相手とも戦っていけそうです。まずは依頼のためにあと二体、ゴブリンを倒してしまいましょうか」

 レクスはやる気をふるい立たせ、ユビネス大森林帯の奥へ進んだ。


しおりを挟む
表紙へ
感想 490

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い

平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。 ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。 かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。

【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】  最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。  戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。  目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。  ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!  彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!! ※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

異世界に落ちたら若返りました。

アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。 夫との2人暮らし。 何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。 そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー 気がついたら知らない場所!? しかもなんかやたらと若返ってない!? なんで!? そんなおばあちゃんのお話です。 更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる

遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」 「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」 S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。 村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。 しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。 とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。