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1巻
1-1
しおりを挟む第一章 王都へ
「うむ……レクス、お主の能力ははっきり言って農民より低い。いわゆる役立たずというやつじゃ」
レクスは適性検査の場で、鑑定士のおじいさんのグルデックにそう言い渡された。適性検査とは十二歳になった子供が受ける、ここクジャ村のしきたりだ。
「え……それは一体どういう事ですか……?」
レクスはグルデックのあまりに辛辣な言葉に戸惑う。
「ステータスオープンと唱えるのじゃ。そうすればわかる。いかに自分がクズかがの」
レクスは、グルデックに言いようのない怒りを覚えたが、ステータスを確認しない事には、何もわからない。レクスはステータスを確認するために教えられた言葉を唱える。
「ステータスオープン」
するとレクスの目の前に、いくつかの数字や文字が現れた。
〇レクス
【L V】 1
【体 力】 10/10 【魔 力】 10/10
【スキル】『日常動作』
レクスは絶句した。あまりにも数値が低かったからだ。普通の村人でも最低500はあると言われている体力と魔力が、レクスには10しかない。
それに、通常は体力と魔力以外にも色々な項目があるはずなのだが……どういうわけか、レクスのステータスにはなかった。
絶望するレクスを見て、グルデックが言う。
「どうじゃ? 確認できたじゃろ。体力10に魔力10! おまけにスキルは……『日常動作』? なんじゃそれは。どうせ、雑魚スキルじゃろう。しかも普通は〝騎士〟や〝魔術師〟などの職業があるというのに、それすら記されていない! これほどまでのクズをわしは見た事がない!」
グルデックの大声は、適性検査を受けに来た子供達や、レクスの両親にも聞こえている。表には出さないが、レクスの両親はレクスの事をあまり好いていない。ステータスがここまで酷いとわかれば、彼らはレクスを見放すだろう。
「クスクス……あの子のステータスはゴミね」
「両親がかわいそうだな」
案の定、そんな声が聞こえてくる。
優しかった村の人達が蔑むような目でレクスを見ている。
「……帰りますかね」
彼はそう呟くと、そそくさとそこから離れた。
***
家に帰ったレクスに、あとから戻ってきた彼の父親は言った。
「……なあレクス。シルリス学園に行ってみたらどうだ?」
「シルリス学園?」
「ああ。あそこなら知識も得られるだろうし、独り立ちの準備としては最適な場所だろう」
シルリス学園は王都にある教育施設で、どういうわけか、入学試験がない事で有名だった。つまり、魔力も体力もないレクスでも、唯一入る事ができる学園なのだ。
しかし、入学するには金がかかる。
レクスがその事を尋ねると、父親がうんざりした顔で告げる。
「それなら、これを入学費の足しにしてくれ」
父親は金の入った袋を懐から取り出してレクスに渡した。
中を見ると、入っていたのは王国で流通している通貨だった。額は三万セルクほど。
これでは一ヵ月生活する事もままならない。
つまり、自分で稼げと……そういう事だろう。
父親は露骨に、レクスに早く出ていってもらいたそうにしていた。
「……ありがとうございます」
レクスはそれだけ言うと、自分の部屋に向かった。泣きそうだったし、家族にすら見放されたのがショックで、とにかく早く父親の前から立ち去りたかった。
レクスは自分の部屋の前まで来ると、ドアを開けて中に入る。
「……」
そのままベッドに倒れ込み、静かに涙を流した。
「こんなはずじゃ、なかったんですけどね……」
レクスはこのような事になるとは予想だにしていなかった。今日の適性検査を終えたら、またいつも通り過ごせると思っていたのだ。
しかし、この世界ではステータスが全てであり、親子の絆さえもステータスの前では無意味なのである。
「本当におかしいですよ……なんで僕だけ……」
泣いているうちにまぶたが重くなってきた。今日は色々な事がありすぎて疲れてしまった。
レクスは急な眠気に身を任せ、そのまま眠りについたのだった。
***
その翌日――
「レクス、気を付けてな」
「レクス、気を付けるのよ」
父親と母親の形ばかりの挨拶を受け取ったレクスは、無理やり笑みを浮かべた。
「ありがとうございます……今までお世話になりました」
レクスは頭を下げ、荷物を持って歩き出す。
少し歩いて振り向くと、すでに家のドアは閉まっていた。
「やっと出てってくれたな! あのゴミ虫が!」
「馬鹿! あなた、声が大きいわよ……!」
二人の会話が聞こえた。
好かれていないとは思っていたが、ここまで嫌われているとは思わなかった。泣きたい気持ちを堪えてレクスは前を向く。
ここから王都までは歩いて四日くらいだ。
道中では必ず魔物に出くわすだろう。そうしたらレクスは抵抗するまでもなくやられる。何せ、ステータスがゴミなのだから。
レクスは、それ以上考えないようにした。あまりにも悲しくて、涙が込み上げてきたからだ。
「さようなら……クジャ村」
レクスはポツリとそう呟くと、村をあとにした。
***
村から出てすぐそばにあるユビネス大森林帯。
王都を目指すレクスは、森の中を進んでいた。
今のところ、魔物には出くわしていないが、いつ襲ってくるかわからない。そんな恐怖が常にあった。
レクスはあたりを見渡しながら進む。魔物に遭遇するのはなるべく避けたい。いや、絶対に避けなければならない。
早く森を抜けようにも、歩いても歩いても景色は変わらない。一本道がずっと続いているだけだ。
「……これをあと四日も……心が折れそうですね……」
そう独りごちる。
レクスはただ平穏に暮らしたいだけだった。それなのに、ステータスが低いという理由で全てが変わってしまった。理不尽だと思った。
「これからの生活をどうしましょうか……」
レクスがそう呟いた時――
カサカサ、カサカサと物音が聞こえた。
レクスは息を呑んで警戒する。魔物じゃない事を祈ったが――
「……ウルフ」
狼型の魔物、ウルフ。比較的倒しやすい魔物であると言われている。攻撃力はさほどなく、素早いのが特徴だという。
だが、それは全ステータスが500以上の場合だ。レクスが倒すのは無理だ。
「僕の人生もここまでか……」
短い人生だったが、そういう運命なのだろう。もう少し生きたかったな、とレクスは思った。
しかし、そんな事を考えているレクスの前に、ステータスを表示した時のような画面が現れた。
◇『見る』を使用しますか? はい/いいえ
突如出現した謎の画面に、レクスは困惑した。
「『見る』ってなんでしょうか……いや、それよりもこの画面は……」
そう疑問に思ったものの、ウルフに襲われそうな今、迷っている暇はない。
レクスはとっさに「はい」を選択した。その瞬間――
〇ウルフ
【L V】7
【体 力】 1250/1250 【魔 力】 1385/1385
【攻撃力】 832 【防御力】 1027
【素早さ】 2138
【スキル】『脚力強化(弱)』『威圧(弱)』
ウルフのステータス画面が表示された。
なぜこのような画面が現れたのか、レクスに思い当たるのは一つだけ。彼のスキル『日常動作』だ。なんでこの状況で発動したのかはわからないが。
いずれにせよ、レクスとウルフのステータスの差は開きすぎている。これでは、レクスに勝ち目はない。
「グルウウウゥゥ……」
ウルフは敵意剥き出しの様子でレクスを見ている。
ステータスが見えたところで状況は変わらない。このまま自分はウルフにやられてしまうだろう。
レクスがそう諦めかけたその時――
◇『発散』を使用しますか? はい/いいえ
再びレクスの目の前に画面が現れた。
わけがわからなかったものの、レクスは半ばやけくそで「はい」を選択する。
しかし――
「……っ。何も起きないじゃないですか!」
ウルフに変化はなかった。
レクスは悔しくて唇を噛みしめた。ウルフ一匹にすら勝てないのか、と。
彼は諦めて、ウルフの攻撃を待った。
「……? 一向に攻撃が来ませんね」
不思議に思ったレクスはもう一度ウルフを見た。
彼の目の前でウルフが倒れている。
「!? 死んでるのですか!?」
慎重に近づいて確認すると、ウルフはすでに息絶えていた。
「一体どういう事なのでしょうか……?」
レクスがそう呟くと、画面が現れる。
◇『取る』項目を一つ選んでください。
【体 力】 1250 【魔 力】 1385
【攻撃力】 832 【防御力】 1027
【素早さ】 2138
【スキル】『脚力強化(弱)』『威圧(弱)』
「……? なんですか、これは?」
表示されているウルフのステータスのうちどれか一つを選び、自分のステータスに追加できるのだろうか? だとすると、ステータスの低いレクスには願ってもない機会だ。これは慎重に選ぶ必要がある。
「今はとりあえず死なない事を最優先にしたいですね……」
レクスは体力を選択した。
〇レクス
【L V】 4
【体 力】 1272/1272 【魔 力】 22/22
【スキル】『日常動作』
「レベルも少し上がってますね。ウルフを倒したからでしょうか」
レクスの今の体力が、もとの体力とウルフから取った体力を合わせた数値よりもやや多くなっているのは、レベルが上がったおかげだろう。
レクスは自分で下した決断に納得して頷いた。
「これならなんとかなりそうですね」
レクスはそう呟くと、一本道を再び進み始めた。
「『発散』!」
ゴブリンに向けて『発散』を発動するレクス。
「グギャギャ……?」
すると、ゴブリンから段々力が抜けていく。やがて立っている事ができなくなったゴブリンは、そのまま地面に倒れた。
「ふぅ……なんとか倒せましたね……」
◇『取る』項目を一つ選んでください。
【体 力】 1560 【魔 力】 1000
【攻撃力】 1108 【防御力】 846
【素早さ】 512 【知 力】 1704
【スキル】『意志疎通(ゴブリン語)』『乱打』
「うーん……次は何を取りましょうか。魔力を取ってみたいですが……」
レクスは魔法系のスキルがなく魔法が使えないので、今魔力を上げたところで意味がなかった。
「ここは攻撃力を取りましょう」
〇レクス
【L V】 9
【体 力】 8763/8763 【魔 力】 37/37
【攻撃力】 1108
【スキル】『日常動作』
レクスはこれまで何度か魔物を倒してきて、スキル『日常動作』についていくつかわかった事があった。
おそらくこのスキルは、その名の通り日常的な動作をそのままスキルに反映したものだ。つまり、物を『取る』、汗を『発散』するといった具合に〝日常動作〟がスキルのもとになる。
『見る』が鑑定になるのは言わずもがなだが、『発散』についてはレクスもよく理解できていなかった。
強いて推測するなら、『発散』というスキルは、相手の魔力を強制的に排出させるのではないだろうか。
魔物は魔力を体全体に巡らせて生きているという。その魔力を体から排出させたらどうなるか。答えは至って簡単、〝死ぬ〟だ。
なお、新しいスキルの発動条件はわからない。一度使えるようになった『見る』や『発散』はいつでも発動できるようだが……
「それにしても、暗くなってきましたね……」
随分と日が落ちて、周囲は薄暗くなっていた。道はかろうじて見えるものの、このまま進むのは危険だ。
「安心して眠れる場所はなさそうですね……」
いつ魔物が襲ってくるかもわからない中、落ち着いて寝られるほど、レクスは肝が据わっていない。
レクスがどこで夜を明かそうかと考えていると、唐突に画面が現れる。
◇『見る』を使用しますか? はい/いいえ
「魔物でも出たんでしょうか……?」
レクスはそう口にしながら「はい」を選択する。すると――
「ん……? さっきよりも道がはっきり見えるような……これも『見る』の効果なのでしょうか?」
レクスの視界には、先ほどまではほとんど見えていなかった道が映っていた。
「『見る』は鑑定だけではなかったんですね。スキルの効果は必ずしも一つではないという事ですか」
レクスは感心したように呟いた。暗闇に対応できるようになったが、寝場所を確保するという目的はまだ果たせていない。
「徹夜で歩き続けるわけにもいきませんしね。それこそ危険です」
睡眠不足で集中力がなくなれば、魔物が不意に襲ってきた時の対処が難しくなる。
レクスが考え込んでいると、再び目の前に画面が現れた。
◇『作る』を使用しますか? はい/いいえ
「『作る』……これは寝床を作れるって事なのでしょうか」
あまりの都合のよさに、レクスは苦笑しながら呟いた。
「もしそうならなんとかなりそうですね」
迷わず「はい」を選択する。
◇『作る』ものを一つ選んでください。
【小屋】【住宅】【硬級住宅】
「小屋と住宅はわかりますけど……なんですか〝硬級住宅〟って」
それを言うなら高級住宅ではないのか……いやでも、イメージ的には一番心強い気がする。
「……硬級住宅にしましょう」
レクスは迷った末に〝硬級住宅〟を選んだ。
◇サイズを一つ選んでください。
【一階建て】【二階建て】【三階建て】
魔物に襲われる心配もあり、あまり目立ちたくなかったので、レクスは〝一階建て〟を選択した。
その瞬間――
周りにあった木が光の粒子となり、周囲に浮遊し出した。それらは一ヵ所に集まって大きな光の塊になったかと思うと、段々と形を成していき、やがて家になった。
その光景に目を見張るレクス。
「凄いですね……」
できたのは木造の一軒家。
レクスはでき上がった家に近づき、壁をコツコツと叩いてみる。
「……硬いですね。木でできているとは思えない」
鉄よりも硬そうだ。これなら魔物が襲ってきたとしても、心配はいらないだろう。
「……中に入ってみますかね」
レクスは家のドアを開けて中に入る。そこで再び驚いた。
家の中にはテーブルや椅子などの家具、キッチンまで備わっており、下手をすると、自分の家族が住んでいた家よりも設備が整っていたのだ。
「凄いですね……それじゃあ、肝心の寝室は……」
レクスは寝室をどこにすべきか、探し始めた。
まず、右奥のドアを開ける。
「……トイレでしたか。結構豪華ですね」
レクスは感嘆の声を漏らす。しかもこのトイレは、魔力を使えば水が流れる仕組みになっていた。水は貴重なので、トイレに水を流すなんて事はかなり珍しいのだ。
次に左奥のドアを開ける。
そこには何もない空間が広がっていた。
「ここがちょうどいいかもしれませんね。そういえば、ベッドって作れるのでしょうか?」
レクスはふとそんな事を思いつく。
ものは試しとばかりに唱えてみた。
「『作る』!」
すると、家を作った時のように光の粒子が集まってきた。光が一点に収束すると、あっという間に立派なベッドができた。
「やってみるものですね……」
レクスはベッドに近づき、倒れ込む。
眠り心地は申し分なさそうだ。レクスがそう思った途端、今までの疲れがどっと押し寄せてきた。
レクスはそのまま眠気に身を任せ、目を閉じたのだった。
***
次の日。
「ここは本当に植物が多いですね……」
レクスは、視界を覆い尽くすように茂る草を掻き分けてユビネス大森林帯を進んでいた。草を掻き分ける音に、魔物が反応しないか心配していたが――
◇『取る』を使用しますか? はい/いいえ
「え? ここで『取る』ですか?」
草木を取ってくれるのだろうか。レクスは「はい」を選択した。すると、目の前の植物が一瞬で消えた。
「『取る』にはこんな使い方もあるんですね……」
こうして、レクスは二日目もスキルのおかげで順調に進む事ができた。
***
さらにその翌日――
「グギャ! グギャ!」
レクスの視線の先には、数匹のゴブリンがいる。
レクスはこの場をやり過ごすために、息を潜めて茂みに隠れていた。今のレクスでは、複数のゴブリンには到底勝てないからだ。
(ま、まずいです……!)
ゴブリン達がレクスの方へ近づいてきた。レクスの息が荒くなり、冷や汗が首を伝う。
(このままじゃ見つかってしまいます……)
レクスはイチかバチか、移動を試みようとした。
しかし――
バキィ! 下に落ちていた木の枝を踏みつけてしまった。当然、ゴブリン達もその音に気付き、レクスの方へ来る。
(ど、どこか隠れる場所は……!)
レクスは周囲を見回すが、そうこうしている間にも、ゴブリン達がゆっくりと近づいてくる。レクスの心臓が激しく鼓動する。
その時、また画面が現れた。
◇『立てる』を使用しますか? はい/いいえ
初めて見た『立てる』が、この状況でなんの役に立つのかは全くわからない。だが、レクスに選択肢はなかった。
(考えている暇はありません!)
レクスが「はい」を選択すると……
ガサガサガサガサ!
向かいの茂みの木の枝が激しく揺れて音を鳴らした。どうやら、音を『立てる』という事らしい。
「グギャ!?」
ゴブリン達は、別の魔物が来ると勘違いして逃げていった。
「た、助かりました……」
安堵の息を吐くレクス。見つかっていたら今頃は……そう考えて彼はぞっとしていた。
この日はこれ以降、特に問題も起きず、無事に乗り切る事ができた。
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