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四回目のサシ飲みの後、彼のお部屋へ(2)
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「お邪魔します……」
「何もない部屋だけど、ごゆっくり」
タクシーに乗っている間、柚木さんはずっと私の手を握っていた。私は彼の顔を見ることができず、彼に握られた手をじっと見つめていた。大きくて骨ばった手は温かく、私が握り返すと優しく手の甲を指で撫でてくれた。
「うち、座椅子一つしかなくて、それに座ってて。お水とビールどっちがいい?」
「……柚木さんは?」
「もうお酒入れる心の余裕ないから、水かな。正直、水飲む余裕もないくらい緊張してる」
「私も、……だから、お水は後でいいです」
家主より先に座るのは気が引けて立ち尽くしていると、一度手に取ったコップを台所に置いて、柚木さんがこちらに歩いてくる。そのまま手を引かれて、座椅子に座らされる。柚木さんは私の正面に座って、まっすぐ私の目を見つめてきた。
「今更かもしれないけど、ちゃんと伝えたいから……俺、藤井さんのこと好きで、付き合ってほしい」
「……私も、柚木さんのこと、好きです。私で、いいんでしょうか」
「うん、藤井さんがいい。一緒にいて、あんなに幸せな気持ちになれて、もっと……毎日一緒にご飯食べたり、話したりしていたいって、思ってた」
嬉しい。そう呟いて私の方に近づいてくる。身構えて目を瞑るが、キスではなくハグだった。ぎゅっと抱きしめられて、柚木さんの吐息を肩に感じる。おずおずと手を伸ばし、抱きしめ返すと、柚木さんがさらに力を籠めて抱きしめてくれた。
「なんか、夢みたいだね」
「私も。こんなに短期間に、一気に仲良くさせてもらって、こんな風になるなんて……残業してた私に教えてあげたい」
「俺も、信じられない。こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、最初は残業仲間と飲みに行きたいなって気持ちと、頑張ってる後輩を労ってあげたいって気持ちだったんだよ? でも初回のお店で、話合うし、定期的に飲みたい枠にすぐ昇格して……」
柚木さんが顔を上げる。ごく近い距離から心結ばれたばかりの人の顔を見るのは心臓に悪い。思わず身を竦めると、「ごめん」と愛しそうに微笑まれて、ますます顔が熱くなる。
「あんまり可愛い顔しないでよ。月曜日もだけど……初心すぎて、可愛いの、自覚して? 会社では仕事に集中していて、浮ついた噂の一つも出てこない藤井さんが、俺のこと好きでこんなに赤くなって、俺の腕の中にいるの。実は、初回の飲み会の後、例の後輩くんにさ、藤井さんと飲みに行ったんですか? って聞かれて。行ったって答えたら、自分も誘ってみようかなって言ったんだよ、あいつ。それで、それが……嫌だなって思って、おいしいおいしいって幸せそうに食べるとこ、独り占めできなくなるじゃんって……俺、藤井さんが語彙力なくなるくらい幸せそうにご飯食べてるとこ、本当に好きだったんだよね。もしかしたら初回から好きだったのかも。社内恋愛はしないつもりだったから気持ちに気づかなかっただけで」
「あ……、その、」
「藤井さんは? いつから俺のこと好きだった?」
言葉に詰まっていると、頭を撫でられた。その手つきが優しくて、恥ずかしいことでも聞かれたことに全部答えてしまいそう。
「私も、初回がすごく楽しくて、もっと話したりご飯食べたりしたいなって思ってました……、その場で2回目の予定立ててくれたのも嬉しくて、でも柚木さんがどんな気持ちで私のことを誘ってくれたのかわからなかったから、がつがつアプローチして引かれちゃってもいやだなぁって、どうしていいか困っちゃって。柚木さん、足ぶつけてきたり頭撫でるフリしたり、ドキドキさせるようなことばっかりして、ずるかったです……私ばっかり好きなのかと思って、悔しくて。ほかの女の子にもそういうことしてきたのかなぁ、とか。」
そっか、ごめんね、全然悪びれていない、浮かれ切った声がする。柚木さんの指が頭皮を擽って、ぴくりと身体が震えた。
「そうやって、可愛い反応するの、藤井さんこそずるいよ……どうする、家に、帰りたい? 帰るなら、家まで送るよ」
「そんな、一人で帰れますよ」
「……帰るの?」
ぎゅっと抱きしめながらそう聞くのはずるくないのだろうか。帰りませんなんて恥ずかしくて言えないのに。
「ごめん、帰らないでほしい。何もしなくていいから、もう少し話して、一緒に寝たいな」
「……私も、まだ一緒にいたいです」
「……そっか、ありがとう……何? ドキドキしてる? もっとドキドキしたらいいんだよ。俺ばっか好きなんじゃないかって割と必死だったんだから。俺と飲みに行くの、おしゃべりもごはんも楽しみだから仕事頑張るんですって笑顔で言われてごらん? ……そんな顔してくれるなら、おしゃべりもごはんももっとできるように付き合おうよって会社でココまで出かかったからね、俺。よく耐えたよ?」
彼の身体が離れていく。ココって言いながら喉に手を当てる仕草。柚木さんの周りがキラキラ輝いて見えるほど、世界が眩しく感じる。
「ねえ……藤井さん、今日、どうしたい? 俺は、こうやってくっついてお話しているのも幸せだし……」
柚木さんの声が低く掠れた。お腹の奥が苦しくなって、柚木さんが紡ぐ言葉に期待している。熱の籠った声色に、肌がちりちりとあらゆる刺激に敏感になり始めたのを感じた。
彼は、私の背中に腕を回し直し、背筋を指先でなぞった。ぞくぞくと身震いすると、ブラウスの裾から手が入り込んできて、薄いインナー越しに腰を撫でられる。
「……こういうことも、シたいなって、思ってる……」
「何もない部屋だけど、ごゆっくり」
タクシーに乗っている間、柚木さんはずっと私の手を握っていた。私は彼の顔を見ることができず、彼に握られた手をじっと見つめていた。大きくて骨ばった手は温かく、私が握り返すと優しく手の甲を指で撫でてくれた。
「うち、座椅子一つしかなくて、それに座ってて。お水とビールどっちがいい?」
「……柚木さんは?」
「もうお酒入れる心の余裕ないから、水かな。正直、水飲む余裕もないくらい緊張してる」
「私も、……だから、お水は後でいいです」
家主より先に座るのは気が引けて立ち尽くしていると、一度手に取ったコップを台所に置いて、柚木さんがこちらに歩いてくる。そのまま手を引かれて、座椅子に座らされる。柚木さんは私の正面に座って、まっすぐ私の目を見つめてきた。
「今更かもしれないけど、ちゃんと伝えたいから……俺、藤井さんのこと好きで、付き合ってほしい」
「……私も、柚木さんのこと、好きです。私で、いいんでしょうか」
「うん、藤井さんがいい。一緒にいて、あんなに幸せな気持ちになれて、もっと……毎日一緒にご飯食べたり、話したりしていたいって、思ってた」
嬉しい。そう呟いて私の方に近づいてくる。身構えて目を瞑るが、キスではなくハグだった。ぎゅっと抱きしめられて、柚木さんの吐息を肩に感じる。おずおずと手を伸ばし、抱きしめ返すと、柚木さんがさらに力を籠めて抱きしめてくれた。
「なんか、夢みたいだね」
「私も。こんなに短期間に、一気に仲良くさせてもらって、こんな風になるなんて……残業してた私に教えてあげたい」
「俺も、信じられない。こんなこと言ったら失礼かもしれないけど、最初は残業仲間と飲みに行きたいなって気持ちと、頑張ってる後輩を労ってあげたいって気持ちだったんだよ? でも初回のお店で、話合うし、定期的に飲みたい枠にすぐ昇格して……」
柚木さんが顔を上げる。ごく近い距離から心結ばれたばかりの人の顔を見るのは心臓に悪い。思わず身を竦めると、「ごめん」と愛しそうに微笑まれて、ますます顔が熱くなる。
「あんまり可愛い顔しないでよ。月曜日もだけど……初心すぎて、可愛いの、自覚して? 会社では仕事に集中していて、浮ついた噂の一つも出てこない藤井さんが、俺のこと好きでこんなに赤くなって、俺の腕の中にいるの。実は、初回の飲み会の後、例の後輩くんにさ、藤井さんと飲みに行ったんですか? って聞かれて。行ったって答えたら、自分も誘ってみようかなって言ったんだよ、あいつ。それで、それが……嫌だなって思って、おいしいおいしいって幸せそうに食べるとこ、独り占めできなくなるじゃんって……俺、藤井さんが語彙力なくなるくらい幸せそうにご飯食べてるとこ、本当に好きだったんだよね。もしかしたら初回から好きだったのかも。社内恋愛はしないつもりだったから気持ちに気づかなかっただけで」
「あ……、その、」
「藤井さんは? いつから俺のこと好きだった?」
言葉に詰まっていると、頭を撫でられた。その手つきが優しくて、恥ずかしいことでも聞かれたことに全部答えてしまいそう。
「私も、初回がすごく楽しくて、もっと話したりご飯食べたりしたいなって思ってました……、その場で2回目の予定立ててくれたのも嬉しくて、でも柚木さんがどんな気持ちで私のことを誘ってくれたのかわからなかったから、がつがつアプローチして引かれちゃってもいやだなぁって、どうしていいか困っちゃって。柚木さん、足ぶつけてきたり頭撫でるフリしたり、ドキドキさせるようなことばっかりして、ずるかったです……私ばっかり好きなのかと思って、悔しくて。ほかの女の子にもそういうことしてきたのかなぁ、とか。」
そっか、ごめんね、全然悪びれていない、浮かれ切った声がする。柚木さんの指が頭皮を擽って、ぴくりと身体が震えた。
「そうやって、可愛い反応するの、藤井さんこそずるいよ……どうする、家に、帰りたい? 帰るなら、家まで送るよ」
「そんな、一人で帰れますよ」
「……帰るの?」
ぎゅっと抱きしめながらそう聞くのはずるくないのだろうか。帰りませんなんて恥ずかしくて言えないのに。
「ごめん、帰らないでほしい。何もしなくていいから、もう少し話して、一緒に寝たいな」
「……私も、まだ一緒にいたいです」
「……そっか、ありがとう……何? ドキドキしてる? もっとドキドキしたらいいんだよ。俺ばっか好きなんじゃないかって割と必死だったんだから。俺と飲みに行くの、おしゃべりもごはんも楽しみだから仕事頑張るんですって笑顔で言われてごらん? ……そんな顔してくれるなら、おしゃべりもごはんももっとできるように付き合おうよって会社でココまで出かかったからね、俺。よく耐えたよ?」
彼の身体が離れていく。ココって言いながら喉に手を当てる仕草。柚木さんの周りがキラキラ輝いて見えるほど、世界が眩しく感じる。
「ねえ……藤井さん、今日、どうしたい? 俺は、こうやってくっついてお話しているのも幸せだし……」
柚木さんの声が低く掠れた。お腹の奥が苦しくなって、柚木さんが紡ぐ言葉に期待している。熱の籠った声色に、肌がちりちりとあらゆる刺激に敏感になり始めたのを感じた。
彼は、私の背中に腕を回し直し、背筋を指先でなぞった。ぞくぞくと身震いすると、ブラウスの裾から手が入り込んできて、薄いインナー越しに腰を撫でられる。
「……こういうことも、シたいなって、思ってる……」
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