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神の恋人
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村を出る決意をしてから数日後、征司たちは着物や袴を新調した。
サスケは忍び装束に振袖をつけたものを着て、足元には革製の長靴。
征司も忍風の着物だが、サスケのとは違い袖は筒状だ。腰には忠之から譲られた刀を携えている。
少し遅れてやってきた小紅は桜色の小袖に藍色の袴をつけていた。
はじめは征司について行くことを迷っていたが、両親や清命の後押しもあり腹を括った。
────女は度胸だ。愛嬌だけでは生きていけない。
────旅に出ただけで変われるのかな…。
────なれるさ。多くの人に会いなさい。そして話しなさい。きっと、広く物事を見ることのできる人になれるよ。
父親が熱心にそう語った。もの静かで口数は少ない人だった。娘だからと言って猫可愛がりする父親ではなかったが、たくさんの愛情を注いでくれた。
「正直、小紅は来ないんじゃないかって思ってたんだ」
「村を出るのも悪くないかなって」
「俺も姉貴と同じ気持ちっス。こうして三人でいると、なんだか幼い頃に戻った気がして少し嬉しいっス」
サスケは頬をかいてはにかんだ。隣の小紅とほほえみ合う姿が可愛らしいので姉妹のようである。
本当に幼い頃に戻ったみたいだ……。征司もつられてほほえみ、腰に下げた刀の柄にそっとふれた。
「そうだな。昔はこの三人でよく遊んだもんな……」
(きっとじいちゃんのおかげだよ。これからじいちゃんに聞いた話を自分の目で確かめに行くんだ。見守っててくれよ)
征司は頭の後ろで手を組むと空を見上げた。最近は一人で見ることの多かった空を今、幼馴染三人衆で見上げている。これほど嬉しいことはない。
「まぁなんにせよ、二人とも一緒に来てくれてありがとう。いい旅になるといいな」
「兄貴にどこまでも着いて行くっス!」
「私も、どうせ行くなら楽しみたい」
旅に出る前に神社に来るよう、清命に言われていた三人は神社へ向かった。
「あ、せーめーさん。おはようござーます」
「はよざまっス」
「あぁ、おはよう」
いつもの袴姿で清命は竹ぼうきを携え、やはりほほえみらしいほほえみを浮かべることない。
隣にいる式神はこの前と同じ格好をしていた。今日も頭の後ろで長い黒髪をくくっており、人間離れした美しさを放っていた。
彼はサスケのことを見つめ、アゴに手を当ててうなずいた。
「あのー、何か?」
「いえ、失礼。少年だと分かっているのですが、見た目があまりにも少女のようだったので」
「よく言われるっス」
サスケは桜の精を恐れていたが式神のことはなんとも思わないらしい。彼は気を悪くすることなく笑った。
式神の隣で清命は咳払いをし、彼に向かって手の平を差し出した。
「小紅にはもう言ったが彼の名前は康親。前にも話したがこの神社に住む式神だ。普段は霊力が高い者にしか見えないが、今は誰にでも見えるようにしている」
「改めてよろしくお願い致します」
「こちらこそ~」
「うっス!」
征司とサスケが軽く手を挙げたり頭を下げた。
式神も恭しく目を伏せ、おとなしくしている小紅に視線を移した。
「少女の想い人というのはこのしょ……」
「やっ、ダメ……!」
「この馬鹿者……」
小紅は真っ赤な顔で慌てて首を振り、事情を知っている清明は呆れた表情で額を押さえた。
「え? 何々?」
「兄貴……そういうところっスよ…」
状況を呑み込めないでいる征司は、気の抜けた顔で二人の顔を交互に見ている。
「いらぬ心配だったか……良いか、康親よ。人間には他人には話してほしくないこともあるのだ」
清命が康親を諭すと、彼は怪訝な顔で肩をすくめた。
「なぜです。少女が昨夜話していたのはこの少年のことだったでしょう。私にあれだけ話したことを本人に話して、何が悪いのです」
「人間には暗黙の了解という言葉がある。例えお前さんに話したことでも人には言うな、という意味を込めたものもある。それがこれだ」
「はぁ……? 人間というのは随分回りくどい生き物なのですね……」
「そういうことここで言わないでよ……」
小紅はは元々赤かった顔をさらに赤くさせてうつむき、バカなのは清命も同じだと心の中で頭をはたいた。
気を取り直し、本殿に上がった五人は座布団の上に座った。
この村で、この神社で過ごすのは今日が最後。神社に一番思い入れがあるのは征司のはずだが、彼は名残惜しそうな様子を一切見せなかった。
能天気な少年だからそんな感情は持ち合わせていないか、と清命はかすかに苦笑いをした。
「これからお前さんたちは数多の人外に会うことになるだろう。そこでだ。まだ未熟なお前さんたちを心配するご両親に定期的に報告したい」
「え~……。うちの母ちゃんは大して心配してないですよ。なんなら一人前になるまで帰ってくるなとか言われました。な?」
「そうっスね」
「私もそんなに気にしてないよ。それは兄さんも知ってるでしょ」
「お前たちは子どもだから言われたままでしか受け取れないんだ。まぁ……私自身もお節介だとは思うが、子どもの成長を見守るお手伝いをしようかと」
清命は三人の少年少女から目をそらして頭をかいた。自分でも話しながら照れくさいらしい。
彼の様子に征司はにんまりと口角を上げ、彼のことを指さしてくすくすと笑い声を立てた。
「せーめーさんたら……まだ子どもどころか結婚もしていないのに親心を持っちゃってぇ~」
「は?」
「あ……スミマセン……」
神主らしからぬ悪魔の形相になりそうな清命は、康親に腕を引かれた。彼は咳払いをすると座り直した。
征司は両隣の小紅とサスケに脇腹をつつかれた。これ以上余計なことは言うなと、無言で諌められた。
「────私はこの青年に協力し、あなたたちが人外と関わるごとに連絡をします」
泰親はこの場の空気を清めるように、低く威厳のある声を放った。小さな本殿によく響き渡る深い声だ。
「連絡って……式神さんも旅の仲間に加わるってことか?」
「いえ、さすがにそれは。私が牛車であなた方の元に参ります」
「へっ? 牛車?」
「はい。少年は行く先々の神社で清命の名を言って下さい。そうすれば神主がここへ伝えてくれますから」
「おう……」
式神の持っているという牛車に、神社の謎の情報網。
聞きたいことはたくさんあったが、清命に山賊やスリに気をつけろだの無茶はするなだのと注意事項を言い渡された。小紅に何かあったら許さない、おなごは死ぬ気で守れ、とも。
そして清命から、サスケには不安を抑えるためのお守りと二振りの短刀を、小紅には神楽鈴をそれぞれ渡された。
「お前さんたちにはこれを。きっと役立つだろう」
「いいんスか? 俺は武器なんて扱ったことないんスけど……」
「これって神楽を舞う時に使う鈴でしょ? 私は巫女じゃないけど……」
二人は渡された物を戸惑いながら受け取った。
サスケの短刀は柄の色がそれぞれ違う。藍色と赤紫色の柄が美しい。
小紅の神楽鈴は五色の細長い布がつけられ、揺らすと綺麗な音が響いた。
「これも姉貴の鈴も、神社に由緒伝わる物っスよね? そんな貴重なものをいいんスか?」
「いいんだ。父もお前さんたちになら喜んでこれを預けると思うから」
清明は神妙にうなずき、三人が携えたものを順番に見た。
征司の刀、サスケの二振りの短刀、小紅の神楽鈴。どれも清命が幼い頃から手入れを行ってきた。彼にとっては慣れ親しんだものでもある。
「その代わり……いつかは返しに来てくれ。お前さんたちが満足する旅をして帰ってきた時に」
最後に清命に、旅の安全の祈祷をしてもらって見送られた。
名残惜しくないと言えば嘘になるが、これからの旅を想像すると心躍る。その気持ちはサスケも小紅も同じなのか、二人とも表情がいきいきとしていた。寂しさは感じられない。
「それで兄貴、まずはどこに行くんスか?」
「あぁ、山の麓にある村に。本命はそこの山なんだけど」
「へぇ。山姥退治?」
小紅の言葉に征司は首を振り、恐れた様子を見せることなく人差し指を立てた。
「いいや。サンキだ」
「サンキ……」
一体それはなんなのか。聞き慣れない単語に小紅とサスケは顔を見合わせた。その二人を見て楽しそうにしている征司は、先へ歩き始めた。
サスケは忍び装束に振袖をつけたものを着て、足元には革製の長靴。
征司も忍風の着物だが、サスケのとは違い袖は筒状だ。腰には忠之から譲られた刀を携えている。
少し遅れてやってきた小紅は桜色の小袖に藍色の袴をつけていた。
はじめは征司について行くことを迷っていたが、両親や清命の後押しもあり腹を括った。
────女は度胸だ。愛嬌だけでは生きていけない。
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父親が熱心にそう語った。もの静かで口数は少ない人だった。娘だからと言って猫可愛がりする父親ではなかったが、たくさんの愛情を注いでくれた。
「正直、小紅は来ないんじゃないかって思ってたんだ」
「村を出るのも悪くないかなって」
「俺も姉貴と同じ気持ちっス。こうして三人でいると、なんだか幼い頃に戻った気がして少し嬉しいっス」
サスケは頬をかいてはにかんだ。隣の小紅とほほえみ合う姿が可愛らしいので姉妹のようである。
本当に幼い頃に戻ったみたいだ……。征司もつられてほほえみ、腰に下げた刀の柄にそっとふれた。
「そうだな。昔はこの三人でよく遊んだもんな……」
(きっとじいちゃんのおかげだよ。これからじいちゃんに聞いた話を自分の目で確かめに行くんだ。見守っててくれよ)
征司は頭の後ろで手を組むと空を見上げた。最近は一人で見ることの多かった空を今、幼馴染三人衆で見上げている。これほど嬉しいことはない。
「まぁなんにせよ、二人とも一緒に来てくれてありがとう。いい旅になるといいな」
「兄貴にどこまでも着いて行くっス!」
「私も、どうせ行くなら楽しみたい」
旅に出る前に神社に来るよう、清命に言われていた三人は神社へ向かった。
「あ、せーめーさん。おはようござーます」
「はよざまっス」
「あぁ、おはよう」
いつもの袴姿で清命は竹ぼうきを携え、やはりほほえみらしいほほえみを浮かべることない。
隣にいる式神はこの前と同じ格好をしていた。今日も頭の後ろで長い黒髪をくくっており、人間離れした美しさを放っていた。
彼はサスケのことを見つめ、アゴに手を当ててうなずいた。
「あのー、何か?」
「いえ、失礼。少年だと分かっているのですが、見た目があまりにも少女のようだったので」
「よく言われるっス」
サスケは桜の精を恐れていたが式神のことはなんとも思わないらしい。彼は気を悪くすることなく笑った。
式神の隣で清命は咳払いをし、彼に向かって手の平を差し出した。
「小紅にはもう言ったが彼の名前は康親。前にも話したがこの神社に住む式神だ。普段は霊力が高い者にしか見えないが、今は誰にでも見えるようにしている」
「改めてよろしくお願い致します」
「こちらこそ~」
「うっス!」
征司とサスケが軽く手を挙げたり頭を下げた。
式神も恭しく目を伏せ、おとなしくしている小紅に視線を移した。
「少女の想い人というのはこのしょ……」
「やっ、ダメ……!」
「この馬鹿者……」
小紅は真っ赤な顔で慌てて首を振り、事情を知っている清明は呆れた表情で額を押さえた。
「え? 何々?」
「兄貴……そういうところっスよ…」
状況を呑み込めないでいる征司は、気の抜けた顔で二人の顔を交互に見ている。
「いらぬ心配だったか……良いか、康親よ。人間には他人には話してほしくないこともあるのだ」
清命が康親を諭すと、彼は怪訝な顔で肩をすくめた。
「なぜです。少女が昨夜話していたのはこの少年のことだったでしょう。私にあれだけ話したことを本人に話して、何が悪いのです」
「人間には暗黙の了解という言葉がある。例えお前さんに話したことでも人には言うな、という意味を込めたものもある。それがこれだ」
「はぁ……? 人間というのは随分回りくどい生き物なのですね……」
「そういうことここで言わないでよ……」
小紅はは元々赤かった顔をさらに赤くさせてうつむき、バカなのは清命も同じだと心の中で頭をはたいた。
気を取り直し、本殿に上がった五人は座布団の上に座った。
この村で、この神社で過ごすのは今日が最後。神社に一番思い入れがあるのは征司のはずだが、彼は名残惜しそうな様子を一切見せなかった。
能天気な少年だからそんな感情は持ち合わせていないか、と清命はかすかに苦笑いをした。
「これからお前さんたちは数多の人外に会うことになるだろう。そこでだ。まだ未熟なお前さんたちを心配するご両親に定期的に報告したい」
「え~……。うちの母ちゃんは大して心配してないですよ。なんなら一人前になるまで帰ってくるなとか言われました。な?」
「そうっスね」
「私もそんなに気にしてないよ。それは兄さんも知ってるでしょ」
「お前たちは子どもだから言われたままでしか受け取れないんだ。まぁ……私自身もお節介だとは思うが、子どもの成長を見守るお手伝いをしようかと」
清命は三人の少年少女から目をそらして頭をかいた。自分でも話しながら照れくさいらしい。
彼の様子に征司はにんまりと口角を上げ、彼のことを指さしてくすくすと笑い声を立てた。
「せーめーさんたら……まだ子どもどころか結婚もしていないのに親心を持っちゃってぇ~」
「は?」
「あ……スミマセン……」
神主らしからぬ悪魔の形相になりそうな清命は、康親に腕を引かれた。彼は咳払いをすると座り直した。
征司は両隣の小紅とサスケに脇腹をつつかれた。これ以上余計なことは言うなと、無言で諌められた。
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「いえ、さすがにそれは。私が牛車であなた方の元に参ります」
「へっ? 牛車?」
「はい。少年は行く先々の神社で清命の名を言って下さい。そうすれば神主がここへ伝えてくれますから」
「おう……」
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そして清命から、サスケには不安を抑えるためのお守りと二振りの短刀を、小紅には神楽鈴をそれぞれ渡された。
「お前さんたちにはこれを。きっと役立つだろう」
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「これって神楽を舞う時に使う鈴でしょ? 私は巫女じゃないけど……」
二人は渡された物を戸惑いながら受け取った。
サスケの短刀は柄の色がそれぞれ違う。藍色と赤紫色の柄が美しい。
小紅の神楽鈴は五色の細長い布がつけられ、揺らすと綺麗な音が響いた。
「これも姉貴の鈴も、神社に由緒伝わる物っスよね? そんな貴重なものをいいんスか?」
「いいんだ。父もお前さんたちになら喜んでこれを預けると思うから」
清明は神妙にうなずき、三人が携えたものを順番に見た。
征司の刀、サスケの二振りの短刀、小紅の神楽鈴。どれも清命が幼い頃から手入れを行ってきた。彼にとっては慣れ親しんだものでもある。
「その代わり……いつかは返しに来てくれ。お前さんたちが満足する旅をして帰ってきた時に」
最後に清命に、旅の安全の祈祷をしてもらって見送られた。
名残惜しくないと言えば嘘になるが、これからの旅を想像すると心躍る。その気持ちはサスケも小紅も同じなのか、二人とも表情がいきいきとしていた。寂しさは感じられない。
「それで兄貴、まずはどこに行くんスか?」
「あぁ、山の麓にある村に。本命はそこの山なんだけど」
「へぇ。山姥退治?」
小紅の言葉に征司は首を振り、恐れた様子を見せることなく人差し指を立てた。
「いいや。サンキだ」
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