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フェラとセックス②
しおりを挟む僕は生唾をゴクリと音を立てて飲み込んで、トイレのかげへと近づいていく。
自分でもヤバいことをしていると分かっている。
でも、体が言うことを聞かない……
僕の二十数年間、ずっと満たされてこなかった性欲が言うことを聞いていくれない。
「だ、だめっ……。そんなに激しくしちゃうと、私、声抑えられないよ……」
この角を曲がれば、情事を致している男女がいるのだろう。
女の声がはっきりと、鮮明に聞こえるような場所まで、僕は辿り着いた。
その女の声は、とても透き通っていて、今にもこの空気に溶けて消えてしまいそうな、そんな儚さを含んでいるようだった。
「今日は我慢できそうにないんだ。だってずっと、ずっとご無沙汰してたよな、俺たち。だから、今日は今までの分も含めて、いっぱい楽しもうよ」
「そ、そうだけど……。テストが終わってからって約束だったでしょ? まだあと1日残ってるじゃない……」
「そうだけどさ……。お前も満更ではない感じだし……。体に正直になろうぜ?」
「も、もう……。私をそんなにはしたない女みたいに言わないでよね」
「違うのか???」
「…………」
どうやら、その二人は学生のようであった。
テスト期間中に制欲が高まった学生二人が、居ても立っても居られなくなって、しょうがなく帰りの公園のトイレの隅でイチャイチャしている感じの雰囲気だ。
「もう……。本当に……」
「おっ、ヤる気になったな」
「黙ってて。今すぐ腰を抜かしてあげるから……」
女子生徒のそんな声が聞こえた。
今から何が始まるとしているのだろうか……
僕は、もう我慢ならなくなって、ついにその角の向こう側を覗いてしまうのだった。
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