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 今日は婚約者が私のお屋敷に訪れる日です。

 なので、時間をかけて私はおめかしをしました。

 久しぶりに会える彼のことを考えながら……


「入ってもよろしくって?」

 
 私は彼が待っているであろう、客人専用の居間室のドアをノックした。



「…………」



 しかし、なかからは返事がありません。


 それどころか。


 何やら激しい声が漏れてしまっています。


「あああんっっっ。だ、だめです! お姉さまにバレてしまいます!!!」

「いいじゃないか、あいつは俺がきてもしばらくはお化粧とかで時間がかかるだろう」

「で、ですが!!!」

「そんなことよりさ。いまを楽しもうぜ」

「い、いくぅぅぅ!!!」


 一体彼らは何をしているのでしょうか。

 妹が絶頂している歓喜の声まで聞こえてきてしまいます。


「……はぁ。これはどういうことなのでしょう。……ありえません。驚きすぎて涙も出てきませんわ」


 私はドアをノックしましたが、中に入るのは諦めて気分転換に外へ散歩に出かけることにしました。


★★★★★


 私は田舎道を歩いきます。


 どんどんと早足で歩いて行きます。


「なんか、あれね。こうやって自然豊かな景色を見ていると、婚約者のことなんてどうでもよく思えてきてしまうわ」


 私はしばらくの間、その綺麗な景色に見惚れていました。


 そして、ふと私はとんでもなく、面白い発想に行き着いたのです。


「彼には弟さんがいらっしゃたはずよね。まだ背の小さくて可愛い男の子」


 私は立ち止まって空を見上げます。


 空はどこまでも澄み渡っていて、吸い込まれてしまいそうなほどに綺麗な空色でした。


「襲っちゃおうかしら」


 私はそう呟くと、婚約者のお屋敷がある地方まで馬車を飛ばすために踵を返して、使用人に手配を命じるのでした。



★★★★★★


「あああん!!! 激しいです!!! お姉さまにもう顔を合わせられないです!!!」


「いいさ、いいさ。僕も彼女には飽きていた頃合いだったし。今度は君が僕のおちんちんのお相手をしてくれるかな?」


「そ、そんな!!! 私はまだ!!!」


「おらっっっ。もっと激しくいくぞ!!!!」


「い、いっっっくっっっ」



★★★★★★★



「あれ、お姉ちゃんは確か……。お兄ちゃんの婚約者だったひと?」


「あらら、『だった』って言っちゃうのね。そうよ。今さっき私はあなたのお兄ちゃんに見捨てられたの」


「ん? もう婚約者じゃないの?」


「そうよぉ、だからねお姉ちゃん、とっても寂しいの。慰めてくれるかな、ボク?」


「うん、いいよ!!」


「そう、それじゃあ、ここの穴に君のおちんちんを入れてくれるかな?」


「わかった!!!」


「ああああんんんっっっ。そうよ、勢いがあっていいわね。そのまま、そう。そう、いいよ!!! 気持ちいわ!!」


「お姉ちゃん、とっても気持ちよさそうだね。なんかね、僕もとっても変な気持ちになっちゃって……」


「そのまま腰を振ってごらん」


「こうかな?」


「そうそう。そうしてるとおしっこ出そうになるからね」


「あ、ほんとだ。なんかおしっこみたいなのでちゃいそう」


「そのまま中にビューって出しちゃえ」


「うん、ビューーーーー」




ビューーーーーー


びゅっびゅっ




「…………えらいえらい」



「うん、お姉ちゃん。ボク気持ちよかった!!!」


「これからも私の相手してくれるかな?」


「もちろん!!!!」


★★★★★★


 
 完。


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