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あとがき(のようなもの。)

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 ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

 久しぶりに書ききって、一安心です……。

 ただ最後はかなり観念的な内容になり、わかりにくいものだったように思います。でも個人的に書きたいことは書けたと思うので、次の作品を書くためにもインプットを引き続き並行しておこなっていこうと思ってます。

 最近読んだ、見た、思い出した、コンテンツに影響されて出来た短編(ショートショート)でもあるので、以下に記録としてまとめておきます。

 ・ルックバック(映画)

 ・悪は存在しない(映画)

 ・東京都知事選(?)

 ・千と千尋の神隠し(映画)


 なんだか、最近は時間があっという間に過ぎていくような気がします。疾走感ある日々。もう少しゆっくりとした時間を生きたいものだなとは思っているのですが…。知らず知らずのうちに、そうなってしまう。不思議なものです……。

 あと、最近は濱口竜介監督の映画作品にハマっていて。でもなかなか配信でやってないし、家にはテレビもないからBlu-rayも見れないし、映画館でしか彼の作品を追いかけることができないのですが……。もっとたくさん、リバイバル上映してほしいなーと熱望している次第。

 …今回の作品は、現実と虚構の境目がで曖昧になっていくというようなお話を想定して作っていきました。今回は比較的、構想があって、その構造に仔細を落とし込んでいくという創作手法を採用したのですが。

 この構造があって、そこに物語を落とし込んでいく、というスタイルは『物語論に則った物語』ということになるのでしょうか。私の構造は、おそらく神話的な、受け継がれていくことで次第に収斂していく、エンタメ的な物語構造とは全く異なるものであることは間違いなくて、そのあたりは自覚的になっているつもりです。

 そうだ。最近読んだ本のなかで『ストーリーメーカー ~創作のための物語論~』というコンテンツがあったのですが、そのなかでは純文学ですら、その構造があるという文言を見つけてびっくりしたことも書き記しておきます。

 私はどちらかというと、純文学は独創性の塊で、既存の物語構造を参照せず、出来上がった物語構造をあとから自認する、といったふうなイメージをもっていたのですが。どうやら、この書物のなかでは、それは違うらしい。大江健三郎でさえも、構造のうえに物語っていると。

 なんだか、私はまだまだ創作を始めて日も浅いので、いろんなコンテンツと触れ合ていかないとなと思った、今日この頃です……

 ということで。ここらへんにしておいて。また次作でお会いしましょう。最後まで読んでくださりありがとうございました!(あとがきのようなもの、ですので、これでいいでしょう…いいのでしょうか…知らんがな!)
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