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07 オチタカノジョ
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「りょ、亮太君……」
「おいっ……そんなにくっつくな」
小鳥のさえずりが耳に心地よい朝に、俺はどういうわけか水瀬雫と一緒に登校している。彼女の体は俺の腕にぴったりと密着して、胸の弾力が体に毒だ。足を交互に繰り出すたびに、緩急をつけて、彼女の胸が食い込んでくるのだから、平常心を保つのにも一苦労する。
「ね、ねぇ。どうして、昨日は、その……私のことを置いていったの??」
どうやら、彼女は昨日の放置プレイのことが気になっているようだ。それもそうだろう。なにせ、夕方の屋上にひとりで何時間も放置されたんだからな。
「あ~、ごめん。すっかり忘れてたわ……。ほんとごめん」
俺はいかにも、忘れていた感を出して、彼女に謝る。
この行動も、もちろん妹からの指示だ。この『忘れてた』という事実が彼女の性的興奮をさらに掻き立てるのだという。俺にはさっぱり理解できない感情だ。
「つっ………」
彼女の胸がより強く俺の腕に押し付けられる。
しかも、俺の指先はどういうわけか彼女の下腹部あたりに強く押し付けられていて……
腰をクネクネさせる動きが次第に激しくなってきた。
「あ、あの……雫さん??」
「ひゃ、ひゃいぃぃぃぃんっ!!!!」
彼女はビクンと体を震わせて、俺の腕からパっと離れる。
なんか、俺の手、湿ってるんですけど……
ふと、彼女の制服を見ると、汗なのか、それとも何か別の液体なのか分からないが、かなりの広い範囲が濡れているご様子。
「昨日は本当にごめんね……。ちょっと自分でも整理ができてなくて……。その……」
「あっ……そうだったよね。わ、私が、亮太君の机でシてたのが、そもそもは悪いんだもんね!!!」
あはははは……と彼女は手で黒髪を梳かしながら、恥ずかしがる。
彼女にもようやく理性が戻ってきたようだ。
朝から発情するなんて、本当にやめてもらいたい……
「まぁ、昨日のことは一旦おいておこう」
「う、うんっ!!!」
「ちょっと今日は時間も遅いみたいだし、急ごうか」
「わ、わかった!!!」
俺はこうして彼女とともに登校することになった。
俺の家の前の玄関で待ち伏せしていた時は、少しだけ怖かったけど、これでも同じクラスメイトだ。それに、記念すべき俺のハーレム第一号になった女の子でもある。
俺は隣を歩く、クラスで一番カワイイ彼女をちらりと横目で見ながら、自分の成長を感じているのだった……
「おいっ……そんなにくっつくな」
小鳥のさえずりが耳に心地よい朝に、俺はどういうわけか水瀬雫と一緒に登校している。彼女の体は俺の腕にぴったりと密着して、胸の弾力が体に毒だ。足を交互に繰り出すたびに、緩急をつけて、彼女の胸が食い込んでくるのだから、平常心を保つのにも一苦労する。
「ね、ねぇ。どうして、昨日は、その……私のことを置いていったの??」
どうやら、彼女は昨日の放置プレイのことが気になっているようだ。それもそうだろう。なにせ、夕方の屋上にひとりで何時間も放置されたんだからな。
「あ~、ごめん。すっかり忘れてたわ……。ほんとごめん」
俺はいかにも、忘れていた感を出して、彼女に謝る。
この行動も、もちろん妹からの指示だ。この『忘れてた』という事実が彼女の性的興奮をさらに掻き立てるのだという。俺にはさっぱり理解できない感情だ。
「つっ………」
彼女の胸がより強く俺の腕に押し付けられる。
しかも、俺の指先はどういうわけか彼女の下腹部あたりに強く押し付けられていて……
腰をクネクネさせる動きが次第に激しくなってきた。
「あ、あの……雫さん??」
「ひゃ、ひゃいぃぃぃぃんっ!!!!」
彼女はビクンと体を震わせて、俺の腕からパっと離れる。
なんか、俺の手、湿ってるんですけど……
ふと、彼女の制服を見ると、汗なのか、それとも何か別の液体なのか分からないが、かなりの広い範囲が濡れているご様子。
「昨日は本当にごめんね……。ちょっと自分でも整理ができてなくて……。その……」
「あっ……そうだったよね。わ、私が、亮太君の机でシてたのが、そもそもは悪いんだもんね!!!」
あはははは……と彼女は手で黒髪を梳かしながら、恥ずかしがる。
彼女にもようやく理性が戻ってきたようだ。
朝から発情するなんて、本当にやめてもらいたい……
「まぁ、昨日のことは一旦おいておこう」
「う、うんっ!!!」
「ちょっと今日は時間も遅いみたいだし、急ごうか」
「わ、わかった!!!」
俺はこうして彼女とともに登校することになった。
俺の家の前の玄関で待ち伏せしていた時は、少しだけ怖かったけど、これでも同じクラスメイトだ。それに、記念すべき俺のハーレム第一号になった女の子でもある。
俺は隣を歩く、クラスで一番カワイイ彼女をちらりと横目で見ながら、自分の成長を感じているのだった……
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