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02 お隣さん聞こえてますけど……
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「おおおーー、ここがマンガ喫茶かぁ」
「なんか、外見めっちゃボロいね」
「たしかにボロいな」
俺たちは電車にあれから10分くらい揺られて、一番近くのマンガ喫茶へと足を運んでいた。
駅前にある縦長の小さいビルの2~4階がマンガ喫茶として使われているようだ。
受付の人は感じの良い30代くらいのお姉さんで、年のわりには綺麗な人だった。
マンガ喫茶で働いている人のイメージとはだいぶ違っていたので、正直いうと驚いている。
「なあ、何号室って書いてある?」
「う~ん……605ゴウシツかな?」
「じゃあ、一番うえの4階みたいだな」
「おお~なんか優越感」
「ん~ちょっと言ってる意味が分からないけど、とにかく時間も勿体ないし行こうか」
「3時間楽しもうね!!」
「そうだな、お得にマンガを読みまくろうぜ!!」
こうして俺たちは4階まで階段で登り、それぞれの興味の向くままにマンガを手に取り605号室でマンガを読みふけるのだった。
ーーーーーーー 1時間ほどが経過したころ
「なぁ、ちょっとさ」
「う、うん……これってさ。あれだよね」
「男女がもつれておる……」
「いや、言い方うけるんだけど」
耳を済ますとかすかに聞こえてくる……
というレベルではなく。
結構な音量でお隣さんの部屋から、あの声が聞こえてくる。
「喘いでおる……」
「いや、こんどはストレートすぎ!!!」
どうやら、この完全個室のマンガ喫茶の一部屋で性欲さかんな男女が、人目を気にせずおっぱじめたようだった……
「なんか、外見めっちゃボロいね」
「たしかにボロいな」
俺たちは電車にあれから10分くらい揺られて、一番近くのマンガ喫茶へと足を運んでいた。
駅前にある縦長の小さいビルの2~4階がマンガ喫茶として使われているようだ。
受付の人は感じの良い30代くらいのお姉さんで、年のわりには綺麗な人だった。
マンガ喫茶で働いている人のイメージとはだいぶ違っていたので、正直いうと驚いている。
「なあ、何号室って書いてある?」
「う~ん……605ゴウシツかな?」
「じゃあ、一番うえの4階みたいだな」
「おお~なんか優越感」
「ん~ちょっと言ってる意味が分からないけど、とにかく時間も勿体ないし行こうか」
「3時間楽しもうね!!」
「そうだな、お得にマンガを読みまくろうぜ!!」
こうして俺たちは4階まで階段で登り、それぞれの興味の向くままにマンガを手に取り605号室でマンガを読みふけるのだった。
ーーーーーーー 1時間ほどが経過したころ
「なぁ、ちょっとさ」
「う、うん……これってさ。あれだよね」
「男女がもつれておる……」
「いや、言い方うけるんだけど」
耳を済ますとかすかに聞こえてくる……
というレベルではなく。
結構な音量でお隣さんの部屋から、あの声が聞こえてくる。
「喘いでおる……」
「いや、こんどはストレートすぎ!!!」
どうやら、この完全個室のマンガ喫茶の一部屋で性欲さかんな男女が、人目を気にせずおっぱじめたようだった……
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