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4「縁側のあるおばあちゃんの家でたくさんシた夏~改~」
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カナカナカナカナカナ……
チリンチリン……
夕暮れの近づいた時分。
僕たちはちょうど、おばあちゃんの家に来ていて、ダラリと毎日を過ごしていた。
隣にはいとこの佐奈が、ちょこんと縁側に腰をかけている。
「あ~もう夏も終わりかぁ」
「そうだな。今年の夏もたくさん遊んだな」
「ねぇ~。お兄ちゃんは来年から大学生かぁ。早いなぁ」
「そうだな。こうやって集まることも、だんだんと無くなっていくんだろうな」
「ねぇ……悲しいね」
カナカナカナカナカナカナ……
チリン……
今、おばあちゃんの家には僕たち二人だけしかいない。
長い長い縁側の上に腰を置いて、青いガラス製の容器に入った大きくカットされたスイカを手に取って、それにむしゃぶりつく。
夏の味がした。
「ねぇ、今からする?」
佐奈が座った状態で後ろに手をついて、あ~っと言いながら、背伸びをした。
シャツが張って体の輪郭が鮮明に浮かび上がっている。
佐奈の胸は去年よりもだいぶと、大きくなっているようだった。
「お前、今日の朝も蚊帳の中でシたろ?」
「そうだけどさ、こういう悲しい音のなかでもシたいじゃんか」
「……まぁいいか」
僕は目をキラキラさせている、いや、目をとろんとさせて、こちらをじっと見つめてくる佐奈の妖艶さに押されて、その要求をのむことにした。
「じゃぁ……」
佐奈はチュッと、僕の首筋に口づけをした。
唇の感触がぷるんっと、リアルに伝わってくる。とてもくすぐったい。
「佐奈、おばあちゃん、もうすぐ帰ってくるから、早くな」
「もう、いい雰囲気なんだから焦らせないでよ。どうせおばあちゃんも私たちがこういう関係だってこと知ってるから」
「そうか? まだ一回も見られてないけど?」
「お兄ちゃんはさ、親とかおばあちゃんが、そんなに鈍感な生き物だと思ってるの?」
「まぁ、それなりには」
「……そんなんじゃ、子育てなんてできっこないわよ」
佐奈は少し呆れた様子で言うと、ズボンをずるっと下ろして、へなへなのおちんちんを手で優しく擦り始めた。
しゅっしゅっ
優しく優しく、丁寧に。
佐奈の手コキは、その繊細な動きによって、僕に至上の快感をもたらしてくれる。
「うっっ、きもちいっ」
「イっちゃだめだからね」
佐奈はそういうと、唇をチュッとおちんちんに押し付けて、フェラを始めた。
じゅぷじゅぷ
ぐっぷぐっぽ
次第に水っぽい音が混じり始め、僕の快感は絶頂に達する。
「い、いくっっっっ!!!!」
ビューーーーーーー
ビュルルルルルルーーーー
「ば、ばかっっっ」
佐奈は突然の射精に驚いて、おちんちんを口から離してしまう。
「うっっわっ!!!!」
佐奈の顔いっぱいに、僕の精液が飛び散ってしまった。
まぶたの上にもしっかりと。
鼻の穴を塞ぐように、ねっとりと。
僕の熱をこもった体液が、たくさん彼女の顔に飛び散った……
「はぁ……なんか、疲れた」
「ははは、ごめん。佐奈は顔にかけるの嫌だったもんな」
「そうだよお兄ちゃん。全く……最高のエッチにしようと思ってたのに」
「なぁに、まだ時間はあるさ。佐奈はもう少しいるんだろ?」
「ええ……」
「じゃぁ、何回だってやれるさ」
「…………スイカ取って」
「ああ、ほらよ」
僕は顔にたっぷりと精液をつけたままの佐奈に、スイカを取って渡した。
しゃくしゃく……
夏の終わりに、精液を顔につけたままスイカを食べる女。
カナカナカナカナ……
チリンチリン……
チリン……
少しだけ風が強く流れて来て、風鈴が少しだけ多く、その心地よい音を鳴らした。
僕は仰向けになって、ごろんと縁側に転がった。
目を横に向けると、山の向こうへ沈んでいこうとする太陽が見えた。
「ああ、綺麗だなぁ……」
僕はそう呟いて、横になりながら、ずっとその景色を眺めていた……
ずっと、ずっと……
本当にただただ、眺め続けていた。
……
……
チリン。
【完】
チリンチリン……
夕暮れの近づいた時分。
僕たちはちょうど、おばあちゃんの家に来ていて、ダラリと毎日を過ごしていた。
隣にはいとこの佐奈が、ちょこんと縁側に腰をかけている。
「あ~もう夏も終わりかぁ」
「そうだな。今年の夏もたくさん遊んだな」
「ねぇ~。お兄ちゃんは来年から大学生かぁ。早いなぁ」
「そうだな。こうやって集まることも、だんだんと無くなっていくんだろうな」
「ねぇ……悲しいね」
カナカナカナカナカナカナ……
チリン……
今、おばあちゃんの家には僕たち二人だけしかいない。
長い長い縁側の上に腰を置いて、青いガラス製の容器に入った大きくカットされたスイカを手に取って、それにむしゃぶりつく。
夏の味がした。
「ねぇ、今からする?」
佐奈が座った状態で後ろに手をついて、あ~っと言いながら、背伸びをした。
シャツが張って体の輪郭が鮮明に浮かび上がっている。
佐奈の胸は去年よりもだいぶと、大きくなっているようだった。
「お前、今日の朝も蚊帳の中でシたろ?」
「そうだけどさ、こういう悲しい音のなかでもシたいじゃんか」
「……まぁいいか」
僕は目をキラキラさせている、いや、目をとろんとさせて、こちらをじっと見つめてくる佐奈の妖艶さに押されて、その要求をのむことにした。
「じゃぁ……」
佐奈はチュッと、僕の首筋に口づけをした。
唇の感触がぷるんっと、リアルに伝わってくる。とてもくすぐったい。
「佐奈、おばあちゃん、もうすぐ帰ってくるから、早くな」
「もう、いい雰囲気なんだから焦らせないでよ。どうせおばあちゃんも私たちがこういう関係だってこと知ってるから」
「そうか? まだ一回も見られてないけど?」
「お兄ちゃんはさ、親とかおばあちゃんが、そんなに鈍感な生き物だと思ってるの?」
「まぁ、それなりには」
「……そんなんじゃ、子育てなんてできっこないわよ」
佐奈は少し呆れた様子で言うと、ズボンをずるっと下ろして、へなへなのおちんちんを手で優しく擦り始めた。
しゅっしゅっ
優しく優しく、丁寧に。
佐奈の手コキは、その繊細な動きによって、僕に至上の快感をもたらしてくれる。
「うっっ、きもちいっ」
「イっちゃだめだからね」
佐奈はそういうと、唇をチュッとおちんちんに押し付けて、フェラを始めた。
じゅぷじゅぷ
ぐっぷぐっぽ
次第に水っぽい音が混じり始め、僕の快感は絶頂に達する。
「い、いくっっっっ!!!!」
ビューーーーーーー
ビュルルルルルルーーーー
「ば、ばかっっっ」
佐奈は突然の射精に驚いて、おちんちんを口から離してしまう。
「うっっわっ!!!!」
佐奈の顔いっぱいに、僕の精液が飛び散ってしまった。
まぶたの上にもしっかりと。
鼻の穴を塞ぐように、ねっとりと。
僕の熱をこもった体液が、たくさん彼女の顔に飛び散った……
「はぁ……なんか、疲れた」
「ははは、ごめん。佐奈は顔にかけるの嫌だったもんな」
「そうだよお兄ちゃん。全く……最高のエッチにしようと思ってたのに」
「なぁに、まだ時間はあるさ。佐奈はもう少しいるんだろ?」
「ええ……」
「じゃぁ、何回だってやれるさ」
「…………スイカ取って」
「ああ、ほらよ」
僕は顔にたっぷりと精液をつけたままの佐奈に、スイカを取って渡した。
しゃくしゃく……
夏の終わりに、精液を顔につけたままスイカを食べる女。
カナカナカナカナ……
チリンチリン……
チリン……
少しだけ風が強く流れて来て、風鈴が少しだけ多く、その心地よい音を鳴らした。
僕は仰向けになって、ごろんと縁側に転がった。
目を横に向けると、山の向こうへ沈んでいこうとする太陽が見えた。
「ああ、綺麗だなぁ……」
僕はそう呟いて、横になりながら、ずっとその景色を眺めていた……
ずっと、ずっと……
本当にただただ、眺め続けていた。
……
……
チリン。
【完】
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