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第3話 相談①
しおりを挟む「あー。ずいぶん話したねー。健斗といると何故か会話がはずんじゃうね」
「あー。まじでそれに関しては共感。エリカは面白いからな。退屈しないわー」
「ねーー」
「そういえばさ、エリカさっきの独り言はなんだったの??」
「え!! またそれを掘り返しちゃう??」
「だってよ、お前すごく悩んでたみたいだったからな……」
「大丈夫だって。大したことじゃないから。健斗は気にしなくても大丈夫だよ」
「エリカだから気になるんだよ。お前のことは小さい時からよく知ってるし、誰よりもお前のことをわかってやれると思ってる。だから、相談してくれよ」
「もしかして、いま真剣な話だったりする??」
「エリカの力になってやりたいんだ……」
「……………………」
私はどうすればいいんだろう。健斗は本当に優しくて、一番頼りにできる友達だと思ってる。
でも、なぜか健斗に話すのはとても恥ずかしい。健斗が男の子だからかな。でも、健斗以外の男の子に話すのはもっとできない気がする。
女の子に相談するのは、馬鹿にされそうで怖いから嫌だ。ちょっとした失敗ですぐに揚げ足を取ってくるのが、私のクラスの女の子たち。仲良くやってるのは表面だけ。それをよく理解しているから、彼女たちには絶対に相談したくない。
「決めた。私は健斗に相談する」
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