3 / 4
第3話 相談①
しおりを挟む「あー。ずいぶん話したねー。健斗といると何故か会話がはずんじゃうね」
「あー。まじでそれに関しては共感。エリカは面白いからな。退屈しないわー」
「ねーー」
「そういえばさ、エリカさっきの独り言はなんだったの??」
「え!! またそれを掘り返しちゃう??」
「だってよ、お前すごく悩んでたみたいだったからな……」
「大丈夫だって。大したことじゃないから。健斗は気にしなくても大丈夫だよ」
「エリカだから気になるんだよ。お前のことは小さい時からよく知ってるし、誰よりもお前のことをわかってやれると思ってる。だから、相談してくれよ」
「もしかして、いま真剣な話だったりする??」
「エリカの力になってやりたいんだ……」
「……………………」
私はどうすればいいんだろう。健斗は本当に優しくて、一番頼りにできる友達だと思ってる。
でも、なぜか健斗に話すのはとても恥ずかしい。健斗が男の子だからかな。でも、健斗以外の男の子に話すのはもっとできない気がする。
女の子に相談するのは、馬鹿にされそうで怖いから嫌だ。ちょっとした失敗ですぐに揚げ足を取ってくるのが、私のクラスの女の子たち。仲良くやってるのは表面だけ。それをよく理解しているから、彼女たちには絶対に相談したくない。
「決めた。私は健斗に相談する」
次回
11
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説




今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる