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灰色の種族と逆さまのノイズ
第67話
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エルフの女性に案内され階段を下りていくイサム達、そこから薄暗く細い通路を進むと、複数ある扉で一際異質に感じる場合で止まった。
「ここです。ですが入ったところで、貴方が殺されるだけですがね…ふふ」
顔は見えないが、背中で笑っているエルフの女性にイサムが答える。
「一つ聞きたい。お前はゴミ捨てだけか? 捕まっている者に何もしていないか?」
「中の事など何も知らないし、知った所で何も出来るはずがない、そんな事したら私が殺されるわ」
「そうか、本当ならお前は殺さない。中の状況だけ教えてくれ」
イサムはマップで事前で確認していた。扉の中に五人と奥に三人おり赤丸が一つ水丸の傍にいる。エルフの女性は、殺さないと聞いて落ち着きを取り戻し反論してくる。
「貴方一人何が出来るの? 直ぐに殺されるわ」
「俺がどうやって現れたのか忘れたのか? 周りにも沢山いるのを忘れるなよ」
本当はリンしか居ないがその言葉を聞いて、ビクッと身を縮め周囲を見る。
「私は本当にただの雑用係よ…この先に五人、その先にまた扉付きの部屋があって、その中に研究者が三名と顔は見た事ないけどもう一人最近来たはずよ…」
嘘をついていない事をイサムは確認して頷く。
「何をしてるか知ってるか?」
「奥には入室を許可されて無いから分からないけど、最近研究者達が凄く喜んでいたのを覚えているわ…やっとサンプルが手に入ったとか何とか…ひっ!」
そう話したエルフの女性がイサムを見ると、殺意を隠さない恐ろしい顔で扉を見ている。
「お前は逃がしてやる。この場に残れば巻き添えを食って死ぬから、さっさと逃げろよ」
捨てられたノルの服にサンプルと言った科学者、そしてルルルの言葉を思い出しイサムは遂に我慢が限界に達する。
「リン、手前の五人はお前に任せる。全員行動不能してくれ、殺しても構わない」
「はい……しかたないです」
誰も居ない場所から声が聞こえ、女性もビクッとまた驚いた。イサム達は無視して扉を開け中に入って行く。
●
『――――と言うわけで、ノル様の服を捨てた奴を見つけて捕まえたらしいわ。でも待機せずに、そのままその場所へ向かったらしいの』
「分かったわ、直ぐにそちらに向かう。ちなみにルー、彼は強いのかしら?」
『間違いなく弱いわね、でも貴方の本気の攻撃を余裕で耐えれるわ』
それを聞いてニヤリと笑うラルは、イサムの居場所を聞いて踵を返し走り出した。
「この件が無事に終わったら、良い練習相手になりそうね」
『ふふふ、お手柔らかにね。カルへの連絡は宜しく』
ラルは念話を切りシャンに移動を伝える。
「どうやら白エリアが本命だったらしいわね、移動するわよ」
「はい、了解しました。リンはイサム様と上手くやってるかな…」
「どうでしょうね、彼をよく知らないけどカルは信頼してるみたいよ」
ラルはイサムを見てそれ程戦力として期待していなかった。だがルルルの本気の攻撃を余裕で耐えれると聞き、久しぶりに心躍っていた。こんな状況でなければ直ぐにでも彼と戦いたいと考えている。
始めに現れた中央の壁を上ると、カルが部下を身振り手振りをふんだんに使いながら指示している様だった。
「カル、イサムさんがノル様の場所を突き止めたみたいよ。一緒に来なさい」
「はっ! 了解いたしました!」
カルはラルに四千年続けてきた立派な敬礼をし、白のエリアと向かおうとした時に突如上空に闇の靄が現れる。
「どうやら別の闇ね! 姿を見せなさい!」
「兵士達を呼び戻します!」
『ふふふ、あららぁ九十層の貴方がこんな所で何しているのかしら?』
闇の靄から現れたのはロロルーシェの娘ルーシェだった。その顔を見たラルとカルは驚きを隠せない。
「そんな! ロロ様に瓜二つじゃない!」
「た…確かにそっくりですな……ですが、闇の波動が凄いですぞ!」
『ふふふ、それはそうよ娘ですもの』
黒いドレスに身を包むルーシェはロココスタイルの様なドレスをヒラヒラと動かし優雅に回る。
「イサムさんの所に行く前に、この方をどうにかしないと無理そうですね。カル! ロロ様に連絡して!」
「はっ! 了解いたしました!」
ラルは腰から一振りのロングソードを抜く。その両刃の剣は光り輝き、聖なる光を絶え間なく放ち続けている。
『手下達が言っていたわ…嫌な武器を持っているって。胸糞悪いわね』
「知っているなら話が早いわ、逃げるか死ぬかのどちらかを選択しなさい!」
ラルが持つ聖剣【カリバーン】はレイモンド王国時代からラルが所持している剣である。光の国での象徴として存在する剣の帯刀を許された彼女は、その実力を更に向上させた逸話がある。
それを見てルーシェも闇の剣を具現化しラルに向けた。
『力比べは私も大好きよ! しばらく相手してあげるわ!』
「私も丁度思いっきり戦いたい気分だったわ!」
二人は剣を向け、ラルが飛び上がった。それを迎え撃つようにルーシェが剣を振り下ろす。光と闇がぶつかりその余波が周囲の建物を破壊する。それを見ながらカルはロロルーシェに念話を繋げる。
「失礼します! ロロ様にそっくりにな黒髪の女性が現れました! いま壁の上でラル隊長と戦っております!」
『なに! ルーシェまで居るのか! 直ぐに向かう!』
ロロルーシェとの念話が切れるとカルも集まってきている部下達に指示を出す。
「良いかお前達! ラル隊長の援護と周辺住民の保護に全力を注げ!」
カルの部下卵達は無言のまま頷くと散開する。そしてカルもラルの援護をする為に飛び上がった。
●
カルからの連絡を受けたロロルーシェは、エルフの長達に内容だけ伝え部屋を出ようとする。
「どうやら壁周辺で問題が起きたらしい、私も向かうからお前達との話はここまでだな」
「そりゃぁ大変だ、エルフ達にも被害が出るだろう! 兵士達に急いで街へと向かわせよう!」
「もう行くのか? まだ儂等との話は終わっとらんのに…」
「すまんな、事が済んだらまた来よう」
ロロルーシェがそう二人のエルフに話部屋を出ようとした時、見えない壁に気付く。
「ん? これはどういう事だ? 古い付き合いだ、事と次第によっては許してやらんでもない」
「ふぇふぇふぇ、そうだ。古い付き合いだからなぁ、今までも話足りない事も沢山あってなぁ」
「そうじゃなぁ、もう少し話に付き合ってもらってもいいじゃろう?」
「ふむ…一つ聞いても良いか? お前らルーシェを知っているな?」
自分の娘の名前を出し、二人の反応をみる。そしてその予想はロロルーシェの想像通りだった。
「あの子は可愛い子じゃな」
「そうじゃな、可愛い子じゃ。もう少しお前も愛情を注いでやるべきじゃないか?」
「はっはっは! おいおいガキ共! いい加減にしろよ! たかだか一万年生きただけで私と同じになれたと思っているのか!」
突如周囲に広がる圧倒的な波動を受け、見えない壁に亀裂が入る。それでも中々壊れないのは長達の力も相当なものだからだろう。ロロルーシェとエルフの長二人は一定の距離を保ち対峙している。
勿論押されているのは冷や汗を流している二人の長だが、今の状態で透明な壁を完全に破壊しようとすると、城ごと吹き飛ばしてしまい周辺の人達を蒸発させて蘇生出来なくなる。ロロルーシェは舌打ちして、次の手を考えるのだった。
「ここです。ですが入ったところで、貴方が殺されるだけですがね…ふふ」
顔は見えないが、背中で笑っているエルフの女性にイサムが答える。
「一つ聞きたい。お前はゴミ捨てだけか? 捕まっている者に何もしていないか?」
「中の事など何も知らないし、知った所で何も出来るはずがない、そんな事したら私が殺されるわ」
「そうか、本当ならお前は殺さない。中の状況だけ教えてくれ」
イサムはマップで事前で確認していた。扉の中に五人と奥に三人おり赤丸が一つ水丸の傍にいる。エルフの女性は、殺さないと聞いて落ち着きを取り戻し反論してくる。
「貴方一人何が出来るの? 直ぐに殺されるわ」
「俺がどうやって現れたのか忘れたのか? 周りにも沢山いるのを忘れるなよ」
本当はリンしか居ないがその言葉を聞いて、ビクッと身を縮め周囲を見る。
「私は本当にただの雑用係よ…この先に五人、その先にまた扉付きの部屋があって、その中に研究者が三名と顔は見た事ないけどもう一人最近来たはずよ…」
嘘をついていない事をイサムは確認して頷く。
「何をしてるか知ってるか?」
「奥には入室を許可されて無いから分からないけど、最近研究者達が凄く喜んでいたのを覚えているわ…やっとサンプルが手に入ったとか何とか…ひっ!」
そう話したエルフの女性がイサムを見ると、殺意を隠さない恐ろしい顔で扉を見ている。
「お前は逃がしてやる。この場に残れば巻き添えを食って死ぬから、さっさと逃げろよ」
捨てられたノルの服にサンプルと言った科学者、そしてルルルの言葉を思い出しイサムは遂に我慢が限界に達する。
「リン、手前の五人はお前に任せる。全員行動不能してくれ、殺しても構わない」
「はい……しかたないです」
誰も居ない場所から声が聞こえ、女性もビクッとまた驚いた。イサム達は無視して扉を開け中に入って行く。
●
『――――と言うわけで、ノル様の服を捨てた奴を見つけて捕まえたらしいわ。でも待機せずに、そのままその場所へ向かったらしいの』
「分かったわ、直ぐにそちらに向かう。ちなみにルー、彼は強いのかしら?」
『間違いなく弱いわね、でも貴方の本気の攻撃を余裕で耐えれるわ』
それを聞いてニヤリと笑うラルは、イサムの居場所を聞いて踵を返し走り出した。
「この件が無事に終わったら、良い練習相手になりそうね」
『ふふふ、お手柔らかにね。カルへの連絡は宜しく』
ラルは念話を切りシャンに移動を伝える。
「どうやら白エリアが本命だったらしいわね、移動するわよ」
「はい、了解しました。リンはイサム様と上手くやってるかな…」
「どうでしょうね、彼をよく知らないけどカルは信頼してるみたいよ」
ラルはイサムを見てそれ程戦力として期待していなかった。だがルルルの本気の攻撃を余裕で耐えれると聞き、久しぶりに心躍っていた。こんな状況でなければ直ぐにでも彼と戦いたいと考えている。
始めに現れた中央の壁を上ると、カルが部下を身振り手振りをふんだんに使いながら指示している様だった。
「カル、イサムさんがノル様の場所を突き止めたみたいよ。一緒に来なさい」
「はっ! 了解いたしました!」
カルはラルに四千年続けてきた立派な敬礼をし、白のエリアと向かおうとした時に突如上空に闇の靄が現れる。
「どうやら別の闇ね! 姿を見せなさい!」
「兵士達を呼び戻します!」
『ふふふ、あららぁ九十層の貴方がこんな所で何しているのかしら?』
闇の靄から現れたのはロロルーシェの娘ルーシェだった。その顔を見たラルとカルは驚きを隠せない。
「そんな! ロロ様に瓜二つじゃない!」
「た…確かにそっくりですな……ですが、闇の波動が凄いですぞ!」
『ふふふ、それはそうよ娘ですもの』
黒いドレスに身を包むルーシェはロココスタイルの様なドレスをヒラヒラと動かし優雅に回る。
「イサムさんの所に行く前に、この方をどうにかしないと無理そうですね。カル! ロロ様に連絡して!」
「はっ! 了解いたしました!」
ラルは腰から一振りのロングソードを抜く。その両刃の剣は光り輝き、聖なる光を絶え間なく放ち続けている。
『手下達が言っていたわ…嫌な武器を持っているって。胸糞悪いわね』
「知っているなら話が早いわ、逃げるか死ぬかのどちらかを選択しなさい!」
ラルが持つ聖剣【カリバーン】はレイモンド王国時代からラルが所持している剣である。光の国での象徴として存在する剣の帯刀を許された彼女は、その実力を更に向上させた逸話がある。
それを見てルーシェも闇の剣を具現化しラルに向けた。
『力比べは私も大好きよ! しばらく相手してあげるわ!』
「私も丁度思いっきり戦いたい気分だったわ!」
二人は剣を向け、ラルが飛び上がった。それを迎え撃つようにルーシェが剣を振り下ろす。光と闇がぶつかりその余波が周囲の建物を破壊する。それを見ながらカルはロロルーシェに念話を繋げる。
「失礼します! ロロ様にそっくりにな黒髪の女性が現れました! いま壁の上でラル隊長と戦っております!」
『なに! ルーシェまで居るのか! 直ぐに向かう!』
ロロルーシェとの念話が切れるとカルも集まってきている部下達に指示を出す。
「良いかお前達! ラル隊長の援護と周辺住民の保護に全力を注げ!」
カルの部下卵達は無言のまま頷くと散開する。そしてカルもラルの援護をする為に飛び上がった。
●
カルからの連絡を受けたロロルーシェは、エルフの長達に内容だけ伝え部屋を出ようとする。
「どうやら壁周辺で問題が起きたらしい、私も向かうからお前達との話はここまでだな」
「そりゃぁ大変だ、エルフ達にも被害が出るだろう! 兵士達に急いで街へと向かわせよう!」
「もう行くのか? まだ儂等との話は終わっとらんのに…」
「すまんな、事が済んだらまた来よう」
ロロルーシェがそう二人のエルフに話部屋を出ようとした時、見えない壁に気付く。
「ん? これはどういう事だ? 古い付き合いだ、事と次第によっては許してやらんでもない」
「ふぇふぇふぇ、そうだ。古い付き合いだからなぁ、今までも話足りない事も沢山あってなぁ」
「そうじゃなぁ、もう少し話に付き合ってもらってもいいじゃろう?」
「ふむ…一つ聞いても良いか? お前らルーシェを知っているな?」
自分の娘の名前を出し、二人の反応をみる。そしてその予想はロロルーシェの想像通りだった。
「あの子は可愛い子じゃな」
「そうじゃな、可愛い子じゃ。もう少しお前も愛情を注いでやるべきじゃないか?」
「はっはっは! おいおいガキ共! いい加減にしろよ! たかだか一万年生きただけで私と同じになれたと思っているのか!」
突如周囲に広がる圧倒的な波動を受け、見えない壁に亀裂が入る。それでも中々壊れないのは長達の力も相当なものだからだろう。ロロルーシェとエルフの長二人は一定の距離を保ち対峙している。
勿論押されているのは冷や汗を流している二人の長だが、今の状態で透明な壁を完全に破壊しようとすると、城ごと吹き飛ばしてしまい周辺の人達を蒸発させて蘇生出来なくなる。ロロルーシェは舌打ちして、次の手を考えるのだった。
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