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織畑ナズナの姐さん飯-78[麺つゆで適当にそれっぽく作ってみる すき焼き]
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「ナズナー!すき焼きしようぜー!」
インターホンガン無視で玄関をガラガラッと開け、家に入ってきたソラちゃん。手には保冷バッグが握られていました。
まるで、ガキ大将が『野球しようぜー!』的なノリでしたね。
保冷バッグの中にはすき焼き用の牛肉が入っていました。
肉の量は十分ですが・・・それ以外の食材は?
「もとは農具の鋤で肉焼くから、すき焼きだろ?」
間違ってはいないですが・・・もともとはアレ、魚や貝なんですよね。牛肉を食べる習慣が出てきたのも私やレンカが亡き夫と暮らしていた江戸末期の頃ですから。それでも牛肉は珍しくて、魚も山を下りた港町の魚屋まで行かないと買えませんでした。
山菜を取るか山の動物を捕まえて『上手に焼けました~。』の生活でしたので。
稀にそのころから交流のあった恵比須様が持って来てくれた魚と貝を、鍛冶師(主に鏃工)の夫が趣味で作った鉄板で焼いていたころが懐かしいです。
「はぁ・・・いきなり『すき焼きやろーぜ!』ってLI〇E送ってきたから、こーなるだろうとは思ってたのよ・・・。」
玄関に立つソラちゃんの後ろに葛の葉様がトートバッグを持って現れました。
茶の間の方でバターン!バタン!と騒がしい音が・・・。たぶんポンコツパイセンこと、タマモ先輩が葛の葉様の声をきいて慌てたのでしょう。今頃、茶の間で慣れない正座をしていると思います。
「これ、私のとこの献上品の一部だけど使って。セイテンちゃんのとこでサチコさんが管理している分も分けてもらったから。」
ソラちゃんを追い越すように部屋に上がってきた葛の葉様のトートバッグには、野菜系の食材が入ってました。彼女は茶の間で堂々と上座に座りました。
というか、サチコさん・・・天界で地上の野菜育てるの・・・まだ懲りてないんですね。
「もう貰い物だけで一通り揃ってね?」
茶の間に置きっぱなしだったレンカのヨ〇ボーを枕に仰向けになるソラちゃん。
んー・・・。卵はあるので・・・私としてはあと、焼き豆腐としらたきが欲しいですね。
「そうねえ。誰かひとっ走りして買ってきてくれないかしら?」
ガチガチに緊張して正座しているタマモ先輩を、チラッ・・・チラッ・・・と見ながら言ってました。
「い・・・行ってまいります。」
手と足が同時(出る手足が同じ側)にギコギコ動くようなキモイ早歩きで、出て行きました。
このあと、私が欲しかった食材が揃ったところで・・・今夜はすき焼きを作ったので紹介します。
ただし、この私が作るすき焼きですので・・・ガチ勢の作る本格すき焼きのようにクオリティの高いものではありません。
味付けの麺つゆを主体に、醤油を少々いれたシンプルなものです。なので、とりあえず作れればいい程度のものです。入れる食材もそれっぽいものを適当に入れたので、レシピ表に量は記載しません。比率や量も家庭や個人で違うので好きにやりましょう。
肉は常温に戻し、各食材は適当に切ったところから始めます。ぶっちゃけ、それっぽく作るものなので適当でいいんですよ。
それでは説明しましょう。
[1]鍋で牛肉を焼く
私は油を引きませんでした。牛脂を入れるといいそうですが、面倒なので鍋底へダイレクトアタックです。
[2]具材が入りそうな量の水を入れる
野菜の水分で増える量もあるので、少ないくらいでいいでしょう。ガチ勢料理だとあとから足すのは好まれませんが、私流では後出し追加OKです。
[3]麺つゆと醤油を入れる
まずは麺つゆを風味がする程度に入れます。食材から出た出汁や蒸発で味と濃度が変わってくるので、ここでは薄味くらいでもいいのです。醤油は横着せず、小さじか大さじを使って少量ずつ足すごとに味見しましょう。入れすぎると後で薄めることになります。なんとなく醤油の味がする・・・程度でいいでしょう。まあ・・・水の量と同じで、後から調整できるのでほどほどに頑張ります。
[4]具材を入れる
本当は食材ごとに順番分けした方がいいのですが、面倒なので全弾ぶち込みます。
[5]蓋をして煮込む
吹きこぼれそうな場合は弱火にしたり、蓋をとったりしましょう。最悪、水分が増えてきた場合は、お玉ですくって減らします。すくった汁は取っておくと、逆に水分が不足した時に調整ができます。具材に火が通ったら完成です。
器にとった後に卵を使うかどうかは意見が分かれますね、我が家では使います。油揚げが有名どころですが、稲荷の世界では卵のお供えもあるのですよ。なので、卵のストックには困りません。
最近は人間の世界で価格が高騰したらしく、お供え物としても減ってきてますけど・・・。
我が家の食欲旺盛な生涯食べ盛りメンツがほぼ食べつくしたところで・・・シメのうどんをいれました。
私はこのうどんを器にとった後、追加の卵を入れて醤油をちょい足し。濃い目の卵かけうどんで頂きました。
寒い時期の定番でもあり、一度で二度楽しめるのが鍋物のいいとこですよね、
難しく考えずにそれぽっく作って気軽に楽しみましょう。
それではまた次回、よろしくお願いします。
【今回すき焼き(のようなもの?)に入れた食材一覧】(水は除外)
・麺つゆ(通常濃度)
・醤油
・牛肉
・白菜
・えのき
・焼き豆腐
・長ネギ
・椎茸
・しらたき
麺つゆと醤油の適量は本文参照。それ以外はそれっぽく・・・でOKなので適当に。
インターホンガン無視で玄関をガラガラッと開け、家に入ってきたソラちゃん。手には保冷バッグが握られていました。
まるで、ガキ大将が『野球しようぜー!』的なノリでしたね。
保冷バッグの中にはすき焼き用の牛肉が入っていました。
肉の量は十分ですが・・・それ以外の食材は?
「もとは農具の鋤で肉焼くから、すき焼きだろ?」
間違ってはいないですが・・・もともとはアレ、魚や貝なんですよね。牛肉を食べる習慣が出てきたのも私やレンカが亡き夫と暮らしていた江戸末期の頃ですから。それでも牛肉は珍しくて、魚も山を下りた港町の魚屋まで行かないと買えませんでした。
山菜を取るか山の動物を捕まえて『上手に焼けました~。』の生活でしたので。
稀にそのころから交流のあった恵比須様が持って来てくれた魚と貝を、鍛冶師(主に鏃工)の夫が趣味で作った鉄板で焼いていたころが懐かしいです。
「はぁ・・・いきなり『すき焼きやろーぜ!』ってLI〇E送ってきたから、こーなるだろうとは思ってたのよ・・・。」
玄関に立つソラちゃんの後ろに葛の葉様がトートバッグを持って現れました。
茶の間の方でバターン!バタン!と騒がしい音が・・・。たぶんポンコツパイセンこと、タマモ先輩が葛の葉様の声をきいて慌てたのでしょう。今頃、茶の間で慣れない正座をしていると思います。
「これ、私のとこの献上品の一部だけど使って。セイテンちゃんのとこでサチコさんが管理している分も分けてもらったから。」
ソラちゃんを追い越すように部屋に上がってきた葛の葉様のトートバッグには、野菜系の食材が入ってました。彼女は茶の間で堂々と上座に座りました。
というか、サチコさん・・・天界で地上の野菜育てるの・・・まだ懲りてないんですね。
「もう貰い物だけで一通り揃ってね?」
茶の間に置きっぱなしだったレンカのヨ〇ボーを枕に仰向けになるソラちゃん。
んー・・・。卵はあるので・・・私としてはあと、焼き豆腐としらたきが欲しいですね。
「そうねえ。誰かひとっ走りして買ってきてくれないかしら?」
ガチガチに緊張して正座しているタマモ先輩を、チラッ・・・チラッ・・・と見ながら言ってました。
「い・・・行ってまいります。」
手と足が同時(出る手足が同じ側)にギコギコ動くようなキモイ早歩きで、出て行きました。
このあと、私が欲しかった食材が揃ったところで・・・今夜はすき焼きを作ったので紹介します。
ただし、この私が作るすき焼きですので・・・ガチ勢の作る本格すき焼きのようにクオリティの高いものではありません。
味付けの麺つゆを主体に、醤油を少々いれたシンプルなものです。なので、とりあえず作れればいい程度のものです。入れる食材もそれっぽいものを適当に入れたので、レシピ表に量は記載しません。比率や量も家庭や個人で違うので好きにやりましょう。
肉は常温に戻し、各食材は適当に切ったところから始めます。ぶっちゃけ、それっぽく作るものなので適当でいいんですよ。
それでは説明しましょう。
[1]鍋で牛肉を焼く
私は油を引きませんでした。牛脂を入れるといいそうですが、面倒なので鍋底へダイレクトアタックです。
[2]具材が入りそうな量の水を入れる
野菜の水分で増える量もあるので、少ないくらいでいいでしょう。ガチ勢料理だとあとから足すのは好まれませんが、私流では後出し追加OKです。
[3]麺つゆと醤油を入れる
まずは麺つゆを風味がする程度に入れます。食材から出た出汁や蒸発で味と濃度が変わってくるので、ここでは薄味くらいでもいいのです。醤油は横着せず、小さじか大さじを使って少量ずつ足すごとに味見しましょう。入れすぎると後で薄めることになります。なんとなく醤油の味がする・・・程度でいいでしょう。まあ・・・水の量と同じで、後から調整できるのでほどほどに頑張ります。
[4]具材を入れる
本当は食材ごとに順番分けした方がいいのですが、面倒なので全弾ぶち込みます。
[5]蓋をして煮込む
吹きこぼれそうな場合は弱火にしたり、蓋をとったりしましょう。最悪、水分が増えてきた場合は、お玉ですくって減らします。すくった汁は取っておくと、逆に水分が不足した時に調整ができます。具材に火が通ったら完成です。
器にとった後に卵を使うかどうかは意見が分かれますね、我が家では使います。油揚げが有名どころですが、稲荷の世界では卵のお供えもあるのですよ。なので、卵のストックには困りません。
最近は人間の世界で価格が高騰したらしく、お供え物としても減ってきてますけど・・・。
我が家の食欲旺盛な生涯食べ盛りメンツがほぼ食べつくしたところで・・・シメのうどんをいれました。
私はこのうどんを器にとった後、追加の卵を入れて醤油をちょい足し。濃い目の卵かけうどんで頂きました。
寒い時期の定番でもあり、一度で二度楽しめるのが鍋物のいいとこですよね、
難しく考えずにそれぽっく作って気軽に楽しみましょう。
それではまた次回、よろしくお願いします。
【今回すき焼き(のようなもの?)に入れた食材一覧】(水は除外)
・麺つゆ(通常濃度)
・醤油
・牛肉
・白菜
・えのき
・焼き豆腐
・長ネギ
・椎茸
・しらたき
麺つゆと醤油の適量は本文参照。それ以外はそれっぽく・・・でOKなので適当に。
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