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織畑ナズナの姐さん飯-69[大根だけの味噌汁]
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茶の間でキョウちゃんの衣装合わせをしてました。お店の服ではなく、人間の世界でいうところの町内クリスマス用ですね。
ただ、あくまでも我々のセンスですから、上半身は胸元の空いたノースリーブのサンタ服を直で着用。下半身は赤いブルマー。そして何故かマフラーを巻いて、足元は走るのに支障がないけっこうしっかりしたデザインの赤いブーツです。センシティブ要素満載ですが、一部の人たちの反発する声は神の世界までは届きません。
ほぼ防寒の意味はないですけど、神格化した稲荷は気温への反応や体感温度の概念がなくなるので、氷点下でも寒くありません。稲荷に限らず、神々ではあたりまえですね。
服装に関しても女性の稲荷や女性姿をもつ神々にとっては、女性であることを主張できる露出の高い服が人気です。下着着用文化もいまだに定着してないですから。
レンカのように人間世界に溶け込む機会が多い子だと、林檎を食べた初代人類の2人のように(我々の感性で)不自然な羞恥心が芽生え、下着にもこだわるようになりますね。未だにすっぽんぽんで降臨する女神が一部残ってますが、それは我々でもひくレベルです。
女性の神々の露出には複雑な問題があるのですよ。まあ、基本は下着無しの高露出服着用が定番ですね。こっちの世界では、フェなんとか思想の人間は顔面にグーパンチです。人と神の文化の違いに口出すこと自体、無謀な行為であることを力業で理解していただきます。
キョウちゃんの方は、私がデザインした飛脚狐サンタガールの服が気に入ったようで、無表情ですが尻尾を回しながらテーブルの周りをくるくる回ってました。残像がみえるほどの超高速移動で様々アングルから写真を撮っているレンカは気にしないことにしました。
去年はレンカだったんですが、このデザインを頑固拒否、ハーフパンツで妥協する結果になったのは非常に残念でした。
『今年も準備できたみたいだね。』
振り返ると大根をロケランのように抱えたセイテンちゃんがいました。供え物で今年とれた新しい大根が回収できたからもってきたそうです。
あ……やっぱり後ろには大根を纏ったフルアーマ・サチコさんがいました。今年も大根の処分が大変になりそうです。食材の在庫的には助かりますけど。
せっかくもらった大根を使わないものもったいないのですね。
今日のメインメニューは決まっているので、サイドメニューとして【大根のだけの味噌汁】を作りました。
味噌はチューブ味噌。出汁に昆布の粉末出汁を使います。昆布出汁は私が好みで入れているので、この材料と工程は無視してもOKです。
[1]大根を薄めのイチョウ切りにする
ガチ勢料理ではないので、できる範囲で薄くでいいですよ。厚いと柔くなるまで時間がかかるだけなので。
[2]鍋に水を入れる
このときに下手に何ccとかは考えずに、あとで味噌汁を入れるお椀で、人数分の水をカウントしましょう。簡単に必要量測れます。蒸発分を考えると、最後の一杯~2杯だけギリギリまで入れてカウントしたりはしてますね。
[3]粉末昆布だしを入れる
量はメーカーの説明文を見ましょう。ガチ勢は本物の昆布を使うと思いますけど、ここでは手軽に粉末を使用します。もう一度言いますが、この工程に関しては好みなので無視してもOKです。入れなくても十分に美味しくできます。
[4]大根が柔くなるまで煮込む
目安としては楊枝が軽い力で刺さる程度。薄く切っていると色が透き通ってくるので分かり易いです。火加減は人によって違いますが、私は中火以上強火未満くらいで煮込んでます。
[5]味噌を溶かす
ここもお手軽食材、チューブ味噌を私は使います。量はメーカーの説明文を見ましょう。味噌がきれいに溶けたら出来上がりです。
シンプルに大根だけですが、それだけで美味しいのです。私個人的には下手に豆腐など入れない方がいいのかなと思ってます。
最後に刻み万能ねぎを吹きかけるトッピングはありかなと。
大根が新鮮であればあるほど、余計なものは入れない方が美味しいのではないでしょうか。
チューブ味噌は使い増しも簡単なのでお勧めです。味噌風味の味付けはもちろん、ふろふき大根などたれ系が欲しくなる料理には、麺つゆ(通常濃度)で割るだけで味噌だれが手軽に作れます。
それではまた次回、よろしくお願いします。
【材料(3人前)】※本文参照
大根…1/3個(大きさにもよる)
粉末昆布出汁…適量※
チューブ味噌…適量※
ただ、あくまでも我々のセンスですから、上半身は胸元の空いたノースリーブのサンタ服を直で着用。下半身は赤いブルマー。そして何故かマフラーを巻いて、足元は走るのに支障がないけっこうしっかりしたデザインの赤いブーツです。センシティブ要素満載ですが、一部の人たちの反発する声は神の世界までは届きません。
ほぼ防寒の意味はないですけど、神格化した稲荷は気温への反応や体感温度の概念がなくなるので、氷点下でも寒くありません。稲荷に限らず、神々ではあたりまえですね。
服装に関しても女性の稲荷や女性姿をもつ神々にとっては、女性であることを主張できる露出の高い服が人気です。下着着用文化もいまだに定着してないですから。
レンカのように人間世界に溶け込む機会が多い子だと、林檎を食べた初代人類の2人のように(我々の感性で)不自然な羞恥心が芽生え、下着にもこだわるようになりますね。未だにすっぽんぽんで降臨する女神が一部残ってますが、それは我々でもひくレベルです。
女性の神々の露出には複雑な問題があるのですよ。まあ、基本は下着無しの高露出服着用が定番ですね。こっちの世界では、フェなんとか思想の人間は顔面にグーパンチです。人と神の文化の違いに口出すこと自体、無謀な行為であることを力業で理解していただきます。
キョウちゃんの方は、私がデザインした飛脚狐サンタガールの服が気に入ったようで、無表情ですが尻尾を回しながらテーブルの周りをくるくる回ってました。残像がみえるほどの超高速移動で様々アングルから写真を撮っているレンカは気にしないことにしました。
去年はレンカだったんですが、このデザインを頑固拒否、ハーフパンツで妥協する結果になったのは非常に残念でした。
『今年も準備できたみたいだね。』
振り返ると大根をロケランのように抱えたセイテンちゃんがいました。供え物で今年とれた新しい大根が回収できたからもってきたそうです。
あ……やっぱり後ろには大根を纏ったフルアーマ・サチコさんがいました。今年も大根の処分が大変になりそうです。食材の在庫的には助かりますけど。
せっかくもらった大根を使わないものもったいないのですね。
今日のメインメニューは決まっているので、サイドメニューとして【大根のだけの味噌汁】を作りました。
味噌はチューブ味噌。出汁に昆布の粉末出汁を使います。昆布出汁は私が好みで入れているので、この材料と工程は無視してもOKです。
[1]大根を薄めのイチョウ切りにする
ガチ勢料理ではないので、できる範囲で薄くでいいですよ。厚いと柔くなるまで時間がかかるだけなので。
[2]鍋に水を入れる
このときに下手に何ccとかは考えずに、あとで味噌汁を入れるお椀で、人数分の水をカウントしましょう。簡単に必要量測れます。蒸発分を考えると、最後の一杯~2杯だけギリギリまで入れてカウントしたりはしてますね。
[3]粉末昆布だしを入れる
量はメーカーの説明文を見ましょう。ガチ勢は本物の昆布を使うと思いますけど、ここでは手軽に粉末を使用します。もう一度言いますが、この工程に関しては好みなので無視してもOKです。入れなくても十分に美味しくできます。
[4]大根が柔くなるまで煮込む
目安としては楊枝が軽い力で刺さる程度。薄く切っていると色が透き通ってくるので分かり易いです。火加減は人によって違いますが、私は中火以上強火未満くらいで煮込んでます。
[5]味噌を溶かす
ここもお手軽食材、チューブ味噌を私は使います。量はメーカーの説明文を見ましょう。味噌がきれいに溶けたら出来上がりです。
シンプルに大根だけですが、それだけで美味しいのです。私個人的には下手に豆腐など入れない方がいいのかなと思ってます。
最後に刻み万能ねぎを吹きかけるトッピングはありかなと。
大根が新鮮であればあるほど、余計なものは入れない方が美味しいのではないでしょうか。
チューブ味噌は使い増しも簡単なのでお勧めです。味噌風味の味付けはもちろん、ふろふき大根などたれ系が欲しくなる料理には、麺つゆ(通常濃度)で割るだけで味噌だれが手軽に作れます。
それではまた次回、よろしくお願いします。
【材料(3人前)】※本文参照
大根…1/3個(大きさにもよる)
粉末昆布出汁…適量※
チューブ味噌…適量※
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