息抜き庭キャンプ

0話_設定資料

★キャラクター★
※キャラクターイラストはみらくる☆(https://twitter.com/miraclehoshi)さんにお願いしました。

◆ベリンダ・ユキザキ・ギブス(Belinda Yukizaki Gibbs)

　日本人の義母と欧米系の義母父に引き取られ育った孤児。 日本のとあるVTuberプロダクションが立ち上げた海外チームに所属し、3Dアバターも所有する人気タレント。 アバター詳細については極秘とする。
　オレンジベージュの髪を束ね、生意気に上を向いたハリのあるけしからんサイズのバストは、ファスナー泣かせ。本人曰く『Prodigious(驚異的な)のPカップ』。引き締まった大きめのヒップの持ち主でもある。身長は153.7センチ。年齢非公開。

　へそ出しで背中が露出したボディスーツ(インナーレオタード)は、下着(ブラ&パンツ)兼シャツのような考えであり、寝るときや部屋にいるときはこれ1枚の姿。デニムミニスカートとニーソを穿くことで普段着となるが、同僚のニキータが露出を控えろとうるさいので、外にできるときは庭キャンプ用に買った耐火性素材のパーカーを着る。しかし、Pカップのけしからんバストのことを忘れてデザインで衝動買いしたため、ファスナーが胸につかえて閉まらない。しかたなく、肩出しスタイルで着用している。ただ、本人的には、解放感が欲しいらしく、気分次第ではところかまわずパーカーを脱ごうとする。

　所有チャンネルでは定番の歌枠やゲーム配信以外に、『上手いとは言えないけど、頑張って作った感がある調理配信。』が好評。プロダクションに怒られないギリギリを攻める自由な配信スタイル。国内外のファンを気遣い、英語と日本語併用で配信している。日本のファンには声が英語だとかっこいいと言われ。日本語でも一人称がオレで、しゃべり方も男性口調のため、日本のファンからはアネキ呼びされている。

　デビュー当初は祖国のオリジンハイドで配信していたが、3D収録や大型イベントのときには日本に滞在することになるので、移動が面倒と言う理由で日本に移住した。引っ越し先に選んだ母の実家が広いため、引っ越しに巻き込んだ同期かつ同僚のニキータと暮らしている。海外デビュー当時から溜めていたお金で、ニキータとともに2人の部屋を防音室に改装済み。正確には予算を抑えたDIY防音室である。

　ピーク時は缶詰作業や3D用ダンスレッスン漬けもざらにある配信のことを忘れる息抜きの趣味として、ニケと2人で荒れた庭を整地し、日帰りキャンプ場を作った。

　基本装備では満足できず、多少値が張ってもニッチなギアを好む。怪我には荷を付けた上で、見た目に反したワイルドな言動が目立つ。もとから興味キャンプにがあった彼女は、技量と知識はニキータより上。

　愛用のフルタングナイフは【関兼常：炎友刀】。焚火に合うナイフをモチーフに作られたデザインは、ハマった人にはたまらない1本。


◆ベリンダ-デフォルト衣装設定
　全裸差分もあるが、大人の事情で省略。ちなみにレオタード下の毛は処理しているので無毛。

◆ニキータ・ナイト(Nikita Knight)

　ショートの黒髪で、笑うと八重歯が目立つ。ベリンダに比べると控えめのバストだが、前開きのパーカーから飛び出すけしからんサイズ(Jカップ)。2人ともデカイ。妖艶さというよりも健康的な色香がある。身長は150.2センチ。年齢非公開だが、ネットではベリンダより1つ年上である噂がある。

　日本に移住したいけど、1人じゃヤダとわがままを発動させたベリンダに巻き込まれる形で、移住した。ベリンダの母の実家の部屋を借りて住んでいる。

　掃除は得意だが、料理は壊滅的で自らのチャンネルでも【ダークマター料理人】と言われている。冷静なお姉さんを装っているが、下手くそゲーム配信で苛立つと『Fu〇k！！』と言ってしまうので、とっくにファンにはポンキャラがばれている。ベリンダと同じ英語と日本語併用するスタイル。英語がややスローペース口調なので、英語初心者日本ニキ(兄貴のスラング)は分かり易いと好評。日本語のツッコミは勢いがある。

　最初は配信以外でやることがなくて付き合っていたベリンダの庭キャンプ趣味に惹かれている。

　コスパと使いやすさを重視したギアを好む。庭キャンプはベリンダに教わりながら始めた。

　愛用フルタングナイフは【モーラ：カーバーグ(ステンレス)】。モーラナイフの中では珍しいフルタングモデル。モーラの特徴、安くて頑丈で使いやすいを究極まで極めた1本で、初心者から上級者まで愛好家が多い。


◆ニキータ-デフォルト衣装設定
ベリンダと同じく大人の事情で一部差分が省略されているが、パンツは縞パン。下は無毛地帯ではなく、短く切った芝生である。

★物語用語★

◆オリジンハイド
　物語独自の架空の国。 かつては国際的な研究施設として作られた東京23区よりも大きい程度の人工の島だったが、都市国家として独立。年間を通して温暖な気候。 国としての歴史は浅く、日本を反面教師とした法律や政治が特徴だと言われている。

　温暖な気候の後押しもあるのか、性のアピールに抵抗のない文化なので、露出の高い服装を気にしない習慣がある。ナンパにも寛大だが、上手くいくかどうかは別の話。

　もともと大型の研究施設だった経緯から、世界最高水準の医療技術と設備を持っており、各国から重要人物が入院している。そうすることで【事実上の人質】をとり、戦闘能力の高い軍隊を持てない小国であっても他国の侵略を防いでいる。海外の宗教を禁止してはいないが、関連施設や布教活動を禁止することで、内部からの侵略を防いでいる。

　歴史の新しい国であることを活かし、世界中が注目する画期的な政策が多いことを海外から評価されている一方で、国籍をもつ全員がもらえるベーシックインカムの恩恵と闇が渦巻く社会でもある。

　画期的な政策の国と言われる一方で、ベーシックインカムの不正や、外国国籍への待遇の厳しさと税金が高額になる問題が目立つ。

　都市国家として独立するときに、日本企業が技術提供や設備建設・インフラ整備に関わった経緯いから、日本からの出店が多いエリアがあり、日本語をを話せるバイリンガルが多い。所謂日本のオタク文化にも慣れ親しんでいる。ただ、医療技術が主力の国家なので、観光客は少ない。

　しかし、この生活環境が日本VTuberプロダクションに海外チームの結成地点として注目されるのであった。


◆ベリンダが養女の理由
　今の養父母に引き取られるまでの約12年間、ベリンダは本当の両親の元にいたが、ベーシックインカムの不正受給に利用される【倉庫にしまった置物】のような扱いを受けていた。

　オリジンハイド国籍があれば、ベーシックインカムを受給できる制度を悪用した典型的な例の被害だったベリンダ。

　両親は生まれた彼女を物置に隠すように暮らしていた。

　ある日、父の友人だった探偵・・・・・・今の養父が『子供のいない夫婦。』の証言に違和感を感じ、ベリンダを保護。旧友を豚箱送りして縁を切ったあと、彼に養女として引き取られる。日本に移住するまでは、のちに養母となる日本人女性と3人で暮らしていた。

　もとは母の苗字だったユキザキのミドルネームは、養父母の結婚時に、祖国の法律に基づいて改名したもの。

　ベリンダのアウトドアへの憧れは、長年閉じ込められていた反動によるもの。


◆VTuberデビュー前のベリンダとニキータ
2人はかつてニキータの両親が経営する喫茶店で働いていた。日本文化への適応能力が高いオリジンハイドから、海外VTuberチームを結成しようとやってきた組織代表者が食事をしにとき、2人は気に入られ『ユーたち、VTuberデビューしちゃいなよ！』と勧誘されたのだった。

　最初は秒でポリスメンに電話しようとしていたウェイトレス時代の2人だったが、本物だったことを知り、もとからVTuberにも興味はあったので受けてみることにした。

　オリジンハイド国籍の強みは、ベーシックインカムによる生活基盤の安定で、夢へ挑戦し易い点だ。

　2人の成長はスカウトした代表の思惑通り著しく、1年で先行していた日本チームに並ぶほどの人気を得たのだった。

　ちなみに喫茶店のウェイトレス時代は、ベリンダは厨房と接客を兼任していたが、ニキータはマスターの娘でありながら料理の腕がダークマターを作り出すほどに酷かったので、接客専門だった。


◆大狼VTuberプロダクション部門(大狼製薬)
　ベリンダ達が属する日本企業のVTuberプロダクションだが、その実態は世界的権威をもつオリジンハイドの製薬会社が出資している日本国籍の製薬会社がもつPR用組織である。

　超大手とも言われるプロダクションや有名個人勢がいる中で、出遅れの参戦だった組織が、大手並みの知名度と干渉能力を短期間で持てた理由は、現代の国際社会で生殺与奪の権けんを握ると言っても過言ではない、オリジンハイドの最大手製薬会社の後ろ盾があるからこそである。

　一般的に配信者の給料は広告収入や、所属プロダクションからの給与であるが、ベリンダ達の場合は後者からの一定収入+成果に応じた追加報酬である。

　世界ランキングに入るような有名配信者の収入には劣るが、日本の大企業サラリーマンより高めの安定収入を得られるシステムである。

　情報漏えいなどのやらかしがない限り、不人気での解雇はないが、PR力が強いので不発状態のタレントはいない。