バリキャリオトメとボロボロの座敷わらし

 山奥の旅館「三枝荘」の皐月の間には、願いを叶える座敷わらし、ハルキがいた。
 しかし彼は、あとひとつ願いを叶えれば消える運命にあった。最後の皐月の間の客は、若手起業家の横小路悦子。
悦子は三枝荘に「自分を心から愛してくれる結婚相手」を望んでやってきていた。しかしハルキが身を犠牲にして願いを叶えることを知り、願いを断念する。個性的な彼女に惹かれたハルキは、力を使わずに結婚相手探しを手伝うことを条件に、悦子の家に転がり込む。
 ハルキは街で出会ったあやかし仲間の力を借り、悦子の婚活を手伝いつつも、悦子の気を引こうと奮闘する。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,172 位 / 192,172件 キャラ文芸 4,711 位 / 4,711件

あなたにおすすめの小説

私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜

月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。 だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。 「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。 私は心を捨てたのに。 あなたはいきなり許しを乞うてきた。 そして優しくしてくるようになった。 ーー私が想いを捨てた後で。 どうして今更なのですかーー。 *この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

後宮妖獣妃伝~侍女は脱宮を画策する~

森原すみれ@薬膳おおかみ①②③刊行
キャラ文芸
琳国西端に位置する碌山州から、后妃候補とその侍女が後宮に発った。 姉の侍女として名乗りを上げた鈴鈴の狙い。 それはずばり——『姉の蘭蘭を、後宮から密かに救い出すこと』! 姉推しガチ勢の鈴鈴は、日々姉の美しさを愛で、悪意を跳ね除け、計画を遂行すべく奮闘する。 しかし思いがけず皇帝との関わりを持ったばかりか、ある騒動をきっかけに完全に退路を失って……!? 「大丈夫。絶対に私が、娘娘をこの檻の外に出してみせますからね」 「お前のあの舞は美しかった。今も俺の脳裏にちらついて、何やら離れようとせぬ」 姉妹愛に燃える一途な妹侍女の、脱宮奮闘物語! ※ノベマ!、小説家になろう、魔法のiらんどに同作掲載しています

傍へで果報はまどろんで ―真白の忌み仔とやさしい夜の住人たち―

色数
キャラ文芸
「ああそうだ、――死んでしまえばいい」と、思ったのだ。 時は江戸。 開国の音高く世が騒乱に巻き込まれる少し前。 その異様な仔どもは生まれてしまった。 老人のような白髪に空を溶かしこんだ蒼の瞳。 バケモノと謗られ傷つけられて。 果ては誰にも顧みられず、幽閉されて独り育った。 願った幸福へ辿りつきかたを、仔どもは己の死以外に知らなかった。 ――だのに。 腹を裂いた仔どもの現実をひるがえして、くるりと現れたそこは【江戸裏】 正真正銘のバケモノたちの住まう夜の町。 魂となってさまよう仔どもはそこで風鈴細工を生業とする盲目のサトリに拾われる。 風鈴の音響く常夜の町で、死にたがりの仔どもが出逢ったこれは得がたい救いのはなし。

〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。

藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった…… 結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。 ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。 愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。 *設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。 *全16話で完結になります。 *番外編、追加しました。

【取り下げ予定】愛されない妃ですので。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。 国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。 「僕はきみを愛していない」 はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。 『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。 (ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?) そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。 しかも、別の人間になっている? なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。 *年齢制限を18→15に変更しました。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

『京都舞扇』〜『猫たちの時間』2〜

segakiyui
キャラ文芸
朝倉財閥の陰の当主、朝倉周一郎十八歳。飼い猫『ルト』の視界を使うことができる少年には、敵が多い。身内と言えど、虎視眈々と狙う輩はいるわけで。ということで、今回罠と知りつつ、京都に向かう彼に同行するのは、滝志郎、周一郎の『遊び相手』だ。天然ドジの『厄介事吸引器』である滝は、それと知らず、周一郎を陥れる罠を次々とぶちこわしていくことになるのだが……。『猫たちの時間』シリーズ第二弾。

ゴヨウジン

ありふじ
キャラ文芸
各宿場町に設置された、民間の用心棒を雇うことができる『棒貸屋』 主人公・モモンガは用心棒でありながら、酒に女に金と私欲に溺れる日々を過ごしていた。 江戸では正体不明の『辻斬り狩り』なる者が出没し、モモンガはその容疑をかけられてしまう。