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白猫転生をお待ち下さいました皆様お待たせ致しました!!
心機一転した白猫転生をお楽しみください!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ラン~!!ランちゃんご飯よ~!!」
お気に入りの陽当たりの良いベットで寝ていた私は飼い主さんの声が聞こえて薄らと目を開けた
ご飯??あれ?もうそんな時間なんだ…
目を完全に開けると部屋が薄暗くなっており窓の外は太陽がほぼ沈んで赤色の空より青紫のような色の空が全体を覆っている
ありゃ、ちょっと寝過ぎちゃったなぁ~
そう思いながら私は大きな欠伸をしてベットから降りた
そして、寝過ぎて固まった筋肉をほぐすように思い切り体を伸ばすと不意にお腹がくぅ~と鳴る
そういえば昼頃から寝てたからお腹すいたし喉もカラカラ…
空腹感と喉の渇きに気づくと再び飼い主さんの私を呼ぶ声が聞こえ、私は慌てて首輪に付いてる鈴を鳴らしながら階段を降りて
キッチンにいる飼い主さんの元に向かう
なぁ~ん
〔お待たせお母さん!!ご飯ちょうだい!!〕
空腹の限界に近い私は甘えた声を出しながら飼い主さんの足に頬を擦り付けると飼い主さんの表情がドロドロに蕩け、やばいと察する
「遅いわよぉ~ランちゃん!でも、珍しく甘えてくれたから許しちゃう!」
デロデロに甘い声を出しながら逃げ遅れた私の体を引っ掴むと喰われそうな勢いで飼い主さんの顔面が近づく
咄嗟に手を出し飼い主さんの顔を肉球で抑えるものの頬に当たる肉球の感触がよかったのか飼い主さんの顔が涎が出そうな勢いで緩む
ヤバいヤバイヤバイィィ
こうなった飼い主さんは気が済むまで私をモフモフするまで私を離さないんだよね…
どうしよう…猫パンチするのもいいけどお腹すいたし無駄に抵抗するとご飯食べる時間が遅れる…
そう考えた私は諦めたように体の力を抜いた瞬間今度はお腹に顔を埋めて私の匂いを嗅ぐ飼い主さん
「ああぁ~今日もランちゃん可愛いわぁ~この真っ白でふわふわなお腹とか最高だわぁ~あぁ毎日お手入れしてる甲斐あったわぁ~」
長毛種の私は毎日飼い主さんにブラッシングされているので毛並みはふわふわのツヤツヤだ
あぁもう好きにしてくれ…
お腹をクンカクンカしながらぐりぐり顔を擦り付ける飼い主さんに私は後で絶対毛繕いしようと決意する
暫く好きにさせると満足した飼い主さんはようやく私にご飯をくれた
全く酷い目にあった…やっぱり飼い主さんに甘えるというのは危険な行為だなぁ~
それにしても今日のご飯は美味しいな
お腹いっぱいにご飯を食べてカラカラになっている喉を潤して満足した私はゆっくり毛繕いをする
(お腹の毛繕いは入念にしっかりとやった)
因みにその様子を隠れもせず飼い主さんはスマホのカメラで連写している
まぁ、いつものことなのでもう気にしてないけど
そんなこんなで変態な飼い主さんと平和?に一日を終えた
平和に過ぎ去るある日いつもとちょっと違うことに気づく
あれ?こんな所に窓なんてあったっけ?
自分のテリトリー内はしっかりと把握していたはずなのに私の確認不足だったのかな?
いやでもそんなことは無いはず…
不思議に思い首を傾げる私はもう一つ気づいてしまう
ここの窓鍵がかかってない…
まるで外に出てくれと言わんばかりにこの小窓は鍵がかかっておらずさらに引き戸で猫の私でも開きやすい構図をしている
外に出るか出ないか…
とても怪しい窓だけど…こんなチャンスは滅多に無い
しっかり者の飼い主さんは戸締りを毎回ちゃんと確認してから仕事に行くのでこんなことはこれから先一生無いだろう
悩むのは一瞬でずっと憧れていた外の世界というものを知りたいという好奇心に瞬時に溢れ返った私は前足を器用に使い窓を開けた
軽すぎる窓を不思議に思い首を傾げるが直ぐに外に対しての好奇心に駆られそれを忘れ一歩踏み出す
ちょっとだけ…少し家の周りを探検するだけですぐに戻れば大丈夫だよね?
その行動をする事がそもそも間違っていたと後悔するのは外に出て暫くしてからだった
心機一転した白猫転生をお楽しみください!!
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「ラン~!!ランちゃんご飯よ~!!」
お気に入りの陽当たりの良いベットで寝ていた私は飼い主さんの声が聞こえて薄らと目を開けた
ご飯??あれ?もうそんな時間なんだ…
目を完全に開けると部屋が薄暗くなっており窓の外は太陽がほぼ沈んで赤色の空より青紫のような色の空が全体を覆っている
ありゃ、ちょっと寝過ぎちゃったなぁ~
そう思いながら私は大きな欠伸をしてベットから降りた
そして、寝過ぎて固まった筋肉をほぐすように思い切り体を伸ばすと不意にお腹がくぅ~と鳴る
そういえば昼頃から寝てたからお腹すいたし喉もカラカラ…
空腹感と喉の渇きに気づくと再び飼い主さんの私を呼ぶ声が聞こえ、私は慌てて首輪に付いてる鈴を鳴らしながら階段を降りて
キッチンにいる飼い主さんの元に向かう
なぁ~ん
〔お待たせお母さん!!ご飯ちょうだい!!〕
空腹の限界に近い私は甘えた声を出しながら飼い主さんの足に頬を擦り付けると飼い主さんの表情がドロドロに蕩け、やばいと察する
「遅いわよぉ~ランちゃん!でも、珍しく甘えてくれたから許しちゃう!」
デロデロに甘い声を出しながら逃げ遅れた私の体を引っ掴むと喰われそうな勢いで飼い主さんの顔面が近づく
咄嗟に手を出し飼い主さんの顔を肉球で抑えるものの頬に当たる肉球の感触がよかったのか飼い主さんの顔が涎が出そうな勢いで緩む
ヤバいヤバイヤバイィィ
こうなった飼い主さんは気が済むまで私をモフモフするまで私を離さないんだよね…
どうしよう…猫パンチするのもいいけどお腹すいたし無駄に抵抗するとご飯食べる時間が遅れる…
そう考えた私は諦めたように体の力を抜いた瞬間今度はお腹に顔を埋めて私の匂いを嗅ぐ飼い主さん
「ああぁ~今日もランちゃん可愛いわぁ~この真っ白でふわふわなお腹とか最高だわぁ~あぁ毎日お手入れしてる甲斐あったわぁ~」
長毛種の私は毎日飼い主さんにブラッシングされているので毛並みはふわふわのツヤツヤだ
あぁもう好きにしてくれ…
お腹をクンカクンカしながらぐりぐり顔を擦り付ける飼い主さんに私は後で絶対毛繕いしようと決意する
暫く好きにさせると満足した飼い主さんはようやく私にご飯をくれた
全く酷い目にあった…やっぱり飼い主さんに甘えるというのは危険な行為だなぁ~
それにしても今日のご飯は美味しいな
お腹いっぱいにご飯を食べてカラカラになっている喉を潤して満足した私はゆっくり毛繕いをする
(お腹の毛繕いは入念にしっかりとやった)
因みにその様子を隠れもせず飼い主さんはスマホのカメラで連写している
まぁ、いつものことなのでもう気にしてないけど
そんなこんなで変態な飼い主さんと平和?に一日を終えた
平和に過ぎ去るある日いつもとちょっと違うことに気づく
あれ?こんな所に窓なんてあったっけ?
自分のテリトリー内はしっかりと把握していたはずなのに私の確認不足だったのかな?
いやでもそんなことは無いはず…
不思議に思い首を傾げる私はもう一つ気づいてしまう
ここの窓鍵がかかってない…
まるで外に出てくれと言わんばかりにこの小窓は鍵がかかっておらずさらに引き戸で猫の私でも開きやすい構図をしている
外に出るか出ないか…
とても怪しい窓だけど…こんなチャンスは滅多に無い
しっかり者の飼い主さんは戸締りを毎回ちゃんと確認してから仕事に行くのでこんなことはこれから先一生無いだろう
悩むのは一瞬でずっと憧れていた外の世界というものを知りたいという好奇心に瞬時に溢れ返った私は前足を器用に使い窓を開けた
軽すぎる窓を不思議に思い首を傾げるが直ぐに外に対しての好奇心に駆られそれを忘れ一歩踏み出す
ちょっとだけ…少し家の周りを探検するだけですぐに戻れば大丈夫だよね?
その行動をする事がそもそも間違っていたと後悔するのは外に出て暫くしてからだった
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